遠距離恋愛を続けるにはコツがあります
遠距離恋愛を続けるのは、近距離恋愛と比べると、乗り越えなくてはならない壁がたくさんありますよね。交際を順調に続けていくためには、ふたりが遠距離の難しさを理解したうえで、お互いが同じ将来を向いて努力を重ねていく心がけが大切です。
近距離恋愛と比較してストレスや困難が多いので、コミュニケーションや信頼関係を育んでいきましょう♡
遠距離恋愛を辛いと感じる原因と対処法5選
遠距離恋愛を辛いと感じるのには、理由があります。代表的な5つの理由を深掘りしてみると…
◆連絡不足による不満
物理的な距離が開いてしまうと、どうしてもパートナーとの連絡は不足しがちです。生活時間の差や仕事や学業などのスケジュールの違いがある場合は、特に連絡が取りづらくなります。
また連絡を取っても、声や表情などの非言語的な情報が伝わりにくいので、相手の気持ちや様子がわかりにくくなりパートナーに対する不満にも発展しやすいでしょう。
対処法は?
対処法としては、連絡頻度や方法はパートナーと話し合って決めることや、連絡するときには相手の状況や気分に配慮して話題を選ぶといいでしょう。また、連絡がとれないときでもパートナーを信じて待つことが大事です。
◆相手の気持ちがわからなくなる
パートナーからの愛情表現が少なかったり曖昧だったりすると、遠距離恋愛では相手が自分を本当に好きかどうか疑ってしまいがちに。
また、相手の生活環境や交友関係が近距離恋愛の頃とは変わるために、自分と相手の価値観や目標が合っているかどうか不安になりがちです。
対処法は?
お互いの気持ちは頻繁にダイレクトに聞いてみることや、相手が愛情表現をするのを待つのではなく自分からも「会いたい」「愛してる」などの愛情表現をすることが大切。また相手の交友関係についても、きちんと質問をして知っておくべきことは把握できるようにすると、安心感が高まります。
◆寂しさや不安から負の感情が強まる
会いたいときに会えなかったり連絡が取れなかったりする頻度が増えるので、孤独感や焦りが高まりやすいのが遠距離恋愛。それに加えて自分の気持ちを相手に伝えられなかったり、相手の気持ちを理解できなかったりするときほど、イライラや不満が溜まります。
感情が高まりすぎると、パートナーに対して怒りや嫉妬を抱いてしまうことも…。
対処法は?
寂しさや不安は隠さずに相手に伝えること。それと並行してネガティブな感情を自分でコントロールするためにリラックスできるよう努めることも大事です。
また、恋愛を最優先事項にせずに自分の時間を充実させる方法を探すことも必要でしょう。
◆近距離恋愛カップルと比較して落ち込む
周囲に近距離恋愛カップルが多かったりSNSで近距離恋愛カップルの幸せそうな投稿を見たりしたあとは、自分たちの恋愛が劣っているように感じがちです。
近距離恋愛カップルが普通にできることが遠距離恋愛カップルにはできない場合もあるために、お付き合いに不公平な感情が生まれてしまい、イライラしてしまう場合も…。
対処法は?
自分達は自分達と割り切り、周囲のカップルと比較しないことが大事です。SNSを見て落ち込むようならデジタルデトックスを。カップルでやりたいことがある場合は、今できなくても将来できるように“楽しみ”として取っておく気持ちで乗り越えて。
◆経済的な負担が大きい
恋人と会うために交通費や宿泊費などの費用がかかりやすいだけでなく、日々の通信費も負担に感じがちです。ときには予算をオーバーすることもあるでしょう。
またせっかくお金をかけて会いに行っても一緒に過ごせない時間が長かったり滞在する日数が少なかったりするときは、お金をかけたほどには十分に満足できないことがあります。
対処法は?
金銭的に無理をすると不満が溜まりやすいので、無理のない範囲でデートの予定を組みましょう。会う時間を優先するためにプレゼントを用意できないなどの事情があれば、事前に話し合ってふたりで事情を共有することも必要でしょう。
遠距離恋愛のメリット3つ
遠距離恋愛にはメリットもあります。典型的なメリットを3つご紹介します。
◆恋人がいても自由な時間が多い
恋人がいても自由な時間が多いので、勉強や趣味、仕事に打ち込める時間が取れます。友人や家族と会うのも、恋人がいないときと同じくらい自由にできる場合も。
自分のペースで生活ができるので、ストレスや疲れを感じにくい毎日が送れます。
◆会ったときの喜びが大きい
会える日を楽しみに待つことや、会えた日に思い切り楽しめるのは遠距離恋愛の醍醐味。
会えない時間が多い分だけ、会ったときにはパートナーの表情や声や匂いなどが新鮮に感じ、愛情や感謝が深まりやすいでしょう。
◆お互いが人間的に成長できる
会えない時間には、コミュニケーションや信頼関係を築くためにお互いが努力をして、相手の気持ちや状況を理解しようするので、人間的な成長につながります。
また我慢をする時間が多い恋愛を経験することも、人間的な成長の機会になるでしょう。
遠距離恋愛のデメリット3つ
遠距離恋愛には、やっぱりデメリットもあります。代表的なものを3つ見ていくと…
◆会いたいときに会えない
会いたいときに会えないのは、遠距離恋愛の最大のデメリットでしょう。相手との物理的距離が遠かったり交通手段が限られていたりすると、会うために時間やお金もかかります。
またどちらかの都合が少しでも変わってしまうと、会えるつもりにしていても会えなくなってしまう場合も…。
◆相手の行動や考えがわかりにくい
物理的に距離がある関係では、どんなにLINEや電話をしていても、相手の行動や考えがわかりにくくなります。相手の最新の生活環境や交友関係が不明確になると、そこから不信感も生まれがちに。
パートナーからの連絡が減ったり、連絡を取っても反応が薄かったりすると、それも不満や不安につながりやすいでしょう。
◆恋人同伴で行く集まりに揃って行きにくい
恋人同伴で集まる場には、遠距離カップルはなかなか参加しにくい現実も。お互いのスケジュールが合わないことで、結婚式や誕生日会などに恋人を同伴せずに出席する頻度も増えがちです。
ゆくゆくは遠距離恋愛から近距離恋愛に移行がベスト
遠距離恋愛を続けるとしても、あまりに長期間に及んでしまえば、うまくいく関係もダメになってしまいます。
ゆくゆくは近距離恋愛に移行できるのがベストなだけに、将来的にいつ頃には近距離恋愛に移行できるのかをふたりで話し合って決めるといいでしょう♡
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並木まき
ライター・時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。