目次Contents
▼この記事の要点
- 〝別れたいのに別れられない〟人の多くは、情や未練、依存などのほか、過去の幸福な思い出にとらわれている
- 相手にDVやモラハラ、借金やギャンブル癖などがあり将来が見えないときには、少しでも早く別れるべき
- 「老後もその人と一緒に思えるかどうか」「今、幸せだと胸を張って言えるかどうか」を自分に問いかけよう。後悔のない人生を送るための決断を!
別れる勇気が持てない理由とは

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
「別れを考えてはいるものの踏ん切りがつかない」「別れたいのに別れられない」「自分が別れたいのかどうかすらよくわからない」…そんな複雑な気持ちを抱えた人たちは、なぜ〝別れる勇気〟を持てないのでしょうか。
ここでは女性100人へのアンケート回答をもとに、別れられない理由についてまとめています。
情があるから
「情。居心地がいい」(30代・埼玉県)
「情があって別れを切り出しにくい」(30代・東京都)
「情が生まれて別れることを伝えづらい」(30代・東京都)
「情があるから」(30代・大阪府)
「情が移っている」(30代・熊本県)
「使った時間に情が湧いた」(30代・神奈川県)
情という言葉を辞書で引くと、
1. 物に感じて動く心の働き。感情。
2. 他人に対する思いやりの気持ち。なさけ。人情。
3. まごころ。誠意。
4. 意地。
5. 特定の相手を恋い慕う気持ち。愛情。また、特定の相手に対する肉体的な欲望。情欲。
6. 事情。いきさつ。(小学館『デジタル大辞泉』より一部引用)
と書かれています。あまりにも多くの意味を持つ言葉ですが、その分、複雑で割り切れない気持ちをよく表しています。
長い間付き合っていて、もはや家族のようになっていたり、その人と過ごした時間があまりにも濃いと、愛情や恋心とは別の気持ち…つまりは〝情〟が、しがらみのようにまとわりつくこともあるのでは。
このような状態で相手と別れると、自分の人生が大きく変わるかもしれません。ただ恋愛が終わるだけでなく、人生の転換期が訪れるかもしれない以上、ためらう気持ちも無理はないでしょう。
泣いても笑っても人生は一度きり。本当に後悔しない道を選べているのかどうかは、後になってみないとわからないものですが…少なくともそのとき、自分で自分に納得できる選択をしておくと、やれるだけのことはやったという気持ちになれるかも。
依存しているから
「依存」(20代・神奈川県)
「依存してしまっている」(30代・東京都)
「共依存か洗脳」(30代・大阪府)
「共依存しているから」(20代・埼玉県)
「イヤなところもあるけど、少し好きも残っている。依存している」(20代・和歌山県)
相手の存在があまりにも大きくなっていると、別れるべき原因や理由よりも、〝別れることによって起きる問題のほうが怖い〟という状態に。まるでお酒やたばこの如く「やめたいのにやめられない」関係になってしまい、お互いの人生にとって有意義とは言いがたいでしょう。
中には共依存状態に陥り、純粋な愛情だけではない、複雑な感情やしがらみによって離れられなくなっている人もいます。生活の基盤を相手に頼りきっていたり、精神的に支配されたりしていないかどうか、自身の状況を客観的に見る必要がありそうです。
未練があるから
「未練があったりする場合」(20代・山梨県)
「理性ではどうにもならない未練があるから」(30代・神奈川県)
「未練があったり別れたあとの不安があるから」(30代・愛知県)
「未練があること、ひとりになることがつらいなど」(30代・愛知県)
別れたいと思う気持ちとは別に、まだ好きな気持ちが残っていることも多いですよね。「本当なら彼と結婚したかった」という希望や、「相手がほかの人のものになるなんて考えられない」という執着心などがあると、別れを決断しきれずに悩んでしまいそう。
やはり、なるべく未練を残さず別れるためのポイントは、自分が「やれるだけのことはやった」と思えるような別れ方をすることです。その時々で変わっていく環境や自身の価値観を踏まえ、最終的にどんな関係になっても「今はこれがベストな状態」だと自分で思えるように行動しておくと〇。
まだ好きな気持ちがあるから
「まだ好きだから」(30代・東京都)
「心のどこかではまだ好きだから」(20代・岡山県)
「少しでも好きという感情があれば、嫌いと言う感情に勝っちゃうから」(20代・東京都)
「本当に心の奥底から相手と別れるつもりがないから」(20代・東京都)
こちらも未練の一種ではありますが、どちらかといえば〝惚れた弱み〟に近い感覚でしょう。別れたいという気持ちが出てきたとしても、まだ好きな気持ちが残っている中できっぱり離れるためには、勇気や強さが必要です。
恋人同士として、今まで相手のよいところもそうでないところも、たくさん目にしてきているはず。相手にしかない魅力や特別な輝きを感じている人も多いでしょう。
それでもなお割りきることができず、「別れたい」「一緒にいる未来が見えない」という気持ちが出てくるならば、無意識のうちにかなりのストレスや我慢を重ねてきたのかも。いったん落ち着いて自分たちの関係を俯瞰して、別れを具体的に考え始めるときがきたのかもしれません。
楽しかった思い出があるから
「楽しかった思い出や、ひとりになるさみしさ」(20代・福岡県)
「美化している思い出やイメージにしがみついているとき」(20代・茨城県)
