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LIFESTYLE

2025.12.18

【堂本 剛】が日常で幸せを感じる瞬間とは?「STRANGER THINGS × .ENDRECHERI. in ZOZOTOWN」“ストシン”愛を語る!

堂本 剛さんプロデュースアイテム「STRANGER THINGS × .ENDRECHERI. in ZOZOTOWN」が発売!堂本さんに製作秘話やクリエイティブへの向き合い方などたっぷり語っていただきました。

堂本 剛「年を重ねてきて、うまくいかないときも楽しめるようになってきたんです」

堂本 剛さんとNetflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のコラボコレクション「STRANGER THINGS × .ENDRECHERI. in ZOZOTOWN」が発売!(絶賛予約受付中!)大の“ストシン”ファンという堂本さんが、「いきすぎた愛」をテーマにこだわりを詰め込んだアイテムについてや作品の魅力をたっぷり語ってくれました。

――「ストレンジャー・シングス 未知の世界」が大好きで何度も視聴されているそうですが、“ストシン”の魅力はなんだと思いますか?

ストーリーが面白いというのはもちろんあるのですが、僕の世代にドンピシャのオマージュの数々が魅力のひとつだとも言えます。僕の好きなファンクミュージックというジャンルの歴史を辿っていても、リスペクトを込めたオマージュが結構されてきているので、作品をアプローチ、そして彩っていく点で親和性も感じられます。ストーリーの面白さも手伝って、視聴者として楽しむ一方で、クリエイターとしても楽しめる要素が盛りだくさん。ファッションやライティング、美術スタッフのつくる配色センスなど、自分にツボる要素がありすぎた結果何度も見ちゃう。

“ストシン”の「主役がひとりではない」という感じも自分の性格に合っています。.ENDRECHERI.プロジェクトの中でバンド活動をしているときは、シンガーソングライターとして作詞作曲をして、自分が中心に立ってエンターテイメントをします。しかし、ライブの後半1時間ぐらいはバンドメンバーとフリーなセッションをして主役が誰もいない状況をつくり、「みんなが主役であり、お客さんも主役である」というアウトプットをずっとおこなってきたんです。“ストシン”も、エルという中心人物はいるけど繰り返し見ていくと「誰もが主役である」ということがわかる作品。2度3度と見るうちに、この人の目線になって、あの人の目線になってと初見では気づけてなかったことが回収できることもあって、探究心がくすぐられて、どんどん惹きつけられていったんですよね。

――今回のコラボコレクション「STRANGER THINGS × .ENDRECHERI. in ZOZOTOWN」の制作過程で、クリエイターとして特にこだわったポイントは?
Netflixさんとお話をしたときに、「いきすぎた愛」というテーマでいきたいと伺って、じゃあそれに準じてつくろうという結論になりました。とはいえ、“ファンすぎる”目線でつくるのは違うかもしれないから、パワーバランスに気をつけないといけません。ファンには喜んでもらえても、まだファンじゃない人には喜んでもらえない可能性をつくってしまう。そこをものすごく考えましたね。このテーマゆえに、いきすぎないほうがいいというか。だから、僕の裏テーマとしては「いきすぎない愛」を掲げて取り組みました。

――特に気に入っているアイテムはありますか?

今回のコラボアイテムは全てお気に入りです。全部がめっちゃいいなと思ってはいるのですが、思い出のアイテムとなると、スカジャンです。クリエイターで“ストシン”の監督・脚本を務めるショーランナーのダファー兄弟のマットさんがこのスカジャンをイベントで着てくれましたし、インタビュー前にトイレでダスティン役のゲイテン・マタラッツォさんとルーカス役のケイレブ・マクラフリンさんと遭遇して、「めちゃくちゃいいじゃん、そのスカジャン!」と声をかけてくれました。そういう会話のきっかけをくれたので、すごくお気に入りのアイテムです。着用していたら、いろんな外国の友達ができるきっかけをつくってくれる可能性があるかもしれません(笑)。

――80’sカルチャーのリバイバルが続いていますが、その空気感をどう感じますか?

