目次Contents
▼この記事の要点
- 付き合い始めに大事なことは、相手への思いやりやリスペクト。「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに
- まだ付き合い始めの段階だからこそ、結婚観や金銭感覚など、先を見据えて相手の価値観を知ることが大事。小さな不安やモヤモヤを、先まで抱え込まないように注意して
- お互いの理解が深まるように、コミュニケーションを大切に過ごすと〇。誰だって最初は赤の他人同士。付き合い始めのうちから、誠実に思いやりをもって接するのが長続きのコツ
【女性100人に聞いた】付き合い始めにしておいた方がいいことは?

「付き合い始めのころが一番楽しい!」と感じている人も多いであろう、ふたりの交際がスタートしたばかりの初々しい時期。頭を空っぽにして楽しみたいところではありますが、なにごともスタートが肝心です。
これからも末永くお付き合いを続け、お互いに幸せを感じられる恋人同士でいるために…付き合い始めのうちにしておいたほうがいいことを、女性100人に聞いてみました。
相手の価値観を確認する
「価値観のすり合わせ」(30代・東京都)
「お互いのことを知るために色んな質問をする」(20代・福岡県)
「お互いの恋愛観をよく知り、最低限譲れないルールを話し合う」(30代・神奈川県)
「お互いを知り、連絡をこまめにとる」(20代・東京都)
「その人のことを深く知る」(30代・北海道)
「生活スタイルが自分と合うかどうか」(30代・埼玉県)
「相手と自分の価値観をすり合わせる」(30代・神奈川県)
「変な宗教に入っていないかを確認、リサーチ」(30代・神奈川県)
「嫌いなものを聞いておく」(20代・東京都)
「食の好み、価値観の把握」(20代・東京都)
「落ち込んだときに話を聞いてほしいタイプか心配されたいタイプか、ほっといてほしいタイプかを元気なときに話し合っておく」(30代・兵庫県)
両想いであることを確かめ合い、無事に恋人同士になったからといって、始めからすべてをわかりあえているとはかぎりません。お互いの考え方や生活スタイル、大切にしているもの、食の好みなど…一緒に過ごす時間が増えていくうちに見えてくるであろう部分を、事前に少しでもすり合わせておくと〇。
たとえば、「LINEのやりとりは毎日じゃなくてもいいんだけど、音信不通になるのはやめてね」「最低でもおはようとおやすみのやりとりだけはしたいな」など、恋人との距離感や連絡スタンスなどもその一端です。
小さな我慢や不快感が積み重なって、のちに大きな喧嘩の種にならないよう、大事な部分については付き合い始めのうちに意思表示をしておきましょう。
結婚の意思や恋愛スタンスを知る
「結婚を視野に入れているのかどうか」(30代・大阪府)
「結婚観のすり合わせ」(30代・神奈川県)
「結婚観」(30代・愛知県)
「結婚願望があるか確認する」(30代・神奈川県)
「結婚前提か」(30代・愛知県)
「束縛するかどうか」(30代・新潟県)
「浮気のボーダーラインの確認」(20代・神奈川県)
「付き合い始めでいきなり結婚の話をするの?」と意外に思う人もいるかもしれませんね。ですが結婚に対するお互いの価値観が異なっていた場合、付き合いが長引けば長引くほどに、聞きにくくなったりすり合わせにくくなったりするものです。
恋人同士という関係性上、今後の結婚やしいては妊娠・出産に関する考え方まで、ふたりの今後に大きく関わる部分は重要でしょう。特に、アラサー前後の年齢でお付き合いを開始した場合は、人生設計に関わることも。
自分は結婚を視野に入れてお付き合いをしていたのに、相手にはまったくその気がなく、のちに辛い思いをする…なんてことにならないようにしたいところ。
相手の金銭感覚を知っておく
「ギャンブル好きかどうか」(30代・大阪府)
「ギャンブル癖などがないか確認」(30代・神奈川県)
「価値観や金銭感覚に大きな差がないか探る」(30代・長野県)
「金銭感覚が自分と一致しているか、趣味が合うか」(30代・栃木県)
「金銭感覚が合うかどうか試す」(20代・東京都)
「金銭感覚や、結婚に対する考えなどお互い譲れない価値観は確認しておいたほうがよいと思う」(30代・東京都)
金銭感覚が合うかどうかを、付き合い始めのうちに確認しておくことも大事です。
お金の使い方には、人間性が表れる部分も多いですよね。無駄使いが多く貯蓄ができないタイプの人や、人に借りたり貸したりすることに抵抗がないタイプの人とは、この先の付き合いに不安を覚える人も多いでしょう。
とはいえ金銭感覚は、お互いの収入や貯蓄・資産や家柄にも関わりかねない部分なので、関係が浅いうちは突っ込みにくいところ。「借金があるかどうかだけ先に聞いてもいい?!」「パチンコや競馬ってどう思う? 私はちょっと苦手で…」など、〝最低限ここだけは気になる〟と感じた部分をカジュアルに聞いてみて、根掘り葉掘り探らずに済むような形にするのも〇です。
