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【100人に聞いた】復縁するために「冷却期間」は必要?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数118名(未回答含む)。
女性100人に、「未練のある元恋人と復縁したい場合、冷却期間は必要だと思いますか?」と質問。すると、59.3%の人が「思う」、40.7%の人が「思わない」と回答しました。
6割近くの女性は冷却期間が必要だと考えているようです。
恋愛の冷却期間とは?
そもそも「冷却期間」とはなんでしょうか。まずは言葉の意味についてチェックしてみると…
“物事や感情の激したのが落ち着くまでの期間”(小学館刊・デジタル大辞泉)
と定義されていました。恋愛における冷却期間とは、別れた相手と距離をおいて、気持ちを落ち着け、復縁の準備をする大切な期間という意味になりそうです。
復縁するために「冷却期間」が必要な理由とは?
ここでは皆さんからのアンケート結果をもとに、冷却期間が必要な理由についてさまざまな意見をピックアップ。別れた理由や状況にもよるとはいえ、お互い冷静になるための時間に意味があると感じた人が多いようです。
冷静になれるから
「冷静な判断が出来そうだから」(20代・東京都)
「冷静に関係を見つめ直す時間が必要だから」(30代・徳島県)
「考える時間が必要」(30代・千葉県)
感情をそのまま相手にぶつけるよりも、まずは頭を冷やすべきという意見です。恋人との別れは、多くの人にとってショックなできごと。感情が揺さぶられかっとなって喧嘩別れをしていたり、悲しみのあまり冷静に話をできなくなっていたり…別れ話を円満にできなかった場合はとくに、一呼吸おくことが大事なのかもしれません。
相手への気持ちを確認できるから
「お互いの大切さを実感するかもしれない」(30代・北海道)
「お互いにしばらく一人になって、相手の事を考える必要性がある」(30代・大阪府)
「お互い離れてもそれでもまた付き合いたいなら、本物の気持ちだと思うから」(20代・神奈川県)
「気持ちを整理できると思うから」(20代・東京都)
ただの執着なのか、依存なのか、それとも心からの愛なのか…相手への本当の気持ちを見つめ直すために、冷却期間が必要だという回答も。別れで気が動転していると、すぐには自分の気持ちを整理できないものです。しかし冷却期間を経て状況を客観視できるようになれば、おのずと気持ちの整理が進むでしょう。
お互いに自分を見つめなおせるから
「自分をみつめなおすため」(30代・京都府)
「変わる時間が必要だから」(30代・青森県)
「嫌なところがあったら、その期間でなおしてほしいから」(20代・大阪府)
「付き合っていたときの悪いことを思い出さないと、同じことになるから」(20代・宮城県)
「別れた理由を見つめ直す必要があるため」(30代・山形県)
別れにいたった以上は、相手だけでなく自分に大きな原因がある可能性も。それをふまえ、自分を見つめ直す時間をとるべきという回答です。また、相手側にそうあってほしいという声もありました。一瞬で自分を変えることは難しくとも、ある程度の期間を設けることができれば、問題を改善するための猶予がうまれますよね。
別れた理由や状況を冷静に分析できれば、そのぶん復縁後の関係もより良いものになるでしょう。
冷却期間を経て復縁したことはある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数118名(未回答含む)。
続いて、「元恋人と冷却期間を経て、復縁したことがありますか?」と質問。冷却期間には意味がある…という回答が多く寄せられはしましたが、実際に冷却期間を経て復縁を果たした人はわずか1割という意外な結果に。
もう戻らないという覚悟をもって別れている人も多いでしょうし、復縁しようがないほどまでに関係がこじれてしまったという人もいるでしょう。一度別れた相手との復縁自体が、そう気軽にできることではないのかもしれません。
ですがその中でも今回は、1割の人が冷却期間を経て復縁しているという点にフォーカス。冷却期間ののちに復縁を果たした人の、実際のエピソードをご紹介していきます。
冷却期間を経て復縁した人のエピソード
離れることで魅力を再確認できた
「ちょっと離れると良さを実感した」(20代・広島県)
「別れてからやっぱり好きだと思ったから」(30代・千葉県)
別れを告げた側も、告げられた側も、どちらにもありえそうなパターンです。冷却期間に距離をおくことで、そばにいたときは気がつけなかった相手の魅力や、自分の本当の想いを再発見できるのかも。
相手からのアプローチがあった
「一度別れたけど相手が何度かアプローチしてくれたので、よく考えてからまた付き合った」(30代・茨城県)
こちらは、自分から別れを告げた人の回答でしょうか。たとえ様々な理由があって別れたとしても、相手からの熱心なアプローチには心が揺らぐもの。一度は愛し恋人として過ごしたのであればなおさらです。振られた側も「今ならやり直せるかも」と前向きに捉えてもらえるよう、冷却期間で変わった自分をアピールできると◎。
自然に仲直りした
「喧嘩したが、しばらくたってから仲直りした」(30代・三重県)
「同棲解消し別れたあと、また数ヶ月後付き合うことになった。お互いほどよい距離で向き合うことになったが、結局うまくいかなかった」(20代・神奈川県)
喧嘩別れのようなかたちで勢いのままに離れてしまうと、冷却期間中に一気に冷静になることも。その結果仲直りをし、自然と復縁につながった…という回答でした。ほどよい距離感を保つことは、関係修復のための大切なポイントですね。
復縁するために「冷却期間」にすべきことは?