ひと昔前は60年代後半~70年代がリバイバルしていて、80年代ももちろんリバイバルは結構前から音楽シーンでもしています。だから、「この後は絶対90年代が来るよね」「平成が来るよね」というのは、もうわかりきっている時代の流れかなと思っていたら、まあ実際にそうなっていますし。なぜそうなるかと考えたときにめちゃくちゃ必然的なことで、「僕らはちょっと便利になりすぎた」というのがひとつのポイントだと思うんです。近年キャンプが流行った理由もそうだったじゃないですか。便利を手にしたら不便利を楽しむってこと、人らしさみたいなものを最大限楽しめていた時代に戻る感覚があるのだと思います。「今が悪いってわけでもないけれど、あのころのほうが楽しかったよなぁ」という人たちが実際多いんじゃないかとは思いますね。

――ご自身の創作にも影響する部分はありますか?

僕が好きな音楽はファンクミュージックというジャンル。70年代のファンクももちろん好きですが、80年代、90年代になると電子音楽というものがファンクに入ってきて。その流れを受けた映画作品がめちゃくちゃ多いのも事実。だから、その事実とともにこの“ストシン”の中でもオマージュされている作品がたくさんあります。中でも『ゴーストバスターズ』が好きで、ライブでも『ゴーストバスターズ』のリフメロディーをモチーフにセッションする時間をつくったこともあるくらい。音楽のつくり方が、今のように超緻密ではなかった時代というのもあり、感覚的でまさにブロックを積み上げていくような感じで音楽つくっていた印象が大きいです。あえて当時のつくり方をすることもあるし、とても影響を受けています。

――普段、クリエイティブのスイッチが入るのはどんな時間帯やどんな場所ですか?

何か思い浮かぶのはお風呂に入っているときやベッドに入っていざ寝ようというとき。「寝ようかな」というときに思い浮かんだら、一旦起き上がってベッドの上でバーっとクリエイティブ作業をしたり、機材の前に戻って打ち込む日もあります。お風呂の中にいるときは忘れないように、ずっと歌いながら入浴を済ませて、上がったらすぐ入れますね。むしろ、「つくるぞ」とスイッチを入れてしまうと、ひらめきは飛んでこないというか。ひらめきはリラックスして、筋肉がこわばっていないときに出てくるものなので。

ただ、そのひらめきをブラッシュアップする作業は、あえて筋肉をこわばらせながらスイッチを入れてしっかり向き合います。頭が冴えている午前中に作業に没頭できるのが理想。やっぱり夜になるといろんな人に会っていろんな時間を過ごした果てに集中することになるから、ちょっとリフレッシュさに欠ける。本当に集中するんだったら、起きてすぐ空腹のとき。人と会わずに家で作業やチェックなどいろんなことをやって「でも、ちょっとあれもやりたいな。じゃあ集中してやるか。キリのいいところでごはん食べようかな」みたいなやり方だとクリエイティブが捗る印象です。何か食べちゃうと血糖値が上がってぼーっとした頭で作業するからか、ふわっとしちゃうんです。一回集中すると最低でも3時間半は没頭するかなぁ。とはいえ、実際は思うように午前中に時間を取れないから、結局午後帯になりがちですね。

――創作するときは複数のことを同時進行で進めるのか、それともひとつに集中して仕上げてから次に進みたいのかでいうとどちらのタイプですか?

同時進行のいくつもバージョンって感じですかね(笑)。グループだったり他アーティストの方だったりへの楽曲提供、作詞提供などの締切り日があって、もちろん自身の楽曲制作にも納期があって、さらにデザインやキャッチコピーを考える範囲までお仕事をいただくので、いろいろなタスクがあるじゃないですか。年末あたりはそういうタスクがたくさんあるし、今も実際そんな作業をずっとしています。「○時間はこっちに集中して、○時間はまたこっちに集中してやろう」と切り替えています。大変ですけど、クリエイティブは楽しいんで(笑)。

