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「単純接触効果」とは?
好きな人ができた時に、どうやったら振り向いてくれるだろうと考えた人は多いのではないでしょうか? この悩みを解決してくれるかもしれない答えが「単純接触効果」です。
単純接触効果とは、同じ人と繰り返し会うと、興味がなかった相手でも、自然と相手に好意を持つようになるという心理効果です。アメリカの心理学者、ロバート・ザイアンスによって提唱されたので「ザイアンス効果」とも呼ばれています。また、「熟知性の原則」とも呼ばれることもあるようです。
この単純接触効果は、逆を考えてみると分かりやすいと思います。人はよく知らない相手には警戒心を抱きやすいですよね。人によっては、攻撃的になりやすかったりすることもあるでしょう。
でも、繰り返し何度も会うことで相手に対する警戒心が解け、次第に相手に対し肯定的な感情を持つようになるのです。これは恋愛にだけ言えることではありませんが、好きな人を振り向かせたい場合に使えるのではないでしょうか?
好きな人を振り向かせるための単純接触効果の具体例を紹介!
では、好きな人を振り向かせたい場合、どのように単純接触効果を活用すればいいのでしょうか? 職場などでのシーンを例に挙げてみましょう。
1:挨拶の回数を少し増やす
単純接触効果は、何回も顔を合わせることで相手を好きにさせることだと述べました。
なので、たとえば職場などでは、気になる相手のデスクの周りに行ったり、彼がよく行く休憩スペースに行ったりして積極的に顔を合わせましょう。何度もすれ違うだけでも効果はあるのですが、訳もなく彼の周りをウロウロしていると逆に不審に思われるかもしれません。
ですから、積極的に挨拶をしましょう。「おはよう」「お疲れ様」「また明日ね」などとにこやかに微笑みながら挨拶を。次第に、彼の中でそれが当たり前になって、あなたのことを好意的にみるようになる場合があるのです。
2:短い時間でも会う
単純接触効果を活用する場合、会う時間の長さは問題ではありません。大切なのは回数です。もし、気になる彼と会う機会を得たら、それがたとえ短い時間であっても必ず会いに行きましょう。
ここで注意したいのは自分から要求しないことです。相手が「会いたい」と思っている時にすかさず会いに行く。これを繰り返すことが単純接触効果を高めることに繋がります。
3:自撮り写真を送る
単純接触効果は、写真でも効果があると言われています。LINEなどSNSでコミュニケーションをとる時に自撮り写真を交えてみましょう。楽しそうなシーンを共有することで、親密度が増していきます。
LINEを送る時は短いメッセージで回数を増やす工夫を。単純接触効果を高めるポイントは長さではなく、回数なのです。
4:ビデオ通話を活用する
電話で話す時間があれば、ぜひビデオ通話を活用してください。実際には会っていませんが、一緒にいるような感覚を得ることができます。この場合も長い通話をするよりも、回数を重ねることを意識しましょう。
「単純接触効果」を活用する時の注意点
単純接触効果を活用する時、注意したいのが「一瞬の印象を大切にする」こと。会うたび好印象を与えるようにすることが、うまくいかせるためのポイントです。
1:表情の変化を見せる
気になる彼と挨拶をする時、笑顔で挨拶をするのは当然なのですが、できれば、真顔から笑顔への変化を見せてください。真顔だったあなたと目が合った瞬間にふと笑顔になるのを見せることで、相手をドキッとさせることになります。毎回同じではなく、少しずつ表情の変化を持たせることで、相手もだんだんあなたのことが気になってきますよ。
2:清潔感を意識する
最低限の身だしなみは常に整えておきます。これは恋愛をしているかどうかにかかわらず意識しておきたいところですが、好きな人がいるなら尚更です。突然、彼があなたの近くを通りかかるかもしれません。いつ、単純接触効果を活用するチャンスが訪れてもいいように、身だしなみを意識しておきましょう。
3:相手の反応もチェック
単純接触効果を活用するといっても、闇雲に何度も彼の前に登場すればいい訳ではありません。相手の反応もチェックしましょう。不審に思われていないかどうか、嫌がられていないかには、特に注意を払いたいところです。相手が嫌がっているようなら、少し頻度を下げるなどします。いつまでも積極的に続けていくと逆効果にもなりかねません。
単純接触効果以外の有用な恋愛テクニックを紹介
単純接触効果は、人の心理を使用した恋愛テクのひとつです。ほかにも同じようなテクニックがあるので簡単に紹介しますね!
1:ものの貸し借りをする
人は、助けた相手のことを好意的に思う性質があると言われています。これは「ベンジャミン・フランクリン効果」と呼ばれているのだそう。
職場などで「ねえ、ペン貸してもらえる?」など、必ず「イエス」と言ってくれるような頼みごとを彼にしてみましょう。ベンジャミン・フランクリン効果は、「イエス」を繰り返すうちに、相手があなたに好意的な印象を持つ心理を応用した効果のことです。
2:人の噂を使う
「人は本人からの言葉よりも、第三者から伝えられた情報のほうに信憑性を感じる」という「ウィンザー効果」というものがあります。
つまり、あなた自身が彼に「ステキだね」というよりも、周囲から「○○さん(あなたのこと)がキミのことステキだって言ってたよ」と言われたほうが印象に残るということです。
お友達に協力してもらって、あなたの好意をそれとなく伝えてもらうといいかもしれません。
3:おいしいものを一緒に食べる
おいしい食事を一緒に楽しむと、相手に好印象を与えられるという「ランチョン・テクニック」という心理テクニックを知っていますか?
おいしいものを食べるというのは人間の快楽のひとつ。その快楽を共有した人のことも一緒に快楽だと感じてしまうというものです。
もし職場に気になる相手がいる場合、ランチタイムなどにおいしいお店に誘ってみては? 相手がそれを気に入ってくれたら、あなたのことも一緒に気に入ってくれるはずです。
最後に
本記事では、今日からでもすぐに始められそうな恋愛テクを紹介しました。気になる相手がいる人は上手に活用してくださいね。
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