そもそも「好き避け」って?
好きなだからこそ、余計にそっけなく接する「好き避け男子」。「そんな小学生みたいな…」と思うかもしれませんが、結構まわりにいるんです。この記事では、そんな「好き避け男子」の心理と接し方を紹介します。
「好き避け男子」というのは、好きだからこそわざと避ける男性のことです。少し前なら「ツンデレ」といったかもしれません。一般的には、恥ずかしがり屋さんに多い行為ですから、男性だけでなく、女性にもみられます。
職場に「好き避け男子」はいませんか? 特に悪いことをしたわけでもないのに無視されたり、避けられたりしたら、それは「好き避け男子」かもしれません。
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「好き避け男子」の行動とは?
「好き避け男子」はどんな行動や態度をとるのでしょう。よくみられるのは次の3つです。あなたの周りにも、「好き避け男子」の特徴が当てはまる人がいるかもしれません。
まわりに人がいるとそっけなくなる
職場など周囲に人がいると、突然そっけない態度をとる男性がいたら、彼は「好き避け男子」かもしれません。周囲に「好きだと思っていることがバレたらどうしよう」「照れてしまって、そんな表情を見られたら恥ずかしい」などと考えているうちに、結果としてそっけなくなってしまうのです。
このタイプは、周囲に男性が多いと特にそっけない態度をとる傾向にあります。本当は「話したい」と思っていても、変にいじられたり、面倒な協力を申し出られたりするのが嫌なのです。
飲み会などでは近くにいる
「好き避け男子」は、そっけない反面、いつも近くにいます。飲み会や懇親会など、多くの人がいる場所では自分の好きな人が他の人と仲良くしないか気になって仕方がないのです。
また、職場ではなかなか話せないけれど、飲み会や懇親会ならもしかしたら話せるかも、と思って近くにいる場合もあります。いずれにせよ、話しかけられはしないけれど、なぜかずっと近くにいる男性は「好き避け男子」かもしれません。
会話がすぐ途切れる
「好き避け男子」は基本的に好きな女の子としゃべると緊張してしまう人が多いので、いざ会話をしても「あ、はい」、「いや、よくわからないな」などと、すぐに会話が途切れてしまいます。
心の中では「盛り上げなくちゃ」と思っているのですが、恥ずかしかったり、なれていなかったりしてなかなかうまくいきません。周囲に、しゃべりかけてくる割には話が盛り上がらない男性がいたら、彼はきっと「好き避け男子」のはず。
声が小さい
これも「会話がすぐ途切れる」のと同じ心理が働いています。楽しく話がしたいのに、緊張から上手にできないのです。本当は顔を見てゆっくり話がしたいのに、実際には下を向いてボソボソ…。女性のほうが戸惑って、大きな声で「え? なんですか?」などと尋ねようものなら、それ以降は話さなくなるかもしれません。
憎まれ口をたたく
まるで小学生ですが、大人になっても見られる行動です。大好きなのですが、それがバレるのが怖くて、わざと嫌がらせを言ったり、憎まれ口を叩いたりします。子どもであれば可愛いのですが、大人だとちょっと困っちゃいますね。
ふたりになるとやたらと饒舌
普段ほとんど口も聞いたことがないのに、何かの拍子にふたりきりになった途端、やたら饒舌になる男性はきっと「好き避け男子」です。「好き避け男子」は、周囲に気持ちがバレることを最も恐れていますから、その危険性がなくなるとここぞとばかりに声をかけてきます。
LINEになるととてもマメ
職場などで話しかけても「え、ああ」「そうですね」とそっけないのに、ラインやメールになると、関係ない世間話を混ぜてきたりする人はいませんか。そんな彼もきっと「好き避け男子」でしょう。LINEなら、女性が人に見せない限り、周囲に何か思われることはありません。ゆえに、ちょっと大胆になってしまうのです。
「嫌い避け」との見分け方
残念なことに、好きなのにそっけなくする「好き避け男子」ではなく、本当に嫌いで避けられている「嫌い避け」もあります。見極め方はこちら。
・ふたりきりでいても話しかけてもこない
・最低限の会話しかない
・LINEなどの返事がない
このような場合には、好きなのにそっけなくされているのではなく、とにかく好かれてはいないと思ったほうがいいでしょう。
その原因が何かあるなら謝ったほうがいいですが、相性もあるでしょうから、深く気にしなくてもいいかもしれません。
「好き避け男子」を落とす方法
もし、あなたが気になっている男性から、「好き避け」されているようなら、それは相思相愛ということ。どうすれば、その恋を実らせることができるのでしょうか。
ふたりきりのシーンを多くつくる
「好き避け男子」が「好き避け」するのは、要するに恥ずかしいからです。ですから、逆に恥ずかしくないようなふたりきりのシチュエーションが多くあればあるほど、「好き避け男子」は喜びます。
たとえば、職場などで「この荷物、一緒に会議室まで運んでもらえますか」などと、ふたりきりになれるような機会を作ってみてください。「あ、わかりました」とそっけない返事が返ってくるかもしれませんが、内心は喜んでいるはずです。
無理に話しかけない
「好き避け男子」と仲良くなるのに大切なことは、相手の気持ちを優先させることです。相手が話しかけないからといって、自分からガンガン話しかけてはいけません。焦って、引いてしまいます。人前であなたと話をして、周囲に自分の気持ちがバレるのを恐れているのですから、その気持ちを汲んであげましょう。
あなたのほうから誘う
「好き避け男子」は基本的にとてもシャイ。ふたりきりのシチュエーションを作ったり、上手に距離を保ったりしていても、一歩を踏み出す勇気が出せるようになるには、かなりの時間が必要です。
思い切ってあなたのほうから声をかけてみましょう。最初はドギマギして断られるかもしれませんが、そこは許してあげましょう。「気が向いたら連絡してね」とだけ伝えて、しばらく放置してみて。彼のほうは実は気になって仕方がないので、そのうちなんらかのアクションを起こしてくるはずです。そこでハードルを上げずに、温かく応じれば、ふたりの仲は特別なものになると思います。
最後に
「好き避け男子」の行動と心理、落とし方を紹介しました。恥ずかしがり屋で弱気な彼ですが、裏を返せば、真剣な恋心ともいうことができます。女の子の目線で考えると頼りなかったり、まどろっこしかったりするかもしれませんが、そこは寛大に待ってあげましょう。ゆっくりとふたりの仲が良くなっていくはずです。
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