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初めてのメッセージが“決定的に大事”な理由
マッチングアプリは、スピード感と直感の世界。
相手の男性も複数人と会話していることがほとんどで、特別な存在になるかどうかは最初の短いやりとりで決まります。言い換えると、相手を“その気”にするには、最初の3行で決まる! といっても過言ではないのかも。
返信しやすく気遣いがあり、相手のプロフィールを“ちゃんと読んでいる”雰囲気があると、男性側からの“その気”を引き出しやすくなります。
逆にいうとテンプレ感や雑な印象を与えるほど、初めてのメッセージは失敗しがちな点にご注意を。
アラサー女性にありがちな「初回メッセージ」のNG例

普段はコミュ力の高い女性でも、アプリの“最初のひと言”となると緊張してしまうもの。
でも、先に失敗パターンを知っておけば成功率を上げられます。
筆者が見聞きした事例から、ありがちなNGをまとめました。
♦︎失敗談1:丁寧に書きすぎてビジネスメール化
30代前半のA子さんは、丁寧な文章を書かなければ相手に失礼になってしまうという気持ちが強いあまりに、初回のメッセージでもビジネスっぽい文面を送っていたそう。
しかしあるときに「はじめまして。このたびはマッチングいただきありがとうございます。プロフィール拝見いたしました」と送った返信に「仕事のメールかと思いました(笑)」と返ってきて、そのまま会話は終了。A子さんが連絡をしても、既読スルーになってしまったそうです。
>>どうすればよかった?
丁寧な文章は、心の距離を感じさせがち。アプリは“フランクな出会い”と心得て、少し砕けた文章が◎。
♦︎失敗談2:真面目な長文を送りすぎて重い印象に
ちゃんとしている人に見られたい気持ちが強かった20代後半のB子さんは「会う前から相性がわかるように」と、真面目な内容を長文で送るようにしていたとのこと。
しかし趣味や恋愛観をテンション高めに長文で送った結果「ちょっと価値観が違うかもしれません」とフェードアウトされる展開も多かったそうです。
>>どうすればよかった?
まだ会う前の“最初の段階”では、長文は相手の負担になりがち。
“ライトな内容+温度感”を忘れずに!
♦︎失敗談3:返信ペースが早すぎて相手を追い詰めた
婚活に気合いを入れて望んでいた30代半ばのC子さんは、相手から連絡が来たらすぐにメッセージを送るのをモットーにしていたそう。
数ある競争相手の中から自分を選んでもらうには「スピードが大事」だと考えていたそうです。
しかし相手から連絡が来て1〜2分後には「メッセージありがとうございます!」と送り続けたところ相手からは急に連絡が来なくなり、そのまま自然消滅するパターンばかりに…。
>>どうすればよかった?
アプリの初期で、ガツガツした印象を与えるのは避けるべき。
“ゆるめのテンポ”のほうが、うまくいきます◎。
初めてのメッセージで相手の本気度を見抜くチェックポイント

初めてのメッセージの段階で男性の“本気度”を見極められれば、無用なやりとりに時間を使わずに済みますよね。
初回メッセージを通じて“誠実な男性”を見抜くポイントをチェックしておきましょう。
♦︎メッセージが丁寧で質問がひとつ入っている
本気度の高い、または真剣に出会いを探している男性ほど、テンプレート感のある会話だけでは終わらせず、会話の“タネ”を入れてきます。
ただし、質問攻めの男性は女性への負担感を考慮していないのでアウトの典型。
次の会話に自然につながるよう、ひとつだけ質問を入れてくる温度感の男性なら、女性への配慮が感じられます。
♦︎プロフィール内容に触れてくれる
プロフィールをちゃんと読んでくれているのは、出会いに対して誠実に向き合っているサイン。
ただし、マッチングアプリ慣れしているだけの男性でもプロフィールに触れてくる場合がありますから、プロフィールのどの部分に触れてきているのかを冷静に見極めて。
自分が「ここを深掘りしてほしいな」と感じているテーマに触れてくる男性なら、そのまま会話を進めると◎。
♦︎返信のテンポが安定している
アプリでのやり取りは、“早すぎず遅すぎず”のテンポも大切です。
アラサー男性は仕事も忙しい人が多いので、丁寧にメッセージを送る人ほど“ちゃんと向き合う”タイプである可能性が高いでしょう。
女性側に配慮をしているのがわかるテンポなら、なおのこと本気度は高めです◎。
【迷ったらこれ】アラサー女性に最適な“最初の3行テンプレ”

