目次Contents
▼この記事の要点
- 心から納得できないまま別れたり、相手の優しさやいい思い出が忘れられなかったりすると、「別れても好きな人」として記憶に残りがちに
- 美化された過去が反芻されると、忘れたくとも忘れられない悪循環に陥ってしまうことも。冷静に、忘れられない理由や原因を見極めつつ、ポジティブな気持ちに切り替えよう
- 別れても好きな人を忘れるためには、新しい恋をすることがいちばん。時間の経過で自然と忘れていくことも多いので、いい出会いを探すために焦らず行動すると◎
別れても好きな人の特徴とは

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
恋人関係を解消し別れたとしても、相手を好きだった気持ちが強いほど、なかなかすぐには忘れられませんよね。大好きだった声や仕草、忘れられないデートの思い出やかけてくれた言葉など、むしろ「忘れたくない」とまで思える大切な記憶が多い相手には、別れてもまだ好きな気持ちが消えないものです。
ここでは、そんな「別れても好きな人」の特徴についてまとめてみました。
外見が特にタイプだった
「かっこいい」(30代・東京都)
「顔がタイプ」(20代・東京都)
「顔が好みだったとき」(20代・東京都)
恋人を選ぶ際に外見を重視している女性は、「それでもやっぱり顔が好き」「あんなに好みのタイプの人はなかなかいない」と感じてしまい、どうしても忘れられない状況が続くようです。
新しい出会いがあったとしても、前の人を上回るビジュアルやスペックがないと感じた瞬間に、「別れても好き」な気持ちを再確認させられてしまいそう。
性格が合った
「嫌いなところがない。後追いしない」(20代・茨城県)
「共通点が多い」(30代・愛知県)
「価値観が合う」(30代・神奈川県)
「無言でも居心地が良かった人」(30代・兵庫県)
「長く付き合って空気みたいな存在になっているとき」(30代・千葉県)
「身体の相性や話がとても合っていて楽しかった人」(30代・埼玉県)
一緒にいる時間が本当に心地よく安心できる存在だと、もはや彼氏という枠を超えて、〝自分の人生にとって欠かすことができない人〟になることも。別れたからといって嫌いにはなれず、「この人以上に心を開ける相手はいない」と感じてしまうかもしれませんね。
自分を認めてくれた良き理解者がいなくなってしまうことなど、誰しも受け入れるのに時間がかかるでしょう。恋人に決断力や包容力を求めている女性も多いので、恋人がいなくなったあとの心の穴を、どう埋めていいのかわからずに悩んでしまうのかも。
優しかった
「優しい」(30代・東京都)
「優しい、気が利く。見た目が好み」(30代・愛知県)
「優しい人、顔がタイプ」(30代・東京都)
「優しい人」(30代・愛知県)
「優しくて体の相性も良かった」(30代・北海道)
「面白い、優しい」(30代・愛知県)
「人として尊敬できる」(30代・東京都)
好きなタイプを聞かれたときに、〝優しい人がいい〟と回答する人は多いですよね。実際に優しく信頼できる人と付き合うと、無駄な喧嘩やすれ違いがなく、居心地のよい関係を築ける安心感がどれだけ大切かを学べるもの。場合によっては、「こんなに優しい人なら将来や結婚を視野に入れられる」とまで思えることも。
優しい人は別れ方やその後の対応も、相手への思いやりを踏まえた誠実なものになるでしょう。その分なかなか嫌いになれず、別れても好きな気持ちを抱えたまま、「ほかの男性にもこうあってほしい」と理想が高くなってしまいがちに…。
愛情表現が充実していた
「いつも褒めてくれたり、わがままなところを受け入れてくれていた人」(20代・徳島県)
「面倒なことを率先してやってくれた人」(30代・東京都)
「常にパートナー優先」(20代・静岡県)
「色々丁寧に尽くしてくれた人、ハタチになり、お酒の味を教えてくれた人」(30代・福岡県)
「好きな気持ちをちゃんと言葉や態度で表してくれた人」(30代・滋賀県)
「自分を常に気にかけてくれている人」(30代・神奈川県)
「私のことをたくさん褒めてくれた人」(20代・北海道)
幸福で満たされた思い出が多いと、別れたあともつい今の恋人と比べてしまったり、自分の気持ちが盛り上がらなかったりして、なかなか次の恋に進めなくなるかもしれません。