その楽しみ方や悩み方も違うので、そこを面白味として解釈すれば、全部乗り越えられます。年を重ねてきた今、うまくいかないクリエイティブの作業工程もちょっとおもしろくなってきたんです。若いときは苛立ったりもしていたけれど、今は「なんでこんなむずいねん!(笑)」とちょっとおもろいというか。それくらい心の余裕を持ってものづくりしたほうがいいんやなと、この年になってようやく気づいたようです。もうちょっと早く気づきたかったけど…(笑)。そんな感じでつくって、まだ納得いかへんなと思ったら、ちょっと一旦立ち止まってみる意味でも、同時進行でやっていますね。

――コラボのように異分野と交差する際、堂本さんの中で“世界が広がる瞬間”はどんなときなのでしょうか。

タイミングとかチャンスがいつかはわからないです。でも、想いを込めて一生懸命やっていれば、いつか橋がかかることがあると思います。今回も「スカジャンを絶対つくりたい。海外の人も好きになってくれそうやし」など、いろんな想いがあって。“ストシン”好きな僕が、このスカジャンをつくってマットさんが着てくれるみたいなことが自然と発生したわけじゃないですか。

「これ着てみてください」とも「イベントで着てくれたらうれしい」とも話してないなか、自発的に着てくださったわけで。一生懸命想いを込めてつくっていたら「いいやん」って急に橋がかかってくれた。以前も、「ファンクミュージックのレジェンドと呼ばれるジョージ・クリントンさんの音楽が好きや」と思いながら音楽人生を過ごしていたら、「そのバンドとセッションしませんか?」と急にオファーが来て、単身でギターだけ持ってジョージ・クリントンさんのバンドに入ってギターを弾くことになったんです。そのあと彼から、「一緒にセッションしたい」と伝えられ「雑味 feat. George Clinton」という曲を一緒につくって世にリリースして…と次々と展開していったんですよね。

そういう本当に好きだという想いは何か想像を超えたもの、人を動かす力がやっぱりあるんだなと実感しています。タイミングがいつかは測れないけれど、好きな想いがいろんな人や自分が笑顔になれる瞬間に繋がることを人生の中で身をもって体感してきた。スカジャンをマットさんが着てくださったときなんて、うちの家族中、友達や仲間もみんな、体が火照ってましたよ(笑)。「見た!?」「やばくない?」「着ていますよ!」みたいな連絡が一斉にきて…(笑)。みんながすごく興奮していて、僕もより一層うれしくなって。想いを込めてつくれば、そういう未来につながることも大いにあり得るし、面白いなと思いますね。

――ストレンジャー・シングスには日常の“ちょっとした恐怖”や“ちいさな幸福”が描かれていますが、堂本さん自身、最近あった“ささやかな幸せ”の瞬間は?

まずは、お風呂に入るときに「今日も1日頑張ったな」というシンプルな幸せがあります。あとは、本当に静かな空間で、外の景色をボーっと見ながらコーヒーを飲むとき。そういう地味な瞬間に幸せを感じるんですよ。僕は奈良の人なんでね、あんまり刺激的な日常は好きではなく、静かな空間の中でボーッとすると気持ちが整いますね。だから、定期的にそういう時間を取ります。それ以外だと、おいしいハンバーグを食べたときが幸せです。ハンバーグが好きなんですよ。どこのとかはなくて、ハンバーグであれば満足!おいしいハンバーグが食べられたときはもう、めちゃくちゃテンションが上がります。

――日常の中で幸せを見つけるのがお上手そうですよね。

そうだと思います。あんまり流行りものにもいかないし、人がいっぱいいる場所はちょっと苦手なので、ひとりでできることが好きなんです。それこそ、釣りが好きなのもひとりでできることだから。絵を描くとか、音楽つくるのも、ひとりでできることじゃないですか。そして、そこからまたいろんな人と共有することに繋げられるものでもある。僕にとって、ひとりで過ごす時間がすごく大切なんです。

堂本さんがコラボアイテムのお気に入りポイントを丁寧に解説してくれたムービーをOggi公式Instagramで公開中!そちらもあわせてチェックしてくださいね!

撮影/高木亜麗 取材・構成/佐々木怜菜、岡野亜紀子

「STRANGER THINGS × .ENDRECHERI. in ZOZOTOWN」
【予約受付期間】~2025/12/24(水)11:59まで。
※ 販売期間終了後に再度販売する可能性有り
>>>詳細はこちら

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