お盆に帰省した際、目にした人も多いはず!
ナスやきゅうりに足をつけて動物に見立てた、通称「牛馬(うしうま)」。正式名称をご存知ですか?
【問題】
お盆に先祖の霊を迎えるために用意する、野菜を動物に見たてたアレの名前は何?
1.精霊馬(しょうりょううま)
2.供養馬具(くようばぐ)
正解は?
1.の“精霊馬(しょうりょううま)”が正解
盂蘭盆(うらぼん)に精霊棚に供える、ナスとキュウリに麻幹(おがら)や割り箸、マッチ棒などで足を付けて牛と馬に見立てたものです。
「牛馬(うしうま)」ともいいます。先祖の霊があの世とこの世を行き来するための乗り物になります。
キュウリは足の速い馬に見たてられ精霊をより早く迎え、ナスは歩みの遅い牛に見たてられゆっくり戻ってほしいとの思いが込められています。
うし‐うま【牛馬】
1. 牛と馬。ぎゅうば。
2. 盂蘭盆(うらぼん)に精霊棚に供える、ナスとキュウリに麻幹(おがら)で足を付けて牛と馬に見立てたもの。精霊馬(しょうりょううま)。
3. 馬の一品種。体毛がきわめて少なく、外見が牛を思わせた。鹿児島県種子島(たねがしま)に産したが、第二次大戦直後、絶滅。
(デジタル大辞泉より)
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