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恋愛の冷却期間とは?
はじめに、「冷却期間」の言葉の意味についてチェックしてみましょう。
“感情的対立をしずめて、事態を落ち着かせるためにおく期間”(小学館刊・デジタル大辞泉)
つまり、別れた相手と距離を置いて、復縁に向けて準備する大切な期間を表します。
会ったり連絡をとったりせずに、自分と向き合って、冷静な気持ちで別れた原因などを考える状態のこと。
【アンケート】復縁するために「冷却期間」は必要?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
さて、20~30代の女性100人に復縁するために「冷却期間」は必要? とOggi編集部が質問したところ、はい… 60.8%/いいえ… 39.2%と回答結果に。
「はい」と答えた方が全体の6割以上。半数以上の女性が「冷却期間は必要」と感じているようです。
別れた直後~1週間は、まだ彼が近くにいないことを実感しにくいですが、1ヶ月過ぎたあたりで悲しみを感じ始める人も多いのではないでしょうか。
復縁するために「冷却期間」が必要な理由とは?
別れた原因や状況にもよりますが、中途半端な関係のまま復縁を望むのは難しそう。ここでは、皆さんからのアンケート結果をもとに、冷却期間が必要な理由を4つピックアップ。
【1】冷静になるため
感情的になっていると、冷静な判断ができなくなります。特にケンカ別れをした場合や、音信不通になってしまった場合は、納得できていないまま破局していることも多いので冷静さが必要。
時間が経つことで、落ち着きを取り戻して理性的な思考ができるように。その際に本当にその人が自分にとって必要なのか考えると、正しい答えが導き出せそう。
「冷却期間で復縁も望む側も望まない側も、本当に相手のことが必要なのか冷静になれると思う」(20代・神奈川県)
「冷静にならないと正常な判断はできないから」(20代・北海道)
「一旦距離をおいて、改めてお互いの大切さを認識するため」(30代・東京都)
「客観的に関係を見つめ直すことができるから」(30代・兵庫県)
「今仲が悪くても、いったん離れてみて、冷静に考えてみれば考えが変わるかもしれないから」(30代・青森県)
【2】考える時間が必要だから
なぜ別れることになってしまったのか、うまく和解できる手段はなかったのか、今後復縁した際に原因となった部分を理解し合うことができるのか、などお互いが幸せになるための道を考えることも必要ですよね。
ふたりに降りかかる問題の対策を見つけられたら、復縁に向かって一歩が踏み出せるでしょう。
「1人で考える時間が必要」(20代・大阪府)
「本当に好きなのか、考える時間が必要」(20代・北海道)
「お互いが気付いて、どうするか考える時間は普通に必要だと思う」(30代・兵庫県)
「別れたなら、別れる理由があったはず。自分と相手のどこが良くなかったのかを考える時間が必要」(30代・愛媛県)
【3】自分のことに目を向けるため
相手に対して思いやりの気持ちを寄せる時間も大切ですが、1番大切なのは自分の気持ちです。
冷却期間中は、元恋人とこれからどうなっていきたいか?など自分の本心と向き合って、気持ちを整理させるのにぴったりです。自分の心に偽りがないように、後悔のない選択をしてくださいね。
「自分の気持ちを整理する」(30代・秋田県)
「自分の時間を大切にするべきだと思うから」(20代・京都府)
「自分自身のことをもう一度、見つめ直す期間が必要だと思うから」(20代・奈良県)
「自分達を客観的に見ることで、新しい選択が増えるかもしれないから」(20代・愛知県)
【4】適度な距離感を保つため
別れた直後は、まだ納得できない気持ちや理解できない想いが強いかもしれません。
でも、会わない、連絡をとらないなど一旦距離を置くことで、深く残っていた相手へのネガティブなイメージを払拭することもできるでしょう。
逆に楽しかった思い出や幸せな記憶が浮かび、「やっぱり私にはあの人しかいない」と思えるキッカケにもなるかもしれません。
「すぐに復縁を迫っても、相手はうんざりすると思うから」(30代・新潟県)
「関係がうまく行かないのは距離が近すぎ。適度な距離感を見つけるために一旦距離を置くのがいいと思う」(30代・福岡県)
「少し離れると本当にその人が必要かどうか分かることがあるから」(20代・香川県)
「すぐに復縁しても変わらない。すぐに復縁しても何も変わらないと思うので、お互いに色々考える時間が必要だから」(30代・東京都)
復縁するために「冷却期間」にすべきことは?
冷却期間が必要な理由がわかったところで、次は冷却期間にどんなことをするべきなのか?を確認してみましょう。ただ時間を置くだけでなく、復縁に向けた最適な過ごし方があるはず。成功させるためのポイントをチェック!
【1】今までを振り返る
自分にとっても相手にとっても本当に良い存在かどうか、今までのふたりを振り返ってみましょう。
じっくり考えてみたときに、マイナスになることが多かったり、相手が一方的に悪いと思う部分が多いようなら、復縁自体を諦めた方が良い場合もあるかも。家族や友人などに相談して、客観的な意見をもらうのも◎!
