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【質問】恋人と「喧嘩別れ」したことがある人の割合
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20〜30代の女性100人に恋人と「喧嘩別れ」したことがある? と質問したところ、はい… 18.5%/いいえ… 81.5%との結果でした。全体の約2割ほどの女性が経験済み。人数としてはそこまで多くないように感じます。
では、実際はどんな理由で「喧嘩別れ」に発展してしまったのでしょうか? 詳しい原因を確認していきましょう。
恋人と「喧嘩別れ」したときの喧嘩の原因は?

できることなら本当は「喧嘩別れ」なんてしたくないのが本音ですよね。ただの喧嘩ではなく、別れにまで発展してしまうということは、何か大きな原因があるのかも。アンケート結果を参考に確認してみましょう。
【1】価値観のズレ
恋愛中に違いが生じる価値観としては、金銭感覚・結婚観・仕事観などがあげられます。自分が大切にしている趣味や過ごし方などはもちろん、考え方を最初から否定されると、喧嘩に発展しやすくなるでしょう。
本来ならばお互いの考え方を尊重して関係を築いていくべきなのですが、「自分に合わせて欲しい」と思いを突き通してしまうと、分かり合うことは難しくなってしまうでしょう。
「価値観の違い」(20代・東京都)
「家事の分担とか、感謝の気持ち」(30代・徳島県)
「お金の面での価値観」(30代・東京都)
【2】性格の不一致
付き合う前は相手に良く思われようと猫を被ったり、相手の考えに合わせて行動したりすることも多いでしょう。ただし交際期間が長くなると、自分の考えや気持ちを伝える機会が増えてくるので、「合わないな」と感じる部分も徐々に出てくるはず。
一緒にいるなら考え方が近い人の方が円満に生活できそうに思えますが、「お互いが真逆の性格の方が足りない部分を補い合うとができるので、良い」という意見もあるので、どう捉えるかも大切になってきます。
「束縛。相手のモラハラ」(30代・神奈川県)
「こちらがしつこすぎて嫌われた」(20代・群馬県)
「相手の性格や行動が怖くなって、受け入れられなくなった」(20代・大阪府)
「隠し事があると感じて問い詰めたが、はぐらかされたこと」(30代・福岡県)
【3】交友関係
恋人の友人にふたりの関係を悪くさせるような仲間がいたら要注意! それがきっかけで大きな喧嘩や別れに発展することもあるからです。
自分の大切な友人を否定されたら悲しい気持ちになってしまいますが、何か理由があるのかも。恋人が何を思いそのような発言をしているのか、具体的に話を聞いてあげると喧嘩に発展せず済む場合も。
「お互いの交友関係」(20代・東京都)
「私の友達に会いたくないと言われた」(30代・神奈川県)
【4】すれ違い
仕事が忙しくて休みが合わない、遠距離恋愛になってしまって会いたいときに会えない… など、会える時間が少なくなってしまったことによるすれ違いも「喧嘩別れ」の原因に。
会えない日々が続いてしまうと、普段感じないような不安が生まれて、相手を疑ってしまったりなどマイナスな雰囲気に流れやすいのかもしれません。
「すれ違いからの喧嘩」(30代・千葉県)
「時間が合わず、すれ違いによる喧嘩」(30代・東京都)
【5】心変わり
恋人同士が「喧嘩別れ」をする理由の多くに、浮気や心変わりがあるようです。
交際を始める際はお互いに愛する気持ちがあるはずですが、別れは一方から切り出されることも多いので、余計に意見がまとまりにくく揉めやすいのでしょう。
「他に好きな人が出来て、蛙化現象が起きたから」(20代・東京都)
「浮気」(30代・静岡県)
恋人と円満に別れる方法は?

恋人との別れ方を失敗してしまうと、面倒なことに巻き込まれてしまう可能性が。トラブルが起きないようにするには、円満に別れる必要があります。そのためにはどんな事前準備をしておくとよいのでしょうか?
