目次Contents
▼この記事の要点
- 「男性不信」とは幼い頃のトラウマや浮気された経験などにより、男性全般を信じられなくなっている状態のこと。父親や男兄弟との関係が原因になっているケースもあります
- 20~30代女性の約3割が「もしかして私は男性不信かもしれない」と感じた経験を持つそうです。一方的な下心を向けられることに、嫌悪感を抱いている女性も
- 男性不信に陥ったときは、焦らず自分の気持ちをゆっくり見守るのが吉。時間の経過とともに価値観が変化したり、心から信頼できる男性との出会いが不安を和らげてくれることもあります
もしかして私、男性不信かも?

好きな人ができない、男性を信頼できない、出会いの場に出向くのが億劫…そんな場面で「ひょっとして自分は、男性不信なのかもしれない」と思った経験はありませんか?
男性不信は特別なことではなく、きっかけさえあれば誰もがなり得るものです。元はそうでなかった女性でも、ひどい元カレだったなど過去の恋愛がトラウマとなって、男性とのコミュニケーションが苦手になってしまうケースは少なくありません。
反対に、一時的にひどい男性不信に陥ったものの、その後立ち直って幸せな恋愛や結婚をしている人もたくさんいます。「男性不信かも」と思ったら、まずは自分の今の状況を冷静に分析して、対策を考えてみましょう。
【女性に聞いた】男性不信かもと思ったことがある?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数126名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に「『男性不信かも』と思った経験はありますか?」と質問したところ…32.5%が「ある」、67.5%が「ない」と回答しました。約3割の女性は「男性不信かもしれない」と考えたことがあるようです。
世の中には誠実で優しい男性がたくさんいる一方で、モラハラやセクハラをする人もいます。傷つけられた経験によって、男性を信じたくても信じられなくなった女性もいるかもしれませんね。
男性不信になると、恋愛だけでなく、友人付き合いや仕事仲間との交流にも支障が出ることも。「男なんて最悪」「恋愛はこりごり」と見切りをつけずに、また前を向くためのチャンスがあれば克服できるかもしれません。
【女性に聞いた】男性不信だと思ったきっかけは?

男性不信に陥っている女性の多くは、過去の恋愛におけるトラウマや父親・男兄弟との不仲など、何らかの原因によって男性自体を信じられなくなっています。女性100人へのアンケート結果をもとに、男性不信を感じたきっかけについてまとめました。
子供の頃の嫌な記憶を引きずっている
「幼い頃から男性にいじめられたりしていたので」(20代・千葉県)
「中学時代に好きだった男子が実は私をバカにしてて、なのに周りには『あいつ、俺に惚れてんだぜ』と言いふらしていたこと」(30代・長崎県)
子供の頃に男子にちょっかいをかけられた記憶や、いじめられてつらい思いをした経験は、大人になってからもなかなか消えません。〝好きな子いじめ〟なんて言い方をされることもありますが、された側はたまったものではないはずです。
上から目線の態度やバカにしたような物言いをする男性がいると、どれだけ優しい男性がいても、悪印象のほうが根強く残ってしまうのかもしれませんね。
ただ、驚いたことに、大人になっても好きな人をからかうことがあるのだそう。好意ゆえの行動とはいえ、うんざりしてしまうのも無理はないでしょう。
浮気された経験がある
「浮気されたときに誰も信じられなくなりました」(30代・北海道)
「浮気されたから」(20代・埼玉県)
「好きだと言われても信用できない。詐欺とか何か悪いことを企んでるのかと思ってしまう。過去に浮気された経験があり、どんな男でもすぐに信用できない」(30代・兵庫県)
心から信じた相手に裏切られたときのショックも、そう簡単に忘れられるものではありません。「もう男なんて信じない!」と自分に言い聞かせ、これ以上傷つかないよう自衛している女性もいるでしょう。
以前Oggiが実施したアンケートによれば、浮気された女性の約7割は別れを決断しているとのこと。信頼していた恋人に裏切られたとあらば、ほかの男性のことなど信じられなくなりそうです。
男性の言動そのものを信じられない
「不誠実な対応をしているのをよく見かける」(20代・福岡県)
