「女性」の「平均身長」ってどれくらい?
「日本人女性」の「平均身長」はどれくらいなのか気になりますよね。年代や年齢別の「平均身長」を早速紹介します!
「日本人女性」の「平均身長」
厚生労働省が発表している令和元年の「国民健康・栄養調査」によると、20代「女性」の「平均身長」は、157.5cm、30代「女性」の「平均身長」は、158.2cmでした。ちなみに、年齢別に細かく見ていくと下記の通り。「平均身長」は、30代をピークに、その後はだんだんと縮んでいくようですね。
・26〜29歳:157.9cm
・30〜39歳:158.2cm
・40〜49歳:158.1cm
・50〜59歳:156.9cm
・60〜69歳:154.0cm
一般的に、成人になるとだんだんと身長が縮んでいきますが、これは、筋力の衰え、姿勢の悪化、骨粗しょう症などが原因といわれています。また、背骨と背骨の間にある椎間板の水分が減っていくことも原因のひとつ。加齢に伴う水分量の低下を防ぐことは難しいため、身長が縮むのは仕方がないことといえます。
日本人男性の「平均身長」
日本人男性の「平均身長」も紹介しましょう。20代男性の「平均身長」は、171.5cm、30代男性の「平均身長」は、171.5cmと、20代でも30代でも身長に差はないようです。
ちなみに、年齢別の「平均身長」は以下の通り。20代のなかでも26〜29歳に絞ると、やや「平均身長」が高い傾向に。30代になると「平均身長」が若干縮み、40代までは同じ数値が続きますが、50代以降にさらに縮むようです。年齢を重ねると、「平均身長」が縮む傾向は、「女性」と同じですね。
・26〜29歳:171.8cm
・30〜39歳:171.5cm
・40〜49歳:171.5cm
・50〜59歳:169.9cm
・60〜69歳:167.4cm
世界の「女性」の「平均身長」
続いて、世界の「女性」の「平均身長」を見ていきましょう。「アメリカ合衆国保健福祉省」の資料によると、アメリカ人女性(20歳以上)の「平均身長」は161.3cmだそう。ちなみに、令和元年の厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」によると、「日本人女性」の20歳以上の「平均身長」は、154.3cm。出典が異なるため、一概には言えませんが、やはりアメリカ人は日本人よりも身長が高いようです。
また、「KBS WORLD Radio」のニュースによると、韓国の成人「女性」の「平均身長」は162.3cm(2014年時点)のようです。この調査によると、この100年の間に、韓国人「女性」の「平均身長」は約20cmも伸びたのだとか。韓国に限ったことではありませんが、昔と比べて食は豊かになりましたよね。食事などを含めた生活環境の変化も、「平均身長」が伸びた原因なのでしょう。
参考:アメリカ合衆国保健福祉省「Anthropometric Reference Data for Children and Adults: United States, 2015–2018」
参考:KBS WORLD Radio「韓国女性の身長 過去100年の伸び幅は世界1位」
「日本人女性」の「平均身長」の推移
次に、「日本人女性」の「平均身長」の推移を20代、30代、女子高校生ごとに紹介します。
20代「日本人女性」
・157.5cm(令和元年)
・158.7cm(平成30年)
・157.5cm(平成29年)
・158.1cm(平成28年)
・158.3cm(平成27年)
:
・157.5cm(平成21年)
まず、20代の「日本人女性」の「平均身長」の推移を見ていきましょう。20代「女性」の「平均身長」の推移を見ると、平成27年、平成28年では大きな変化はありませんが、平成29年に0.6cm縮んでいます。しかし、平成30年になると1.2cm伸びて158.7cmに。令和元年になると、再び1.2cm縮み、157.5cmに。
ちなみに、平成21年のデータは157.5cm。若干の変動はありつつも、10年間のうちに「平均身長」は変わっていないことがわかります。
30代「日本人女性」
・158.2cm(令和元年)
・158.3cm(平成30年)
・158.6cm(平成29年)
・158.1cm(平成28年)
・158.2cm(平成27年)
:
・158.1cm(平成21年)
30代「日本人女性」の「平均身長」の推移を見ると、平成27年から令和元年まで、プラスマイナス0.5cmの間を行き来しているだけで、そこまで大きな変化は見られません。平成21年のデータでも、「平均身長」は158.1cmですから、20代「女性」同様に、「平均身長」はほとんど変わっていないことがわかります。
日本人女子高校生
ここまで20代と30代の「平均身長」を見ていきましたが、日本人女子高校生の「平均身長」も紹介します。文部科学省が発表している令和2年度「学校保健統計調査」によると、昭和23年の17歳「女性」の「平均身長」は152.1cm、そこから上昇していき、平成6年頃からピークを迎え158.1cmに。
その後は横ばい傾向となり、令和2年には157.9cmという結果。ちなみに、体重についても、昭和23年の49.1kgから上昇し、平成17年には53.7kgに。その後は若干減少し、令和2年には52.3kgとなっています。
参考:文部科学省「学校保健統計調査-令和2年度(確定値)の結果の概要」
「日本人女性」の平均体重は?
「日本人女性」の平均体重がどれくらいなのか気になっている方も多いのでは? ここでは、令和元年の平均体重と、その10年前の平均体重を20代と30代に分けて紹介します。
<20代「日本人女性」>
・52.0kg(令和元年)
・50.7kg(平成21年)
<30代「日本人女性」>
・54.3kg(令和元年)
・53.9kg(平成21年)
令和元年の20代「女性」の平均体重は52.0kg。平成21年の平均体重は、50.7kgです。つまり、10年で1.3kg増えたことになります。30代はというと、令和元年の平均体重は54.3kgで、平成21年の平均体重は53.9kg。30代「女性」においても、0.4kg増加。10年で、20代・30代ともに、平均体重が増えたことがわかりました。
昔は、ミニスカートやピタッとしたトップスが流行りでしたが、現在はボディラインを隠すようなゆるめのファッションが流行。昔ほどダイエットを気にする必要がなくなったことも原因なのかもしれませんね。
日本人男性の平均体重も紹介しておきましょう。
<20代日本人男性>
・67.6kg(令和元年)
・64.7kg(平成21年)
<30代日本人男性>
・70.0kg(令和元年)
・70.8kg(平成21年)
20代男性の平均体重は67.6kgで、平成21年は64.7kg でした。「女性」同様、20代男性の平均体重は、10年で2.9kgも増加したようです。
30代はというと、平均体重は70.0kgで、10年前は70.8kg。30代男性だけが、この10年で平均体重が若干減少しています。最近では、ジムに通うなど健康に気を遣う男性が増えましたよね。加齢を感じる30代男性のほうがその傾向が強いため、平均体重が減少しているのかもしれません。
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最後に
「女性」の「平均身長」は、20代は157.5cm、30代は158.2cmでした。平均体重に関しては、20代は52.0kg、30代は54.3kg。「平均身長」に関しては、10年間で変化がほぼありませんでしたが、平均体重は、20代・30代ともに増加していることがわかりました。しかし、「日本人女性」は「やせ型」といわれていますので、むしろ健康的な体型になってきているといえるかもしれませんね。
ちなみに、本記事のデータの拠り所となっている「国民健康・栄養調査」は毎年行われていますが、コロナ禍によって令和2年、令和3年は調査が中止されることに。令和4年度に実施された調査結果の発表が待たれるところです。
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