目次Contents
▼この記事の要点
- 20~30代女性100人のうち、元彼を思い出したことがある人と、ない人はほぼ半々の割合。前者はふとした瞬間や、思い出の場所・ものに触れたときなどに思い出すとのこと。思い出したからといって、必ずしも未練があるとはかぎらない
- 「元彼を思い出したことがない」と回答した人たちは、〝過去は過去と割りきっている〟スタンス。気持ちの切り替え上手であることが、前向き思考のポイントに?
- 元彼を思い出したくないという人は、断捨離をしたり、無理やりにでも忙しく過ごしたりするのが◎。「忘れなきゃ」と自分を追いつめるより、趣味や友人との時間でスケジュールを埋めて、思い出す暇がないくらいに充実した日々を過ごすのがポイント!
【女性100人に聞いた】元彼を思い出すことがある?

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)
20~30代の女性100人に、「元恋人を思い出すことがありますか?」と質問したところ…45.2%のが「ある」、54.8%が「ない」と回答しました。
ふとした瞬間に元彼のことを思い出して懐かしんだり、恋愛がうまくいかないときに、元彼が恋しい気持ちになったり…元恋人についての回想経験は、「ある」派と「ない」派でおよそ半々という結果に。
〝元〟というからには、相手とはすでに恋人関係を解消しているわけですが…その後赤の他人としてまったく関わらずに生きているのか、友人として交流を続けているのかによっても、回答は大きく変わるでしょう。
まだ別れてから間もなく、未練や執着心などがあり復縁を望んでいる人からすると、〝毎日のように元彼のことを考えている〟なんてこともありそうです。
【ある派】元彼を思い出す理由とは

つい、元彼を思い出してしまうのはどんなときでしょうか。まずは、元彼を思い出したことが「ある」と回答した人たちの意見をご紹介します。
とくに理由なく、ふとした瞬間に
「ふと」(30代・愛知県)
「ふとしたとき」(30代・和歌山県)
「ふと思い出す」(30代・埼玉県)
「思い出がふと蘇ることがある」(20代・埼玉県)
「たまに懐かしくなって」(30代・愛知県)
「夢に出てきたから」(20代・福岡県)
「元気でいるかが気になるから」(30代・神奈川県)
「元恋人の誕生日とか、ふと急に会いたくなるときがあるから」(30代・静岡県)
「似たシチュエーションのとき、『あのときあんなことあったなぁ…』みたいな…大抵黒歴史」(30代・東京都)
「今の生活は幸せなので後悔はないですが、楽しかったことや辛かったことが、何気ないときにふと思い出されることがあります」(30代・滋賀県)
〝復縁したい〟という気持ちや未練・寂しさなどがとくになくとも、ふとしたときに「そういえばあんなことがあったな」「元気にしているかな」と思い出すとのこと。
なかには〝黒歴史〟だと自嘲するような回答もありましたが、ただ過去を懐かしんだり、振り返ったりしているだけで、元彼への愛情や恋心はない…ということでしょう。「今考えると、よくあんな人と付き合っていたな」と、自分の青さを恥ずかしく思うような〝元彼振り返りタイム〟もありそうです。
いつまでもいい想い出として残っている
「自慢したくなったときに思い出す」(30代・青森県)
「良い思い出だから」(20代・愛知県)
「初恋などは美化されることも多いので、いい思い出として残る」(30代・大阪府)
「初めての彼氏のことは忘れられない」(30代・北海道)
こちらは対照的に、「あれはいい恋愛だった」とポジティブに解釈し、忘れられない思い出として反芻している…という声。恋愛にもさまざまなカタチがありますが、距離感が近かったり、濃厚な印象が残っていたりする元彼ほど、なかなか忘れられずに思い出してしまうようです。
〝大恋愛〟と呼ばれるようなロマンスや、運命の相手と思えるほどの人との恋愛は、そう簡単に経験できるようなものでもありません。たとえ相手と別れ、関係が終わってしまったとしても、まるで宝物のように思えるのかも。
今の恋愛で満たされていない
「今の彼に不満があるとき。愛情を感じられないとき」(30代・神奈川県)
