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2023.03.07

負けるが勝ちの意味や人間関係での考え方を解説! 逃げるが勝ちとの違いは?

負けるが勝ちとは、無意味な争いは相手に勝利を譲った方が最終的にこちらの利益に繋がるという意味のことわざ。本記事では、負けるが勝ちの意味や使い方、人間関係における捉え方を紹介していきます。また、類語表現である逃げるが勝ちについても解説。

負けるが勝ちってどういう意味?

日常生活で「負けるが勝ち」はよく使いますよね。

積み木と人の形のコマを倒す
(c)Shutterstock.com

「勝つ」と「負ける」は正反対の意味なのに「負けるが勝ち」ってどういうこと? と疑問に思う方もいるでしょう。矛盾する2つの言葉が組み合わさったこのことわざです。まずは意味から解説していきます。

負けるが勝ちとは、「無意味な争いは相手に勝利を譲る方が賢明であり、それが最終的な勝利につながる」という意味のことわざです。もちろん後がない試合や他社との競り合いなど、負けてはならない争いも存在しますよね。

このことわざは、どの物事にも通用するというわけではありません。例えば同僚と口喧嘩になったとしましょう。口論している最中は、なんとなく相手を言い負かすまで言い返してやろうという気持ちになってしまいませんか? そして口論がヒートアップしていくうちに、感情的になってしまうこともあるかもしれません。その結果、つい余計なことまで口にして相手を傷つけたり、周りから短気な印象を持たれてしまったりと、マイナスな影響が自分に返ってきます。このような場面で、「負けるが勝ち」という言葉を思い出すべきでしょう。

この口論に勝つことよりも、ここは一旦冷静に身を引いて相手の言い分を聞くことの方が一枚上手の対応だと言えます。ムキになって言い返すよりも、その場を収める行動を取る方が周りの印象も良いはず。「負けるが勝ち」ということわざはこのようなシーンに当てはめて考えることができるでしょう。

使い方を例文でチェック!

「負けるが勝ち」の意味を確認したところで、次は使い方を見ていきましょう。いくつか例文を挙げながら紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

風になびく白旗
(c)Shutterstock.com

1:その場限りではなく長い目で見てみれば、この取引は負けるが勝ちと言えるだろう。

ビジネスにおいて、こちらの提示する条件と先方の受け入れる条件が異なる場合は多々あるでしょう。状況によっては、こちらが折れて相手の希望に従わざるを得ない場合もあります。その場ではこちらが丸め込まれてしまったように感じるかもしれませんが、将来のことを見据えたらどうでしょうか? 長い目で見ると、この場は一歩引いておいた方が将来的にプラスになるということもあるでしょう。

つまり目先の勝負だけを考えるのではなく、先のことも考えた上でどのような行動取るかが重要なポイントなのです。

2:何かといちゃもんをつけてくる上司だが、負けるが勝ちだと思って言い返さないように気をつけている

仕事をする上で、理不尽な言いがかりをつけられる経験はたくさんあるでしょう。一生懸命仕事に取り組んでいればいるほど、そのような言いがかりは腹立たしく思うものです。しかし、上司に楯突いてしまうと自身の立場や周りからの印象は悪化するだけかもしれません。全ての発言を真剣に受け止めるのではなく、たまにはラフに聞き流すことが、感情的にならないポイントかもしれませんね。

3:カフェに行きたかった妹を無理矢理ショッピングに連れてきたが、すっかり機嫌を損ねてしまった。負けるが勝ちの精神を心得ておくべきだったな。

家族に限らず、友達や恋人同士でも意見が分かれることってよくありますよね。自分の意見を押し通そうとすると、その瞬間は自分の希望が叶って満足しますが、結果的には相手との関係が悪化することもあります。毎回とは言いませんが、自分が折れるという選択肢を持っておいた方が後々後悔しないのかもしれませんね。

類語として使われる「逃げるが勝ち」

「負けるが勝ち」の類語表現には、「損して得取れ」「急がば回れ」「逃げるが勝ち」などがあります。その中でも特に「逃げるが勝ち」は負けるが勝ちと語呂もよく似ていますよね。今回はこの「逃げるが勝ち」について、「負けるが勝ち」と比較しながら解説していきます。

急ぎ足で歩く
(c)Shutterstock.com

まずは意味から確認していきましょう。「逃げるが勝ち」の意味は、「戦うよりも逃げて相手に勝利を譲った方が結局利益を得られる」ということ。形勢が不利になったのであれば、あれこれ抵抗するよりも逃げてしまうのが得策であることを示したことわざです。

争いごとは、勝敗に限らず、自分自身の労力や時間が費やされます。そうであるならば、最初から争い自体を避けるのが最善だというのも納得できますね。

「負けるが勝ち」と「逃げるが勝ち」の決定的な違いは、戦いに参加しているかどうかです。前者は、戦いに参加した上で負けることを選んでいるのに対して、後者は必ずしも戦うとは限りません。そのため、類語表現とは言えニュアンスに違いが出てきます。

人間関係における「負けるが勝ち」って…?

人間関係を上手く築くコツとは、ずばり「負けるが勝ち」を心得ること。ここでは、人間関係における「負けるが勝ち」の考え方を3つに分けてみました。

1:負けを選ぶ謙虚さも大切

人間というのは見栄やプライドを必然的に持ち合わせている生き物です。そのため、人より優位に立ちたいと思うのは仕方のないこと。しかし全員がこの意志のまま行動すれば、必ず衝突が起こりますよね。そこで上手く立ち回ることができるのが、謙虚さを持った人なのです。

自分とは違う意見を持つ人に対して、こちらの意見を押し通すのではなく、相手の意見を受け入れる謙虚さを持つことが、良好な人間関係を築ける近道となるでしょう。

2:負けを認められる人が強い人

私たち人間は、自分にとって都合のいいことはすぐに受け入れるものの、負けや欠点などは認めたくないと思ってしまうもの。しかし、弱いところを認めることができる人こそ自分を成長させることができるのではないでしょうか。

自分自身の負けと向き合うからこそ、いずれそこに打ち勝つことができる…。このように自己を成長させていくことが、他人からの支持や信頼に繋がっていくかもしれませんね。

3:勝ち負けに固執しすぎない

物事すべてに白黒つけられないように、何事も勝ち負けで片付けることはできません。困難にぶつかった時、「勝った」「負けた」という概念を取り払って考えてみると、新たな新境地が広がるかもしれません。

最後に

損得や勝ち負けへのこだわりが強いと何事も上手くいきません。良好な人間関係を築くためには、自分の見栄やプライドを持ちすぎないことが大切です。「負けるが勝ち」は常に心得ておくと良いでしょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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