「嘘をたくさんつかれたことがあるから」(30代・東京都)
「男性に対してよく失望するから」(20代・宮城県)
男性の発言や行動を信用できない、と感じる女性もいるようです。「失望させられた」との回答もあるとおり、嘘をつかれたり裏切られた結果、いつのまにか男性不信に陥っていたという人もいる様子。
中には「本当は信じたいけれど信じられない」タイプや、「彼氏をすぐに疑ってしまいケンカになる」と悩んでいる人も。男性とひと口に言っても性格や価値観は十人十色。性別の括りを一度忘れて、〝その人自身〟を見ることが大切です。
父親が苦手だった
「父親世代の人が苦手、離婚して母子家庭で育ったからかもしれません」(30代・岡山県)
幼い頃から最も身近な男性として、父親や男兄弟の存在に影響を受ける人は多いでしょう。お酒に酔った姿や、暴力的な態度などに傷つけられた記憶が、そのまま男性全般への苦手意識に繋がっている可能性も。
反対に、男性の交流が少ない環境で育った結果、苦手意識が強まって男性不信に陥るパターンもあるようです。嫌な記憶を完全に忘れることは簡単ではありませんが、自分ひとりで抱え込まず誰かに聞いてもらうなどして、外に発散すると和らぐかもしれません。
下心を不快に思う
「少し仲良くなった人に『身体目的だったかも』と感じる出来事があって、それ以降しばらくは男性と親密になるのを避けていた時期があった」(30代・大分県)
「通りすがる綺麗な女性などを目で追う男性が多すぎてうんざりしている。大体の男性はそう」(30代・北海道)
鼻の下を伸ばして女性を目で追ったり、信頼できる人を装って性的な目的をカムフラージュしたり。実際に男性の下心を隠しきれていない姿を目の当たりにしてしまい、不信感を覚えたという人もいます。
彼氏にさえキスすることを気持ち悪く感じたり、恐怖心を覚えたりする人もいるほどです。赤の他人である男性に恐怖を覚えたら、苦手意識が強まるのも無理はないでしょう。
なぜか緊張して話せない
「男の人と話すのが苦手だと思った」(30代・東京都)
男女平等が広まる昨今ですが、男性と女性ではそもそも体の作りが異なります。女性の中には自分より大柄な男性に威圧感を覚えたり、わけもなく恐怖心や緊張感が高まる人もいるとのこと。
苦手意識があり避けつづけた結果、ますます男性不信が加速するといったケースもあるでしょうか。お互いにクリーンなコミュニケーションをとるためには、先入観や偏見を和らげる必要がありそうです。
性別問わず人間不信に陥っている
「基本的に疑いから入る」(20代・愛知県)
性別を問わず、人間そのものに不信感を抱いている人もいます。これは決して珍しいことではなく、20~30代女性の約7割には「人を信用できない」と感じた経験があるのだそう。
「信頼を失うのは一瞬、取り戻すのは一生」とも言われるように、一度抱いた不信感を消すには時間がかかることのほうが多いでしょう。男性相手に限ったことではなく、女性相手でも言えることです。
悪口や陰口を言われたり、嘘をつかれたり。あるいは自分に自信が持てず人を疑ってしまったり。ちょっとしたことがきっかけだとしても、その後長い間不信感を引きずることは少なくありません。
男性不信になる原因って? よくある理由6つ

男性不信になってしまう原因は人それぞれ。中には複数の原因が重なってしまい、深刻な男性不信に陥る女性もいます。代表的な原因を6つご紹介しましょう。
◆過去に男性に裏切られた
元カレや好きな人・信頼していた男友達など、身近な男性から裏切られた経験がトラウマとなると、男性への不信感が募っていきます。
裏切られた直後だけでなく、時間が経過するにつれて悪い記憶が強調され、「男性を二度と信頼したくない」と心を閉ざしてしまうこともあるようです。
◆付き合ってもすぐに振られることが続いた
せっかく恋人ができたのに、すぐに振られる経験が続くとつらいものです。恋人や好きな人を含めて男性全般を信頼できなくなっていき、異性への心を閉ざす傾向に。
誰かに告白されたところで「どうせまたすぐに振られてしまう」と考えたり、恋人の「好き」という言葉さえ素直に受けとめられなかったり。振られた回数が多くなるほど、男性不信に陥るリスクも高まります。
◆過去に告白しても受け入れてもらえなかった
「勇気を出して告白したのに受け入れてもらえなかった」という悲しみが、男性への不信感を募らせるきっかけとなる場合も。告白後に相手がひどい態度で拒絶したり、好意をバカにするような振る舞いをすると、男性への不信感はさらに大きくなるでしょう。
