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「美人」と「かわいい」言われて嬉しいのはどっち?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に「美人」と「かわいい」言われて嬉しいのはどっち? と質問したところ、1位:両方嬉しい… 46.7%/2位:美人… 21.7%/3位:かわいい… 20.8%との回答結果が。
もちろん自分の努力を褒めてもらえるなら「美人」も「かわいい」も、褒め言葉ならなんでも嬉しいですよね。「美人」と「かわいい」の2択に限定すると、ほんのわずかな差で「美人」が2位にランクインしていました。
「美人」と言われて嬉しい理由とは?
美人には、容姿が整っている・顔のパーツ同士のバランスが良い・顔に合ったメイクができている、などの意味が込められているそう。では、どういった理由から「かわいい」よりも「美人」と言われて嬉しいを選んだのかをチェックしてみましょう。
【1】幼く見られたくないから
若く見られるのは嬉しいけれど、かわいい=幼いというニュアンスもあるため、子供っぽく思われたくないというのがOggi世代の本心。
年相応のファッションやヘア、メイクを心掛け、「垢抜け美人」と思われるのが嬉しいようです。
「可愛いは幼くも感じるから」(30代・大阪府)
「可愛いだと幼く感じてしまうから」(30代・大阪府)
「かわいい、は子供っぽいというニュアンスもあるから」(30代・愛知県)
「年齢よりも低くみられがち」(20代・広島県)
【2】大人の余裕を感じさせたいから
「美人」には完成されたイメージが強いので、デキる女やいい女の印象が高まります。
また、セクシーさや妖艶さなど、大人の魅力を感じる部分も多いでしょう。
「綺麗のほうが高嶺の花っぽいから。可愛いはすぐ手に入りそうと思われる」(30代・北海道)
「美人の方が大人の女性って感じがしてかっこいい」(20代・富山県)
「この年になるとかわいいより美人がいいから」(30代・大阪府)
「可愛いという年齢ではなくなったから」(20代・千葉県)
【3】特別感があるから
芸能人やモデルではない限り、普段から頻繁に「美人」と言われることは少ないでしょう。
かわいいという言葉は日常でありふれているので、美人に特別感を感じるのかもしれませんね。
「普段美人と言われることはないから」(20代・静岡県)
「特別な感じがあるから」(30代・東京都)
「美人は本当に綺麗な人にしか使えない言葉だと思っているから」(30代・北海道)
「美人は造形のことを褒められているような気がするから」(20代・愛知県)
「かわいい」と言われて嬉しい理由とは?
「かわいい」には、顔や容姿に対する華やかさもありますが、醸し出している雰囲気から感じ取れるかわいさもあるようです。ここでは、「かわいい」と言われて嬉しい理由を紹介していきます。
【1】愛されている感じがする
華奢だったり童顔だったりする見た目のかわいさの他に、ふんわりとした感じや親しみやすい愛嬌を持っていると、「かわいい」と判断されることも多いでしょう。一緒にいて安心できる存在と思われることで愛されている実感も湧きますよね。
かわいい=子供っぽいという印象だけではないことを覚えておきましょう。
「愛されていると感じるから」(20代・東京都)
「あまり言われないから」(30代・東京都)
「かわいいは外見でも内面でも通用するうえ、今まで言われた経験が少ないから」(20代・岡山県)
「自信が持てるから」(30代・岐阜県)
【2】年齢的に若い印象が強いから
女性ならば、実年齢よりも若く見られたいと思うのが実際のところ。
スキンケア商品や化粧品の広告などで「赤ちゃんのようなモチモチ肌」などの表現も多くあるように、「かわいい」に若々しさを感じる女性も多いよう。
「いつまでも若くかわいくいたいから」(30代・北海道)
「美人だと綺麗系になると思ってて、綺麗よりかは可愛いの方が女の子らしく感じる」(20代・神奈川県)
「女性として若い印象があって嬉しいから」(30代・神奈川県)
【3】気軽な気持ちで受け入れられるから
美人は容姿端麗で凛としたイメージが強く、高嶺の花として扱われることも。
完璧な印象も受け、「近付きにくい」や「手が届きそうもない」と勝手なイメージを持たれがちなので、「かわいい」方がお得な気がするという意見も出ていました。
「可愛いと言われた方が距離が近いと思うから。美人は遠いイメージ」(30代・山梨県)
「美人はキリッと美しかったり、キャリアウーマンや、スレンダーな人のイメージで自分とは違う」(30代・埼玉県)
「美人はお世辞っぽく聞こえる」(20代・北海道)
「かわいいのが気軽に仲良くなれそ」」(30代・愛知県)
「美人」も「かわいい」も嬉しくない理由は?
中には、「美人」や「かわいい」と言われてもあまり喜べないと感じている人もいるようです。具体的な理由を知って、複雑な心境を理解してあげると、自分の中の考え方の引き出しがひとつ増えるでしょう。
【1】自分に自信がないから
子供の頃から褒めてもらった経験が少なかったりすると、褒められることに慣れていないので「美人」「かわいい」と言われると不安な気持ちになってしまうのです。
必要以上にネガティブになったり、自分自身を卑下したりする言動は控えて、自分の良さも受け止めてあげましょう。
「可愛くもないし美しくもない、ごくごく普通だから」(30代・静岡県)
「自分にそう思ったことがないから」(30代・東京都)
【2】見た目だけではなく中身も知って欲しいから
「美人」や「かわいい」などの見た目だけで判断されたくないですよね。
ですが、「美人」や「かわいい」という表現は、見た目に関してだけではなく、雰囲気や仕草に対して使われることもあります。全く中身を見てくれていないわけではないので、警戒心を解いていきましょう。
「顔や身体的特徴について言及するのは時代遅れ」(30代・東京都)
「中身をみてない」(30代・広島県)
【3】別の表現が嬉しいから
自分が描いている理想が「美人」や「かわいい」とは違ったイメージを持つ場合もあるでしょう。
たとえば、「かっこいい」「面白い」など、別の表現の方が嬉しいと感じる人もいるのです。
「かっこいいと言われるのが嬉しい」(30代・静岡県)
「癒されると思われたい。居心地のよいイメージ」(30代・長野県)
【4】本心ではないような気がするから
女性同士の会話は、お互いを褒め合うような発言が多いことも。上手く関係を築いていくためには、そんな褒め合いに参加しないといけない場面もチラホラ。
そんな背景を知っているからこそ、「褒め合いはあてにならない」と感じている人もいるのでしょう。
「美人やかわいいという、女性のテンプレートを求められているように感じるため、一瞬気分が悪くなる」(20代・東京都)
「そもそも失礼だから」(30代・岡山県)
「嘘くさいから」(30代・東京都)
「女々しくてイラッとする」(30代・京都府)
最後に
美人とかわいいを比べてみると、さまざまな捉え方の違いが発見できましたね。
人によって好みもあるので、嬉しい・嬉しくないと意見も分かれるようですが、両方とも女性を褒める上で言われて嬉しい言葉として扱われているようです。
自分に自信がないと、「その場しのぎで言われているだけなのではないか」と不安になったり、少しモヤモヤが残る場合人もいるようですが、なんとも思っていない人や関係を発展させたいと思っていない人に、わざわざお世辞を言う必要なんてありませんよね。
そこは素直な気持ちで「ありがとう」と受け取って、前向きに捉えていきましょう。
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