冷却期間が必要な理由がわかったところで、次は冷却期間中にすべきことを確認してみましょう。せっかく時間をおこうとしているのですから、復縁に向けた最適な過ごし方がきっとあるはず。ポイントをチェックしていきます!
気持ちを落ち着ける
「気持ちを整理する」(20代・熊本県)
「冷却期間を設けるに至った経緯を再考する」(30代・大阪府)
「頭を冷やす」(30代・東京都)
頭を冷やし落ち着いて気持ちを整理することは、冷却期間を設ける最大の目的といってもよさそうです。「あの言い方はよくなかったな」「あのときこうすればよかった」と自分自身を振り返ることができれば、冷却期間後の行動にも活かせそう。
自分磨きをする
「ダイエットやスキンケアなどの自分磨きと、老若男女問わず、少しでも多くの方と接する機会を作って視野を広めること」(30代・東京都)
「自分磨き、マインド面を見直す、相手のせいにしない」(30代・三重県)
「自己投資など」(30代・東京都)
「内面磨き」(20代・和歌山県)
内面・外面を問わず、冷却期間中の自分磨きは効果大でしょう。たとえ復縁につながらなかったとしても、自分磨きが無駄になることはありません。
別れの原因を相手のせいにせず、自分を高めるきっかけにしているという人もいました。冷却期間に大きく成長した自分の姿を、相手に魅力的に思ってもらえれば理想的です。
生活を充実させる
「自分の生活を楽しむ」(30代・千葉県)
「趣味などに没頭して、元恋人のことを忘れる時間もつくること」(30代・山形県)
「彼がいなくても、思う存分楽しめてる自分を知ってもらう」(30代・大阪府)
せっかく冷却期間を設けるのであれば、彼から離れ、恋愛からも離れ、好きなことをするという意見が。今まで恋人に使っていた時間やお金を、自分のためだけに使えるのも悪くないですね。視野が広がり楽しみが増えることで、今後の恋愛にも良い影響がありそう。
連絡を断つ
「相手に連絡しない。自分の人生を楽しむ。自分磨き」(30代・大阪府)
「連絡を取らない」(20代・長野県)
「一度しっかりと離れる」(20代・広島県)
「連絡を取らない。プライベートで会わない」(20代・栃木県)
とにかく連絡をしないように、しっかり離れるべきという回答です。冷却期間中は寂しさや不安が先走って、ついつい連絡を取りたくなってしまうもの。連絡を断つことで、「このまま二度と会えなくなったらどうしよう」と考える人もいるでしょう。
ですがそれを乗り越え適切な距離感を保ってこそ、冷却期間としての意味が生まれるはず。焦りは禁物です。
別れの原因や対策を分析する
「思い出や良いことばかり思い出すのではなく、何が原因で別れたかを振り返る」(30代・神奈川県)
「過去の行いを振り返る」(30代・大阪府)
「どうしたら同じ失敗を繰り返さないか考える」(30代・香川県)
「これまでのパートナーとの日々を振り返ってみる。今だからこそ冷静に見られることも沢山あるはず」(30代・埼玉県)
「本当に相手が自分に必要か、相手に自分がふさわしいのか、また同じことで別れることにならないか、よく考える」(30代・東京都)
相手と離れ、気持ちが落ち着き、ようやく客観的に状況を見つめられる冷却期間。そんな冷却期間を活かすためには、ただただ悲しみにひたるよりも、今後のために考えをめぐらせたほうが効果的です。別れの原因や今後の対策が明らかになれば、自分に納得したうえで、後悔のない道を選択できるかも。
復縁するために「冷却期間」にしてはいけないことは?