「ゆっくりこれまでの関係について考えたり、友達等に話してみる」(30代・兵庫県)
「改めて相手の存在を認識する」(30代・三重県)
「自分の短所・長所、相手の短所・長所など考え、今後の人生の見通しに本当に必要な人か考える」(20代・奈良県)
「本当に必要か、普段通り生活して相手が必要かを感じられるか」(20代・栃木県)
【2】相手のことから離れる
一旦その人のことを忘れ、お互いを全く意識しない生活を送ると頭の中もスッキリするはず。
無になる時間や、リラックスできる時間を多く取り入れ、不安な気持ちやイライラする感情を捨てると楽になれますよ。
「あまり相手を考えない」(30代・東京都)
「相手以外のものに夢中になる」(20代・兵庫県)
「相手の事をあれこれ考え過ぎないようにする」(30代・神奈川県)
「全く連絡を取らない。関わらない」(20代・愛知県)
【3】ひとりの時間を堪能する
旅行、仕事、勉強などの経験を積む時間を堪能しながら、恋人がいない時間を充実させるのもひとつの方法。
いろいろなことを体験すると、今まで知ることのなかった価値にも触れることもできて、一皮むけた自分に生まれ変わることができるかもしれません。
「1人の時間をもつ」(30代・島根県)
「好きな趣味をする」(20代・神奈川県)
「趣味に打ち込む」(20代・埼玉県)
「気分転換に趣味で気晴らし」(30代・広島県)
【4】人に会う
学生時代や若いときは恋愛の優先度が高かった女性も、20代後半~30代になると、自立して恋愛に依存しなくなることも増えるでしょう。
友人や家族とのひととき、仕事の仲間との時間など、さまざまな関わりを持つことで復縁に対する考え方や気持ちも変わってくるかもしれません。
自分しかわからないことも多くありますが、第三者だからこそわかることもあるので、耳を傾けることが重要。
「いろんな人と出掛ける」(20代・北海道)
「友人や家族との時間を作る」(30代・千葉県)
「色んな人と会う」(20代・神奈川県)
「女性の友人とカフェにいく」(30代・岐阜県)
【5】自分磨きをする
少し会えない期間があるなら、その間に思い切り自分磨きに励んで、相手からも復縁を懇願されるような素敵な女性を目指して。
自分磨きを成功させることで、自分にも自信がついて、自己肯定感もアップ。
見た目をきれいにするだけではなく、本や新聞を読んで知識を蓄えたり、ヨガや岩盤浴で精神を整えてみると、思考も磨かれて内面も美しくなれるはず。
「もっといい人間になり、相手から魅力的だと思ってもらえるように自分を磨く」(30代・新潟県)
「自分を高める」(20代・神奈川県)
「自分みがき」(30代・広島県)
「内面も外見も磨く」(30代・長野県)
【6】何も考えない・何もしない
特に深くは考えず、相手がいなくなった日々をのんびり過ごす、という意見もありました。
あまり意識せず生活していく中で「連絡したい」「会いたい」という想いが強くなるようならば、今後の復縁について考え始めてもよいかもしれません。
「何もアクションをしない」(20代・神奈川県)
「何も考えない」(30代・東京都)
「冷却期間はあえてなにもしない」(30代・大阪府)
「連絡を取らない。他の人と沢山遊ぶ」(20代・埼玉県)
復縁するために「冷却期間」にしてはいけないことは?
一方、冷却期間中に相手にされて嫌だったNG行動もまとめてみました。自分ではそこまで自覚がなくても、周りから見たら引かれてしまうようなアクションもあるでしょう。
自分に置き換えて、心当たりがないかチェックを!
【1】SNSやマッチングアプリで異性と絡む
相手のことを特定しやすいSNSやマッチングアプリは、昨今の男女が揉める原因のひとつ。
恋人と別れてしまった虚しさから誰かに頼りたくなってしまう、つい新しい関係を見つけたくなってしまう、そんな人も多くいるようです。
今現在がなんのための冷却期間なのか、自分の中で意味を再確認してみましょう。その場の空気に流されてもよいことはなさそうです。
【2】異性と会う
冷却期間中といえども、夜遅くまでふたりで飲んだり、どちらかの家で長時間過ごすなど、異性と何かが起こりそうなシチュエーションを作り出すのは基本的にNG!
いつどこで、誰に見られているかわからないので、気付いたら復縁したいと思っていた元彼氏に情報が筒抜けになっていて、信頼を失った… なんて可能性も考えられます。
異性と会うときは、複数人で会うようにしたり、ふたりきりにならないようにしたりなど、ガードを固くして寂しさに流されないことが大切。
【3】酔った時にだけ電話をかける
酔ったときこそ、本当に好きな人や甘えたい人に連絡をしたくなるもの。交際期間中はそんなやりとりをよくしていたとしても、冷却期間中はNG!
お互いを見つめ直す期間でもあるので、酔ったタイミングでの電話は空気が読めていない感じがして、余計に復縁しにくい環境を作ってしまうかもしれません。
シラフでは伝えにくいこともあるかもしれませんが、酔った勢いで連絡をとるのはやめた方がいいでしょう。
【4】しつこく連絡する
別れた後すぐに復縁を求めるような連絡をしたり、反応がないのに連絡を続ける行為は、自分の気持ちを押し付けすぎ。度が過ぎるとストーカー扱いされてしまっても仕方がないですよね。
冷却期間の意味を考えて、どんなアクションを起こすことが相手との関係にプラスに働くか、よく考えてから行動に移しましょう。
最後に
別れてから会わない、連絡をとらない、など相手と距離をあけていると、余計に心の距離が遠くなり「より一層、復縁が難しくなるのでは…?」「その間に別の恋人が出来てしまったらどうしよう…」と心配になる人もいるかもしれません。
ですが、その関わりを断った期間にお互いがどれだけ相手を想うことができるかがポイントになってくるのです。その期間を大事にすることで、また復縁できるチャンスが巡ってくる可能性も考えられますよね。
また、冷却期間を経て復縁できた際は、以前よりもお互いを大切に感じることができるので、今後破局する確率も低いと言われています。
恋愛をしているとその場の空気に染まってしまうことが多いですが、情熱と冷静のバランスを保つことも大切なんですね。
今後、あなたが素敵な恋愛をできるように応援しています。
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