まだ出会ったばかりのころのときめきや、付き合いたての頃の新鮮な気持ち、ふたりで過ごした時間や訪れた場所…そういった思い出が鮮明であればあるほどに、別れという選択肢が酷なものに思えてくるようです。
とはいえ、カップルの別れの原因ランキングを見てみると、第一位は〝価値観の違い〟とのこと。価値観は時の流れとともに変わっていくものですから、楽しくて幸せだったあのときのふたりと、別れを視野に入れている今のふたりでは、価値観も含め何もかもが異なっている可能性も。
過去の想い出にとらわれて未来のチャンスを失うことがないよう、自身の気持ちや考え方を見つめることが大事です。
相手のよいところを知っているから
「イヤなところが多いが、いいところもある」(30代・秋田県)
「恋人の良い面と悪い面を同じぐらい知っている」(30代・京都府)
どんな人にも、良い面があれば悪い面もあるもの。完璧な人間などいないとわかっているからこそ、彼の悪い面を許せてしまったり、いいところや魅力を特別なものに感じたりもしますよね。
自分がそう感じているのと同じように、相手もまた、いろいろと受け入れた上で付き合っているのかも。なんだか…考えれば考えるほどに、別れの道を選ぶことが正解なのかどうかわからなくなってしまいます。
このようなときは、「彼のイヤなところをどこまで許せるか」で判断するのがポイントです。許せる範囲の欠点なら、たとえ複数個あったとしても、それもまた彼の性格であり個性として受け止められるかもしれません。
しかい、どうしても許せない、受け入れられない欠点がひとつでもあるのなら、もはや個性では済まない価値観の違いといえるでしょう。
次の相手ができるかどうか不安だから
「別れようと思うと良い面が思い出されて別れられなかったり、年齢的に次の恋が難しいと感じるから」(30代・神奈川県)
「次に付き合う相手候補がいない」(30代・福岡県)
「年齢的に、次に良い相手が見つからない不安がある」(30代・東京都)
「次の相手が見つかるか、わからないから」(30代・北海道)
「別れたら次の出会いがないかもしれないって思ってしまうから」(30代・兵庫県)
「ほかに好きになれる人が現れる気がしないと思ってしまう」(20代・栃木県)
別れを考えているのなら、それなりの理由があるはず。でも今の彼と別れたあと、果たして自分はまた新しい恋を始められるのだろうか…と不安に思う女性も多いです。
特に結婚願望があり、結婚するなら今の彼だろうと思って付き合ってきた場合、別れたい理由があってもなかなか踏み切れない状態が続きがち。「この人を逃したら、もう後が…」という焦りは、判断を鈍らせてしまいます。
別れは自分が幸せになるための決断。きっと、新しい出会いの始まりになるはずです。ですから、あなたが信じる自分の幸せへの道を選択してくださいね。
別れを切り出しにくいから
「言いにくい」(20代・東京都)
「同情しちゃう」(30代・兵庫県)
「言い出しが怖い」(20代・宮城県)
「相手が承諾してくれない」(20代・岡山県)
相手の性格を考えたときに、〝一筋縄では別れられないだろう〟と感じてためらってしまう人も。まだ未練や情があるような状態だとなおさら、気持ちが引っ張られてしまうのかもしれません。
別れ話をする際のポイントは、感情的にならず冷静に、誠実さを忘れることなく気持ちを伝えることです。話をされる側も心の準備ができるように、あらかじめ距離を置いておいたり、別れの気配を匂わせておいたりすると効果的。
少しでも円満に別れるための方法として、別れ話のテクニックを以下の記事でチェックしておきましょう。
後悔するかもしれないと思うから
「別れてしまったら今までの時間が無駄になる気がするから。損切り出来ない感覚」(20代・大阪府)
「相手が逆上しそうで怖いし、別れた後に後悔しそうだから」(30代・奈良県)
別れたいという気持ちはあるものの、本当に後悔しないのか、まだ自分の意思に自信が持てないという女性もいるよう。
自分から別れたいと言い出したはずなのに、「彼に新しい彼女ができたらイヤ」、「ほかの男性と付き合ったときにやっぱり彼がいいと実感するかも…」などの思いがよぎるのでしょう。
このような場合には、たとえ恋愛のことでなくとも、何かを決断するときに未来のことなど誰にもわからないと覚えておきましょう。どれだけ自信を持って決断したとしても、結局後悔することはあり得ます。
反対に、苦しみと悲しみで泣きながら決断した出来事が、振り返ると幸せへの重要なターニングポイントになっていた…なんてことも。
恋人との別れもまた、そんな人生の分岐点になるかもしれないのです。別れたいと思ったその気持ちを飲み込んで、決断を後回しにしていいのか? 一度じっくりと考えてみてください。
ひとりになりたくないから
「少しでも楽でいたいから」(30代・千葉県)
「恋人がいるという安心感を手離したくないから」(30代・新潟県)
「変化やひとりになるのが怖い、 別れを打ち明けるのは勇気やエネルギーが要る、 本当に好きじゃなくなったのか確信を持てず後悔したくない気持ちから」(30代・千葉県)
実際に別れると、これまでふたりで過ごしてきた時間を、これからはひとりで過ごすことになります。
すぐに新しい恋人ができたり、友人と過ごす時間を多く取れるのならよいですが…今まで当たり前に隣にいた存在がいなくなるというのは、やはりさみしく孤独を感じるもの。
特にバレンタインやクリスマスなど、カップルで過ごすのが定番なイベントごとのときに、より孤独を感じやすいかもしれません。とはいえ、別れたいと思いながら付き合い続けている相手と、イベントごとを心から楽しみ幸せを感じられるものなのでしょうか?