振られた体験が多くなるほど、男性を好きになることに臆病になってしまうのかもしれません。
◆男性にひどい言葉を言われた
体型や顔をからかわれたり、女性としてバカにされたり…。男性からひどい言葉をかけられたために、男性そのものへの苦手意識が強くなることはあるでしょう。
ショックが大きいほど、すべての男性が敵かのように感じて、関わりを極端に避けたくなることも。たとえ相手にとっては冗談でも、自分が深く傷ついてしまえば、なかなか忘れることなんてできないはず。失礼なモラハラ発言や暴言をきっかけに、男性への不信感が強まるパターンです。
◆父親や男兄弟との関係が悪かった
家族である父親や兄弟と幼少期からの関係性が悪く、悩んでいる人もいます。男性を信頼しにくい環境で育った影響で、大人になってから男性不信になってしまう女性も。
身近な男性とのいい思い出が少ない、またはまったくない状態だと、社会に出て男性との接し方に戸惑ってしまい、コミュニケーションでも空回りをしてしまう場合が。そのため、誠実な男性との信頼関係でさえ、なかなか深められないケースもあるようです。
◆性的なことにトラウマがある
キスやハグ、セックスなどの性的な事柄に対してトラウマがある女性も、男性を信頼しにくくなりがち。体の相性が悪い彼氏との関係や、合意ではないセックスなど、本意とは言い難い性体験が影響している場合もあります。
男性を信頼できないばかりか、性的な関係を結ぶこと自体に強い嫌悪感を覚え、恋愛や結婚を意識的に遠ざけてしまう可能性もあるでしょう。スキンシップ以外にも愛情表現の手段はありますから、お互いが納得の上で、不快感なく付き合える相手を探しましょう。
男性不信を直すには? 克服方法はあるの? 幸せな恋をするためのQ&A

「もしかして私って、男性不信かも…」と悩み苦しんでいる人へ。男性不信は、リハビリを続けることで治っていく可能性もあります。
ここではQ&A形式で、男性不信の克服方法や不安を和らげるためのポイントをご紹介。焦らず少しずつ、そして自分にとって無理のない方法で、周りの男性たちとコミュニケーションをとりましょう。
- Q.10代の頃の初カレにひどい裏切られ方をして以来、ずっと男性不信です。好きな人ができても「どうせこの人も浮気する」と本気になれず、告白されても「いずれは別れる人」と気持ちをセーブ。こんな状態なので彼氏ができても続かないし、この先が不安です
- Q.両親が離婚しています。父親はとても暴力的な人で、小さい頃から苦手でした。しかし母との二人暮らしは穏やかで楽しく、女子校に行ったことも重なって、女性社会の居心地の良さが好きです。ただ、「男と言えば父親」という感じでイヤな記憶だけが残り、結果的に男性不信状態。彼氏もできたことがありません。漫画やドラマのような恋愛に憧れはあるものの、リアルの男性とうまく関われるか不安です
A.男性自体を信用できなくなるくらいに、つらい思いをしたことが伝わってきます。しかし、過去のトラウマにとらわれて前に進めないときには、考え方を少しずつ見直していくことも大事。過去の相手と、これから出会う人は別の存在です。女性にだって性格のいい人・悪い人がいるのと同じで、男性にも信頼できる人とそうでない人がいるものです
何事もひとくくりに考えてしまうと、視野が狭くなる場合もあります。「初カレがひどい人だった、男性はきっとみんなひどい」という思い込みや、「過去につらい目にあったから、男性を信じられなくて当然」と自分の未来を狭めるような考え方は、少しずつ和らげていったほうがいいでしょう。
とはいえ、頭で思うだけで自分を変えられるのなら誰も苦労はしませんよね。価値観や考え方を変えるためには、頭の中で思うだけではなく、行動を少しずつ重ねながら向き合っていくこともひとつの方法です。そのための主な方法を3つ、ご紹介していきます。
1.これまでとは異なるタイプの男性とデートしてみる
初カレのせいで男性不信になっていると感じるならば、今まで関わりを持たなかったタイプの男性とコミュニケーションをとると、新たな発見や安心感を得られるかもしれません。
たとえばイケイケな男性と付き合ってきたなら、寡黙で静かな男性と交流を深めてみるなど、あえて自分がタイプと思った男性とは正反対を恋愛圏内に入れてみるのもアリ。