お互いのことをたくさん話す
「よく話す」(30代・兵庫県)
「よく話すこと」(30代・東京都)
「自分の昔のことを含めて、お互いの好き嫌いなどエピソードも含めてたくさん話すこと。考え方とかを知るために」(30代・愛知県)
「対話」(20代・埼玉県)
「会話をいっぱいする」(20代・三重県)
お互いの価値観を知るためには、コミュニケーションをとることが大事です。会話や対話を通じてそれぞれの過去や考え方をシェアし、「なるほど、こういう考え方なのか」と、まずは価値観を受け入れてみましょう。
価値観の不一致が原因で別れるカップルは非常に多いですが、価値観とはそもそも、人それぞれ異なっていて当然の部分です。寸分の狂いもなくぴったりと価値観が一致している…という状況は、いくら相性のいいカップルでもなかなか起こりえないはず。
それをふまえ、相手の考え方や価値観を否定せず、まずは知ろうとする姿勢をもつと◎ですね。
欠点や許容範囲を共有する
「譲れない点は本人に言ったほうがいい」(30代・群馬県)
「互いの〝許せる・許せないポイント〟などをお互いで理解し合っておく」(30代・大阪府)
「自分の嫌な部分を話す」(20代・和歌山県)
「相手にされて嫌なことを知っておく」(20代・静岡県)
「許容範囲の確認」(30代・大阪府)
価値観の違いを感じた結果、どうしても受け入れられない・許せない部分が際立ってしまうこともあるでしょう。ですが付き合い始めのうちにそれを共有しておけば、不要な喧嘩やトラブルを防げるかも。
なかには「喧嘩をしておいたほうがいい」という声もありました。たとえ衝突したとしても、黙ったままでいるよりは相互理解が深まるということでしょう。
「私、貧乏ゆすりをする人だけは嫌なんだよね」「あなたのことは大好きなんだけど、この間、店員さんに怒鳴ってるときだけはちょっとどうかと思った」など、〝これはちょっと許せないな〟と感じた部分を早い段階で伝えましょう。嫌な気持ちを抱えたままずっと一緒にいるよりも、付き合い始めでシェアしたほうが後に響かないはずです。
伝える際はできるだけ一方的にならないように、「ごめんね、今のうちにこれだけ伝えさせて」「私にも直したほうがいいところがあったら教えて」と、感情的な言い方を控えて冷静な対話を試みると◎。
デートをする
「デート」(20代・静岡県)
「一緒に食事をする」(20代・埼玉県)
「記念日とかを大事にする」(30代・広島県)
デート中にみえてくるさまざまな一面が、相手のことを見極め、今後の交際に必要な情報を集めるきっかけになることも。ごはんデートに行けば、食事のマナーや好き嫌いもわかりますよね。
また、付き合い始めのうちに記念日についての考え方や、設定を共有しておくといいかもしれません。「告白した日を記念日にしよう」「出会った日は〇月〇日だよね」と話題にしておけば、どちらか片方だけがその日を大切に待ち望み、もう片方は忘れてしまいすれ違う…という事態も防げそう。
お金に余裕をもっておく
「へそくりをたくさんためておく」(20代・大阪府)
毎週・毎月のデート代や誕生日のプレゼント、記念日のお祝いなど、恋愛にはなにかとお金がかかるシーンも多いです。一文無しの状態でうっかり恋人ができてしまい、いざデートの約束をしても「ごめん、お金なくて…」とろくに買い物もできないようでは、お互いに気まずい思いをしてしまいます。
なかには、相手の貯蓄額を知っておくほうがいいと回答した人もいたほどです。いつ突っ込まれてもいいように、せめてデートを気兼ねなく楽しめるような貯蓄は用意しておきたいものです。
自分磨きをする
「自分磨き」(30代・鹿児島県)
「ニオイのケアはちゃんとしとくべき」(30代・福島県)
好きな人との交際が決まり念願の恋人関係になったからといって、自分磨きをおざなりにするのは△。背伸びをしすぎる必要はないといえど、付き合い始めの段階でいきなり気を抜かないようにしましょう。
せっかくのデートなのに寝ぐせだらけの頭で現れたり、おうちデートだからと最初からすっぴんダル着で迎えたりはせず、最低限〝魅力的にみせようとしている〟姿勢が伝わるようにすると〇。お互いを好ましく思い恋人になりたいと感じたときの気持ちを、忘れない程度には自分磨きを継続して。
お互いの友人に会う
「共通の友人をもつ」(30代・東京都)
相手の交友関係や友人の雰囲気を知ることで、付き合い始めの段階でもたくさんの情報が得られます。相手が自分といないとき、友人とどんなふうに過ごしているものなのか…自分と出会う前どんな人だったのかなど、友人を介して理解を深めることができそうです。
【女性100人に聞いた】付き合い始めに気を付けたい言動は?

