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2026.03.14

「押し付ける」とは? 2つの意味と物事を押し付ける人の特徴、押し付けにならないコツを解説

「押し付ける」とは、一方的に自分の考えを主張したり、嫌なことを相手に負担させたりすること。ネガティブな印象がありますね。この記事では、仕事を押し付ける人や価値観を押し付ける人の特徴、押し付けるという行為への注意点、よくある疑問と回答などを解説します。

この記事のサマリー

・「押し付ける」は、力を入れて押す意味と、無理にやらせる意味の2つがあります。
・押し付けにならないコツは、相手が断れる余地と範囲・期限の合意を先に確かめることです。
・英語表現は、強制なら“force”(強制する)、物理なら“press against”(押し当てる)などが使えます。

一方的に自分の考えを主張したり、嫌なことを相手に負担させたりすることを「押し付ける」と言いますね。

日常生活でも、自分の価値観を他人に押し付けたり、仕事を相手に押し付けたりする人っていますよね。

この記事では、そんな「押し付ける」について見ていきましょう。

そもそも「押し付ける」とは?

「押し付ける」には、大きく分けて2つの意味があります。
1つは力を入れて押すという意味。
もう1つは無理にやらせるという意味です。

後者は相手の同意が弱いまま進みやすく、場面によっては否定的に受け取られることがあります。

辞書では「押し付ける」の意味について、次のように説明されていますよ。

おし‐つ・ける【押(し)付ける】
[動カ下一][文]おしつ・く[カ下二]
1 押して、離れないようにする。力を入れて押す。おっつける。「からだを―・けてくる」
2 無理にやらせる。また、無理に受け入れさせようとする。おっつける。「責任を―・ける」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

指をさす人
(c)Shutterstock.com

類語や英語表現は?

類語には「強制」「無理強い」などがあります。

英語表現は、強制する意味なら “force”(強制する)、“compel”(無理にさせる)などが使われます。責任を押し付けるは “push the responsibility off onto …”(責任を…に押しやる)とも表せます。

物理的に押す意味なら “press against”(押し当てる)などが使えるでしょう。

参考:『デジタル大辞泉』、『プログレッシブ和英中辞典』(ともに小学館)

仕事を押し付ける人の特徴

職場で部下や同僚に仕事を押し付けて、自分は楽をしようとする人っていますよね。そのような人には、どのような特徴や心理があるのでしょうか? 確認していきましょう。

自分は責任を負いたくない

業務量が増えると、責任を負う範囲が広くなるため、自分がやらなければならないことが増えます。時間も手間もかかります。

そこで、仕事を引き受けるのを避け、他者にその分の仕事を回してしまうことがあります。本人の意図がどうであれ、相手が断りにくい形で引き受けることになると「押し付けられた」と感じられやすい点に注意が必要です。

自分本位で楽をしたい

「自分は責任を負いたくない」ことも、特徴の一つだといえるでしょう。なるべく他人に仕事をやらせて、自分は少ない作業で楽をすることで最大限の得をしようとするわけですね。

「楽をしたい」という心理は誰にでもあるものですが、相手が不利益を被ってでも自分の気持ちを優先したいというところに、問題があります。

ソファに寝転んでポテチをたべる女性
(c)Shutterstock.com

価値観を押し付ける人の特徴

次に自分の価値観や意見・考えを押し付ける人には、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。おおむね、次のような要素が見られます。

自分の考えが一番正しいと思い込んでいる

価値観を押し付ける人には、「自分の考えは一番正しい」と考えている傾向があります。「自分の考えが最も正しく、相手の考えは間違っているか不十分である。だから、自分が相手を啓蒙し、正しく導かなければならない」

このような考えを元に、自分の考えを押し付けてしまっていると考えられます。

相手を制御したい

価値観を押し付ける人にとっては、自分の信じる価値観こそが正しいのであり、またそれに従うのが正解。つまり、価値観の異なる相手にも、同じようにふるまうことを求めます。それに反発されると、「そっちが間違っている」などと言ったり、思ったりするわけですね。

このようなことから相手に何か忠告する時は、単なる自分の思い込みに過ぎないのかどうか、注意する必要があります。

仲間を増やしたい

価値観が同じような人が増えれば増えるほど、異なる価値観の間での調整がなくなるので、楽になります。また、同じ事象に対して多くの人と共感することが可能に。

このようなことから、仲間を増やすために自分の主張を押し付けることがあります。反対に、価値観が合わない人間に対しては、排除することもあるでしょう。

「押し付け」にならないコツは?

「押し付ける」行為は、周囲との亀裂を生みます。従って、相手に対して何かをしてもらったり、自分の考えを伝えたりするときは、それが押し付けになっていないかどうか慎重になりたいですね。

例えば、仕事の依頼をするとき。自分が楽をしたい気持ちだけで相手に仕事を回すのではなく、その仕事の目的を説明し、役割分担や期限、手順を整理して「依頼」として成立させることが大切です。

「こうすべき」「これが正しい」といった価値観を伝えることについては、さらに慎重になる必要があります。伝え方によっては、相手に無理に受け入れさせる形になりやすいからです。

相手の考えを聞く余地を残し、合意できる部分と難しい部分を分けて話すことが、押し付けにならないための基本になります。

会議をする人たち
(c)Shutterstock.com

「押し付ける」に関するFAQ

ここでは、「押し付ける」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. 「押し付ける」の意味は一つだけですか?

A. 物理的に力を入れて押す意味と、無理にやらせる・受け入れさせようとする意味の2つがあります。

Q2. 「責任を押し付ける」はどういう意味ですか?

A. 本来なら自分が負うべき責任を、相手に無理に引き受けさせようとする言い方です。

Q3. 「押し付ける」の英語は何が近いですか?

A. 強制の意味なら“force”(強制する)や “compel”(無理にさせる)。物理の意味なら“press against”(押し当てる)が近いです。

最後に

「押し付ける」という言葉は、相手に何かを強制するという点でネガティブな印象があります。仕事にしても、価値観にしても、相手に押し付けることにならないよう、気配りを忘れずにいたいですね。

TOP・アイキャッチ画像/(c)Shutterstock.com

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