今までとは異なる価値観の男性と接することで、不信感が払拭される可能性はあるでしょう。
2.信用できる男友達を作って相談してみる
恋愛対象としてではなく、友達として異性との関わりを増やしてみるのもいいでしょう。
信頼できる男友達に恵まれれば、男性を信用できない気持ちも少しずつ薄れ、心の壁を取りやすくなるはずです。男女の友情が成立するか否かについては、これまで何度も議論されてきた永遠のテーマですが…ただ、下心や性欲とは無縁な「真の友情」を築いた男女も存在するのは事実です。
男友達を作るきっかけがない場合、サークルや地域活動、趣味の集まりに参加するなどして、価値観が近そうな人が集まる場を探してみましょう。
3.恋愛や結婚に対して過剰に焦らない
男性不信の自覚があると「このままでは一生、結婚できないかもしれない」「彼氏すらいないのはヤバイ?」と焦る女性もいます。しかし、人の価値観や考え方は時間の経過とともに変わりゆくもの。男性不信を直すにあたっては、焦らずに自分を見守ることも大事です。
まったく興味のない男性の前で無理をしたり、恋愛しなければとやみくもに頑張ると、かえって男性不信が長引く可能性もあります。まずは友達からスタートさせるつもりで、自然体のまま男性と接することがポイントです。肩の力をなるべく抜いて焦りを和らげましょう。自分を偽ってまで、関係性を作るのはよくありません。
Q.両親が離婚しています。父親はとても暴力的な人で、小さい頃から苦手でした。しかし母との二人暮らしは穏やかで楽しく、女子校に行ったことも重なって、女性社会の居心地の良さが好きです。ただ、「男と言えば父親」という感じでイヤな記憶だけが残り、結果的に男性不信状態。彼氏もできたことがありません。漫画やドラマのような恋愛に憧れはあるものの、リアルの男性とうまく関われるか不安です
A.幼い頃のトラウマがなかなか消えず、つらい思いをしている人は少なくありません。しかし「誰とも付き合ったことがなく、父親以外の男性を知らない」…それは逆に、これから出会う人との関係をまっさらな状態で築けるということです。誠実な人柄の男性と付き合うことにより、父親の嫌な思い出を上書きしたり悪いイメージを払拭できるかもしれませんよ。世の中にはさまざまな人がいますので、あなたにとって心地よい関係を築ける相手が見つかる可能性があります。憧れる気持ちがあるなら、ぜひ前向きに出会いを探してみて
気心知れた女友達と過ごしたり、大好きな母親と暮らす時間はかけがえのないものです。女性社会ならではの、異性の目を気にしないで済むリラックス感というものはありますよね。それらは、あなたにたくさんのいい影響を与えてくれたはずです。
だからこそあなたは、父親との記憶が強く残っている中でも、幸せな恋や結婚への憧れを捨てずに済んだのではないでしょうか。
その前向きな気持ちがあるのなら、まずは無理のない範囲で、小さな一歩を踏み出してみるのもひとつの方法です。信頼できる友だちに紹介してもらうところから始めてもいいでしょう。〝男性〟とひとくくりにせず、その人自身を見るきっかけになるかもしれません。
恋愛がすべてではありませんが、新しい気づきをもたらしてくれることもあります。前向きに行動を起こしていくうちに、〝男性〟と一括りにせず相手を見ることができるようになるかもしれません。
たとえ男性不信になっても、焦らなくて大丈夫
「男性を信用できない」「一緒にいてもつらいだけ」そんな兆候が出てくると、不安や未来への焦りが生まれやすくなります。しかし、男性不信になっている自分を感じたからといって、焦らなくてもいいのです。
一時的に男性を避けたくなることは誰にでもありますし、無理をして男性との関わりを持とうとすると、かえってストレスが大きくなってしまいます。過去のトラウマや精神的な負荷があまりにも大きいならば、専門家への相談を視野に入れてもいいでしょう。
焦ることなく「いつか不信感が消えているといいな」「これから先、信用できる男性と出会えるかもしれない」くらいの気持ちでいるほうが、安心して向き合える姿勢につながることもあります。
性別で一括りにせず相手を見るために、無理のないペースで向き合っていけるといいですね。
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並木まき
ライター・時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