恋人と別れることは、孤独になることとイコールではありません。友人や知人、家族、あるいはまだ見ぬ新たな運命の人、これから先知り合うたくさんの人々とともに、充実した人生を送れる可能性があることを決して忘れないで。
別れ話が面倒だから
「面倒だから」(30代・青森県)
「別れること自体が面倒に感じる。 別れたあと、別の相手ができないかもしれない不安感」(30代・東京都)
「職場が一緒なので別れたら気まずい」(30代・東京都)
別れ話はするほうも、されるほうも気が重い上に、いざ話しを切り出しても難航する場合があります。お互いに何のわだかまりもなく円満に別れられるカップルって、なかなかいませんよね。
また、別れた相手と今後も顔を合わせる場合、交際を知っている周囲の人や職場などのつきあいで、気まずい思いをするなんてことも…。別れについて考えることすら、面倒臭く感じるのも無理はありません。
そんなときは、別れ話を回避または先延ばしにせず、少しでも円満に別れられるように動いていくほうが建設的です。別れ話で彼氏を説得する方法について、こちらの記事でも詳しくまとめています。
精神的に支配されているから
「DVや精神的疲労」(20代・北海道)
「束縛」(20代・東京都)
「弱みを握られている。DV」(20代・岡山県)
「ストーカーになりそうなくらい粘着質なタイプの人間」(30代・神奈川県)
「金銭、精神的依存」(30代・三重県)
「別れ話を出して、怒られたり暴力を振るわれたり恨まれるのが怖いから」(30代・埼玉県)
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、配偶者や恋人など身近な相手へ暴力を振るうことです。直接殴る・蹴るなどの暴行だけでなく、たとえば喧嘩の際に彼がイライラしてモノにあたったり、壁を叩いたりしたとしても、それはDVに該当する可能性があるのだそう。
たとえ、ふだんは優しい人だったとしても…暴力的な一面がある以上、交際は身の危険と隣り合わせだといっても過言ではありません。「彼にはいいところもたくさんあるから」と容認したり、彼の欠点に慣れきった結果、気づかぬうちに自分が精神的に支配・依存されていることも。
逆恨みが怖くて別れ話を切り出せないならば、第三者に立ち会ってもらう方法もあります。身の安全と心の平穏を最優先に、なるべく早めに行動していきましょう。
◆変わってくれるかもしれない…という期待にとらわれないで!
今は問題だらけでも「もしかしたら変わってくれるかもしれない」「彼を信じてみてもいいかもしれない」という思いから、別れを決断しきれない人もいますよね。
本当に彼が心を入れ替えて、あなたの期待どおりになってくれるのなら何も言うことはありません。ただ、心理学者の杉山崇先生によると、人間にはみな本能レベルで“裏切者モジュール”というものを持っているのだとか。
“裏切者モジュール”とは人が他人に勝手に期待をしておきながら、それが叶わないと「裏切者!」と感じてしまう要素のこと。
しかもこれって、自由にオンオフの切り替えができないのだそう。
「そんな彼でも私は受け入れていく! 」というのならよいかもしれませんが…今後付き合いを続けていく上で、彼に勝手に期待を抱くのは、いずれ「裏切者」という感情が芽生える原因になってしまうかもしれません。
別れる勇気がなくても別れるべき男性の特徴

女性100人に聞いた、〝これはアウト!別れるべき!〟と思われるような男性についてまとめました。もしも自分の彼氏に当てはまっている項目があったら要注意です。
DV気質
「暴力、暴言、ハラスメント、浮気性」(20代・東京都)
「暴力を振るう人、金使いが荒い人」(30代・千葉県)
「暴力振るう人。浮気する人。お金にだらしない人」(30代・栃木県)
「DV。女性を下に見てくる」(30代・千葉県)
「暴力を振るってくる。金使い、言葉使いが荒い」(20代・和歌山県)
どんなに好きでも、DVを一度でも受けたらまず別れたほうがよいでしょう。相手の懇願には一切耳を貸さず、すぐにお別れすることをおすすめします。
ほとんどのDV加害者は、DVの後にものすごく優しくなったり、泣いて懇願してきたりするもの。そこで情が動かされ、ズルズルと付き合っている女性もいますが、真剣に縁を切るためにも情に絆されてはいけません。なぜなら、残念ながらDV気質が改善されることは「ほぼない」からです。
結婚または子供ができたりしたら改善するかも…? と期待する人もいるかもしれませんが、こういった気質を持つ場合、結婚後も改善は期待できません。
自分を大切にするためにも、万が一今お付き合いしている彼氏にDV気質のがあるなら、強い意志で縁を切ることです。
モラハラ
「相手の気持ちがわからず、支配しようとする人とは別れたほうがいい」(30代・愛知県)
「自尊心を傷つけてくる。働く気がない。お金の使い方が無謀」(30代・大阪府)
「上から目線で話を聞かない人。対等になれない人」(30代・東京都)
「モラハラみがある人間。遊びに詳しい人間。すぐに女性をけなしてくる人」(30代・神奈川県)
「他者を見下している」(20代・兵庫県)
「対等な対応をしない男」(20代・鹿児島県)
「キツイ言い方をしてくるが、時折優しくなる人。一番はお前だけと言いながら女遊びや、豪遊している人」(30代・大阪府)
「お前呼び」(20代・神奈川県)
モラハラとはモラルハラスメントの略で、暴力ではなく暴言や態度で相手に嫌がらせをすること。モラハラ気質があり自己中心的な性格の人は、自分の思い通りにならないことに不満を抱えます。
ふだんは優しくても「〇〇してほしい」「〇〇であるべき」と、自分の理想を押し付ける傾向がある彼には注意が必要です。多くの手を尽くしても改善されないようなら、離れるという選択がベストでしょう。
大事にしてくれない
「自分を大事にしてくれない人」(30代・東京都)
「遊んでるだけだったり自分を大事にしてくれてない人」(30代・愛知県)
「私のことを大事にしない。私に依存している」(30代・東京都)
「自分を大切にしてくれないと感じさせる人」(20代・東京都)
「思いやりがない」(30代・大阪府)
口先ばかりの発言が多かったり、責任感のないような行動が目立ったり。付き合っていて不信感を抱くことはありませんか?
