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「友達の元彼」と付き合うことにアリ派とナシ派の意見は…
「アリ」派の意見
お互いが過去の恋愛を終えているならば、仮に友達の元彼だったとしても恋愛対象として見て構わないと考える人もいます。また遊びの関係ではなくお互いが真剣な気持ちであれば、友情と恋愛は別と捉える考え方をもつ人も。
「過去の恋愛を問題なく終えているなら、お互いが好きになっている以上は周りがとやかく言うことではない。本人たちの好きにすればいいと思う」(33歳女性/役員秘書)
「自分たちの選択に責任をもてるなら、浮気をするわけではないので自由だと思う」(30歳女性/保育士)
「ナシ」派の意見
友達にとって元彼が今も特別な存在であったり友達にとって納得しにくい状況である場合には「ナシ」と考える人も少なくありません。友情に悪影響が出ると判断したときは、身を引くほうが賢明だと考える人もいます。
「友達との関係性を壊してまで恋愛を優先するべきじゃないと思う。好きという感情は一過性のものかもしれないし、それで大切な友情を壊すのはやめたほうがいい」(33歳女性/コンサルタント)
「どんな別れ方をしたとしても、友達はまだ元彼に未練があるかもしれないからやめるべき。世界には男性はたくさんいるし、わざわざ友達の元彼と付き合う必要なんてないと思う」(32歳女性/ネイリスト)
友達の元彼と付き合う判断のカギは「友達との関係性」
友達の元彼と付き合うかどうかを考えるうえでは、友達との関係性がもっとも重要なポイントに。関係性が浅い場合と深い場合では、友達に与えるインパクトも異なります。
どんな関係性の場合には諦めるべきなのかを整理しましょう。
♦︎友達が親友またはとても親しいケース
親友やとても親しい友達の元彼と付き合うことには、慎重になるべきです。
特に、友達が元彼にまだ気持ちが残っている場合や別れた原因が重い場合には、恋愛感情よりも友人関係を第一に考える方が適切でしょう。
仮に恋愛感情を優先して友達の元彼と付き合ったとしても、必ずしもうまくいく保証もありません。恋心よりもこれまで自分を支えてくれた友情を優先させたほうが、いい結果を生みやすいでしょう。
♦︎そこまで親しい友達ではないケース
日頃の関係性がそこまで深くない友人であれば、友情よりも恋愛感情を優先したくなる場合もあるでしょう。
ただし友達が少しでも気にする可能性があるなら、人間関係のトラブルを回避するためにも、友達の気持ちに配慮する必要があります。
仮に付き合う選択をする場合にはなるべく早めに友達に伝え、誤解を招かないように努めましょう。
♦︎全く親しくない友達のケース
過去には親しかった時期があっても、すでに疎遠になっているなど全く親しくない友達のケースでは、友情よりも恋愛感情を優先したくなっても不思議ではありません。
しかしこの場合も、人づてに交際を聞いた友達が悪い感情を抱く可能性は低くないことから、噂話として耳に入る前に当事者から直接友達に交際の事実を伝えたほうが、誠意のある行動として受け止めてもらえる可能性が高まります。
友達の元彼と付き合う際に「筋を通す」やり方とは?
友達の元彼と付き合うときには、きちんと筋を通す心がけも大切です。ばれなければいい、すでに終わった過去の恋愛なんて関係ないとばかりに振る舞ってしまうと、無用な反感を買うことも。
筋を通す必要があるときに心がけるべき点を解説します。
♦︎友達に会って正直に話す
友達には、できるだけ対面で自分の気持ちを率直に伝えましょう。「付き合いたい気持ちがある」ならば、隠すことなく打ち明ける勇気が大切です。対面で会えないときには電話やLINEでも仕方ありませんが、対面で話したほうが熱意は伝わりやすいでしょう。
またふざけた態度ではなく、誠実な姿勢で話をするようにしましょう。
突然の知らせに友達は驚くかもしれませんが、自分の気持ちを誠実に説明すれば理解してもらえる可能性が上がります。
♦︎彼との真剣度を話す
友達の元彼と軽い気持ちで付き合うのは、絶対にNO。お互いが真剣であることが大前提です。
そのうえで筋を通すにあたっては、友達に「真剣な交際だ」という気持ちもきちんと伝え、軽率な行動ではないことを説明しましょう。
♦︎友達の気持ちも尊重する
友達の気持ちや反応に対しても、丁寧に対応しましょう。
もしも友達が交際を反対してきた場合には、友達の元彼と付き合うことによって友達が傷つき、友情が壊れる可能性もあります。
筋を通す行動をしたとしても、友達が受け入れてくれるとは限りません。もしも強い反対があった場合には、交際をするかどうか自分でも再考したほうがいいでしょう。
友達の元彼と付き合うのは「アリorナシ」の二択とは限らない
友達の元彼との交際は、アリかナシかの判断に迷いがち。ですが実際には複雑な感情が絡み合うことになるために、交際をするにあたっては真剣な気持ちを持って相手に向き合う姿勢や友達への誠実な対応もカギになります。
どんな決断をするにしても、友情を尊重しつつ周囲の人を大切にする心がけが求められます。
独りよがりな判断で交際に走ってしまうとあとで大きなトラブルに発展するケースもあることから、慎重に判断していきましょう。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。