「今の相手に不満があると」(30代・神奈川県)
「今の夫がクズすぎるので、優しかった元彼のことを思い出してしまう」(30代・滋賀県)
元彼と別れ新しく付き合った相手との恋が、あまりにも辛いものだったとき…心の中でつい、元彼と比べてしまうなんてこともあるよう。
現状の生活に満足していなかったり、寂しさを感じていたりすると、「あのとき別れたのは失敗だったかも」「彼がいてくれたらいいのに」と、ないものねだりのように過去を悔やみ、辛い気持ちになる人もいるようです。
元彼に不満を溜め込み、もっと素敵な人だと思って付き合った新しい彼が、実はとんでもないクズ男だった…なんて状態は辛いですね。
思い出の場所やものに触れた
「思い出の場所などでたまに思い出す」(30代・山口県)
「思い出の地に行ったときに思い出す」(20代・愛知県)
「一緒に行った場所などにいくとき」(20代・宮城県)
「一緒に行った場所に行ったとき」(20代・東京都)
「思い出があるから」(30代・愛知県)
「一緒にしていた趣味とか」(30代・東京都)
元彼の名残があるものにはやはり、当時の記憶と共に思い出させる魔力があるよう。ふたりでデートした街並みやお店、旅行先、ふたりで楽しんでいた趣味にかんするものなどは、元彼を〝忘れたくても忘れられない〟状態にすることも。
なかでも元彼の〝香り〟は曲者で、同じ香水をつけている人とすれ違ったり、お互いが好きだった食べ物の匂いを嗅いだりすると、いやでも思い出させられることが。男性にたいするアンケート結果でも、匂いがきっかけで、恋人とのなにげない日常を思い出す…という声が集まっています。
不快な記憶が残っている
「元夫がクズ男だった」(30代・愛知県)
「元彼のことを思い出す」というと、甘く切ない記憶をイメージする人もいるかもしれません。しかし実際には、思い出すだけで腹が立つような〝大嫌いな元彼エピソード〟がよみがえって、イライラむかむかしてしまうというパターンもありました。
別れにいたるほどの相手なのですから、ときには思い出を美化できないほどの元彼・元夫と恋愛することだってあるでしょう。人の記憶には「ネガティビティバイアス」というものが働いており、本来は嫌な記憶のほうが強く残りやすいのだそう。
「あのときのあの発言、態度、思い出すと全部ムカつく」「不幸になってくれないかな」と、怒りや憎しみで元彼を思い出す人は、それくらい嫌な記憶が強烈に残っているということでしょう。
苦い別れ方をした
「自然消滅したから」(30代・長野県)
「少しだけ未練があったから」(30代・和歌山県)
恋人と円満に別れられるという人はそう多くなく、8割近くの女性が、「恋人と円満に別れることは難しい」と回答しているデータもあります。別れ話の多くは双方にとって苦い記憶であり、苦い記憶であるがゆえに、先述の「ネガティビティバイアス」がはたらいているといえるでしょう。
自然消滅の場合はともかく、少しでも円満に別れるのであれば、別れ話をする場所に気をつけると〇。感情的にならないように、なるべく落ちついて対話をすることが大事です。
SNSでアカウントを見かけた
「共通の友人が多いため」(20代・京都府)
別れたあとにSNSのフォローを外したり、ブロックしたりという対応については、人によって価値観が大きくわかれているようです。共通の友人が多い場合には、関係を切りようがないという人もいるでしょう。学校や職場が同じだと、周囲にも気まずい思いをさせてしまいかねません。
あるいは元彼に未練があり、別れたあともつい気になってアカウントを見にいってしまう…なんて人もいるでしょうか。SNSとの距離感や使い方に悩む人もいる昨今ですが、気持ちを振り回されないようにしたいものですね。
【ない派】元彼を思い出さない理由とは

今回のアンケートでは、「元彼を思い出すことはない」と回答した人のほうが、若干多い結果となりました。その理由や考え方を知ることができれば、元彼を思い出して辛いという人の参考になるかもしれません。
今の生活が大事だから
「思い出す必要がないから」(30代・東京都)
「過去は過去だから(引きずらない)」(20代・群馬県)
過去はあくまでも過去。大切なのは今と未来ととらえ、いつまでも元彼のことを思い出すような生き方をしていない…という人もいます。