大事にしてくれるときもあるし、好きでいてくれる気持ちは伝わるから…なんて、目をつぶってはいけません。関係を壊したくないからと、ちょくちょくよぎる不信感を放っておかないで。
いずれトラブルに発展しそうな芽をそのままにしておくと、後悔する日が来るかもしれません。
浮気をする
「浮気する人」(30代・神奈川県)
「浮気をしたり、暴力を振るう」(30代・京都府)
「不貞などの裏切り行為をしたり、パートナーを最優先にしない男性」(30代・岐阜県)
「好き好きいうくせに浮気をする」(30代・新潟県)
「別の誰か、好きな人がいる」(30代・東京都)
一途な恋愛ができないのなら、一緒にいる必要がないので離れるべき。執着心や依存心から、「浮気くらい多めに見られるいい女」を演じていませんか? 1回でも浮気する人は、何度だって浮気をするでしょう。結婚なんてした日には、今別れるよりも、よほどつらい想いをするかもしれません。
浮気癖は直らないことがほとんどです。たとえば、結婚して子供が生まれたのちに浮気されたとしましょう。あなたがどんなに苦しい思いをしても、簡単には別れられなくなりますよ。まっすぐに目の前の恋人だけを愛することができない彼なら、別れを選ぶのがあなたの未来と幸せを守る術です。
人間性に問題がある
「こちらを利用するときだけ使う」(30代・島根県)
「人間としてダメな人」(30代・新潟県)
「テキトーなクズ男」(20代・埼玉県)
少々過激な言葉ですが、〝クズ〟な男はNG!とする声が非常に多く寄せられました。クズの定義は人それぞれとはいえ、真っ当ではないと思われる言動や、不誠実な態度をとるような人はクズ扱いされがちな様子。
暴力や暴言・借金・ギャンブル癖・浮気以外にも、外面だけよかったり、嘘ばかりついていたりする人も当てはまるでしょう。都合よく恋人を利用するタイプの人も多いので、不幸にされないように、少しでも早く別れたほうが◎。
借金など金銭的にルーズ
「借金がある、自己中」(30代・東京都)
「借金をするタイプのギャンブル好き、偉そうで常に見下してくる、暴力を振るう人」(30代・奈良県)
「お金にルーズ。店員さんに横柄。暴力的。お酒で人が変わる」(30代・東京都)
「お金使いが荒い、暴力暴言を平気でやるし言う。浮気性」(20代・福岡県)
一見すると、自分で借りたお金をきちんと自分で返し、こちらに迷惑をかけないならば問題ないと思えるかもしれません。
しかし、もし彼と結婚することになれば、結婚後の財産はふたり共有のものとして扱われます。
あなたが頑張って稼いだお金を、ふたりのものだからといって使い込んだり、さらに借金を重ねたり…金銭的にルーズな一面がある人だと、将来を想像したとき不安になってしまいますよね。
夢のための開業資金や、学生時代の奨学金など、借金といっても種類はさまざま。事情や理由を考慮した上で、ともに家庭を支える覚悟を持てるかどうかが、別れを決断するポイントといえるでしょう。
ギャンブルが好き
「金銭感覚がおかしい。ギャンブルをする。酒癖が悪い。手を出す」(30代・埼玉県)
「ギャンブル狂」(30代・東京都)
「ギャンブル」(30代・京都府)
それこそ、借金までしてギャンブルに身を投じるような、ギャンブル好きはNGです。お互いにパチンコやスロットが好きというパターンでも、おこづかいの範囲内で健全に遊べる人でなければ苦労しそう。
ほかにも競馬や競輪など、若い女性にも人気のメジャーなギャンブルは増えつつあります。どのような賭け事であれ、身を滅ぼすことのない遊び方ができる、モラルと自制心を持った人とお付き合いしたほうが安心です。
将来性がない
「将来を考えていない人」(30代・大阪府)
「将来性がない」(30代・千葉県)
「ヒモ男」(20代・山梨県)
「責任感がない人」(30代・東京都)
「結婚する気がない」(30代・東京都)
「自己管理が出来ない人」(20代・東京都)
将来がなかなか見えない相手とは、別れたほうがいいという声が多いですね。特に結婚願望のある人は、どれだけ付き合っても婚約・結婚に至らない相手と、ズルズル付き合わないほうがいいでしょう。
結婚を避ける=ダメ男ではありませんが、付き合いが長いにもかかわらず、もし「今は結婚できない」と言われ続けているのなら…早めに見切りをつけて次の恋を探したほうがいいかもしれません。
正直に言ってしまうと「今は結婚できない」は、概ね遠回しに断るための言い方。彼が本当にあなたと将来結婚するつもりがある場合、いつ頃、何ができたら、など具体的な目安を伝えてくれるはずです。
こちらが結婚したくても、相手が引き延ばしているのなら、おそらく彼はあなたとの結婚願望がないのでしょう。ただ彼と一緒にいたいのであれば問題ないかもしれませんが、結婚や子供を生むことを望むのなら、早々に別れたほうがよいのではないでしょうか。
また、結婚願望があったとしても将来が不安になる男性も存在するよう。
たとえばマザコンの男性です。家族を大切にする男性は素敵ですが、いつまでも親離れできない人と関係を続けるのは危険。
「親に何とかしてもらえばいい」という考えを持っているおそれがある彼。あなたとの関係や家族間の問題・トラブルに毎回母親を登場させたり、自分の意見が持てなかったりするかもしれません。その結果、我慢の限界を感じるときがくるでしょう。
嘘をつく
「嘘つきな人」(30代・大阪府)
「嘘を笑いながらつく人」(30代・大阪府)
「本気ではないひと」(30代・大阪府)
「嘘つきは泥棒の始まり」なんて言葉もあるように、平気で嘘をつける人は何をするかわかりません。言っていることが本当かどうかわからない人と、長く一緒にいるのは難しいでしょう。簡単に直るような欠点でもないので、人間性を正し、嘘をつかないようにしてもらうのも至難の業です。
虚言癖のある人はコンプレックスを抱えていたり、自分をよく見せたいという虚栄心が強かったりするのだとか。人生のパートナーとするには懸念が多いので、将来を考えられるのか、さまざまな視点から相手を見てみることが大事ですね。
一緒にいて幸せだと思えない
「自分が一緒にいて幸せだと思えない男性」(30代・群馬県)
「自分がしんどい思いをしたり、自分を犠牲にしないと付き合ってられないような相手」(20代・大阪府)
一緒にいてもつらい気持ちになる相手と恋人同士でいることは、あなたの大切な人生を浪費することにもつながります。もっと幸せな気持ちで満たされて、尊敬と信頼のおけるパートナーと恋愛をしたいと思いませんか?