一方、冷却期間中にしてはいけないNG行動についてもまとめてみました。自分に置き換えて、心当たりがないかチェックを!
しつこくする
「しつこい連絡」(30代・神奈川県)
「しつこく連絡を取ること」(30代・大阪府)
「猛アプローチ、連絡をとる、会いに行く」(20代・和歌山県)
「執着しすぎること」(30代・東京都)
せっかくの冷却期間にも関わらず、孤独感から何度も連絡を重ねてしまうのはNG。復縁したいという気持ちが先走ると、冷静な判断ができなくなってしまうことも。
たとえ相手が返事をくれたり、今まで通りに連絡をしてきたりしても、一定の距離感を保ったほうが復縁のためには◎でしょう。あくまでも、今は冷却期間中であるということを忘れずに。
連絡を取る
「連絡する」(30代・京都府)
「相手に連絡を取ったり、相手の友人などと会ったり連絡を取ること」(30代・石川県)
「連絡を急ぐこと」(20代・東京都)
しつこくしようがしまいが、連絡をとること自体がNGだという回答もありました。とくに相手側から別れを告げられてしまった場合は、追われている感覚を与えないように注意。相手にとって、重たい人にならないことが大事です。
距離をおいた意味がなくなってしまわないよう、強い意志をもって連絡を断ちましょう。
やけになる
「だらけた生活をする。他にいいと思う人を作らない」(30代・三重県)
「自暴自棄になって投げやりになること」(30代・埼玉県)
辛い別れがきっかけとなり、生活が乱れてしまう人もいるでしょう。ですがそれは、復縁への可能性を下げてしまう行為かも。やけくそになって荒れた生活を送っていると、体調を崩してしまいかねません。心の状態も回復せず、失恋の傷を癒やすことさえ大変に。健康な心身の状態を保ってこそ、冷却期間を有意義に過ごすことができるはずです。
ひきこもる
「ふさぎがちになって一人でいること」(20代・秋田県)
「出会いを狭める。 他の異性との出会いをシャットアウトしないこと」(30代・東京都)
いくら辛いからといって、冷却期間中にひきこもるのはよくないと考える人も。辛いときだからこそ人と会い、気分転換をし、自分の可能性を広げることも大事ですね。暗い気持ちを抱えすぎてしまわないように、友人や知人と連絡をとり、話をきいてもらうのもおすすめです。新たな出会いを無理に遠ざけることはない、という声もありました。
他の異性に目を向ける
「他に目をむける」(30代・三重県)
「他の人と交際する」(30代・大阪府)
こちらは反対に、他の異性との関わり方には注意すべきという意見。一途に相手を想い復縁を強く希望している場合には、誤解を招くようなことは避けたほうがよさそうです。こっそり保険をかけるような行動をとると、どこでどのように話が漏れてしまうかわかりません。別れた相手とどうしても復縁したい人にとっては、NG行動といえるでしょう。
「Time will tell(時間が教えてくれる)」ことも
別れてから会わない・連絡をとらない、など相手と離れていると、よけいに心の距離が遠くなり「よりいっそう、復縁が難しくなるのでは…?」「その間に別の恋人が出来てしまったらどうしよう…」と心配になる人もいるかもしれません。
ですが「Time will tell (時間が教えてくれる)」ということばがあるように、時間をおくからこそうまれる変化や得られる気づきが、復縁のチャンスに繋がることも。会ったり連絡をとったりせずに、自分と向き合って、冷静な気持ちで別れた原因などを考えてこその冷却期間…ととらえるのが◎です。
今まで当たり前のようにそばにいた相手なのであれば、離れることで生活も変わります。生活が変われば状況も変わり、相手のことを落ち着いて考えられるようになるはず。別れをきっかけにようやく本当の想いに気がついた…という場合でも、相手への熱が冷めたという場合でも、冷却期間があなたの人生に与える意味は大きいでしょう。
まずはお互いが落ち着き、冷却期間を有意義に過ごせるよう意識していくと吉ですね。あなたが冷却期間を経たそのあとで、心から納得のいく結果を得られるように願っています。
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