「あの時、こうしていれば…」という後悔をしたことはありませんか? 多かれ少なかれ誰にでも、人生に後悔はあるもの。しかし、できれば後悔のない人生を送りたいですよね。そこで当記事では、後悔しない生き方をするためのヒントをお伝えします。
人生における後悔とは?
例えば、値下げしているからといって買いすぎてしまった時など、日常生活のさまざまな場面で後悔をしてしまうことはよくあります。こうした些細なことであれば、一生後悔することにはならないでしょう。
しかし、働き過ぎて身体を壊してしまったり、やりたいことを我慢して生きてしまうと、大きな後悔になってしまうことも。以下に、人生における大きな後悔をいくつか挙げてみます。
・働き過ぎなければよかった
・周りの目を気にせず、やりたいことをやればよかった
・家族や好きな人に、素直な気持ちを伝えればよかった
・自分の気持ちに正直に生きればよかった
・失敗を恐れず、思い切って挑戦すればよかった
例えば、仕事を頑張るあまりに心身のバランスを壊したり、家族との時間をおろそかにしてしまった場合、「働き過ぎなければよかった」と思うことがあります。そのほか、家族や大切な人と急に離別することになった時、「もっと“ありがとう”と伝えればよかった」と悔やむこともあるでしょう。上記のような後悔は、人生において忘れられない出来事になってしまうことがあります。
後悔しない生き方をするために大切なこととは?
後悔には「やって後悔したこと」と「やらずに後悔したこと」の2パターンがあります。ですので、やるべきか・やらざるべきかの2択で判断できないのが難しいところ。しかし、いくつかのポイントをおさえれば、後悔を減らせますよ。ここでは、後悔しない生き方を送るために大切なことを紹介します。
1:自分に正直に、やりたいことをやる
ご自身の過去を振り返ってみても、やって後悔したことより、やらずに後悔していることの方が心に残っていると思いませんか? 新しいことに挑戦したり、自信がないことを行う時には、不安がつきものです。時には、周りから「そんなのできっこないよ」と反対されることもあります。しかし、自分の本心が「やってみたい」と思うのなら、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
もし失敗したとしても、やらずに後悔するよりは、やって後悔した方が清々しい気持ちになるはずです。
2:人生には限りがあることを忘れない
恐怖心や面倒な気持ちから、「やってみたいけど忙しくてできない」「まだ経験がないから」「疲れているから明日やろう」などと言い訳をして、行動を先延ばしにしてしまうことがあります。しかし、先延ばしにしたぶん、さらに腰が重くなったり、タイミングを逃してしまうこともありますよね。
こうした時には、「人生には限りがある」と意識するのが有効です。また、人はいつ死んでしまうかもわかりません。「思い立ったが吉日」という言葉がある通り、すぐに行動に移すようにしてみると、やらない後悔が減るのではないでしょうか。
3:自分にとっての幸せは何かを考える
世間体を気にしてしまったり、周りの期待に応えるために無理をしていると、自分の人生から遠ざかってしまいます。また、自己嫌悪に陥ったり、不満だらけの人生になってしまうこともあるでしょう。そのため、「自分を押し殺してしまっている」「他人の価値観に沿って生きている」と感じた時には、一度自分にとっての幸せを考える時間をとってみてはいかがでしょうか。
4:健康を第一にする
生きている以上、老化は誰にでも起こるもの。20代では大丈夫でも、30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれて身体に無理がきかなくなっていきます。「自分は体力があるし、大丈夫だから」などと過信していると、身体だけではなく心のバランスまで崩してしまうことも。
どれだけ仕事を頑張っていても、お金を稼いでいても、健康を損なってしまったら元も子もありませんので、健康を何より大切にしましょう。
5:家族やパートナーを大切にする
家族に対してはもちろん、恋愛においても「もっと優しくすればよかった」「きちんと自分の思いを伝えればよかった」などと後悔することがあります。周りの人との関係をおろそかにしたり、自己中心的な言動をとらないように注意しましょう。いつも支えてくれることや一緒にいてくれることに感謝し、恥ずかしくても「ありがとう」と伝えてみてくださいね。
後悔しないために。心に響く名言を紹介
「やってみたいけど怖い」「自分にはできないかもしれない」などと考えて、挑戦を躊躇してしまうことがありますよね。また、惰性で生きているうち「何のために生きているんだっけ?」と思うことも。そうした時、あなたを後押ししてくれる名言をいくつか紹介します。
1:「Many of life’s failures are people who did not realize how close they were to success when they gave up.(人生で失敗した人の多くは、自分がいかに成功に近づいているか気が付かずに諦めた人たちだ)」
これは、発明家であるトーマス・エジソンが残した名言。一度失敗してしまうと、「自分にはやっぱり無理だったんだ」と諦めてしまうこともありますよね。しかしそうした時にも、「もう一度やってみよう」と気持ちを奮い立たせてくれる言葉です。
2:「Determine that the thing can and shall be done, and then we shall find the way.(それはできる、やると決めよ。その後で、やる方法を見つけるのだ)」
第16代アメリカ合衆国の大統領、エイブラハム・リンカーンの言葉です。何かをやる時には、自分にできるのかと不安が生まれてしまいます。しかし、できる・できないではなく、まずは「やる!」と強く決心することが大事。一歩踏み出せない時に、背中を押してくれる名言です。
3:「If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?(もし今日が人生で最後の日だったら、今日やることは自分が本当にしたいことなのか?)」
スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式のスピーチで放った言葉です。今の会社を惰性で続けてしまったり、なんとなくダラダラと一日を過ごしてしまう時。また、他人の価値観に縛られて、自分を押し殺してしまう時。この言葉を思い出してみると、自分の本当にしたいことが見えてくるのではないでしょうか。
最後に
人生に後悔はつきものですが、できれば大きな悔いは残さずに清々しく生きたいですよね。後悔しない生き方を送りたいと思った方は、ぜひ当記事を参考にして自分に正直に生きてみてください。
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