本当は自分の言葉で綴るメッセージが最適だけれど、どうしても迷ってしまったときにはテンプレ感のない文章で乗り切ってみて。
コピペで使える“最初の3行”を紹介します。
♦︎基本は「挨拶 + 共通点 + 軽いひと言」
最初のメッセージでは、相手に“あなたに興味があります”を自然に伝えるのがポイント。
基本の構成は「挨拶 + 共通点 + 軽いひと言」です。
コピペで使えるパターンを3つ見ていきましょう。
例文1:プロフィールを褒める王道パターン
「はじめまして!
〇〇さんの旅行の写真、すごくきれいで思わず見入ってしまいました。
特にあの◯◯の風景は、私も行ってみたい場所です!」
例文2:共通点を使った自然な流れパターン
「マッチングありがとうございます!
プロフィールを見て、私も映画好きなので嬉しくなりました。
最近観たものでおすすめありますか?」
例文3:大人の余裕を感じさせる距離感パターン
「はじめまして。マッチング嬉しいです!
おいしいコーヒー店の写真、すごく素敵ですね。
私もカフェ巡りが好きです」
初めてのメッセージから“ちゃんと会える”女性がしていること

初めてのメッセージだけで終わらずにちゃんと“会えている”女性ほど、していることもあります。
返信率を上げるテクニックにも通じる“小ワザ”を5つ解説しましょう。
♦︎相手の返信ペースに“7割合わせる”
返信速度は、相手が心地よく感じる温度のバロメーター。
相手が夜に返信してくる人なら、あなたも同じく夜に返すだけで、男性は「テンポ合うな」と感じやすくなります。
早すぎると追い立てられ遅すぎると興味がないと誤解されがちですから、ぜひ“7割”を意識してみて。
♦︎メッセージの「終わり」を作り出さない
会話上手な人ほど丁寧な返しをしすぎて、結果的に“会話の終点”を作ってしまうパターンがあります。
たとえば「そうなんですね! 詳しく教えてくださってありがとうございます」などは、その典型。一見すると好印象ですが、ここで会話が終わってしまう可能性が高いのです。
アプリでは「終わらなそうなひと言」を添えるのが、むしろ好印象に。
♦︎写真やプロフィールには触れすぎず、“ちょっとだけ”触れる
写真やプロフィールは褒めすぎたり拾いすぎたりすると、男性が構えてしまうきっかけに。
話題を探そうと思うと、つい相手のページをじっくり見てしまいますが、深く掘りすぎずに相手が話しやすい幅を残しつつ“興味”だけを伝えるのがポイントです。
迷ったときには、相手の「メインの雰囲気」にだけ触れるのが最適と心得て◎。
♦︎さりげなく“会う理由”につながる話題を用意する
会える女性ほど自然にやっているのは「会話 → 具体的な行動」への流れを生み出すこと。
たとえばカフェや映画、本、グルメの話題は、そのままデートのきっかけになりやすい便利なジャンルですから「最近、ケーキにハマってて、週末にどこ行こうかなと思ってたところです」などと誘わせる余白を作り出せると◎。
♦︎「最初の3日間」はテンションを高めに
マッチしたばかりの初期段階では控えめすぎるとクールに見えすぎる場合もあるので「最初の3日間」だけは、いつもより少しだけ温度の高いメッセージを意識すると効果的です。
ただしハイテンションすぎるのは逆効果。1〜2個の絵文字を入れたり、柔らかい言葉やポジティブな言葉を多めに使う程度の温度感がベストです◎。
初めてのメッセージで上手に距離を縮めてみて♡
意外だと思うかもしれませんが、アプリのやり取りでは「最初のひと言」でも“センス”や“気遣い”は自然と伝わるもの。
これまでの恋愛経験や仕事のコミュ力を上手に活かして、少しの工夫で相手の“その気度”を上げていきましょう♡
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