【1】納得できるまで話し合う
電話やLINEなどの場合は気持ちが伝わりにくいので、直接会って話し合いをするのが成功のポイント。話す内容が薄いと相手も納得しないので、時間がかかることは承知の上で、納得させられるような内容を考えていきましょう。
長期戦になりそうな場合は、日や時間を改めて話し合ってみるのもおすすめ。
「お互いの考えを話して、納得出来るように話し合うこと」(20代・静岡県)
「きちんと向き合い、本音で話し合い納得して別れること。納得しないと執着に変わります」(30代・大阪府)
「話し合いができれば、お互いが納得するまで話し合う」(30代・熊本県)
「どちらかが納得してない場合は、しっかり話をするようにする」(30代・北海道)
「隠してもバレるのだから、正直に話し合うことが大切。相手を傷つけないようにと思って話していることが、のちに大きく傷つける」(30代・東京都)
【2】思っていることを本音で話す
別れ話がこじれる原因のひとつは、きちんと自分の気持ちが伝わっていないこと。
最後だとわかっていても、めんどくさがらずに自分の今までの思いを伝えましょう。言いにくい内容もはっきりと伝えることで、相手にもしっかり届くでしょう。
「好きじゃなくなったと伝える」(30代・北海道)
「思ってることを全て言う」(20代・神奈川県)
「電話やLINEで別れ話をするのではなく、直接会って本音で話せば、円満に別れられると思います」(30代・埼玉県)
「急に連絡を断ったりせず、きちんと別れを伝える」(30代・愛知県)
「お互いの思っていることをキチンと言う」(30代・埼玉県)
【3】感情的にならない
別れる方向に話が進んでも、どちらかが納得しないと話は進んでいきません。
なかなか進まない会話にイライラが募り、つい感情的になってしまうこともあるかもしれませんが、それは絶対にNG! 恋人との別れ方を失敗した人のほとんどが感情的になってしまい、悪い方向に話が進んでしまった様子。
ヒートアップしそうになった場合は、一度深呼吸をして落ち着いたり、時間を置いて再度話し合いをしてみるのもよいかもしれません。
「穏やかに」(30代・北海道)
「喧嘩別れは絶対にせず、お互い冷静になって納得いくまで話し合って別れること」(30代・大阪府)
「お互い冷静になってから話し合う」(20代・大阪府)
「とにかくお互い納得するまで、お互いが感情的にならず話し合うこと」(20代・茨城県)
「感情的にならずに、LINEなどではなく対面で話す」(20代・北海道)
【4】考えを理解し合う
今までの思いを伝えることは大切ですが、相手の意見を否定するような言い方は避けて。
自分の気持ちを大切にしつつ相手の気持ちも尊重して、理解してあげたり納得してあげるのも、円満に別れるためには必要です。
今までの感謝もしっかりと伝えると、すっきりした気持ちで次の恋愛に進めるでしょう。
「お互いを尊敬する」(20代・新潟県)
「思いやりを持つ。相手に色々と熱意感謝を伝える」(30代・東京都)
「お互いを尊重し合う」(30代・北海道)
「譲り合う」(30代・岩手県)
「相手に思いやりを持って接し、話し合う」(30代・東京都)
「相手を傷つけず、尊重し合い、よく話し合ってお互いに納得した上で別れる」(20代・東京都)
【5】円満な別れは難しい
付き合う際はふたりの気持ちが一致して交際を開始できますが、恋が終わるときはどちらか片方の気持ちが強くなっている場合も多いので、円満に別れたいと思っていても、うまくいかないことも多いよう。
なるべく問題を起こさず終わりにできればよいのですが、さまざまな手を尽くしても解決できない場合は、諦めてそっと身を引きましょう。
「ずっと円満は難しい」(30代・大阪府)
「どんな手を尽くそうが、本当に円満で別れることは無理だと思う」(30代・東京都)
「無理だと思う。突然別れを告げられた方は到底納得できないので」(30代・埼玉県)
「無理だと思うが、できるだけ相手の意見を尊重すること」(20代・埼玉県)
「別れること自体円満ではないからなので、円満に別れる方法はないと思う」(20代・北海道)
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恋人と喧嘩せずに過ごすための対策も確認

恋人との喧嘩は些細なことがキッカケで起きてしまいますよね。では、恋人との喧嘩を避けるためには、日頃からどのようなことを心掛けて生活していくべきなのでしょうか? 喧嘩せず過ごすための6つのポイントをピックアップ。
【1】普段からコミュニケーションを取る
普段からよく話し合ったり、こまめにコミュニケーションをとって、小さい不満をお互いに解消し続けることが仲良く過ごせる秘訣。
不満があれば何が嫌なのか、その出来事をどう捉えたのか、どうしてほしいのかをしっかり伝えて、そのままにしておかないことが重要です。
「ありがとうを伝える。気持ちを言葉にして伝える」(30代・東京都)
「お互いの話をしっかり聞く」(30代・北海道)
「溜め込まず、その時その時で話し合いや、こういう所が気になるから気を付けて欲しいとか言う」(30代・東京都)
「喧嘩になる前にお互いの意見を言い合う」(30代・静岡県)
「感謝の気持ちを忘れない、当たり前だと思わない」(20代・東京都)
【2】言い方を考える
彼に対して不満や直してほしい部分があるときは、伝え方や言葉選びのチョイスを慎重に!
