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2025.10.29

「不本意」とはどういう意味? ビジネスでの使い方や類語・英語表現を紹介

「不本意」とは、「自分の本当の望みとは違っていること」を指します。この記事では、「不本意」の意味や使い方、類語・言い換え表現、英語表現、よくある疑問と回答を紹介します。

この記事のサマリー

・「不本意」とは自分の本来の望みと違うことを表します。
・類語には「仕方なく」「やむを得ず」「心ならずも」が挙げられます。
・「不本意」の英語表現には “against my will”などが挙げられます。

「不本意ながら、このような結果になってしまいました」というセリフを聞いたことはありませんか? 多くの場合、謝罪などの場面で聞かれる言葉ですが、そもそも「不本意ながら」とはどんな意味を持つのでしょう?

この記事では、辞書の定義に基づき意味を整理し、類語・言い換え表現や英語表現、注意点を具体例とともに紹介します。

「不本意」とは? 意味を確認

まずは、「不本意」の意味を辞書で確認していきましょう。

「不本意」の意味と「本意」との違い

「不本意(ふほんい)」とは、自分の望みとは違うことを指します。辞書では次のように説明されていますよ。

ふ‐ほんい【不本意】
[名・形動]自分の本当の望みとは違っていること。また、そのさま。「けがの多い―な年だった」「―ながら承知する」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

例えば「不本意ながら承知する」は、「望んではいないが、仕方なく受け入れる」という意味になります。

一方、「本意(ほんい)」は、「本来の望み」や「本当の考え」を示します。

つまり「不本意」は「本意に反する」状態を表す語であり、「思っていたのと違う」「本当は望んでいなかった」という意味を持ちます。

ビジネスシーンでは、立場や状況により思い通りにならない事態を伝える言葉としても使われますね。

「不本意ながら」とは?

「不本意ながら」は、「自分の本意ではないけれど」という意味を持ちます。ここでの「ながら」は、「にもかかわらず」や「けれども」の意を表しますよ。

例えば「不本意ながら転勤を受け入れました」と言えば、「希望していたわけではないが、状況を理解して受け入れた」というニュアンスが伝わります。

(c)Shutterstock.com

使い方を例文でチェック!

「不本意」は何かを断る際に効果的に使えるため、いざという時にために覚えておくと役立ちますよ。代表的な例を3つ紹介します。

途中で怪我をしてしまい、マラソンを完走することができず、不本意な結果になってしまった。

自分の望みとは裏腹に、残念な結果に終わってしまったことに「不本意」を使用しています。目標に向かって精一杯努力してきたとしても、トラブルなどにより思ったような結果が出せないこともありますよね。そんな無念な気持ちを表現するのが「不本意」です。

誠に不本意ではございますが、今回の採用は見送らせていただきます。

ビジネスシーンでは特に採用の場面で「不本意」を使うことが多いでしょう。不採用であることを伝える際、単刀直入に言うのは憚られるものです。そんな時に、「誠に不本意ではございますが…」と枕詞をつけることによって、相手への気遣いや配慮を示すことができるでしょう。

やむを得ずお断りしなければならないときのフレーズとして、覚えておきたい一つです。

不本意ながら、その件につきましては辞退させていただきます。

先述したように「不本意ながら」も、ビジネスシーンで相手の依頼などを断る際に使えるフレーズです。社内の上司や先輩からの申し出を断る時などに使用します。

(c)Shutterstock.com

「不本意」の類語や言い換え表現

「不本意」をやわらかく伝えたいとき、またはより具体的に伝えたいときに使える類語や言い換え表現を紹介します。

「仕方なく」

「仕方なく」は「他にどうしようもない」という意味を持ちます。日常でも使いやすい言葉ですね。

例:「他に好きな人ができたと言われたから、仕方なく別れることにした」

「やむを得ず」

「やむを得ず」は「仕方なく」という意味を持ちます。本意ではない点が共通していますね。

例:「熱が出たので、やむを得ず旅行を中止した」

「心ならずも」

「心ならずも」は、「自分の本心ではないのだが」という意味を持ちます。

例:「心ならずも故郷を離れることになった」

英語で「不本意」はどう表す?

不本意を英語で表すなら、“against my will”が適しているでしょう。直訳すると、「私の意思に反して」。「不本意ながら」という意味になります。

他にも、“reluctant”や“unwilling”も「不本意な」という意味を持ち、自分の本当の望みとは異なる状況を表す言葉です。

参考:『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)

(c)Shutterstock.com

「不本意」に関するFAQ

ここでは、「不本意」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. 「不本意」は敬語ですか?

A. いいえ。

「不本意」は「自分の本当の望みとは違う」という意味を持つ名詞もしくは形容動詞です。

Q2. 「不本意でした」は失礼にあたりますか?

A. 場合によります。

自分の感情を率直に述べても許される場面では問題ありませんが、相手の判断や対応に対して使うと批判的に聞こえることがあります。場面を選んで使いましょう。

Q53 「不本意」と似た意味を持つ言葉はありますか?

A. 「仕方なく」「やむを得ず」「心ならずも」などが近い意味を持つ言葉として挙げられます。

最後に

ビジネスシーンでは、時に本意ではないものの、相手からの申し出を断らなければならないケースがあります。そんな時に、相手に失礼に当たらないような断り方を身につけておくと、コミュニケーションがとりやすくなるはずです。申し訳ないという気持ちを込めて、相手に誠意を伝えてみましょう。

TOP画像/(c)Adobe stock

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