「口は災いのもと」という言葉もありますが、付き合い始めだからこそ気をつけたい言動についてまとめました。
不躾な言葉使い
「言葉使い」(20代・京都府)
「言葉使い」(30代・東京都)
「言葉使い」(20代・神奈川県)
「言葉使いに気を付ける」(30代・東京都)
「言葉使いは乱さない」(20代・福岡県)
「言葉使いや箸の持ち方に気を付ける」(20代・埼玉県)
「言葉使いを、気を付ける」(30代・長野県)
「言葉使いを丁寧にする、時間はしっかり守る」(30代・栃木県)
「無意識に出ている口癖」(30代・栃木県)
彼氏彼女として付き合い始めたからといって、いきなり言葉使いを乱すのは×。相手への気使いがないように思われるだけでなく、下品・乱暴といったネガティブなイメージにつながることも。
特に、付き合う前は丁寧な口調を意識していたような場合、「付き合ったとたん本性を出してきた」とがっかりされてしまうかもしれません。人としてのマナーやモラルを大切に、不躾な言葉使いをしないよう気をつけて。
強い口調
「命令口調など」(30代・広島県)
「相手に叱るときの言動」(20代・神奈川県)
「口調」(20代・埼玉県)
「『あんた』とかいわない」(30代・愛知県)
「ひどい言葉を使う」(30代・新潟県)
相手に「付き合う前なら絶対そんな言い方しなかったはずなのに…」と幻滅されるような、上から目線の強い口調もNGです。相手が自分のものになったという安心感からつい、気を抜いてしまいがちな人は要注意。いくら自分の恋人といえど、元は赤の他人だったことを忘れずに。
悪口や愚痴
「愚痴っぽくならない」(30代・東京都)
「ネガティブ発言をしないこと、束縛をしないこと」(20代・東京都)
「他人の悪口、陰口」(20代・東京都)
「愚痴や悪口を言わない。『でも』『いやだって』、と否定から入らないようにする」(30代・茨城県)
「悪口を言わない」(30代・神奈川県)
辛いことや嫌なことがあったとき、恋人に甘えてつい愚痴を言ってしまう人は多いでしょう。心を許したパートナーなのですから、それ自体は悪いことではありません。ですが付き合い始めのうちは限度を考え、なるべくであればポジティブな話を増やしたほうが好印象です。
自分本位な態度
「偏見や先入観丸出しの言動」(30代・茨城県)
「自分勝手さ」(30代・千葉県)(30代・千葉県)
「自分勝手な行動」(20代・岡山県)
「自分の価値観を押し付けない」(20代・兵庫県)
「付き合い始めだけでなく、相手を頭ごなしに否定することはしない」(30代・東京都)
「相手の立場になって発言する」(30代・鹿児島県)
「相手の価値観を否定しない」(20代・静岡県)
「相手のことをよく知らないのに、いろいろ決めつけること」(30代・大阪府)
「相手を否定する」(30代・福岡県)
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、相手が恋人だからといって自分本位な態度は×。リスペクトに欠けた言動で相手を傷つけてしまうと、喧嘩や別れ話のきっかけにもなりかねません。
価値観の押しつけや一方的な否定は、モラハラととらえられることも。付き合い始めのうちだけでなく、長く付き合った後だとしても、自分勝手で配慮に欠けた言動は控えましょう。
家族についての話
「相手の家族をバカにするような言動」(30代・埼玉県)
「相手の家族のことをズケズケ聞かない。結婚を急かさない」(30代・兵庫県)
生まれや育ちは人それぞれ。いずれ結婚し、生涯を共にするかもしれない相手だとしても、いきなり踏み込みすぎた詮索は△。ましてや相手の家族をさげすむような発言は、恋人としても人としてもNGです。
パートナー自身が「うちは毒親で…」「親のこと嫌いなんだよね」と言っていたとしても、それに乗っかりすぎて失礼な発言をしないよう気をつけて。同調はしつつも、見下したり侮辱することは控えましょう。
失礼な発言
「相手が傷つくような言葉、たとえば相手のコンプレックスを刺激するような言動は絶対にしてはいけないと思う」(30代・東京都)