とはいえ、時間を持て余すほどに暇だったり、別れの悲しみに浸って寝込んでいたりすると、今の生活を大事にしようもないでしょう。好きなことや趣味に没頭して、毎日を充実させることが鍵でしょうか。
いい思い出がなかったから
「特に思い出すほど印象的なことがない」(30代・広島県)
「特に深い思い出はないため」(30代・宮城県)
「ムカつくから」(30代・東京都)
元彼にいい思い出がない人は、〝なるべく早く忘れてしまいたい〟という気持ちで過ごしていることが多いでしょう。あえて思い出したり、それで怒りや悲しみを感じたりするくらいなら、さっさと記憶に蓋をしたほうが健全です。
別れた相手に興味がないから
「別れたあとはもう興味がないから」(30代・広島県)
「未練がない」(30代・東京都)
「別れたら興味がないから」(20代・愛知県)
「自分が別れたくて別れたので、もうスッキリ忘れて進みたいと思う。相手にも忘れてもらいたいし、思い出に浸ったり未練があるのは望まないため」(30代・神奈川県)
元彼という存在にまるで興味がなく、〝別れた以上はもう関係がない〟と考える、割りきり上手なタイプの人も。未練がないのはもちろんのこと、気持ちを切り替えるのが得意だと、元彼を思い出すシーンもそうないのかもしれません。
復縁希望の人からすると信じられないかもしれませんが、とあるアンケートにおいては、約7割の女性が「元彼には連絡したくない」と回答しています。別れを決断するほどの理由や原因がある以上、わざわざ思い出すメリットもないのでしょう。
元彼を思い出さないようにするための8の方法

本記事にたどり着いた人のなかには、元彼を思い出してしまい複雑な思いをしている人もいるかもしれませんね。前に進む元気も出ずに、ウジウジとしてしまう自分に嫌気がさしている…なんてこともあるでしょうか。
ここでは女性100人へのアンケート結果をもとに、そんな元彼の思い出を断ち切る方法を8つ、まとめてみました。
■断捨離をして思い出から距離をとる!
「物を捨てる」(20代・千葉県)
「貰ったのは捨てる」(30代・岡山県)
「思い出を美化しない、冷静に客観的に考える」(30代・福井県)
〝ものに罪はない〟とはいわれるものの、思い出が残るものに触れてしまうと、自然に記憶が蘇ってしまいます。「これ、ふたりでお揃いで買ったやつ…」「あのとき撮った写真、幸せそう」と、物を介して記憶をどんどん美化していく状態は×!強い意志をもって、まずは捨てる・手放すことを意識してみましょう。
まずは徹底的に、元彼の雰囲気が残る香水や、〝元彼の口癖を使わない〟などの意識をもつと〇。写真やメールもしっかり消して、思い出が残る場所にもなるべく行かないようにしましょう。新しい彼にデートに誘われても、さりげなくそこは避けるほうが安心です。
LINEをどうするかについては、人によって認識が異なっているようですが…男女100人へのアンケート結果によると、「履歴は全部消すが、連絡先は残す」という人がもっとも多いのだそう。共通の知り合いがいる場合も想定すると、無難な選択といえるかもしれません。
■今を楽しむ気持ちを大事に!
「今を忙しく過ごす」(20代・新潟県)
「現在を幸せに楽しく生きること」(30代・大阪府)
「楽しい思い出をたくさん作って、元恋人の記憶を埋もれさせる」(20代・茨城県)
「趣味に没頭する。推しを作る」(30代・神奈川県)
「他の好きなことをする」(30代・岐阜県)
「他の趣味に没頭する」(30代・島根県)
「今が幸せなこと」(30代・埼玉県)
「今の生活を充実させる」(20代・福岡県)
「今をとことん楽しむ」(30代・大阪府)
「今を楽しむ」(30代・愛知県)
「今を大切に生きる」(30代・神奈川県)
「今を精一杯楽しむことが1番だと思います 趣味を満喫したり新しい出会いを探したり または仕事でもいいので忙しくしていたら思い出す時間も多少は減るかもしれません」(30代・滋賀県)
泣いても笑っても、人生は一度きり。元彼のことを思い出して毎晩のように枕を濡らしたり、イライラしながら過ごしたりするよりも、思い出す暇もないほどの充実した日々を過ごすほうが◎!