一方的に嫌な部分を伝えると喧嘩に発展しやすいので、角が立たないような頼み方をしましょう。自分の直さないといけない部分も反省して「お互い気を付けようね」と話をまとめると印象も良いですね。
「気になることは、その時に言う。言い方もキツくないように気を付ける」(30代・奈良県)
「言動に気をつけること」(30代・徳島県)
「言葉遣いと、なるべく冷静に話すこと」(20代・兵庫県)
「言葉足らずにならないようにする」(30代・広島県)
【3】冷静になる
喧嘩になりそうなときこそ冷静になって、相手に自身の感情を一方的にぶつけないことが大切。感情的な場面で何か選択をすると後悔することに…。喧嘩の際に自分から「じゃぁ別れよ!」と衝動的に言ってしまわないように気を付けて。
相手の考えや意見もしっかり聞いて、お互い納得できる話し合いができると◎です。
「キレないで、相手の話を一応聞く」(30代・福島県)
「冷静に話し合うこと、感情的にならない、不満を溜め続けない」(30代・神奈川県)
「冷静になって考えること」(30代・東京都)
「感情的にならず、論理的に話し合いをする」(30代・東京都)
【4】お互いを尊重する
お互い違う環境で違った生き方をしてきたので、価値観に違う部分があるのは当たり前のこと。
価値観が違うこと=マイナスと捉えずに、ふたりが生きる上で「考え方や選択肢が2倍ある」とポジティブに考えられると寄り添い合えるでしょう。
「お互い尊重し合う事、ありがとうを忘れない」(30代・神奈川県)
「相手としっかり向き合うこと」(30代・兵庫県)
「相手の話をちゃんと聞いて自分の考えも伝える」(30代・兵庫県)
「相手を尊重する。きちんとお互いに話をする」(30代・福岡県)
【5】期待しすぎない
恋人に対して「あの人ならこうしてくれる」「これをしてくれるのは当たり前だ」と、必要以上のことを求めてしまうのはNG! どんどん相手への要望も大きくなっていき、相手を縛り付けてしまうかも。
良い意味で相手に期待しすぎずに、ふたりでや支え合えることの喜びを大切にするほうが、円満な交際になりそう。
「相手に依存しない。期待しすぎない」(30代・神奈川県)
「相手に対して過度に期待しないこと」(30代・神奈川県)
「あくまでも他人だと理解する、依存しない」(30代・兵庫県)
「自分の機嫌を自分でとれること」(30代・神奈川県)
【6】異性との交流に気を付ける
異性との交流は、浮気のボーダーラインが人によって違って難しいところ。連絡を取り合う、一緒に食事に行くなどを「浮気になる!」と捉える人もいれば、「全然問題ない!」とOKサインを出す人もいるのが現実。
基本的には自分がされたら嫌だなと感じる行動は控えるようにして。また、事前にどこまでが許せるラインなのかを話し合ってルールを決めておくと、喧嘩にもなりにくいでしょう。
「LINEなどで異性とあまり親しくしすぎない」(20代・東京都)
「トラブルになりそうな相手とは深い仲にならないようにする」(30代・茨城県)
「異性トラブルがないように、二人きりで食事に行かないとかルールを作る」(30代・宮崎県)
「隠し事はしない」(20代・神奈川県)
最後に
「喧嘩別れ」をしないためには、まず喧嘩をしないことが大切。どんなに仲が良くても、普段から相手に対する配慮や感謝の気持ちを忘れずに接することを心がけましょう。
ただ、長いこと交際していれば喧嘩をしてしまうこともありそう。そんなときは、自分の気持ちばかりを押し付けることなく、お互いの意見を出し合い、ふたりにとってプラスになる結果を考えると吉。
結果的には、自分が折れて妥協することもあるかもしれませんが、その選択を選んだことで永遠に一緒にいられる関係に発展するかもしれません。
感情的になると正しい答えを選択できなくなってしまう場合があるので、冷静に向き合うことを優先してみてはいかがでしょうか?
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