「相手を不快にしない」(30代・東京都)
「相手を肯定しすぎず、 けなしすぎず、 話をする」(20代・和歌山県)
「相手の気持ちを無視するような言動」(20代・神奈川県)
付き合い始めにかぎらずとも、無意味に相手を不快にさせる言動はやめましょう。体型や顔立ちについての発言はもちろん、「ほんと、トロいよね」「何してもダメだよね」というような、行動や努力を否定するような発言も×。
たとえ自分の恋人相手でも、人格を否定する権利はありません。モラハラだと受け止められて、別れの原因にもなりうるので要注意。
不誠実な態度
「わがままを言い過ぎない」(30代・神奈川県)
「押し付けない」(30代・兵庫県)
「親しき仲にも礼儀あり。相手に配慮しない行動はしない」(30代・青森県)
こちらも、付き合い始めでなくとも注意したい言動ですね。相手に嘘をついたり過剰なわがままを言ったりしていると、気持ちが冷めて別れに繋がりうるだけでなく、「人として信頼できない」と思われるかも。付き合う前の態度とのギャップが大きければ大きいほどに、相手を失望させてしまうでしょう。
【付き合い始めが肝心!?】長く付き合うためのコツは?

付き合い始めの彼氏や彼女と、この先もずっと一緒にいるためのポイントをご紹介。まだわからないことや不安も多い段階で、先を見すえていいお付き合いをするには、何を意識したらよいのでしょう?
お互いを思いやり気使う
「お互いに思いやり、気使うこと」(30代・愛知県)
「思いやり」(30代・千葉県)
「思いやり」(30代・新潟県)
「思いやり」(30代・茨城県)
「思いやり」(30代・青森県)
「相手のことを思いやる」(20代・埼玉県)
「相手を思いやる。自分が自分が…となりすぎるとけんかになって別れ話になってしまう」(30代・広島県)
相手を思いやる気持ちと、自分の中でのモヤモヤがあれば喧嘩ではなく話し合いの形で相談できるようにすること」(20代・埼玉県)
「相手を思い謙虚な気持ちを忘れないこと」(30代・大阪府)
「お互いを思いやる」(20代・鳥取県)
「お互いがお互いを助け合う」(30代・鹿児島県)
なににおいても大切なことは、思いやりだという回答が圧倒的多数。相手を大切に想う気持ちを、行動や言葉でしっかり示していきましょう。
思いやりという言葉を辞書で引くと、
1 他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情。
2 想像。推察。
3 思慮。分別。(小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用)
とでてきます。相手がどんな気持ちでいるか、なにをしてあげたら喜んでくれるかどうかを想像して、相手のために行動する姿勢が大事ですね。
束縛や過干渉はしない
「干渉しすぎない」(30代・千葉県)
「全てを知ろうとしない」(30代・愛知県)
「ほどよい距離感」(30代・栃木県)
「適度な距離感」(30代・埼玉県)
「束縛しない」(30代・新潟県)
「過干渉になりすぎない」(20代・神奈川県)
「干渉せず、一人時間も大事にし、お互いにとってほどよい距離感で付き合っていくこと」(30代・東京都)
「自分の時間もつくる」(20代・京都府)
「恋愛以外の時間を充実させること」(20代・大阪府)
付き合い始めのうちから、四六時中一緒にいてつねにべったり…という状態になると、共依存状態に陥る可能性もあります。健全とはいいがたい関係性は、この先も末永くお付き合いをしていくにあたって弊害になるかもしれません。
恋人ができてうれしい気持ちでいっぱいになり、いつも一緒にいたいと感じたとしても、一定の距離感をおいたほうが長続きしやすいことも。〝相手の何もかもを知っていないと気が済まない〟ような状態にならないよう、ほどよい距離感を意識してみて。
相手を尊重する
「互いの自由を尊重すること」(20代・東京都)
「相手を尊敬すること。褒めること。支えつつ、自分の意見をもって言うこと」(20代・東京都)
「相手の意見を尊重する」(20代・岡山県)