「今が幸せ!」と感られる場面がどんどん増えていけば、時間の経過とともに、元彼の記憶は少しずつ薄れるでしょう。
■積極的に新しいことを始める!
「楽しい思い出に塗り替える」(20代・愛知県)
「他に夢中になれるものを見つける」(20代・愛知県)
「他に楽しいことを見つける」(30代・広島県)
「夢中になれるものを見つける」(30代・福岡県)
「趣味をみつける」(30代・三重県)
「趣味をみつける」(20代・福岡県)
「元々の性格も関係すると思うが、過去は変えられないので進んでいった方が楽しく過ごせると思う。新しい恋人を探したり趣味ややりたいことに時間をかけてみたり、今楽しめることをしていけると良いと思う」(30代・神奈川県)
気分を一新するためには、新しいことを始めてみるのも効果的です。充実した日々を過ごすためにあえて、自分の人生に新しい風を吹かせてみましょう。
趣味の幅が広がれば、交友関係が広がったり、自分の内面が磨かれたり、予定が埋まったりといいことづくめ。金銭的・精神的に無理のない範囲で、人生を充実させる手段を増やすことが大事です。
■とにかく忙しく過ごす!
「自分のことに集中する」(30代・広島県)
「自分のことを精一杯やる」(30代・東京都)
「自分のするべきことや好きなことに熱中する」(20代・宮城県)
「日々忙しくする」(30代・青森県)
「忙しくして思い出す時間をなくす」(20代・埼玉県)
「仕事や好きなことをする」(30代・和歌山県)
「元恋人の事を思いださずに済むほど、忙しくする」(30代・滋賀県)
ていねいに毎日を過ごそうとすれば、仕事や家事、趣味に美容、人との交流など、いろいろとやらなければいけないことはあるはず。
むりやりにでもスケジュールをめいっぱい埋めて、人と会ったり楽しいことをしたりして、意欲的な毎日を過ごす気持ちを大切に!
■辛くても、考えないように意識する!
「考えないようにする」
「考えないようにすること」(30代・愛媛県)
「『考えない考えない!』って自分に言い聞かせて無理矢理違うこと考える。推しのこととか楽しいこと」(30代・東京都)
「ほかのことを考える」(30代・青森県)
「死んだことにする」(30代・東京都)
「別れたということは、お互いそこまで相手が重要じゃなかったはずなので、割りきるしか」(30代・岩手県)
〝元彼を思い出してしまうなら、思い出さないようにすればいいだけ〟という、極論ながらも一番難しそうな方法ですが…とはいえ、考えないよう意識すること自体は悪くないでしょう。
注意しなければならないのは、「カリギュラ効果」といって、人には〝禁止されるほど気になって執着してしまう〟心理がはたらきがちな点です。「元彼のことを考えたくないのに、考えたくないと思えば思うほど思い出す…」なんてループ思考に陥らないよう、自分で自分の首を絞めないていどにするのが〇!
なかには「死んだことにする」という強気な回答もありますが、できれば自然なかたちで考えなくて済むように、人と会う予定を入れたり、むりやりにでも趣味の時間をつくったりするとよさそうです。
■もうこうなったらとことん想う!
