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2022.12.24

「恩を売る」とは? 類語表現や恩を売る人の特徴、付き合い方なども紹介

「後々自分に利益ができることを期待して、あらかじめ相手に利益があるように恩を施しておくこと」を「恩を売る」と表現します。本記事では、「恩を売る」の英語や類語表現、恩を売る人の特徴、そして恩を売る人との付き合い方について紹介しましょう。

「恩を売る」とは?

頼んでもいないのにあれこれ世話を焼いてきたり、相手の下心が透けて見えるような親切をされたりした経験はありませんか? こういうことをしてくる人にぴったりな表現が「恩を売る」です。

本記事では、「恩を売る」という言葉の意味や英語・類語表現、そして恩を売る人の特徴やそういう人たちとの付き合い方について解説します。

「恩を売る」の意味

「恩を売る」という表現を皆さん一度は耳にしたことがあると思います。そもそも、「恩」は目に見えないのに、「売る」というのはどういうことだと思いますか? 日本語は普段何気なく使っていても、よく考えると面白い表現をしている場合も多いですよね。

さて、「恩を売る」の意味ですが、「恩を売る」とは「後々自分に利益ができることを期待して、あらかじめ相手に利益があるように恩を施しておくこと」です。

「恩」というのは売るものではなく、相手がしてもらって感じるもの。それを「売る」というのは、「してあげる」と相手を見下している印象がありますね。

パソコンの前で考える女性
(c)Shutterstock.com

「恩を売る」の英語表現

「恩を売る」という言い回しは、日本特有ですよね。英語ではどのように表現するのでしょうか。「売る」というと「sell」のイメージがありますが、実際に英語で「恩を売る」というニュアンスを伝えたいときに使っても伝わらないようです。

少し長い表現ですが、「To do something in order to gain an obligation of gratitude from that person」という表現が「恩を売る」のニュアンスに近いよう。

「To do something」で「何かをする」、「in order」は「~のために」、「an obligation」は「しなければならない」という気持ちをそれぞれ表しています。

例えば、「He helped her in order to gain an obligation of gratitude from her」で、「彼は彼女に恩を売るため彼女を助けた」となるので、場面に応じて活用してみてくださいね。

「恩を売る」の類語表現を紹介

「恩を売る」という表現は、日常ではあまり使わないかもしれませんね。そこで、「恩を売る」以外の類語表現を紹介します。この機会に、表現のバリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか。

1:恩着せがましい

「恩を売る」と似た表現のひとつに「恩着せがましい」があります。「恩着せがましい」は、「恩恵を与えたことをアピールし、ありがたく思わせようとする態度」という意味です。「恩を売る」よりも、さらに自分が相手にしたことへのアピールが強いニュアンスになります。厚かましいと言っても良いかもしれませんね。

2:恩を着せる

他にも、「恩を着せる」という言い方もありますよ。「着せる」というのは「着る」という動詞が使役のかたちに変化した状態ですね。「恩を売る」と同じように、一方的に恩を押し付けようとするニュアンスです。

3:恩を仇で返す

「恩を仇で返す」も日本特有の面白い表現ですよね。「恩を売る」「恩着せがましい」「恩を着せる」は、施しをする側の表現でしたが、「恩を仇で返す」は、施しを受けた側の表現です。ちなみに、「仇」は「あだ」と読みます。「仕返ししようと思う相手」であったり「恨みを持って仕返しをすること」という意味です。

つまり、「恩を仇で返す」とは、相手がしてくれた行為を無駄にすることをさします。

恩を売る人の特徴や心理とは?

「恩を売る」という言葉に関して詳しく見てきましたが、役に立ったでしょうか。続いては、恩を売る人の特徴について、詳しく見ていきましょう。

1:自己中心的

恩を売る人は、自己中心的な一面があります。恩を売るという行為は、相手の利益よりも自分の利益を計算して相手に施しを与える行為です。つまり、自分への見返りを前提にしているということになります。そのため、恩を売る人は、自分のことを中心に考えている人だと言えるでしょう。

2:「せっかくしてあげたのに」という気持ちが強い

恩を売る人の中には、人の良さゆえ無意識にお節介人間になっている人も少なくありません。そんな人たちが思いがちなのが「してあげたのに」という気持ちです。この「してあげた」という気持ちは、相手を対等に見ておらず、上から目線であると言えるでしょう。

そのため、相手が遠慮したり断ったりすると「せっかくあなたのためを思ってやってあげようとしたのに」と勝手に裏切られた気持ちになって不機嫌になることもあります。

ソファに座って談笑する女性たち
(c)Shutterstock.com

3:主観的に物事を捉えがち

主観的に物事を捉えがちなところも、恩を売る人の特徴と言えるかもしれません。「自分はこう思うから、相手だって同じ気持ちのはずだ」という思い込みから、あれこれと世話を焼いて恩を売っているなんてことも。相手の気持ちにお構いなしで善意を押し付け、見返りを求めている人も多いです。

4:承認欲求が強い

恩を売りがちな人は、相手にとって利益になることをしてあげることで、相手のヒーローのような存在になりたいと潜在的に思っているのかもしれません。人の役に立つことで、自分の承認欲求を満たしていると考えられます。

恩を売る人との付き合い方を解説

恩を売る人の特徴を見て感じた人もいらっしゃるかもしれませんが、恩を売る人はなかなかに付き合い方が難しそうですよね。波風を立てずに付き合っていくにはどうしたら良いのでしょうか。

1:感謝の言葉を言う

恩を売る人は、何らかの形で自分にも利益があることを期待している場合が多いです。そのため、見返りがないと八つ当たりをされてしまうこともあるかもしれません。そこで、かたちであったとしても、まずはお礼の気持ちを述べて相手の気持ちを満たしてあげましょう。ポジティブな言葉はお互いを幸せな気持ちにしてくれます。

拍手喝采をうける女性
(c)Shutterstock.com

2:つけ入られるような隙を与えない

これ見よがしに恩を売ってくる人とはあまり関わりたくないですよね。見返りを期待していることが端々からうかがえるため、うんざりしてしまう人も多いでしょう。そこで、なるべく相手につけ入る隙を与えないように心がけてみてください。

頼んでもいないことをしようとしてくる前に、先手を打って行動することで、恩を売るタイミングをつくらせないことが大切です。

最後に

本記事では、「恩を売る」という言葉の意味や類語表現、恩を売る人の特徴や付き合い方について紹介しました。

「こういう人も世の中にはいるんだな~」ということを知っているだけでも、自分が同じ立場にならないように気を付けるきっかけになりますし、いざ出会ったときにも適切に対処できるのではないでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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