「相手の気持ちを考える」(30代・東京都)
「相手を尊重する」(30代・神奈川県)
「尊重し合う」(30代・愛知県)
「価値観が違っても、相手を思いやること」(30代・神奈川県)
「親しい仲にも礼儀あり」(20代・北海道)
「自分がされて嫌なことはしない」(30代・兵庫県)
「礼儀は忘れず」(30代・東京都)
お付き合いを長続きさせるための大切なポイントは、お互いが対等な立場であること。平等に意見を言い合える関係を築くため、それぞれが思いやりをもち、気持ちを尊重できるような向き合い方を心がけてみましょう。
日頃からコミュニケーションをとる
「こまめに話し合う」(30代・大阪府)
「よく話し合う」(30代・東京都)
「定期的に落ち着いたところで話す時間をつくる」(30代・兵庫県)
「話し合いの場を設けたほうがいい」(30代・群馬県)
「相手の話をしっかり聞いて、思いやりを持って接すること」(30代・神奈川県)
「話し合いをする」(30代・東京都)
「些細なことでも相手に伝える。伝える努力をする」(30代・大阪府)
「ありがとう、ごめんなさい、お疲れ様」(20代・東京都)
「嫌なことはきちんと言う。ありがとうを言う」(30代・広島県)
「いつも連絡する」(30代・新潟県)
「価値観を知る」(20代・神奈川県)
相手を理解するためにも、自分のことを知ってもらうためにも、日頃から密なコミュニケーションをとることは大切です。会えないあいだのLINEのやりとりや電話はもちろんのこと、デート中の会話を通じて、価値観を知るきっかけをつくりましょう。
また、気になることや話し合いたいことができたとき、対話のための時間をしっかりとれるかどうかも重要です。心の中にモヤモヤを抱えたままでいると、相手への不満も溜まりがちに。いつまでも我慢をし続けた結果、取り返しのつかないところまで怒りが膨らんでしまうかも。
お互いに〝これは早いうちに話し合ったほうがいい〟と感じるような、価値観の違いや欠点については、きちんと話し合いができるようにしておくと〇。「ありがとう」や「ごめんね」といったような、人として大切な声かけも忘れないようにしましょう。
自分らしく接する
「自然体」(20代・和歌山県)
「自分を曝け出す」(20代・静岡県)
「自然体でいること」(30代・千葉県)
「言いたいことを我慢しない」(30代・千葉県)
「無理をしない」(20代・東京都)
「最初から自分を我慢しすぎない」(30代・神奈川県)
相手に好かれようとして、取り繕った自分の姿で接していると、ストレスが溜まり付き合いを負担に感じてしまうかも。関係を長続きさせたいのであれば、自分らしいふるまいや態度をすることもときには大事です。
相手に完璧を求めない
「相手の悪いところも受け入れる」(30代・神奈川県)
「相手に求めすぎない」(30代・長野県)
「妥協」(30代・宮崎県)
「妥協する、譲り合う」(30代・茨城県)
「不満は一旦飲み込む」(30代・愛知県)
「我慢する」(20代・神奈川県)
「見えないふり」(30代・福岡県)
「何かが合わないと思ったら相手を宇宙人だと思う」(20代・静岡県)
恋愛はきれいごとばかりではうまくいきません。そして、お互いに完璧な人間というわけでもない以上は、ときに我慢や妥協も必要でしょう。
たとえムッとするようなことがあっても、その場で感情的になって怒りをぶつけたり、極端な考え方をして「もう別れたほうがいいな」と結論を急いだりしないほうが〇。相手も人間である以上、自分と同じように至らない点があって当然ということは忘れずに。
誠実に、一途に向き合う
「誠実に向き合う」(20代・福岡県)
「一途でいること」(30代・福岡県)
「浮気をしない。お金の管理をする」(20代・大阪府)
「相手に感謝する」(30代・大阪府)
「相手には感謝の気持ちをもって接する。我を通さない」(30代・埼玉県)
当たり前のことですが、恋人との関係を長続きさせたいにも関わらず、浮気やそれに近い行為をするのはNGです。日頃一緒にいてくれることへの感謝を忘れずに、誠意をもって向き合いましょう。
