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LIFESTYLE

2022.06.05

「自己中」な人はどんな人?「自己中」な人の特徴や改善方法などを紹介

「自己中」とは、「自己中心的」の略称で、自分を軸に物事を考えたり行動したりすることを指します。「自己中」は、時に周りの人の迷惑になることも。今回は、「自己中」の言葉の意味や類語表現、「自己中」な人の特徴、デメリット、改善方法などを紹介します。

「自己中」とは?

周りに何事にも自分中心で考えたり、行動したりしている人はいませんか? そんな人は、周囲の人から「自己中だな」と思われているかもしれません。

はじめに、「自己中」という言葉の意味から復習していきましょう。

「自己中」の意味

「自己中」とは、「自己中心的」の略称です。「自己中心的」は言葉の通り、自分を軸に物事を考えて行動することを指します。ちなみに、「自己中」は「じこちゅう」と読み、「あの人って自己中だよね」のように使われることが多いです。

「自己中」な人は、他の人については考えないので、対人関係のトラブルを抱えやすかったり、衝突したりする傾向があります。

「自己中」の類語表現

(c)Shutterstock.com

「自己中」は、自分を中心に考えたり行動したりすることですが、似たようなニュアンスを持つ言葉がいくつかあります。紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1:ワンマン

「ワンマン経営」や「ワンマンライブ」などという言葉を聞いたことはありませんか? 「ワンマン」とは、「独占する」というような意味合いが強い言葉です。他人の言葉や意見を尊重せず、自分の都合で思いどおり支配しようとすることを指します。

しかし、「ワンマンライブ」や「ワンマンショー」などにマイナスのイメージはありません。この場合の「ワンマン」は、「ひとりだけの」というニュアンスで使われています。

2:自分勝手

「自己中」とよく言い換えられる表現が「自分勝手」です。「あの人は自分勝手だ」などと使うことができます。「自己中」と同様に、自分の都合だけ考えて、他人の都合を無視する人に対して使われる言葉です。

「自己中」な人の特徴とは?

(c)Shutterstock.com

続いて、「自己中」な人の特徴について見ていきましょう。自分が無意識にしてしまっている行動があるかもしれないので、要チェックです。

1:約束を守ることができない

約束やルールは、他者との間で守るべきものとして決められています。それを自分の都合で破ってしまうことが多い人は、「自己中」な人である可能性が高いです。

たとえ、小さな約束や細かいルールだったとしても、守ることができない人は相手から「自己中で常識がない人だ」と思われてしまいます。

加えて、「自己中」な人は「まあいいか」と悪い意味で大雑把に考える傾向があるのです。そのため、何度も約束を破るというケースが多く、注意が必要といえるでしょう。

2:自分を認めてもらいたいという気持ちが強い

「自己中」な人は、自己顕示欲が強い傾向にあります。自分を認めてもらいたいという気持ちが強いため、他人の都合を無視して自分のことをアピールしたり、意思を押し通そうとしたりしがちです。

3:思ったことをそのまま口に出す

思ったことをすぐに口に出してしまうのも、「自己中」な人の特徴といえるのではないでしょうか。相手の気持ちを鑑みることなく、素直に発言してしまうため、時には相手を傷つけてしまうこともあります。

4:空気を読むことが苦手

「自己中」な人は、自分を見て欲しい、認めて欲しいという気持ちが強い分、他者への関心が薄い傾向にあります。相手の気持ちと関係なく発言したり、行動したりしてしまうので、「空気が読めない人だな」と思われることが多いです。

「自己中」な人のデメリットとは?

これまで、「自己中」な人の特徴を紹介してきました。これらの特徴をもつ「自己中」な人は、協調性が低いといわれており、その分デメリットも多いです。「自己中」な人の「デメリット」について紹介します。

1:人の協力が得にくい

「自己中」な人は、自分にメリットがあるような行動をしたいと考えるので、周囲からの協力を得にくくなることがあります。

それは、自分にとって都合の良いことが、相手にとってもメリットに働くとは限らないからです。「自己中」な人は、そのことに気付いていない人も多く、相手をコントロールできないと不機嫌になってしまうこともあります。

2:人との衝突が増える

自分の意見と相手の意見が異なったときに、「自己中」な人は、自分の意見を譲れないことが多いため、相手と衝突しがちです。これを繰り返していくうちに、周囲とのトラブルが重なって孤立してしまう場合があります。

「自己中」はデメリットだけではない?

(c)Shutterstock.com

「自己中」な人の特徴やデメリットを見ていくと、「自己中」が良いことであるとはなかなか言えないと思います。しかし、「自己中」は、必ずしも悪いところだけではないのです。

一度、別の視点から「自己中」について考えてみましょう。

1:自分を他人と比較しない

他人の意見に流されない「自己中」な人は、良い意味で自分と他人を比較しません。「世間ではこれが当たり前だから、自分も同じにしなきゃ」と思うよりも、ありのままの自分の受け入れることができるのは、良いところといえるのではないでしょうか。

2:意思表示ができる

思ったことをすぐに口に出してしまうことは、時に相手を傷つけたり、失礼にあたったりすることもあります。しかし、自分の意見を口に出して表現することができる人は、特にビジネスシーンにおいて重要です。

その特徴を上手に活かしていきたいですね。

「自己中」を改善する方法とは?

「自己中」には、デメリットだけでなく長所もあることが分かったのではないでしょうか。とはいえ、「自己中」がエスカレートすると他人に迷惑をかけてしまうことも。

そこで、「自己中」を良い方向に向けるための方法を紹介します。

1:相手に質問する

「自己中」の人は、自分の意見を優先しがちです。そこで、意識的に相手に質問するようにしてみましょう。「私はこう思うんだけど、あなたはどう思う?」「あなたはどうしたい?」と聞いてみることで、相手の気持ちを知ることができ、意思をすり合わせていくことができるのではないでしょうか。

2:周りへの影響を考える癖をつける

自分が発言したり、行動したりすることで周りがどのような影響を受けるのか、一度考えてみる癖をつけるようにすることもおすすめの方法です。これによって、「自己中」な言動を防ぐことに繋がります。

特に、自分が感情的になっているな、と感じたときは一旦落ち着いてからもう一度考えてみるようにしましょう。

3:自分が「自己中」であることを自覚する

自分が「自己中」であることを自覚することで、適切な判断ができるようになります。自分と向き合ってみる時間をつくるといいかもしれませんね。

最後に

「自己中」とは、周りの都合を考えず、自分の気持ちを優先させること。「自己中」は悪いことばかりではありませんが、他者とコミュニケーションをとって生活していく上で、改善しなければならないところもあります。

一度、自分と向き合って日頃の言動が「自己中」ではなかったか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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