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LIFESTYLE

2022.08.28

「太鼓持ち」とは?「太鼓持ち」と言われる人の言動や由来を解説

「太鼓持ち」とは、「人に媚びへつらって、好かれようとする人」のこと。多くの場合、相手を揶揄する時に使われます。そんな「太鼓持ち」ですが、本来は「宴席を盛り上げる職業」を指す言葉として使われてきました。今回は、「太鼓持ち」の意味や使い方、類語、英語表現を解説します。

「太鼓持ち」とは?

ビジネスの場面やお酒の席で、「太鼓持ち」という言葉を聞いたことはありませんか? 現在「太鼓持ち」は、あまりいい意味では使われませんが、もともとはある職業のことを指す言葉だったのです。今回は、「太鼓持ち」の意味や由来、使い方について解説します。

「太鼓持ち」の意味

「太鼓持ち(たいこもち)」とは、「人に媚びへつらい、機嫌を取って好かれようとする人」のこと。会社の上司や権力のある人にごまをすって、出世しようと企んでいる人を見て「あの人は太鼓持ちだ」と揶揄することが多いでしょう。

このように現在では、あまりいい意味では使われません。しかし、「太鼓持ち」はもともと、宴会を盛り上げる職業の男性のことを指す言葉でもありました。詳しい意味は次に解説します。

太鼓を叩いているバチ
(c)Shutterstock.com

「太鼓持ち」の由来

職業としての「太鼓持ち」は、御座敷などの酒席において客の機嫌を取り、場を盛り上げる役割がありました。自ら芸を見せたり、時には芸者や舞妓と共に、舞や踊りで客を楽しませたのです。「太鼓持ち」は男性の職業とされ、別名「幇間(ほうかん)」「男芸者」とも呼ばれました。

その歴史は古く、豊臣秀吉の御伽衆(おとぎしゅう)を務めた曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)という武士が祖であるという説があります。彼は、秀吉が機嫌を損ねた時は「太閤、いかがで、太閤、いかがで」と言い、場を盛り上げたとか。それが、「太閤持ち」から「太鼓持ち」に変化したと言われています。また、鳴り物である太鼓を叩いて踊ることから「太鼓持ち」と呼ばれるようになったという説もあります。

ちなみに、「幇間」の「幇」には、「助ける」という意味があり、「間」は、「人と人とのあいだ」を表します。つまり、人と人との間に入って、場を盛り上げることで人間関係を円滑にするサポートをするのが「幇間」や「太鼓持ち」の役割だったのです。

「太鼓持ち」の使い方

現在、「太鼓持ち」はどのような場面で使われるのでしょうか? 主な使い方を2つ紹介します。

手を揉みながらにやつく男性
(c)Shutterstock.com

1:彼はいつも部長の機嫌を取ろうとしている。まるで太鼓持ちだ。

「太鼓持ち」は現在、上役に媚びへつらっている人に対して使われるのがほとんどです。心にもないお世辞を言ったり、無理にその場を盛り上げようとしている様子は、側から見て気持ちいいものではありません。上司の機嫌を取って、自分だけ得をしようとしている魂胆が丸見えなので、周囲から嫌われている人も多いでしょう。

2:彼は長年社長の太鼓持ちを続けた結果、役員にまで上り詰めた。

中には、自分が「太鼓持ち」だと分かっていても、出世のために我慢して続けている人もいるでしょう。厳しいビジネスの世界では、時にお世辞を言って上司を立てることも必要なのかもしれません。大人の処世術として、「太鼓持ち」を武器にしている人もいるのです。

類語や言い換え表現とは?

「太鼓持ち」の類語には、「腰巾着」「鞄持ち」「ご機嫌取り」などがあります。それぞれどんな意味や由来があるのか一緒にチェックしていきましょう。

1:腰巾着

「腰巾着(こしぎんちゃく)」とは、いつもある人のそばを離れないで付き従っている人のこと。もともとは、腰につける巾着のことを指しましたが、やがて転じて、そのような意味として使われるようになりました。現代では、目上の人に付き従い、機嫌を取る人のことをあざけって言う時に使われますね。

・「所詮、部長は社長の腰巾着だ」と彼はあざけるように言った。
・兄は出世のためなら上司の腰巾着になることを厭わないらしい。

2:鞄持ち

「太鼓持ち」とよく似た言葉に「鞄持ち」があります。もともとは、上司の鞄を持って供をする助手や秘書のことを指しました。しかし、今では上役にへつらって、いつも付いて回る姿を軽蔑して言う時にも使われるようです。

・いくら出世したいからといって部長の鞄持ちにはなりたくない。
・茶道の師範である父はいつも数人の鞄持ちを従えている。

顎に手をあてて悩む女性
(c)Shutterstock.com

3:ご機嫌取り

「ご機嫌取り」とは、人の気に入るような言動をすること。多くの場合、出世をしたい・金稼ぎがしたいなどの魂胆から、相手のご機嫌をとるような振る舞いをする人のことを指します。機嫌を取った結果、自分だけ特別扱いされることもあるので、周囲から反感を買うことも多いでしょう。

・気難しい父のご機嫌取りをする母が好きになれない。
・彼は仕事の成果ではなく上司へのご機嫌取りで出世しているようだ。

4:ごますり

人に上手く取り入って、自分の利益をはかることを「ごますり」と言います。日常生活の中でも人に上手いことを言って取り入っている人を見て、「あの人はごまをすってばかりいる」と皮肉ったりしますね。語源は、すり鉢でごまをすると四方にごまがつくことから、あちこち色んな人にへつらうさまを表すようになったと言われています。

・弟は昔から自分より年上の人にごまをするのが上手かった。
・彼は色んなお偉いさんにごまをするので見ていられない。

「太鼓持ち」は英語でなんという?

「太鼓持ち」を海外の人との会話で使う場合、どのように表現したらいいのでしょうか? 「太鼓持ち」は日本特有の表現なので、そのまま英語で「Taikomochi」として使うか、「へつらう人」という意味を持つ「flatterer」を応用するといいでしょう。

「flatterer」は他にも、お世辞を言ったり、上司に媚びへつらう人のことを指す言葉なので、「太鼓持ち」と同じような意味として使うことができます。ただし、揶揄するようなニュアンスを持つので、直接相手に使うのは控えた方が無難です。

・In Japan, the role of professional jester, called “taikomochi”.(日本では酒の席に出て客のご機嫌取りをする役のことを“太鼓持ち”と呼ぶ)
・He is a flatterer.(彼は上に媚びへつらう)
・Be not a flatterer of the rich.(相手がお金持ちだからといってへつらってはいけません)
・In a word, he is a flatterer.(一言でいえば、彼はおべっか使いだ)

最後に

「太鼓持ち」の意味や使い方などは理解できましたか? 「太鼓持ち」は、もともと宴席を盛り上げる男性の職業だったなんて意外でしたね。人の人とをつなぐサポート役として必要とされていましたが、現在ではネガティブな意味として使われているようです。上司の機嫌を気にしすぎて、周囲に「太鼓持ち」と言われないように気を付けたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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