どこからを浮気ととらえるかは、同じ女性同士でさえ価値観が異なることも多い部分。お互いに、「隠れて異性とふたりきりで会わない」「異性のいる飲み会は事前に報告する」など、ルールを決めておくのもいいですね。
付き合い始めに感じる不安の理由って? 交際半年未満の付き合い方Q&A

付き合い始めというと、交際一か月~三ヶ月ほどの期間をイメージする人が多いのではないでしょうか。付き合って半年を超えると、関係が長く続いたという実感もあり、倦怠期を感じ始めるカップルもいるようです。
ここでは交際初期に生まれがちな不安やトラブルについて、解決策をQ&A形式で解説していきます。
A.付き合い始めの段階より、付き合って時間を重ねていくほどに愛が深まる人はいます。なかには、付き合ってから好きな気持ちがようやく芽生えたという人も。今後の向き合い方次第で、いくらでも愛してもらえる可能性はあるでしょう
前提として、〝相手が告白をOKしてくれている〟という事実を大切にしてみてください。無理矢理に迫ったのならともかく、アプローチや告白を受けて恋人になる覚悟を決めてくれた、相手の気持ちをないがしろにする必要はありません。彼はあなたの彼氏になりたい・なってもいいと思ってくれたからこそ、告白をOKしているのです。
また、付き合ってから好きになる恋愛をしている人は珍しくないようです。「誠実に告白してもらえたから」「フリーの時期にアプローチされたから」と受け身なスタンスで付き合った結果、「想像以上に素敵な人だった」「とてもいいパートナーだと感じた」と、のちに立場が逆転するカップルもいますからね。
告白する側とされる側で、愛情の深さや本気度が違うように感じて、不安をおぼえる人は多いでしょう。ですが相手も告白をOKしてくれている以上は、あなたの恋人として向き合う覚悟をもってくれているはず。自分から告白したことを後ろめたく思うのではなく、ここからさらに好きにさせるという気持ちで接してみて。
幸いにも、女性からの告白を歓迎している男性は多いみたいですよ。詳しくはこちらの記事をチェック!
Q.曖昧な関係のまま、友達以上、恋人未満で長い間一緒にいた彼。この場合、付き合い始めっていつのことになるんでしょうか。最近になってようやく彼氏・彼女の関係に昇格したものの、あまり新鮮味はなく先行きが不安です
A.責任をともなわない曖昧な関係と、将来を見すえた正式な恋人関係はスタンスがまるで違います。その点、ふたりはまだ付き合い始めの段階だと考えてよいでしょう。マンネリ打破のための行動を起こしつつ、彼の態度や発言から、本気度をはかってみるのも〇
男女問わず、人には〝本気で好きな人だけにとる態度〟というものがあるようです。どのようなきっかけで関係が進展したのかにもよりますが、立場の変化にともない彼の心が本気になっているかどうか、態度から推しはかってみるのもひとつの手ですね。
長い間曖昧な関係だったということは、正式な恋人になることをどちらかがためらい、真剣なお付き合いに対して抵抗感をおぼえていた可能性があります。しかしその不安感を乗り越えてでも〝そろそろちゃんと付き合おう〟という気持ちになってくれたのですから、付き合い始めの今こそ、お互いの不安や悩みを共有しておくことも大事です。
「私たちはこれまでとは違う、真面目なお付き合いをする間柄になったんだよ」という事実を、改めて彼に感じてもらうのがポイント。そこであまりいい反応が得られないのであれば、自分をさらに磨き、彼が手放したくないと思うような彼女になることを目指しましょう。
Q.恋愛経験があまりないので、付き合い始めの今は何もかもが不安です。いいようのない不安を解消するためにはどうしたらいいでしょうか
A.不安に思っても仕方ないとは思いつつ、ついつい悩んでしまうときってありますよね。端的に、不安解消のためのポイントをご紹介します
◆積極的にコミュニケーションをとる
人間関係にはコミュニケーションが欠かせません。そして、恋愛も人間関係の一種です。
