【目次】
・「嫌い避け」ってどういう意味?
・「嫌い避け」をしてしまう心理とは?
・「好き避け」の特徴
・「嫌い避け」に対する対処法を紹介
・「ごめん避け」と「嫌い避け」の違いとは?
・最後に
「嫌い避け」ってどういう意味?
「嫌い避け」という言葉を聞いたことはありますか? 「嫌い避け」とは、「ある特定の相手のことを嫌いだから避ける、逃げる」行為のことです。避けたり、逃げたりするほかに、目を合わせなかったり、よそよそしい態度を取ったり、うつむいたりすることも「嫌い避け」の可能性があります。
しかし、一方で、それは「好き避け」の場合もあるので注意が必要です。ですので、「避ける」という行為が、嫌悪からくるものなのか、好意からくるものなのかを見極める必要があります。
「嫌い避け」をしてしまう心理とは?
「嫌い避け」をしてしまう心理にはどのようなものがあるのでしょうか。もしかしたら、無意識のうちに「嫌い避け」をしているかもしれませんよ。
1:生理的に受け付けない
「嫌い避け」をしてしまう心理として、「生理的に受け入れられない」というものがあります。どんなに親切でも、身だしなみに関してだらしがなかったり、不潔感のある人とはどうしても関わりたくない、というように生理的に無理だと感じてしまうと、相手に非が無くても距離を置いてしまうのです。
2:価値観が異なる
「価値観の違い」によって、相手と距離を置きたくなる場合があります。価値観が違うと、一緒にいて不満が溜まっていったり、嫌な気持ちになったりしてしまいますよね。加えて、「嫌い避け」される人は、相手の価値観を否定したり、自分の意見を押し通したりする傾向があるのです。
そういう人は、周りから嫌悪感を抱かれやすく、避けられてしまうことが多くなります。
3:関わりたくない
シンプルに「関わりたくない」という理由から「嫌い避け」をするという場合があります。自分にとって苦手だと感じる人や、そりが合わない人っていますよね。
苦手な気持ちを抑えながら接しても、相手に嫌な態度をとってしまったり、周りに気を遣わせてしまったりする恐れが…。それならいっそ、極力関わらない方が、自分が不愉快になることもないですし、余計なトラブルを未然に防ぐことができます。
4:一緒にいると恥ずかしい
言動に常識が無かったり、悪目立ちをする服装をしている人と一緒にいると、自分までそういう風に周りから見られるのではないかと思い、恥ずかしくなります。同じ人間として括られたくないという心理から、「嫌い避け」をしてしまうのです。
「好き避け」の特徴
続いては、「好き避け」の特徴に迫っていきましょう。「嫌い避け」との違いを意識しながら見てみてくださいね。
1:素っ気ない態度を取りがち
「好き避け」をしてしまう人の特徴として、相手より素っ気ない態度を取ってしまうというものがあります。なぜなら、緊張してしまうからです。しかし、相手にとってみれば、「自分は嫌われているから、避けられているのかも」と勘違いしてしまう可能性があります。
2:目を見て話せない
「好き避け」の場合は、目を見て話すことができません。話そうと一生懸命頑張るのですが、顔が赤くなってしまったり、変な表情をしていないかが不安になって「相手に顔を見られたくない」と思ってしまうのです。
しかし、「嫌い避け」と違って、会話を続けようという一生懸命さが伝わってくるため、見分けはつきやすいかと思います。
3:相手と会話が続けられない
好きな相手を前にすると、緊張してしまい、本来の自分が上手く出せないということがあります。自然に振舞えず、会話も続けられないため、結果として「好き避け」になってしまうのです。
4:話しかけると早口になる
「好き避け」をしてしまう人の中には、好きな人から話しかけられると早口になってしまう人がいます。急に話しかけられることで、極度の緊張に陥ったり、焦ったりしてしまうのです。
「嫌い避け」に対する対処法を紹介
「嫌い避け」と「好き避け」には、似たような特徴があるため、判断が難しいのですが、もし「嫌い避け」をされてしまっていたとしたら、どのように対処するのが良いのでしょうか。「嫌い避け」されているときの上手な対処法を紹介します。
1:理由を聞いてみる
どうして自分が「嫌い避け」をされているのか分からない場合は、思い切って本人に聞いてみるというのも、一つの手です。誤解されているということもあるかもしれませんし、相手の気持ちを知ることができれば、改善することが可能かもしれません。
2:友達に相談してアドバイスを受ける
第三者にアドバイスしてもらうという方法もあります。自分だけでは、主観的になって視野が狭くなっているかもしれません。周りから見て、どういう状況なのか知ることで、対策することができます。また、「嫌い避け」している相手と、どうしても仕事をしたり、絡まなければならない場合は、間に第三者を挟み、クッション的な役割を果たしてもらいましょう。
3:距離を置く
「嫌い避け」をしている相手に、理解してもらおうと無理にコンタクトをとるのは厳禁です。逆に関係を悪化させてしまう恐れがあります。まずは、距離を取って様子をみましょう。相手に「嫌い避け」されているのに、こちらから無理に近づく必要はありません。
4:明るい表情で接するよう心がける
「嫌い避け」している相手には、嫌な態度を取られることもあるでしょう。しかし、ここで衝突してしまっては、関係を悪化させてしまうばかりです。ここは、こちらが大人になって笑顔で接するように心がけましょう。嫌な態度で接してしまえばお互いにマイナスイメージを深めるばかりです。しかし、明るく振舞えば、イメージアップにつながる可能性もあります。
「ごめん避け」と「嫌い避け」の違いとは?
「好き避け」の他に「ごめん避け」というものもあります。「ごめん避け」とは、「自分に好意がある相手に対して、その気持ちに応えられない申し訳なさから、勘違いされないように相手を避ける」行為です。
「嫌い避け」は、相手のことを嫌っているから避ける行為、「好き避け」は相手に好意があるから避けてしまう行為を指します。しかし、「ごめん避け」は相手を嫌っているわけではありません。だからこそ、避けてしまうことに対して「ごめん」と言っているのです。
最後に
「嫌い避け」をされないようにするためには、心がけるポイントがあります。「相手の立場に立って考える」ことと、「思い付きで言動をしない」ことです。相手の立場に立って、こういわれたらどう思うだろう、と一度心の中で問いかけてみてください。また、「こうに決まっている」というように、自分の主観で決めつけたり、押し付けたりすることも危険です。
相手との相性だけでなく、自分の行動にも「嫌い避け」される原因が無いか鑑みる時間を取ってみてくださいね。
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