別れるか迷ったときの判断ポイントは?

別れるべきなのか悩んだとき、判断の軸となるポイントについてもアンケートしてみました。「別れたいけど踏ん切りがつかない」人は、ぜひ背中を押してもらいましょう。
一緒にいて居心地がいいかどうか
「その人といて楽しさが勝つかストレスが勝つか」(30代・神奈川県)
「一緒にいてこの先幸せにいられるのか」(30代・大阪府)
「楽しくない瞬間が1秒でもないか」(30代・神奈川県)
「楽しくなくなったら終わり」(30代・香川県)
「相手と一緒にいて、自分がストレスを感じているかどうか」(30代・東京都)
「自分がしんどくないか、付き合っていることで自分が我慢しないといけないことが多くないかどうか。 別れてまったく違う生活になる(それくらい自分の素が出せていない)くらいなら別れたほうがいいと判断する」(20代・大阪府)
「幸せになれるかどうか」(20代・宮城県)
「困難がある状態で付き合い続けたとしても、将来的に自分がポジティブな気持ちで過ごせていると思えるか」(20代・栃木県)
カップルが幸せな関係を続けていく上で、居心地のよさはとても大切な要素。結婚や将来を考えているかとは別に、まずは〝今現在、この人と一緒にいて心から幸せを感じられているか?〟を考えてみて。
不安や悩みが多くとも、一緒に笑っている時間が何よりも幸せならば、別れを迷うのは当然です。DVやモラハラがあるならともかく、ふたりの未来に希望を感じられているうちは、じっくり考えるのもひとつの手でしょう。
しかし反対に、憂鬱な気持ちになることのほうが多かったり、言いたいことを本人に言えずにストレスを抱え込んだりしているならば、恋の終わりは近いはず。この先の幸せのために、決断すべきときです。
結婚や将来を想像したとき、前向きなイメージが出てくるかどうか
「付き合い続けた場合の未来を想像してみる」(20代・岡山県)
「相手とこの先10年後も一緒にいられるかをシュミレーションする」(30代・東京都)
「将来が見えるかどうか。親に紹介できるか」(30代・東京都)
「今後このままこの人と付き合ってて幸せになれるか、未来が見えるか客観視する」(30代・大阪府)
「一生一緒にいられるかどうかを考える」(30代・新潟県)
「結婚して生活して~と具体的に先を想像してみて無理だと思ったら別れる」(30代・東京都)
「自分との将来をどこまで真剣に考えてくれているか」(30代・愛知県)
「これから先も一緒にいて楽しいか、充実した生活を送れるかどうか」(30代・千葉県)
「この先この人といて楽しい気分になれるかどうか、そこだけを考える。ほかの条件は全て無視する」(30代・奈良県)
未来のことは誰にもわかりませんが、現在の情報を参考に想像することならばできます。
相手の性格や考え方、生き方、これまでともに過ごした時間で見えてきた愛情の深さなど、さまざまな要素が未来へのイメージを膨らませる材料になるでしょう。一生懸命働く姿、子どもや動物への態度、問題が起きたときにしっかり向き合う誠実さなど、「この人とならきっと生涯寄り添いあえる」と思えるような一面があってこその未来です。
反対に、仕事が続かない、貯金ができない、人に冷たく不誠実で怒りっぽい、嘘つきで見栄っ張り…などの欠点があまりにも多いと、将来を考えることは難しいはず。どれだけルックスが好みであろうと、内面に将来性を感じなければ関係は長続きしないかも。
誠実に向き合い、大切にしてくれるかどうか
「相手が自分を大切に思っているかどうか」(30代・北海道)
「私のことを考えてくれる人かどうか。自分が楽しいかどうか」(30代・大阪府)
「思いやりが最初より感じられなくなったら別れる」(30代・東京都)
残念ですが、〝釣った魚にエサをやらない〟タイプの人もいます。付き合う前はあんなに優しかったのに、最初はあんなに連絡をくれていたのに…今では思いやりや優しさが感じられず、悲しくなる出来事ばかり、という状態に心当たりはないでしょうか?