察してほしいことも言葉にしないと相手には伝わらないので、不安は我慢しないで伝えてみましょう。連絡や会う頻度については、お互いの意見をすり合わせておくと〇。何も言わずに不安を膨らませているよりは、勇気を出して提案してみたほうが、よりよいお付き合いができるかも。
◆お互いのことを知る
恋愛にかぎらず、わからないことや知らないことには誰だって自信がもてず、不安に感じがちです。ですが、お互いを知っていくことで理解が深まり、不安に思うことも減っていくかもしれません。
環境の変化や経験、時間の経過などにより価値観は変化していくものなので、始めの印象に左右されすぎないようにするといいでしょう。
◆お互いを尊重する
もともと人付き合いが得意ではない場合、恋人関係としての付き合い始めは戸惑い、緊張してしまうこともありますよね。そんなときこそ初心を忘れずに、お互いに相手の存在を尊重し合うというスタンスをとることが、円滑な関係のためには重要です。
なかには、「自分が相手に釣り合っていないのではないかと不安に思う」という意見もありました。ですが事実として、相手はあなたの恋人になることを望んだからこそ、今こうして付き合い始めの時期を迎えられているのでは。なかなか自信をもつことはできなくても、自分らしさは忘れないようにしましょう。
◆我慢や無理をしない
「素が見えたときに幻滅されたらどうしよう」「価値観の違いで距離をおかれたら不安」など、付き合っていくうちに嫌われてしまうことを心配する人もいます。とはいえ、嫌われないために自分を取り繕いすぎると、自分らしくいられない関係に居心地の悪さを感じるかも。
我慢や無理はほどほどに、相手にいい顔をしすぎないように気をつけて。本当のあなたを知ってもらってこそ、関係も長続きするというものです。
◆前向きに付き合う
他の人よりも深い関係の、〝恋人という他人の存在〟ができるということは、人間関係の大きな変化です。もしかしたら恋愛というより、変化そのものに不安を感じてしまっている可能性も考えられます。
不安なことで頭がいっぱいでは、せっかくの恋人関係がもったいないです。「せっかくなら楽しいお付き合いをしよう!」「もっと好きになってもらえるように頑張ろう!」と、気持ちを切り替えて行動するのが〇。
◆できるだけ連絡をこまめにとる
なにげないことでも気軽に連絡しあえると、関係性に安心感をおぼえられますよね。会えないときも連絡できそうなタイミングがあるのならば、LINEや電話で積極的にコミュニケーションをとってみましょう。
◆時間に任せる
付き合えたことはうれしいけれど、同時にいつまで続くのかを不安に思ってしまうこともありますよね。しかし時間に任せるという気持ちでいれば、自然とお付き合いへの不安もやわらいでいくでしょう。
「時間は薬」ですからね。「どうせいつかは別れるかもしれないし…」と不安でい続けるより、「今のこの時間を目一杯満喫したい」とポジティブにとらえれば、ふたりの関係も前向きなものになっていきそう。
前向きな気持ちでお付き合いを楽しんで
付き合い始めに抱く不安の種類も、その原因も、人によってさまざまであることがわかりますね。
まだ相手のことがよくわからずに不安だったり、過去のトラウマや思い出がよみがえり、〝またうまくいかなかったら…〟と付き合い始めから悲観してしまったり。
とはいえ、誰だって最初は赤の他人同士。どんなに仲が良く幸せそうに見えるカップルにだって、まだお互いのことをよく知らない時期というのはあったはず。今まで恋愛がうまくいかなかった人も、過去の恋人とまた付き合うわけではないのなら、前向きな気持ちで臨んでみてはいかがでしょうか。
不安なのはあなただけではなく、案外相手も一緒…なんて場合もありえるかも。自信がもてない部分があっても、せっかくのお付き合いなので前向きに考えるように意識してみたり、楽しく過ごせるように行動してみたり、不安を解消するための行動を起こすことが大事です。
「一緒に幸せになろうね」とポジティブに話し合えたら、ふたりの今後も上手くいくような気がしますよね。
TOP画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。