こちらは対照的に、〝元彼を思い出すことが辛いなら、いっそ気が済むまで想い続ければいい〟という回答です。
「夜明け前が一番暗い」という言葉があります。これは、
苦難や雌伏の期間は、終わりかけの時期が最も苦しい。それを乗り越えれば、事態が好転するだろう。(小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用)
という意味。元彼を思い出して複雑な気持ちを抱えている人は、そんな〝今〟がもっとも辛い時期であり、あとはどんどん楽になっていくだけ…という見方もできるはず。
気が済むまでとことん元彼のことを想ったそのあとには、長い夜が明け、前向きで幸せな日々が訪れるかもしれませんよ。どうしても忘れられないという人は、想いを突き詰めて考えてみるのもひとつの手です。
■時間は薬! いずれ忘れると割りきる
時間が解決してくれるはずなので、無理に忘れようとはしないという人も。
恋愛でなくとも「時間は薬」といいますし、時の経過が解決してくれる問題は多々あります。いい思い出で嫌な記憶も、蘇ったところで「いずれ忘れるだろう」と、冷静に流すのが〇。
■新しい恋を探しに行く!
「次の恋をする」(30代・愛知県)
「新しい好きな人をつくる」(20代・愛知県)
「新しい出会いをつくる」(20代・東京都)
「新しい人を見つける」(30代・埼玉県)
「新しい男と恋愛する」(20代・群馬県)
「新しい彼氏を作る。趣味に熱中する」(30代・大阪府)
「新しい恋」(30代・愛知県)
「新しい恋に夢中になったり趣味に没頭すること」(30代・大阪府)
「新しい恋を探す」(20代・京都府)
「新しい恋人に全力になる」(30代・長野県)
「新しい恋人をつくる」(30代・兵庫県)
「新彼氏を作る」(20代・東京都)
「他にもっと好きな人を見つける」(20代・愛知県)
「男つくる」(20代・埼玉県)
「今の恋愛に夢中になる」(30代・岩手県)
「次の恋愛や自分磨き」(20代・東京都)
もっとも多かった回答は、「元彼を忘れたいのなら、新しい彼氏をつくろう! そうすれば思い出さなくなる」というものでした。
もしも今付き合っている彼氏がいるのなら、その新しい彼氏を全力で愛し、大切にするのが一番の近道。いつまでも元彼を引きずっているようでは、今の彼にも〝気持ちがないんだな…〟と離れられてしまい、また悲しい想いをする可能性もゼロではありません。
もしもまだ新しい恋に出会えていないという人は、出会いの場を広げて、次に好きになれる彼を探してみると◎。いい人と出会いたいのであれば、出会いの母数を増やしていくのが手っ取り早いです!
「新しい彼氏ができても、どうせまた別れることになる」「もう恋愛は面倒くさい」と思っているような人は、いきなり恋人を探そうとせず、異性との関わりや友人としての交流のみを増やすのもよさそう。友人が増えれば、そこから信頼できる人を紹介されたり、いいご縁が引き寄せられたりしやすくなります。
また、「告白されたけど、元彼以上に好きになれる気がしない…」なんて人は、〝付き合ってから好きになる恋愛〟に目を向けてみるのも手。約4割の女性が、最初はそうでもなかった相手と付き合ってみた結果、じょじょに相手に惹かれ、最終的には好きになったというデータもあります。
「どうしても元彼と復縁したい」or「きれいさっぱり忘れたい」ときに!一歩を踏み出すQ&A

複雑な気持ちを抱えながらも、元彼を思い出さないよう努めたところで……どうしても自分の気持ちに折り合いがつかず、悩んでいるという人へのQ&Aです。心当たりのある人はチェックを!
A.心の中にいる〝あまりにも特別な元彼〟の存在が、あなたにとってもはや人生の一部になっているのでは。思い出す…といっても、「まだ終わっていない、過去になっていない」と心のどこかで感じているからこそ、復縁を望む気持ちがあるのかもしれません。そんなときは無理に忘れようとせず、復縁のためにやれるだけのことをやってもいいはず!
