目次Contents
▼この記事の要点
- 6割以上の女性は、自分から恋人に別れを切り出した経験がある
- あらかじめ距離を置いて別れをにおわせたり、別れ話の際に伝えることをまとめておいたりすると〇
- 円満な別れのためには、感情的にならずに落ち着いた話し合いを意識して。最後まで誠意を持って向き合おう
【女性100人に聞いた】恋人に自分から別れを切り出したことはある?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
女性100人に「あなたは恋人に別れを自分から伝えたことがありますか?」と質問したところ、60.2%の人が「ある」、39.8%の人が「ない」と回答しました。6割以上の女性は、恋人に自ら別れを告げた経験を持つようです。
別れ話は、するほうもされるほうも多くのストレスを抱えがち。特に、別れを告げるほうがどう話を切り出すかによって、〝円満に別れられる否か〟が大きく変わります。
原因がどちらにあるにせよ、相手を傷つける話を自分からするのは重荷になりますよね。少しでも円満に別れるために、言い方やタイミングなどあれこれ頭を悩ませている人も多いのでは。
別れを切り出す前に準備したことは?

円満な別れのために、話を切り出すほうができることはなんでしょう。ここではアンケートの回答をもとに、〝別れの事前準備〟についてまとめました。
恋人に別れを切り出そうか悩んでいる人や、別れたいと考えている人は参考にしてみてください。
伝える内容を事前にまとめておく
「自分の気持ちが変わらないように、伝えたいことをしっかりと考えた」(20代・埼玉県)
「イヤだと思ったことをリストアップ」(30代・埼玉県)
「伝え方を考えて、切り出すタイミングを探すのに約1ヶ月かかりました」(20代・大阪府)
「相手のいいところ悪いところを洗い出す」(20代・愛知県)
「伝え方を考える」(30代・東京都)
いざ相手を前にすると、緊張したり気持ちが引っ張られたりして、言いたいことをうまく言えなくなってしまうかもしれません。なるべく円満に別れるためにも、彼に何を伝えたいのか、どう話すべきか、事前に概要をリストアップしておくとよいでしょう。
距離を置いて別れをにおわせる
「連絡の頻度を減らす」(30代・福岡県)
「連絡の頻度を減らし、連絡したとしてもあえてテンションを低くしたりする」(30代・静岡県)
「返信の時間を空ける。そうすることで妙な雰囲気を醸し出す」(30代・東京都)
「連絡や会う回数を減らす。きついことを言う」(30代・大阪府)
まるで予告のように、あらかじめ別れの気配を醸しておくという人も。距離を置いたり連絡を減らすことで、相手も「気持ちが冷めているのかな」「離れたいのかな」と察しやすくなるよう。そうやって種をまいておけば、お互いある程度の覚悟を持って別れ話に臨める可能性が高まります。
態度で別れたい気持ちを示す
「そっけない態度をしていた」(30代・東京都)
「ほかに好きな人ができた素振りを見せる」(30代・東京都)
直接言葉にしなくとも、態度から嫌悪感が伝わることってありますよね。もしも自分の彼女がそんな態度をとっていれば、さすがに自分たちが円満な関係ではないことに気づくはず。その上で別れ話に発展すれば、相手も「やっぱり」という気持ちになり、向き合いやすくなるのではないでしょうか。
もらったもの・借りたものを返して荷物の整理をする
「もらったものを返す」(30代・東京都)
「彼からもらったものをすべて処分する」(30代・石川県)
恋人同士になると、物の貸し借りに対するハードルも一気に下がります。中には半同棲状態となり、生活必需品の多くを共有していたり、服や小物を借りている人もいますよね。
いざ別れる際に、物の貸し借りでまごついたり、話し合いがややこしくなったりすると大変です。あらかじめものを返す機会をつくっておけば、別れ話のあとスムーズに離れられるでしょう。
話があると伝えておく
「話があるときちんと伝える」(30代・東京都)
別れ話の〝事前告知〟をしておけば、冷静な話し合いへの心構えを促すことができます。別れようと思っていることを隠したまま、ふだんどおりに会う約束をすることを心苦しく感じる人におすすめの準備方法です。誠意を持って接するためにも、大事な話があるとひとこと伝えておくのが〇。
次の恋の相手を探しておく
次の恋愛が控えていれば、失恋の傷も早く癒えるはずですし、気持ちが前を向くのにも一役買ってくれるでしょう。ただし、浮気だと捉えられないよう、相手との距離感や関係性に節度を持つことは忘れずに。あくまでも、プラトニックな関係にとどめて置いたほうが安心です。
別れを切り出したときのシチュエーションは?