「前の人は〇〇してくれたのに」「やっぱりあの人って特別だったんだな」と、新しい恋人の存在が元恋人の記憶を呼び起こすきっかけになってしまうと、さらに忘れられなくなりそうですね。
幸せな思い出が多かった
「とても優しくて幸せな恋だったから」(20代・滋賀県)
「思い出が多い」(30代・愛知県)
「幸せな思い出が残っている」(30代・岡山県)
「大好きだった」(30代・神奈川県)
「長い期間付き合っていた人」(30代・千葉県)
「初めて付き合った人だったり、初めて体の関係を持った人だったり」(30代・神奈川県)
お付き合いを通じて幸せな思い出がたくさんできると、「この人と付き合えてよかった」「いい恋をしたな」と思える一方で、別れてしばらくの間は失恋の痛みを引きずることにもなります。
「いっそ嫌いになれたら楽なのにな」と思っても、そうはさせてくれない幸福な記憶や体験を、自分はいつになったら割りきれるのだろう…という不安も。好きな人への気持ちを割りきるためには、時間が必要だと感じている人が多いようです。
特に、何かと初体験が多くなりがちな初恋の人は、特に忘れられないという声もありました。人生の新しい扉をともに開いてくれた相手は、もはやただの元恋人を超えて、自分の人生を変えてくれた人という立ち位置になるのでしょう。
本当は別れたくないと思っていた
「お互い好きなまま、事情があって別れざるをえなかった人」(30代・東京都)
「特徴よりもお互い好きなのに別れた場合」(30代・群馬県)
一方的に振られてしまったり、音信不通なまま気がついたら別れたことになっていたり…。心から納得できない理不尽な別れ方をすると、相手への気持ちを整理できず、未練や悲しみがいつまでも心に残り続けます。
なかには愛し合う気持ちをお互いが抱えたまま、事情があって別れざるをえなかったカップルも。家庭の事情や仕事の都合など、さまざまな理由が考えられますが…いずれにせよ、〝相手を嫌いになりようがない状態で別れた〟となると、気持ちの整理は難しいでしょう。
思わせぶりな態度をとられた
「最後まで思わせぶりな態度をとっているところ」(20代・東京都)
「思わせぶりをする」(30代・岐阜県)
「連絡をしてくる人」(30代・埼玉県)
恋人と別れたその後、友達になれるタイプの人と、そうでない人がいます。前者ならばともかく、どちらかが後者の場合は、別れたあとでもこれまでのように接してくる相手に、「一体どういうつもりなの?」「まだ私のことが好きなの?」と疑念を抱いてしまうでしょう。
その結果、本当は忘れたいのに忘れらず、むしろ好きな気持ちが高まってしまうという矛盾した状態に苦しんでしまう人もいます。別れたあとの関係性や距離感については、別れ話の際に話し合っておいたほうが無難かも。
番外編:悪い意味で印象に残っている
「はっきり言ってクズだった人」(20代・埼玉県)
「自分への愛が感じられなかった人」(20代・東京都)
「ひとりで何もできない男」(30代・岐阜県)
「女々しい人」(30代・福岡県)
別れても好きな人、といっていいのかわかりませんが…悪い意味で相手を忘れることができないとの回答もありました。
ひどいことをされたり、嫌な記憶が残っていると、相手のことを忘れられずに好きな気持ちまで引っ張られるのかも?〝悔しいけど好き〟という状態になり、なかなか割りきれないのかもしれませんね。
別れても好きな人を忘れられない理由とは

別れた人を忘れるためには、自分の気持ちや状況を踏まえ、忘れられない理由をしっかり整理して対策をとることが大切です。
頭では「早く忘れなきゃ」とわかっていても、気持ちがついていかずに苦しんでいる人は要チェック。
魅力があるから
「顔がタイプ」(20代・東京都)
「体の相性がいい」(30代・福島県)
今まで付き合った人にはなかった特別な魅力があると、その恋を手放しににくくなってしまいます。顔がタイプだったり、体の相性がいい相手には、まるで「これが本能」と言わんばかりに惹かれてしまうのかもしれませんね。自分では抗いようがない部分でもありますから、より上回る魅力をもった人を探したほうが早いかも。
いい思い出が多いから
「その人との思い出が多すぎるから」(30代・福岡県)
「いい思い出に浸っている。今に満足していない」(30代・愛知県)
「物凄く楽しかった、相性が良かった」(30代・埼玉県)
