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LIFESTYLE

2025.07.04

今さら聞けない!「お盆」のお供え物の選び方・価格相場・マナーなどを解説

毎年、お盆の時期になるとお供え物を用意する方も多いのではないでしょうか? そして「お盆は初めてで、どんなお供え物を用意すればいいのかわからない」という方も少なくないはず。本記事では、お盆にお供え物をする意味やお供え物の選び方、お供え物をするときのマナーや注意点についてご紹介します。

「お盆」にお供え物をする意味と基本

お盆
(c)Adobe Stock

初めにご紹介するのは、お供え物をする意味と、お供え物の基本について。意味を理解しておけば「お盆」をより良い行事として迎えることができますよ。

「お盆」のお供え物をする意味

そもそも「お盆」というのは、ご先祖様の霊があの世から帰ってくる期間のこと。この時期にお供え物を用意するのにはふたつの意味があります。

ひとつは、ご先祖様が無事に家までたどり着けるように、と願うため。お盆にはよく、ナスとキュウリで作った精霊馬が飾られていますよね。これは「ご先祖様が早く帰ってこられるように」「あの世に帰るときはゆっくり帰れるように」という意味が込められていますよ。

もうひとつは、帰ってきたご先祖様の霊が久しぶりの自宅でゆっくりできるようにと、おもてなしをするためです。特に新盆では、普段より多くの飾りやお供え物を用意するのが一般的です。

「お盆」のお供え物は基本の「五供」を守る

「お盆」のお供え物で一般的なのは「五供(ごく)」です。「五供」は「香(こう)、花、灯燭(とうしょく)、浄水、飲食(おんじき)」のことを指しています。

「香」は線香や抹香のことです。ご先祖様に香りを楽しんでもらうために必要とされています。

「灯燭」は、ロウソクなどの明かりを灯す物のことです。ゆっくり燃えて、最終的に燃え尽きる様子が、人生の無常を表しているといわれています。

「浄水」は名前の通り、きれいな水を指しています。死者は喉が渇くとされているため、仏壇の水は欠かさないようにすることが大切です。

「飲食」は、基本的に家族が食べているものと同じものを用意するのが良いとされています。魚や肉などの生ものは避けるようにしましょう。

「お盆」のお供え物の選び方とは? 価格相場も知ろう

お供物
(c)Adobe Stock

お供え物を選ぶときの基本は「五供」ですが、「五供」に当てはまるものであれば何でも良いというわけではありません。お供え物の正しい選び方について覚えておくと、いざというときに役立ちます。

「お盆」のお供え物の正しい選び方

お供え物は、あくまでもご先祖様や仏様など、亡くなった人のために用意するもの。そのため、独善的な選び方をしないよう注意が必要です。お供え物は、仏壇にしばらくお供えをします。そのため、おせんべいなど常温で日持ちがするものを選ぶのが無難です。

また「お盆」には多くの人がお供え物を用意するので、家族だけでは消費できないことがあります。そのため「お盆」が終わった後に、お供えに来てもらった人に持ち帰ってもらうことも。そんなときのために、小分けできるものにしておくと喜ばれます。

「お盆」のお供え物の価格相場

お供え物を用意するときは、2,000円から5,000円くらいが相場といわれています。故人との関係によって多少違いはあるものの、あまり高価なものは選ばないようにしましょう。

また、品物ではなく現金を包みたいという場合は3,000円が相場といわれています。現金を包むときは、なるべく新札は避ける必要があります。

「お盆」にお供え物をするときの水引きや、のしなどのマナーと注意点

水引
(c)Adobe Stock

最後に、お供え物をするときのマナーについてご紹介です。いざというときにマナー知らずと思われないよう、チェックをしておきましょう。

水引きやのしについて

お盆のお供え物に使うのしは、お供え物が品物かお金かによって表書きが変わってきます。品物を供えるときは「御供」、お金の場合は仏式だと「ご仏前」、神式だと「御供物料」と書きましょう。

また表書きの下段には名前を書きますが、名前は必ずフルネームで書く必要があります。同じ苗字の人がいた場合、どれが誰のお供え物かわからなくなるためです。

水引きは「二度と同じことが起こらないように」という意味を込めて「結び切り」を使いますが、水引きに使う色は地域によって差があります。基本的に多くの地域では「白黒」を使いますが、関東では「黄白」を使うのが一般的です。

お供え物を贈るときは、贈る相手、仏様の地域によって色を変えると良い印象を持たれます。

お供えする時期と服装

一般的には「お盆」の時期は8月13日から15日とされています。この期間にお参りに行けない場合は「お盆」前の一週間以内に持参しましょう。16日にはご先祖様や仏様の魂はあの世に帰ってしまうとされているので、郵送の場合でも同じく「お盆」までに届くようにすることが大切です。

また、新盆以外では服装はあまり気にする必要はありませんが、あまりにも露出が多い服や派手なアクセサリーは避ける必要があります。ご先祖様や仏様に対しての敬意や哀悼を示すためにも、落ち着いた色の服装をすると良いといわれています。

宗派を確認しておく

実は、浄土真宗では、お供え物の基本とされている「五供」のひとつである浄水を供えません。これは、極楽浄土に「八功徳水(はっくどくすい)」という水があふれているおかげで喉が渇かないため、この世で水を供える必要はないとされているためです。

このように、宗派によってお供え物で選ぶ物やマナーが多少異なることもあります。そのため、お供え物を選ぶ前にどこの宗派か確認をしておきましょう。

最後に

「お盆」のお供え物は、ご先祖様や仏様のために用意をする大切なもの。あの世から帰ってきたご先祖様や仏様を心地よく迎えるためにも、お供え物の選び方やマナーをしっかり覚えておきましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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