別れ話をするには、適切な場所やタイミングを選ぶことも大切です。アンケートの回答を見てみると、人によって意見が大きくわかれる結果となりましたが…相手の性格やふたりのこれまでを考慮しつつ、落ち着いて話せるようなシチュエーションをセレクトしましょう。
LINEや電話で…
「しばらく連絡を取らず、LINEで『突然ごめん』という書き出しで別れを告げた」(30代・静岡県)
「LLINEで連絡した」(30代・大阪府)
「LINEで『別れたい』と送った」(30代・千葉県)
「ずっと会話をしていない状況で、久々にLINEでのやりとりをしているとき」(20代・東京都)
「電話、メールで言う」(30代・福島県)
「電話で真面目なトーンでしゃべりました」(30代・愛知県)
直接顔を合わせることなく話ができる、LINEや電話、メールで伝えたという人が多いようです。
「直接会って話したい」派からしたら意外な結果かもしれませんが、どのみち別れを告げる以上、顔を見ないほうがお互いのためになると考える人もいます。
長らく会っていなかったり、自然消滅に近い形で関係が冷えきっている場合は、なおさら直接会うことへのハードルが高くなっているかもしれません。対面せずに別れ話を済ませたほうが、逆に円満な可能性も。
直接会って…
「久しぶりに会って、すぐ切り出した」(30代・埼玉県)
「呼び出して話した」(30代・茨城県)
「直接会って伝えるか、またはLINEで」(30代・東京都)
こちらは対照的に、直接顔を合わせて別れ話をしたという人たちの回答です。公園など、あえて屋外を選択する人もいれば、お互いの家や車といった、ふたりきりでゆっくり話せる場所を選ぶ人も。
相手の性格によって、人目のある場所で別れ話をしたほうが冷静でいられるというパターンと、納得のいくまでお互い何時間でも話せる場所がよさそうというパターンがあるようで…大きく意見がわかれていました。
カフェで…
「人が少ないカフェ」(30代・大阪府)
「カフェで」(30代・東京都)
手軽に入れる静かな場所として、カフェを利用する人もいる様子。駅前や街中など、人の多い場所にはあることも多いですよね。
ゆっくり話すことを想定されているカフェならば、落ち着いて別れ話をするのにも向いています。逆にあまりダラダラと話したくない場合も、ドリンクを飲みきるタイミングでさっと店を出ることが可能。メリットの多い場所といえるでしょう。
ふたりでゆっくりしているときに…
「同棲していて、もう一緒に暮らすのは無理だと思ったので、その日の夜に別れを告げた」(30代・石川県)
「周りに人がいないようなところ、車の中などで話す」(30代・東京都)
いわゆる、おうちデートで別れを告げる人もいました。
同棲中の場合は、解消のためにさまざまな手続きや相談が必要となることも。金銭的な点が絡んで話し合いが難航する可能性もあるので、「なるべくふたりきりでゆっくり話せるときのほうがよい」という人にはおすすめです。
同棲解消の手順については、こちらの記事でもまとめています。
デート中や帰りに…
「嵐山デートの帰り」(20代・茨城県)
「ファミリーレストランでごはんを食べたあと」(30代・東京都)
「食事後」(30代・東京都)
「帰り道で」(30代・石川県)
「仕事帰りに『自宅に行きたい』と言われた際気持ちが冷めたので、友達に戻りたいと切り出しました」(30代・埼玉県)
まずはいつもどおりにデートの約束をして、その最中や帰り際に別れ話をする人も多いようです。気持ちが冷めたタイミングですぐ伝えたいという人には、自然ななりゆきで別れ話ができる選択だといえますね。最後のデートを通じて自分の気持ちを見極めた上で、「やっぱり別れたいな」と思ったらそのまま伝える…ということもできます。
ただし、ふつうにデートを終えた後に「別れたい」と言い出すと、相手にとってはあまりに〝寝耳に水〟な状態になることも。別れ話の心構えがまったくない状態なので、「さっきまで楽しくデートしていたのになんで!?」と混乱され、円満な話し合いができなくなるかもしれません。
喧嘩をきっかけに…
「喧嘩中の出来事でした」(30代・石川県)
「喧嘩」(30代・埼玉県)
勢いにまかせて別れを告げるスタイルだったという回答も。こちらも、円満には別れにくいシチュエーションだといえるでしょう。とはいえ…喧嘩が起きるときはお互いさまであるケースも多い以上、言いたいことを思いっきり言い合ってきっぱり離れられる、というメリットも。