「楽しかった思い出があるから」(30代・新潟県)
「悔しさといい思い出だけ忘れられないから」(20代・神奈川県)
「別れた人と楽しい思い出がたくさんあるとか」(30代・神奈川県)
「びっくりしたり笑ったり怒ったり、感情が大きく動く印象的な思い出が多いこと。感情が大きく動くとそれだけ強く記憶に残るのだと思う」(30代・東京都)
「過ごした日々が濃かった」(30代・神奈川県)
素敵な思い出をたくさん作ってくれたこと自体は、かけがえのない経験になったという前向きな捉え方もできますが…何かと思い起こされる記憶たちが、相手を忘れさせてくれない状況はつらいですね。
別れたあとも続く日常生活で「よくふたりでここを通ったな」「ここで一緒にごはんを食べたのが懐かしいな」と常に考えてしまうと、忘れたくとも忘れられない悪循環に。思い出の品が残っているせいで忘れられないという声もあり、〝相手を思い出してしまうきっかけ〟が多ければ多いほど、別れても忘れられない人になるようです。
思いきって引っ越しや転職で生活環境を変えたり、行ったことのない場所へ一人旅をしてみたりして、新しい刺激を取り込んでいくのもひとつの手です。
過去が美化されているから
「思い出が美化されてるから」(30代・滋賀県)
「思い出が美化されるのと、付き合いが過去になったことで悪いところが目につかなくなり、いいところばかり考えてしまうため」(30代・徳島県)
「美化されているだけだと思う」(30代・大阪府)
「思い出を美化してるんだと思う」(30代・東京都)
数ある出来事の中でも特に、美化された〝いい思い出〟は相手を忘れさせてくれないもの。ふたりで過ごした楽しい時間の思い出や、かけがえのない体験にまつわる記憶は、いくら幸せなものだったとしても〝過去〟なのだと受け止める必要がありそうです。
人の記憶には「ネガティビティバイアス」というものが働いており、本来は嫌な記憶のほうが強く残りやすいとも言われています。ですがその一方で〝嫌な記憶やつらい過去は忘れたほうが生きやすい〟ということで、いい思い出だけを残そうとする働きもあるようです。脳の働きや人の深層心理には、未知の部分が多いですね。
まだ好きな気持ちが強いから
「未練や後悔」(30代・埼玉県)
「好きだから」(20代・神奈川県)
「手に入らなかったものへの惜しさ」(20代・広島県)
「心のどこかでまだ復縁できることを期待してる」(30代・東京都)
「後悔している」(20代・鹿児島県)
好きな気持ちはそう簡単に消せるものでもありません。真剣な恋であったならなおさらです。なかなか頭から離れずに未練タラタラ、という人も少なくないはず。
「あのとき私があんなことを言わなければ、振られなかったかもしれない」「どうしてもっと大切にできなかったんだろう…」と〝ひとり反省会〟を続けてしまうと、なかなか前に進めないことも。いかに、気持ちを前向きに切り替えられるかがポイントです。
次の恋を楽しめていないから
「自分が満たされていない」(30代・東京都)
「現在の生活や相手に満足していない」(20代・大阪府)
「今の彼と体の相性が微妙」(30代・北海道)
「前に進めてないから」(30代・福岡県)
「次の恋をしていないから」(30代・埼玉県)
「ほかにいい人が居なくてさみしい」(30代・千葉県)
「ほかの男性の良さを知らない」(30代・東京都)
「ほかの恋に怯えているから」(30代・岐阜県)
「元恋人以上に自分を受け入れてくれる人が見つかっていないから」(20代・徳島県)
別れた直後はなかなか新しい恋に目がいかず、元彼との思い出に浸ったり、復縁したいと強く望んだりする人も多いです。「あの人以上に好きな人と出会えるわけがない」と感じてしまう人も少なくありません。
新しい出会いのためには、出会うための行動が必要です。その行動を起こすための気力がわかないうちは、失恋の傷を癒やすことに専念したり、とりあえず何もせずにいる…というパターンが多いのかも。
まずは思いっきり悲しむだけ悲しんで、自分の気持ちを発散することも大事です。友人と遊んで憂さ晴らしをするのもよし、失恋ソングで泣くのもよし。落ちるところまで落ちたら、あとは自然と前を向くことができるかもしれません。
執着・依存しているから
「依存」(20代・静岡県)
「愛着障害がある」(30代・東京都)
