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LIFESTYLE

2025.08.16

話題の「ジャングリア沖縄」がついにオープン! さあ、テーマパークに行ってみよう

この夏、大注目の”シャングリア沖縄”がついにオープン! 日本はアメリカに次ぐテーマパーク先進国。特にスタッフのホスピタリティは、世界一ともいえるレベル。そんな日本のテーマパークの魅力を発掘していきます!

話題のテーマパーク「ジャングリア沖縄」が7/25にOpen!

沖縄の大自然を舞台にした〝ジャングリア沖縄〟はPower Vacance(パワーバカンス)がコンセプト。興奮と贅沢を味わい尽くす新感覚のテーマパーク。

ジャングリア沖縄

併設されている〝スパジャングリア〟には、世界最大のインフィニティ風呂や真っ白な石灰岩風呂、サウナなどが。雄大な森林を眺めながら、リラックスタイムが過ごせそう。非日常が味わえる、〝ごほうび旅〟の目的地にしてみては?

ジャングリア沖縄
ジャングリア沖縄
画像提供:ジャパンエンターテイメント

多様化する楽しみ方。テーマパークの歴史や楽しみ方を深堀り!

世界中で圧倒的な人気を誇る二大パークの楽しみ方も多様化。最近、意外なきっかけで注目された施設も…。

テーマパークについて教えてくれるのは…

明治大学 経営学部兼任講師・中島 恵さん

▲明治大学 経営学部兼任講師・中島 恵さん
なかじま・めぐみ/明治大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。同博士後期課程単位取得満期退学。大阪観光大学観光学部専任講師などを経て’21年より現職。著書に『なぜ日本だけディズニーランドとUSJが「大」成功したのか?』(三恵社)など。

この夏、ぜひ体感したい! 南国のテーマパークが開園

Oggi編集部(以下Oggi):新しく開業した〝ジャングリア沖縄〟が話題を呼んでいますね。

中島さん(以下敬称略):巨大気球や恐竜サファリなど、アスレチック好きにはたまらないアトラクションが満載。総事業費的には大規模ではないものの、世界自然遺産・やんばるの森を擁する沖縄北部にできた、これまでになかったタイプのワイルドなテーマパークです。都会の喧騒から離れて、贅沢なリゾート体験ができそうですよね。

Oggi:仕事のストレスも吹き飛んじゃいそう! でも、そもそもテーマパークってどういう施設を指すんですか? 遊園地との違いって…。

中島:一説によると、〝テーマパーク〟という言葉はウォル️ト・ディズニーによる造語という話もあり、日本では1983年の〝東京ディズニーランド〟開業とともに使われ始めた言葉です。一般的に、世界観が統一されていて〝テーマ性〟があるのがテーマパーク、特定のテーマを設けずさまざまな乗り物を集めたのが遊園地とされていますが、明確な定義はありません。

ちなみにテーマパークや遊園地の乗り物が〝アトラクション〟と呼ばれるようになったのも東京ディズニーランドがきっかけだとか。アトラクション内に登場する、歌って踊るリアルな人形にも、ゲストは驚いたそうです。

Oggi:いろいろと画期的だったんですね!

中島:実は、日本はアメリカに次ぐテーマパーク先進国なんです。アメリカの調査会社が毎年発表している〝世界のテーマパーク入場者ランキング〟でも、〝東京ディズニーリゾート〟と〝ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)〟は上位にランクインしています。

日本のテーマパーク界の祖、東京ディズニーリゾートのロボット技術がすごい!

ラプンツェルのランタンフェスティバル
美女と野獣“魔法のものがたり”
©Disney

開園当初から、独自の技術を積極的に導入してきた東京ディズニーリゾート。『ラプンツェルのランタンフェスティバル』『美女と野獣“魔法のものがたり”』など多くのアトラクションに登場するキャラクターには、〝オーディオアニマトロニクス〟と呼ばれるロボットが使用されていて、生きているかのようなリアルさ。「パークの世界観はこうした卓越した技術力に支えられているんです」(中島さん)

コロナ禍を経て再始動。独自の工夫で、笑顔を取り戻せ

Oggi:そんな日本のテーマパークならではの特徴って、何かあるんですか?

中島:ずばり、サービスのレベルの高さでしょう。特にスタッフのホスピタリティは、世界一といっていいレベルだと思います。また、楽しみ方のバリエーションの豊富さも日本ならでは。アトラクションやパレード&ショー、キャラクターグリーティングにフード、限定グッズ…。楽しみ方がどんどん細分化されていて、それぞれの層が厚いんです。目的がなんであれ、いつ訪れても夢のような時間を過ごせるのが、日本のテーマパークといえるのかもしれません。

Oggi:テーマパーク業界はコロナ禍で大きな打撃を受けたと聞きますが、現在は来場者も戻ってきていますよね?

中島:東京ディズニーリゾートとUSJは、独自の工夫でさらにパワーアップした印象です。東京ディズニーリゾートは年間パスポートの販売を休止して、一部のアトラクションに優先的に入場できる有料サービスや宿泊施設の特典付きプランを導入。利用者の満足度と単価を底上げしました。

一方、USJは、2014年にハリー・ポッターをテーマにしたエリアがオープン。スーパーマリオやドンキーコングをテーマにした日本発の世界的コンテンツも積極的に取り入れました。〝スーパー・ニンテンドー・ワールド〟は、本国アメリカのユニバーサル・スタジオにも展開されるほど人気! 今年は大阪・関西万博の開催もあり、世界中から多くの人が訪れています。

Oggi:地方のテーマパークも含め、最近のトレンドにはどんなものがありますか?

