【目次】
・別れる勇気が出ない理由とは?
・別れる勇気がなくても別れるべきダメ男もいる
・彼と別れる勇気がないときに考えたいこと
別れる勇気が出ない理由とは?
孤独になるのでは… という不安
別れを考えているとは言え、実際に別れてしまうとこれまで二人で過ごしてきた時間を、これからは一人で過ごすことになります。
すぐに新しい恋人ができたり友人と過ごす時間を多く取れたりするのなら良いですが、今まで当たり前に隣にいた存在がいなくなるというのは、やはり寂しく孤独を感じるもの。
とくにバレンタインやクリスマスなど、カップルで過ごすのが定番なイベントごとのときに、より孤独を感じやすいかもしれません。
一生独身かも… という不安
別れを考えているのなら、それなりの理由があるはず。でも今の彼と別れてしまった後、果たして自分はまた新しい恋をはじめられるのだろうか… と不安に思う女性は多いよう。
とくに一般的に結婚適齢期と呼ばれる年齢だったり、結婚するなら今の彼だろうと思って付き合ってきたりしたのであれば、別れたい理由があってもなかなか踏み切れない状態が続いてしまうようです。
後悔するかもしれない… という不安
別れたいという気持ちはあるものの、本当にそれでいいのか、別れた後に後悔しないのか、まだ自分の意思に自信が持てないという女性もいるよう。
自分から別れたいと言い出したはずなのに、彼に新しい彼女ができたら嫌…、他の男性と付き合ったときに、やっぱり彼がいいと実感するかもしれない…、など自分の決断に後悔してしまうのではないか、と不安に思うようです。
変わってくれるかもしれない… という期待
今は問題があっても、もしかしたら変わってくれるかもしれない、彼を信じてみてもいいかもしれない、という思いから別れを決断しきれない人も多いかもしれません。
本当に彼が心を入れ替えて、あなたの期待通りになってくれるのなら良いですが、心理学者の杉山崇先生によれば、人間にはみな本能レベルで“裏切者モジュール”というものを持っているのだと言います。

“裏切者モジュール”とは人が他人に勝手に期待をしておきながら、それが叶わないと「裏切者!」と感じてしまうこと。
これは本能レベルで、自由にオンオフの切り替えができないのだそう。
こんな彼でも私は受け入れていく! というのなら良いかもしれませんが、今後付き合いを続けていく上で彼に勝手に期待を抱くのは、いずれ「裏切者」という感情が芽生えてしまう原因になってしまうかもしれません。
心理学者が提言! 結婚や同棲がもっとうまくいく♡ 喧嘩にならない家事分担の成功の法則
別れる勇気がなくても別れるべきダメ男もいる
DV男

どんなに好きでも、どんなに昔は優しかった彼でも、DVを一度でも受けたらそれは別れたほうが良いでしょう。相手の懇願には一切耳を貸さずに、すぐにお別れすることをおすすめします。

ほとんどのDV加害者は、DVの後にものすごく優しくなったり、泣いて懇願してきたりするもの。そこで情が動かされ、ズルズルと付き合っている女性もいますが、真剣に縁を切るには情にほだされてはいけません。
残念ながらDV気質が改善されることはほとんどないからです。
結婚したり子供ができたりしたら改善するかも…? と期待する女性もいるかもしれませんが、こういったDV男は結婚後も改善は期待できません。
自分を大切にするために、万が一今お付き合いしている彼氏がDV気質のある男性なら、強い意志で縁を切ることです。
DV気質は結婚後も変わらない! ヤバい男の見分けポイント9〈離婚弁護士 後藤千絵発〉
不倫男

どんなに好きで仕方がなくても、相手に奥さんのいる男性との不倫関係は、一刻も早く関係を終わらせた方が良いでしょう。
不倫には未来がありません。あるとしたら誰かが不幸になる悲しい未来です。
どんなに愛していると言われても、彼にはあなた以外に守るものがすでにあるのです。あなたはもう二度とこない貴重な〝若さ〟を売って、何を得るのでしょうか?