恋心や愛情ゆえに「別れても好き」だと感じているというよりは、依存や執着心によって〝ただ離れられなくなっているだけ〟という可能性も考えられます。
回答にあった愛着障害とは、
乳幼児期に長期にわたって虐待やネグレクト(放置)を受けたことにより、保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで引き起こされる障害の総称。(小学館デジタル大辞泉より一部引用)
のこと。子供の頃の満たされなかった思いが、大人になって恋人に向けられた結果、別れたあとも長く引きずってしまったという人もいるようですね。
付き合っているときから彼に依存してしまい、距離感を間違えたり、共依存状態に陥った場合は要注意。別れたあとの不安定な精神状態には、彼を好きという恋愛感情以外にも、何らかの原因があるかもしれません。
別れ方に納得できていないから
「ちゃんと話し合って別れなかったから」(20代・滋賀県)
「自分の中でケリがついていない、何か納得できない部分があるのだと思う」(20代・東京都)
「一方的に振られたら忘れられない」(30代・京都府)
「別れた理由に納得いっていないとき」(30代・埼玉県)
「別れた原因が曖昧だった」(20代・東京都)
「お互い好きなのに別れた場合。お互い納得できてない場合。死別とか」(30代・群馬県)
「嫌いじゃないから」(30代・愛知県)
お互いが納得するような別れ方ができていないと、関係に終止符を打てずにモヤモヤが残ってしまいそう。別れたあとも関わりがあったり、連絡をとっている場合は特に、「もしかしたらまだチャンスがあるのではないだろうか」と期待をしてしまうかもしれませんね。
自分に自信がないから
「自己肯定感の低さ」(30代・埼玉県)
「自分に自信がないこと」(30代・東京都)
自分に自信を持つことができず、〝恋人という存在があったからこそ楽しく生きられていた〟という人にとっては、別れが致命的なものになります。別れても好きな人というよりは、自分の人生の中心だった人となりますので、一方的な依存、あるいは共依存状態に陥っていた人は特にその傾向が激しいでしょう。
別れても関わっているから
「変わらず話してくれるから」(20代・茨城県)
「思わせぶりがあるから」(30代・岐阜県)
いくら忘れたいと思ってはいても、仕事上の関わりや共通の友人の存在によって彼の姿を目にしたり、話したりする機会をもたらしてしまうことも。顔を見るとやっぱり好きな気持ちがわきあがり、別れても忘れられないという状況に…。
別れたあと好きな人を忘れる方法とは

忘れられない恋をずっと抱えたまま過ごす人生は、ときに辛く悲しい、後ろ向きなものになることも。なかなか前を向くことができないという人のために、なるべく早くそこから脱却する方法をピックアップ。
◆新しい恋をする
「次の恋人を作る」(20代・広島県)
「次の恋に進むか毎日を充実させる」(30代・千葉県)
「素敵な恋人を作る」(20代・東京都)
「新しい恋をする。自分に自信を持つ」(30代・愛知県)
「新しい出会いを探す、趣味に没頭する、人と交流するとか」(20代・東京都)
「新しい出会いを探す。友人と遊ぶ。一人カラオケ」(30代・神奈川県)
「ほかに好きな人を見つけるために行動を起こす」(30代・東京都)
「それ以上に好きになれる人を探す」(30代・新潟県)
「男の傷は男で癒せ。これしかない。また好きな人ができたらすぐ忘れる」(30代・大阪府)
忘れられない恋をアップデートしてくれるのは、やはり新しい恋ですよね。ここではすべてご紹介しきれないくらい、「とにかく新しい恋をするしかない!」という回答がたくさん寄せられています。
落ち込んでばかりいても、そのまま何も変わりません。そんなときこそさまざまな人と出会うことで、自分にぴったりの人を見つけることができるはず。
誰でもいいから異性の話し相手を見つけるという人もいましたので、とにかく〝忘れられない元恋人だけに執着せず、いろいろな相手と関わろうとする意識〟を持つのが◎です。
◆時間の経過を待つ
「時間が経つのを待つしかない」(20代・兵庫県)
「時間が解決する」(30代・東京都)
「時間の問題」(20代・東京都)
「時間とともに忘れるしかないと思う。友達と過したり、趣味に没頭して考えないような時間を増やす」(20代・大阪府)
「無理に忘れようとしない。もしくは他の男の人と仲良くなる」(30代・神奈川県)
