“time”を使った英語のことわざ
日本語でも「時は金なり」や「勝負は時の運」のように、「時」や「時間」に関することわざはたくさんありますよね! 同じように英語でも、“time”を使った表現は多く存在するのです。
そこで今回は、“time”を使った代表的なことわざをチェック!
前回の記事はこちら>>「That’s my line.」と言われたら? どんな意味?【連載 大人の英語塾】
1.「Time will tell.」
まずは、宇多田ヒカルさんの歌のタイトルにもなっている「Time will tell.」というフレーズ。意味は、「時はやがて語る」、つまりは「時が経てばいずれ真実は明らかになる」ということです。
2.「Time is money.」
日本語の「時は金なり」の語源とされている「Time is money.」。実はこの言葉は、“アメリカ建国の父”と称される偉人、ベンジャミン・フランクリンが若い社会人向けにアドバイスした言葉。時間もお金と同様に貴重なものだから、決して無駄にしてはいけないという戒めですね!
3.「Time works wonders.」
“wonder”には奇跡という意味があるので、「時は奇跡を起こす」という意味合い。たとえ難しい問題でも、時を経ると解決することもあるということですね。
4.「Time is a great healer.」
直訳すると「時は偉大な治療師だ」ですが、つまり、心の傷や悲しみは、大抵時が忘れさせてくれる、時が経てば薄れていくということです。日本でも「時薬」や「時間薬」なんて言葉がありますよね。
5.「Time and tide wait for no man.」
“tide”の意味は「潮」なので、直訳すると「時と潮は誰も待たない」。日本語のことわざでいうと、「歳月人を待たず」に該当しますね。歳月は人の都合などにおかまいなく、刻々と過ぎていく、だから時間を無駄にしてはならないという意味。
6.「Time flies (like an arrow).」
「Time and tide wait for no man.」と似た言葉。“arrow”は「矢印」や「矢」という意味なので、「時は矢のように飛ぶ」、要するに「光陰矢の如し」ということ。ご存じのとおり、月日が過ぎるのは矢のように早いという意味合いです。
「Time flies when you’re having fun.」(楽しい時間はあっという間だ)なんて言葉があるように、時間というのは絶対的のようで、同じ1時間でも「もう1時間」と思うこともあれば、はたまた「まだ1時間」と感じることもありますよね。いずれにしても、たとえそれがどんな時間であれ大切にしたいなと思っている今日この頃です。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。