誰かの不幸の上で幸せになるのは、とても難しいことなのです。
「若さを売って何を得た?」それでも【不倫】をやめられないあなたへ贈る言葉
結婚を避ける男
結婚を避ける男=ダメ男ではありませんが、付き合いが長いのにもかかわらず、あなたがもし「今は結婚できない」と言われ続けているのなら、それは早めに見切りをつけて次にいった方がいいかもしれません。
こちらが結婚したくても、相手が結婚を引き延ばしているのなら、それはおそらく彼はあなたとの結婚願望がないのでしょう。
男性の「今は結婚できない」は、女性からすると「将来は結婚できる」と受け止めるかもしれませんが、男性からするとこれは遠回しに断るための言い方。
彼が本当にあなたと将来結婚するつもりがあるなら、いつ頃、何ができたらなど具体的な目安を言うはず。
入籍にこだわらず彼と一緒にいたいのなら問題ないかもしれませんが、結婚や子供を生むことにこだわるのなら、結婚を避ける男性とは別れた方が良いのではないでしょうか。
彼氏の「“今は”結婚できない…」この言葉には結婚の意思がない!? 弁護士・堀井先生が回答!<第14回>
彼と別れる勇気がないときに考えたいこと
人生のバトンは相手に渡さないで
セクシャルカウンセラー右京みさほさんによれば、恋愛に大切なのは「自分軸を取り戻すこと」だと言います。
恋をするとき、「自分がどうしたいかという軸を持って、どう愛するか、どう愛されるか」、これが一番重要なのだそう。彼から選ばれようとする女は、恋がうまくいかなくなってしまうそうです。
「女性のお悩みを聞いていて一番感じるのは、自分の人生バトンを相手(恋人・夫・家族など)に渡している人が多いのですよね。
そして誰かにバトンを渡しているということは、自分の中身が空っぽの状態となり、それが続くと生きることまで苦しくなってしまいます。言ってみたら、どうして私は生まれてきたのかという、魂からのメッセージを無視した状態だからです。
でも、恋愛下手さんによくあるのですが、恋は傷つくものだと思っていること。そして実際に傷ついた経験が多いと、もうこれ以上傷つきたくないあまり、男性に合わせる、男性に遠慮する、メールが返ってこないなど小さなことを気にしてしまうなど、ずっと相手から見た自分を気にしてしまい、どんどんと本来の自分らしさがなくなっていく。
それがさらに『彼から選ばれようとする女』という、重い恋愛マインドに変化して、どんどんと恋がうまくいかなくなってしまうのです」(右京さん)

自分軸の確立のためには、まず自分が女性としての人生を楽しんでみることが大切だと、右京さんは言います。
「彼の顔色を気にして行動に移せないと、結局、何も始まらない。すべては行動してみてから。行動して傷つくのか、逆にそこから始まるのか。行動していない状態では何もわからないのです。自分の人生を早く望む世界に近づけるためにも、結果が“速くわかる”ということはとても大切です。望まない結果だったら、手放していけばいいのですから。
どんな時にも、自分で決めていく。バトンは渡してみてもいいし、渡さなくてもいい。だからこそ『あー、この人、私の生き方に必要ないわ。さようなら』と、男性から選ばれようとするのではなく、自分で愛する人、愛したい人を選ぶ女性になれるのです」(右京さん)
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やまない雨はない

別れるべきだと思ってはいるものの別れられない…、だからこそ別れることに「勇気」が必要で、いくら別れを決断するのが自分でも、失恋の痛みというのはなくなりませんよね。
しかしやまない雨はないように、明けない夜もありません。
今までも「もうダメだ…」と思っても、必ずまた新しい出会いがありましたよね? 別れはきっと新しい出会いの始まりになるはずです。

別れは自分が幸せになるための決断。あなたが信じる自分の幸せへの道を選択してくださいね。
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