もしも付き合っている相手がそのような人だった場合、この先ますますつらいことになるおそれが。時間の経過とともに相手の気持ちがより冷めていき、自分ばかりがさみしい思いをしてしまうかもしれません。
一方通行の愛は、すれ違いを加速させます。愛は与えるばかりではなく、与えあうことで成長していくものだと心得ておきましょう。
自分にとって本当に必要な存在かどうか
「時間を費やす価値が、相手にあるかどうか」(30代・千葉県)
「恋人と一緒にいないときの自分を想像する。さみしい時間が多かったら別れないけど、気楽と感じる時間が多かったら別れる」(30代・京都府)
「自分の人生に必要か否か」(20代・埼玉県)
「このままずっと一緒にいたいと思えるか考える」(30代・埼玉県)
別れようかと悩むからには、そこに至るまでに理由や原因が必ずあるはずです。相手が本当に自分にとって大切な存在かどうかを考えてみて、別れることのメリットとデメリット、どちらのほうを重く感じるかで判断するのも〇。
落ち着いて冷静に判断するために、冷却期間を設けるという手もあります。喧嘩やすれ違いが増えているなら、いったん距離を置いて別れた状態を疑似体験してみましょう。
冷却期間にはさまざまなメリットもあるようなので、気になる人はチェックしてみてください。
お互いに愛情や恋心があるかどうか
「その人を大事に思ってるかどうか」(30代・青森県)
「自分を好きじゃないと感じるか」(30代・東京都)
「好きかどうか」(30代・埼玉県)
「義務になっていないか」(30代・三重県)
愛されているか、大事にされているかだけでなく、〝自分も相手のことをちゃんと好きかどうか〟も大事な判断ポイント。情に流されたり、義務感で付き合っていたりするなら、早めに別れたほうが自分のためになりそう。
交際期間が長い、または同棲をしていると、相手が家族のように身近な存在となり「純粋な恋愛感情だけで一緒にいるわけではない」という状態になりがち。相手を異性として、特別なパートナーとして大切に思えているかどうか、今一度自分に問いかけてみて。
思いやりを感じられるかどうか
「イヤといったことを、すぐにやめてくれたか」(20代・神奈川県)
「考え方が合うかどうか。自分は正しい、それ以外は間違い、みたいな人は無理」(20代・茨城県)
「話し合いのときの姿勢や態度」(20代・東京都)
恋人同士という特別な関係性にあぐらをかいて、相手を雑に扱う人もいます。「親しき仲にも礼儀あり」といいますが、恋愛感情を持つ者同士だからといって、何をしても許されるわけではありませんよね。
中には「自分のことしか考えていないような人は×」という声も。自分のこと以上に相手を思いやってこそ、愛情や誠実さが伝わるというものです。人としての思いやりを忘れずに接することができる人かどうか、相手の人間性をしっかり見極めましょう。
信頼に足る人間性かどうか
「酔っ払った後の言動」(30代・東京都)
「許容できる範囲かどうか」(20代・山梨県)
「相手のマイナスポイントを許せるか」(30代・島根県)
「良い面は当たり前として、悪い面で考える。 自分の家族など大事な人が、その恋人と同じような性格の人と付き合っていた場合、手放しで喜べないような相手なら、自分も別れるべき」(30代・東京都)
「妥協するところは妥協するけど、絶対に譲れない条件に引っかかったとき別れる判断をする」(20代・東京都)
「どれだけいいところが多くても、許せないイヤなことがひとつでもあったら」(30代・秋田県)
相手が誠実な人かどうかという点は、やはりとても大事な要素。自身の価値観において許せないような、〝人としてアウト〟な言動をする人は別れたほうがよいでしょう。
恋人に対して不誠実な態度をとる人は、〝この人なら何をしても大丈夫〟と驕っていたり、〝たとえどんなことがあっても、この人が自分から離れるわけはない〟と過信することがあります。そこをあえて許さず離れることにより、相手に改心のチャンスを与えるという選択肢も。
金銭感覚が合うかどうか
「お金」(20代・神奈川県)
結婚や同棲に際して特にものをいう部分ですが、金銭感覚が合うかも重要なポイント。ひどい浪費癖やギャンブル趣味、借金などは大きなNGポイントになるでしょう。ほかにどれだけよいところがあっても、まだ好きな気持ちがあったとしても、相手が変わらない限り、将来が見えにくくなりそうです。
自分らしくいられる相手かどうか
「自分がどれだけ自由か考える」(30代・神奈川県)
「付き合い続けているうちに、自分が自分でなくなるおそれが出たら」(30代・東京都)
「自分が成長できる相手かを考える」(30代・愛知県)
恋愛は楽しいばかりでなく、ときにはつらいことや悲しいこともあって当然です。そのため、〝自分らしくいられる相手かどうか〟を軸に判断するのも〇。
「この人と一緒にいるとつらい思いをしてばかり」「一緒になるためには、自分の夢をあきらめなければならないかも」など…大切な人生を犠牲にしないと一緒にいられないような相手は、あなたから自分らしさを奪っていきます。
それでも彼と別れる勇気が出ない人へ

続いて女性100人に、「 恋人と別れる勇気が持てない友人に声をかけるとしたら、どのようなことを伝えますか?」とアンケート。つらい状況で悩んでいるときに、よき理解者である友人からかけられる言葉は、ときに人生を変えてくれることもあります。今まさに悩んでいる人はぜひ、背中を押されてみてください。
「この世に何人男がいると思ってんの?」
「この世に何人男がいると思ってんの? その人と結婚してあんたが幸せになると思えないんだけど」(30代・神奈川県)
「ほかにもいい人がいる」(30代・兵庫県)
「新しい恋しよう」(30代・東京都)
「絶対ほかにいい人がいる」(20代・千葉県)
「男などいくらでもいるから、こだわる必要はない」(20代・埼玉県)
「別れても、自分にとってかけがえのない存在は必ずいるよと伝える」(30代・愛知県)
「次の恋人と知り合ったら、今よりもっと楽しいかもしれないよ!」(30代・京都府)
「ずるずる続けていたら、もっといい違う男性をゲットするチャンス逃しちゃうよ!」(30代・秋田県)
なんとも力強く頼もしい言葉! 実は2024年時点で、世界の人口は81億9100万人とのこと。うち半数を男性と仮定した場合、世界には40億人を超える男性がいるというわけです。
もちろん、年齢・婚姻の有無などを考慮すると、恋愛対象になりうる男性は実際もっと少ないでしょう。しかし、それだけたくさんの男性がいると考えたら…もっとあなたにふさわしい人が、この世界のどこかで暮らしているような気がしてきませんか?