中島:最近は、〝推し活〟がテーマパークの集客に一役買っています。たとえば長崎の〝ハウステンボス〟では、本格的な歌劇団が女性客を中心に多くのゲストを熱狂させているほか、6月にはミッフィーをテーマにした新エリア〝ミッフィー・ワンダースクエア〟もオープンしたばかり! 〝サンリオピューロランド〟では、たくさんのキャラクターたちが登場するパレードに多くのファンが詰めかけ、〝推しキャラ〟を応援しています。

Oggi:楽しそう!

〝推し〟を見つけたらテーマパークはもっと楽しい♡

〝推し活〟の舞台は今やテーマパーク内にも。「日常を忘れさせるテーマパークは〝推し活〟との相性抜群。〝推し〟がいれば、楽しさは何倍にも広がります」

ハウステンボス
ハウステンボス『Live歌劇』
©ハウステンボス/J-21952

長崎・ハウステンボスでは歌劇団が話題。毎日『Live歌劇』を楽しむことができる。

志摩スペイン村
©SHIMA SPAIN VILLAGE CO.,LTD.
三重・志摩スペイン村のバーチャルライバー
©A/N

三重・志摩スペイン村には、バーチャルライバーが! 中学生VTuberの周央サンゴさんの発信をきっかけにファンが殺到。入場者数のV字回復につながったとか。

中島:〝推し活〟はリピーターが自然と増えていくきっかけにもなりますし、〝推し〟に会うためなら〝おひとりさま〟でのテーマパークも怖くない、という女性も多いようです。施設側もコラボイベントや限定グッズで後押しし、〝推し活〟はすっかり集客の新たな柱となっています。

そのほか、多くの施設がプロジェクションマッピングやLEDを使ったイルミネーションなど、映像や照明技術を駆使した演出を導入しています。こうした演出は人件費も比較的抑えられ、花火のように消耗品でもないので、コスパ的にもサステナブルという側面があるのでしょう。地方のテーマパークの生き残り策にもなっています。

また、ゲストのアクションを促すインタラクティブ型アトラクションも増えています。キャラクターとのトークを楽しむものからシューティングゲーム式のものまで、こちらのアクションによって毎回結果や展開が変わってくるのが魅力です。

Oggi:行くたびに違う体験が待ってるんですね。「次はどうなるかな?」とついついリピートしちゃいそう。

遊んだあとに温泉も? これからのテーマパークの姿は

Oggi:今後、テーマパークはどう変わっていくのでしょう?

中島:業界にとって大敵である少子高齢化や人口減少が進む中、どの施設にとってもインバウンドや富裕層の取り込みがますます重要になってくるでしょう。外国人のスタッフを増やしたり、公式サイトを多言語化したりと各施設がインバウンド対応を急いでいます。また、年配客向けに、温泉施設の導入や、こだわり派も満足できるグルメの充実なども求められてくるのでは。

Oggi:ジャングリア沖縄にも露天風呂付きのスパが併設されているとか! 幅広い世代が楽しめるのはありがたいですね。

中島:東京ディズニーリゾートとUSJの〝二強〟は、ブランド力や資金力でしばらくトップを維持するでしょう。地方のテーマパークは、独自の強みを活かして、地域全体をどんどん盛り上げていってほしいです。今の時代は「どれだけSNSで拡散されるか」も集客に直結する大事な要素。〝映え〟や〝拡散したくなるような話題性〟が成否を分けるかもしれません。

Oggi:世界的な流れは?

中島:日米のディズニーやUSJの成功モデルを手本に、世界中にテーマパークが増えていくのでは。特に今後は中東が熱くなりそうで、UAEのアブダビではディズニー、サウジアラビアでは「ドラゴンボール」のテーマパークが計画されているとか。

Oggi:日本のキャラクターが海外でテーマパークの目玉になるって、うれしいですね。いつか海外の施設にも行ってみたい! 幼いころはもちろん、大人になっても私たちを夢中にさせるテーマパーク。アトラクションも楽しみ方もどんどん進化を遂げて、私たちのワクワクも止まりませんね!

覚えておきたい「テーマパーク」のキーワード

1.キャラクターグリーティング

略して〝キャラグリ〟。テーマパークでお気に入りのキャラと対面・撮影できるサービス。期間限定のイベントや有料の特別グリーティングもあり、季節ごとのコスチュームも注目ポイント。施設内でゲリラ的に行われる場合も。

2.イルミネーション

東京ドイツ村のイルミネーション

今やテーマパークの定番演出。導入をきっかけに再注目され、夜の集客を増やした施設も。そのうちのひとつが千葉・袖ケ浦市の東京ドイツ村(写真)。例年11月〜4月上旬の開催で、約300万球の光が彩る。

3.インタラクティブ型

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン『ミニオン・ハチャメチャ・ミッション ~大悪党への道~』
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
MINIONS TM & © 2025 Universal Studios. TM & © 2025 Universal Studios. All rights reserved.

USJはゲストが能動的に参加できるアトラクションが近年増加。7月11日オープンの『ミニオン・ハチャメチャ・ミッション ~大悪党への道~』は、電気銃でシューティングの腕を競うライドアトラクション。

4.インバウンド

テーマパークは訪日外国人にも大人気。2024年度の東京ディズニーリゾート来園者の15.3%が海外から。USJは’29年ごろまでに外国人スタッフ600人の確保を目指す。

※掲載している情報は2025年7月10日現在のものです。

2025年Oggi9月号「Oggi大学」より
構成/中村茉莉花、酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

Oggi編集部

「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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