「時間は薬」という言葉があるように、時の流れがつらい気持ちを忘れさせてくれることもあります。無理に忘れようとしなくても、人の記憶は自然に薄れゆくもの。時間が経てば経つほどに、心の傷は少しずつ軽くなっていくでしょう。
数年後には、「あのとき、なんであんなに執着してたんだろう?」「今思い返せば、どこがそんなに好きだったのかわからないな」なんて思うときがくるかもしれません。明るい未来を迎えるためにも、〝いずれ時間が解決してくれるだろう〟と前向きに捉えてみるのも手。
◆恋愛以外を楽しむ
「好きなことをして考えないようにする」(30代・福岡県)
「ひたすら自分の趣味に没頭する。暇な時間を作らない」(30代・徳島県)
「推し活をする、趣味をより深いところまで追求する」(30代・福岡県)
「新たな趣味を見つける」(30代・東京都)
「ほかに打ち込むものを探す」(20代・宮崎県)
「ほかの楽しいことに目を向ける」(30代・兵庫県)
「趣味を全力で楽しむ!」(30代・京都府)
「新しい目標を作る」(30代・兵庫県)
「いろんなことに挑戦する」(30代・福岡県)
「自分の人生に集中する その人は自分の人生には関係ないんだと言い聞かせる」(30代・東京都)
「いろんな人に会う」(30代・大阪府)
恋愛以外のことを充実させる意識は大事です。仕事に没頭したり趣味を見つけられたりしたら、人生の新たな楽しみに出会うこともあるはず。
恋愛のみにとらわれることなく身の回りの満足感を増やすことが充実の秘訣ですから、何かにチャレンジするいい機会と考えてみて。さらには、趣味を通じて出会いが訪れる可能性もありますからね。視野を広げ行動を起こすことには、たくさんのメリットがあるでしょう。
◆連絡をとらず関わりを断つ
「連絡とらない」(30代・岐阜県)
「連絡を一切とらない。写真やLINEなど思い出すものは削除。物理的に距離をおく」(30代・東京都)
「連絡先を消す」(30代・岐阜県)
「番号を消す」(30代・愛知県)
別れても好きな人と、いざとなれば連絡をとれるような状況にあると、勇気を出して前に進む気持ちもわかなくなりそう。心が弱ったタイミングで「連絡してみようかな」と甘えてしまうかもしれません。
可能であればLINEやSNSの繋がりは削除して、強制的にでもきっぱり忘れるように自分を律するのがベストです。仮に復縁を希望していたとしても、相手にとって〝元カノが何をしているのかまったくわからない〟状態を作り出すことが効果的という場合も。いずれにせよ、冷却期間をおくことが大事です。
◆思い出を断捨離する
「思い出をリセットする」(30代・福島県)
「恋人に関わる物を捨てたり届かない所にしまっておく。写真など消す」(30代・愛知県)
元彼からもらったプレゼントや指輪、思い出の自撮りや動画、デート先の写真やLINEの履歴など、〝別れても好きな人〟でい続けてしまう原因を手放しましょう。元恋人に関わる品やデータを断捨離することにより、忘れられるときがくるのを早められるはず。
なかなか勇気がいることかもしれませんが、長期的に忘れられずに悩んでいるなら〝自然に忘れられるときがくるのを待つより、行動を起こしたほうが気持ちをリセットしやすい〟場合も。手の届く場所やいつでも見られるところに相手の思い出があると、忘れようにも忘れられませんからね。
◆考えないようにする
「なかったことにする」(20代・東京都)
「考えなくなる日まで待つ」(30代・東京都)
「何も考えないで自然に過ごす」(30代・宮城県)
「地道に考えない時間を増やしていくしかない。そうすれば元恋人への執着が減ってくる」(30代・神奈川県)
意図的に彼のことを考えないようにする、という努力型の人もいます。時間の経過を待つにせよ、思い出の品を整理するにせよ、〝別れても好きな人のことを考えないようにするための状況〟を作り出せばより効果的。
頭ではわかっていても気持ちがついていかないという人は多いですが、「それでも、彼のことばかり考えているのは不健全だ」「このままでは自分のためにならない」と、心を律して意思を強く持つことがポイントですね。
元彼を忘れたい?復縁したい?悩む人のためのQ&A

別れても好きな人のことを、そもそも本当に忘れたいのか、叶うならば復縁して彼と幸せになりたいのか、自分の本当の気持ちがわからず悩んでいる人もいるでしょう。