もしも今の相手と別れたら、そんな相手と出会うチャンスやきっかけが訪れるかもしれませんよ。
「老後までその人と一緒に居られる自信はある?」
「未来を想像させる」(30代・長崎県)
「その人とどうなりたいか、明るい未来は見えるのかを一度冷静になって考えようね」(30代・青森県)
「今すぐに別れることもないけど、それでこの先に幸せが待ってるとは限らないことは覚えておいてほしい」(20代・東京都)
「時間がもったいない。まだ好きな気持ちはわかるけど、10年後も一緒にいたいと思う?」(20代・福岡県)
彼と結婚したいか、自分に結婚願望があるか否かはいったん置いておきましょう。シンプルに考えてみてください。その人と老後まで一緒にいられる自信はありますか?
10年後・20年後・30年後と、ともにいる未来を想像したときに〝さすがにそんな先までは付き合っていないだろう〟と感じたならば…今すぐ別れたとしても結末は同じなのではないでしょうか。時間は有限ですから、あなたの貴重な人生を浪費する必要はありません!
「何がいちばん大切なことか、冷静に考えてみて」
「どうして別れたいかを、もう一度考えてみて」(30代・北海道)
「良い面を見てはいけない。 悪い面を見て、ほかの人にもおすすめできない相手なら即刻離れるべき」(30代・東京都)
「何が一番大切かを考えてみて、別れるか決めたほうがいい」(30代・群馬県)
人生にとって大切なものは、人それぞれ異なります。「つらくても好きな人と一緒にいることが幸せ」と考えている人もいれば「自分の夢や理想の人生を追いかけて、それを応援してくれる人と暮らしたい」と望む人も。
あなたの場合はどうでしょうか? 別れを考えるほどの相手と一緒にいつづけることと、勇気を出してひとつの恋を終わらせたそのあとで、新しい人生を切り拓くこと。どちらのほうが自分にとって実になる選択なのか、冷静に考えてみて。
「あなたは今、幸せ?」
「無理せず相手といて楽で楽しいか考えてみて」(30代・神奈川県)
「疲れてない?」(30代・三重県)
「自分がより幸せだと感じる選択をして」(30代・愛知県)
「いま幸せそうに見えないから、終わらせたほうがいいよ」(30代・東京都)
「今、鏡で自分の顔を見てみるようアドバイス。苦しそうであることを指摘する」(30代・大阪府)
「このままで幸せになれるとは思えないよ、自分のことを一生懸命考えてくれる人達の意見を聞いてみて」(30代・奈良県)
別れを考え始めてから、心から笑ったり楽しんだりできていますか? また、相手と離れている時間はしっかりリフレッシュできていますか?
もしもつらいばかりの状態ならば、いっそ別れて心を軽くしてしまいましょう。失恋の悲しみはそう簡単に癒えるものではありませんが、別れについて悩む気持ちに支配されることだって、人生を楽しめていないという点では同じです。
勇気を出してその一歩を踏み出せば、もっといい人と出会えるかもしれませんよ。
「時間もお金ももったいないよ!」
「まじで損するよ」(20代・神奈川県)
「自分を大切にする決断、選択をさせる」(30代・宮崎県)
「別れたい気持ちがあるから別れないと、ズルズルしててもその時間がもったいないよ」(20代・和歌山県)
「人生長くないぞ」(20代・東京都)
「時間の無駄だよと言ってしまう」(30代・千葉県)
「話を聞いて本当に別れたほうがよさそうなら、そんな人のためにあなたの時間を無駄にしてほしくないと伝える」(20代・岡山県)
「時は金なり」という有名な言葉を思い出しましょう。「時間はお金のように貴重であるから、大切にしなければならない」ものなのです。
しかし、失った時間はお金のように稼げないので、取り戻すこともできません。それを考えると、時間はお金よりも大切にすべきものなのかも。特に妊娠や出産を希望している人にとって、時間はより貴重なもののはず。交際相手がどれだけいい人だったとしても、将来が見えるかどうかが死活問題になることも。
別れか、自分の未来か。難しい選択ではありますが、自分の心と向き合って考えるべきときがきているのでしょうね。
「思うままに、心ゆくまでやるべき」
「人生は一度きりだから、好きに生きてほしい」(30代・大阪府)
「自分の気持ちに素直に生きてたら、そのうち忘れられる日が来る」(30代・兵庫県)
「迷うんだったら、もう少し付き合ってみたら?」(20代・岡山県)
「後悔しないのなら友人の人生だから好きにしていいと思う。どんな結果になってもいいと思えるなら関係を続けたらいいと思う。だけど、そうじゃないなら別の道を選んでみたらいいんじゃないかな、と伝える」(20代・大阪府)
どれだけ仲のよい友人であったとしても、恋愛に関して口を出したところで、心を動かすのは難しいこともあるでしょう。
だとしたら、〝いっそのこと、自分で諦めがつくまで思いっきり付き合ったらいい〟と伝えるのもひとつの方法。友人がつらい思いをしている状況は心配ですが、それでも、まずは友人自身に後悔しないような選択をしてもらいましょう。
「味方でいるよ」
「相談乗るよ」(20代・東京都)
「友人にとって何が幸せかを一緒に考える」(30代・東京都)
「別れたほうがいい理由も言うが、その友人がどれだけ素敵な人かも伝える」(30代・神奈川県)
別れる・別れないの話とは別に、「私はあなたの味方だよ」と伝えるのも大事ですね。
中には、その友人がどれだけ素敵かを伝えるという心優しい人も。ただやみくもに〝別れるべき〟と主張されるよりも、ガツンと響きそうです!