とあるアンケート結果によると、元彼と復縁経験のある女性はみな、復縁までの期間にそれぞれバラつきがあるようです。早い人は1カ月未満で復縁してはいるものの、長い人の場合は、3年以上のときを経て復縁することもあるようです。
これは別れたときの状況や原因、別れ話が円満にいったかどうかなどで左右される部分でしょう。元彼と今でも交流があるのか・連絡がとれるのかどうか、新しい彼女がいるのかどうかなども重要なポイントです。
あなたにとってその元彼は、なかなか忘れることができない特別な存在だと伝わってきます。半年間ものあいだ毎日思い出し続けたのであれば、無理に忘れたり思い出さないように努めたりするより、復縁に向けてできるかぎりのことをしてみたほうが悔いなく前を向けるでしょう。
まずは元彼と復縁するための方法を、下記記事でしっかりチェックしてみてください。別れ方が悪い、元彼に完全に冷められているなど、〝すぐには復縁しにくいパターン〟についてもまとめています。
次に、〝元カノと復縁したことがある男性〟の意見についてもチェック。復縁にいたるきっかけとしては、時間が解決してくれるパターンが多いようです。
彼と別れて半年経った…とのことですから、冷却期間はまあまあとれているといえるでしょう。あとは状況を客観視し、自分を磨き、復縁に向けてベストを尽くすのみではないでしょうか。
Q.私の元彼は、世間一般でいうモラハラでした。辛い思いをたくさんしたし、今でも悲しくなるような記憶がたくさん残っています。それでも私にとっては大事な元彼の一人で、いいところもある人でした。相反するふたつの気持ちが心の中にあって辛いので、いっそ記憶喪失になりたいとさえ思ってしまいます
A.一度は深く愛し合い、大切なパートナーとして過ごした存在です。どんなにひどい一面があったとしても、それ以上に惹かれる部分があったからこそ、恋人同士でいられたのだと感じます。しかし…「記憶喪失になりたい」とまで思うくらいに辛い恋をしたのなら、「別れて正解だった」という、自分自身の選択を尊重する方向で考えましょう。勇気を出して別れを決断した自分自身を、たくさん褒めてあげてください
彼氏であれ、夫であれ、「モラハラ気質はそう簡単になおるものではない」というのが通説です。ほかに好きなところがあるにもかかわらず、自分の未来のためにきちんと別れられたあなたの勇気や行動力からは、心優しくも誠実な人柄が伝わってきます。
そんなあなたの別れの選択を、まずはあなた自身が認め、褒めてあげるところから始めましょう。彼の優しさやいいところを思い出す自分を責めることもありませんし、思い出すだけで辛くなるような記憶を、反芻してしまう状況に罪悪感をおぼえる必要もないのです。
人の脳というのは不思議なもので、辛い記憶に蓋をするかのように忘れさせたり、かと思えば「ネガティビティバイアス」をはたらかせたりと、さまざまな動きをみせてくれます。カギを握るのは、人の記憶をつかさどる「海馬」のはたらきです。
人は、毎日膨大な量の情報を意識せずに処理しています。それをすべて記憶していては、いつかパンクしてしまいますが、そこで「海馬」が、必要な情報と不必要な情報を整理して記憶するように働きかけるのです。
つまり、海馬によって記憶が整理され、そこで不必要と判断された情報は、忘れるように指示が出され、人の記憶から取り除かれるのです。このような脳の仕組みだけでいうと、嫌なことを「海馬」に不必要と判断させられれば、忘れられるというメカニズムになります。(引用元:「嫌なことを忘れる」方法は? 上手に忘れて、気持ちよく過ごす方法まとめ)
元彼の記憶にとらわれるのではなく、あなたが自身の選択を尊重し、未来に向けて動き出したという事実にフォーカスすれば、過去…つまりは元彼という存在が、「海馬」に〝不必要な情報〟と判断されるかもしれません。
自然とそうなれるように、まずは自分の気持ちを受け止め、許し、おのずと前を向けるように促してみるといいでしょう。
元彼を思い出す自分ごと、まずは受け止めよう
いい意味でも、悪い意味でも、〝元彼を思い出している自分〟を否定せず、受け止めることがより明るい人生への一歩です。過去や現在の自分を責めたり、ダメなことだと決めつける必要はありません。
元彼を思い出してしまう人は、それだけ記憶に残る特別な恋愛をしたということです。嫌な記憶として残るのは複雑かもしれませんが、「あの経験があったから、もっと幸せになれるはず」という方向に気持ちをもっていくと◎。
記憶は、時間とともに薄れゆくことも多いものです。いずれ思い出すことすらなくなったそのときに、あなたが笑って人生を過ごせているよう願っています。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