大好きだった相手のことを、そう簡単に割りきることができたら苦労しませんよね。ここではそんな人のための「彼への気持ちの見極めポイント」について、Q&A形式で解説します。
A.「結婚できなくてもいいなら一緒にいたい」という彼の希望にOKできないくらい、あなたにとって結婚という夢はとても大切なものなのでしょう。だとしたら、自分の選択を信じて前に進むほかありません。進んでいくうちに、やがては彼を忘れるときがくるはず。今は忘れられなくても当然、と開き直ってみるのも手
本記事のアンケートにも、「忘れられない人を忘れるためには、新しい恋が必要!」という回答がたくさん届いています。今はまだ彼のことを忘れられずつらい状態かもしれませんが、結婚という未来を目指して出会いを探したり、婚活をしたりするうちに、あなたに本当に相応しいパートナーが現れるかもしれません。
逆にいうと、新たな出会いが訪れるそのときまでは、彼のことを忘れられなくても当然なのです。無理に忘れようとすればするほどに、「本当にこれでよかったのかな」という不安や、「やっぱり彼以上に好きになれる人はいないのではないか」という後悔が自然とわきあがるもの。頭で考えていても仕方がないと割り切り、行動していきましょう。
あなたにとって、結婚という夢はそう簡単に捨てられるものではないはず。夢を叶えるためにも勇気をもって別れの決断をしたこと。それを無下にしないよう気持ちを切り替えてみて。
未来のあなたが「あのときの決断は間違っていなかった」と思えるように、やれるだけのことをやるのみです!
Q.彼に浮気されて一方的に振られました。最悪な人だとわかっているし、思い出すとはらわたが煮えくり返りそうです。それでもやっぱり好きなところもたくさんあったし、いい思い出が忘れられないんです…
A.振られてしまったショックや、好きな人に裏切られたという悲しみは、そう簡単に消えるものではありません。あなただけでなく、誰だってそうなのだということを忘れずに、相手を嫌いになれない自分ごと受け入れてみて。忘れられない自分を責めたり、焦ったりする必要はないのです。
あなたには今、ふたつの大きなショックが降りかかっています。ひとつめは、大好きだった彼に浮気をされたという事実。そしてもうひとつは、それが原因で別れを告げられてしまったということです。
どちらかだけでもつらい思いをする人が多いのに、浮気をされたうえに別れまで告げられた…となると、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいでしょう。ですから、なかなか忘れられないことに焦りや不安を覚える必要はありません。そんなつらいことがあれば、誰だって簡単には忘れられないものですからね。
とはいえ、いつまでもそのままの精神状態では苦しいでしょう。悲しむだけ悲しんだそのあとは、多少腰が重かったとしても、彼を忘れるための行動に出たほうが無難です。
新たな出会いを探すのはもちろんのこと、〝もう二度と浮気されたくない!〟という思いを糧に、自分磨きにまい進するのもいいでしょう。実際、彼との別れをきっかけに自分磨きを始める人も多いようです。元彼とどこかで偶然、いつ会ってもいいように準備をしておくことにもつながります。
仮に復縁ができなくても、そもそも希望していなかったとしても、努力したことは自分の財産。プラスにしかなりません。ダイエットのための運動や、自分磨きのために始めた勉強や趣味に夢中になっているうちに、彼への思いも薄れ新しい出会いまで手に入れられた…なんて成功ルートも見えてくるかも。
「単純接触効果」といって、日頃から関わりが多い相手に対して人は、おのずと好感を抱いてしまうこともあります。彼とまだ会ったり連絡をとったりしているのなら、その関わりを断てるよう環境を変えることも大事ですね。
「時の流れ」に頼ってみて
別れても好きな人のことが頭から離れない場合は、無理して忘れる必要はありません。自分が満足いくまで好きでいるもよし、友達と遊んだり仕事に打ち込んで気を紛らわせるもよし、時間をかけて少しずつ愛が冷めていくのを待つのもよし…人によって対処方法はさまざまです。
自分に合った方法を見つけて、次の恋愛への一歩を踏み出してみてください。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。