別れる勇気が湧き上がる!? 背中を押してほしい人のためのQ&A!

相手のことをまだ好きな気持ちが残っており、どうしても別れる勇気が出ないという人は必読のQ&Aをお届けします。
A.その問題は、あなたの努力次第で解決できるものですか? 彼に合わせるだけの関係ではこの先も苦労する可能性が
今抱えている問題、彼と別れたいと思っている理由は、あなたの努力次第で解決できることですか?
あなたが無意識のうちに彼に過剰な期待を寄せた結果なのか、自分の都合優先で物事を判断してしまった結果なのかをじっくり考えてみて。
もし自分に問題があると判断できる場合のなら、別れを切り出す前にやれることがあるはず。
ただし、あなたにできる努力が「理不尽な相手の言動を我慢する」という自分自身をすり減らすようなものなら考え直して。その先に幸せな未来はありません。
Q.別れるべきかどうか答えが出ないので、まずは彼とふたりで話し合いたいんだけど…
A.話し合い自体は◎。大事なのは、その後相手が変わってくれるかどうかです
別れを覚悟していることを、彼に伝えてみましょう。「別れたい」とはっきり言わなくても、このままでは付き合っていくのが難しいと思っていることを彼に理解させます。
その上で、彼がどう変わるか見てみましょう。ポイントは「行動」です。「言葉」ではありません。
あなたをどんなに「大事だ」「好きだ」と言っていても、愛されている実感がないならそれはアウト。本当にあなたを想っているのなら、彼は行動で示すはずです。
Q.結婚願望がある私。でも彼は乗り気じゃない…年齢のこともあり焦っているが、無理矢理にでも彼と付き合い続けて結婚するべき?
A.結婚はゴールではなく夫婦としてのスタート地点。その人とこの先の困難をともに乗り越えられるかどうかが重要
結婚したり、子供ができたり、この先彼と長い人生を歩んでいく場合、必ず困難にぶつかります。
それはお金のことかもしれませんし、親や子供、友人などの人間関係かもしれません。そんな困難がやってきたとき、あなたは彼と乗り越える自信はありますか?
この人となら頑張っていける、この人を守るために私も全力で闘う、この人となら最悪の状況さえきっと楽しめる。そう思えるなら、別れはいったん思いとどまったほうがよいでしょう。
でももし、困難にぶつかったときの状況を想像した際に懸念が先行するようなら、彼との関係を続けていいものか冷静に考えるべきです。
人生のバトンは相手に渡さないで
セクシャルカウンセラー右京みさほさんによれば、恋愛に大切なのは「自分軸を取り戻すこと」だと言います。
恋をするとき「自分がどうしたいかという軸を持って、どう愛するか、どう愛されるか」。これが一番重要なのだそう。選ぶのではなく、ひたすら選ばれようというスタンスでいると、恋がうまくいかなくなってしまうそうです。
「女性のお悩みを聞いていて一番感じるのは、自分の人生バトンを相手(恋人・夫・家族など)に渡している人が多いのですよね。
そして誰かにバトンを渡しているということは、自分の中身が空っぽの状態となり、それが続くと生きることまで苦しくなってしまいます。言ってみたら、どうして私は生まれてきたのかという、魂からのメッセージを無視した状態だからです。
でも、恋愛下手さんによくあるのですが、恋は傷つくものだと思っていること。そして実際に傷ついた経験が多いと、もうこれ以上傷つきたくないあまり、男性に合わせる、男性に遠慮する、メールが返ってこないなど小さなことを気にしてしまうなど、ずっと相手から見た自分を気にしてしまい、どんどんと本来の自分らしさがなくなっていく。
それがさらに『彼から選ばれようとする女』という、重い恋愛マインドに変化して、どんどんと恋がうまくいかなくなってしまうのです」(右京さん)
自分軸の確立のためには、まず自分が女性としての人生を楽しんでみることが大切だと、右京さんは言います。別れる勇気が出ずに悩んでいる人はぜひ、そのマインドを参考にしてみてくださいね。
「彼の顔色を気にして行動に移せないと、結局何も始まらない。すべては行動してみてから。行動して傷つくのか、逆にそこから始まるのか。行動していない状態では何もわからないのです。自分の人生を早く望む世界に近づけるためにも、結果が“速くわかる”ということはとても大切です。望まない結果だったら、手放していけばいいのですから。
どんな時にも、自分で決めていく。バトンは渡してみてもいいし、渡さなくてもいい。だからこそ『あー、この人、私の生き方に必要ないわ。さようなら』と、男性から選ばれようとするのではなく、自分で愛する人、愛したい人を選ぶ女性になれるのです」(右京さん)
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。