ただし、「本当に別れたいわけではないのに勢いで言ってしまった」ひとことが、本当に別れに繋がってしまうこともあるものです。お互いに悔いが残らないように、思ってもいないことを喧嘩の勢いで口にするのは控えましょう。
距離を置いたあとで…
「連絡を滞らせてから、夜、彼が帰宅しているであろう時間を狙って『大事な話があるんだけど、電話していい?』と切り出す。ただ、電話でバイバイはよくないと思うので、電話である程度を醸し出したあと、後日直接会って伝える」(30代・東京都)
「距離を置く」とは、一定期間連絡を控えたり会わずにいたりすること。実質、〝別れた状態に近い関係性〟を疑似的に体験しているともいえます。これを冷却期間と捉え、有効活用している人もいるようです。
冷却期間について、辞書で引いてみると…
物事や感情の激したのが落ち着くまでの期間(小学館・『デジタル大辞泉』より一部引用)
と、あります。喧嘩が増えたり連絡が滞るなど…別れの気配が漂ったときにあえて距離を置くことで、お互いに頭を冷やし、ゆっくり今後を考える時間をつくるのです。
冷却期間を経た上で別れ話をした場合、切り出されたほうもどこか納得できる部分があったり、別れの原因となった出来事について考えられるはず。別れの気配をにおわせ、お互いが準備しておけば、冷静に話し合えるかもしれません。
自分に限界がきて…
「もう限界になったとき」(20代・東京都)
「マンネリ化していたので、『ほかに好きな人ができた』と切り出した」(30代・東京都)
誰もが落ち着いて冷静に、適切なシチュエーションを選んで別れ話ができるとは限りません。人間ですから、タイミングやシチュエーションは問わず、自分が「だめだ、無理!」と感じたタイミングで別れを切り出してしまうことだってありますよね。
相手が察しのよくない性格だった場合、唐突な別れの提案に驚愕し、円満に別れられないことも考えられます。ですが、無理をし続けてストレスを抱えたり、メンタルが不調になるのはつらいこと。自分の心を守るためには、致し方ないケースもあるのです。
恋人とうまく別れるためにできることは?

うまく別れるとはすなわち、少しでも円満に、お互いに納得のいく形で別れることです。そのために、別れを告げる立場でできることを聞いてみました。
お互いにしっかり意見を言い合う
「お互い言いたいことをしっかり言う」(30代・東京都)
「自分の意見を伝えつつ、相手の意見や考えもちゃんと聞くこと」(30代・愛知県)
「正直に話す。謝る」(30代・大阪府)
「穏やかにしっかりと、自分の気持ちを伝えること」(20代・群馬県)
「自分の気持ちを正直に相手の前で話すことかな」(30代・石川県)
「すっきり別れるために、伝えたいことをちゃんと伝える」(30代・東京都)
「イヤだったところや無理なところ、我慢してたところを伝えて別れる」(20代・東京都)
「別れたい理由を説明する」(30代・大阪府)
「今までのことを思い出して、考えをまとめておく」(20代・愛知県)
たとえ別れることになったとしても、ふたりはそれまで想い合う恋人同士だったはず。理由も告げず一方的に「さようなら」を伝えるより、腹を割って納得いくまで話し合うことが大事だという意見を持つ人が多いです。
特に、〝なぜ別れたいのか〟という部分を重点的に伝えれば相手を説得しやすいほか、別れを受け入れてもらいやすくなるかもしれません。その際は人格否定や暴言にならないよう、言い方や伝え方に気をつけて、人としての配慮を忘れずに。
感情的にならないように気をつける
「冷静に伝える。感情的にならない。相手の話は聞いても、決定は覆さない意思を保つ」(30代・東京都)
「情を見せず、きっぱりと理由を説明する」(20代・神奈川県)
「冷静に話し合う」(30代・石川県)
怒りで取り乱したり、大泣きして話し合える状態でなくなったりすると、別れ話を円満に進めることは難しいでしょう。お互いがなるべく落ち着いて、大人としてのコミュニケーションをとる意識ができれば理想的です。
もちろん、相手への思い入れが強ければ強いほどに、別れのショックも大きなものとなります。ポーカーフェイスを装い、なんとも思っていないようなフリをする必要はありません。ただ、〝落ち着いて話し合う〟ことだけは強く意識しておきましょう。
どうしてもカッとなりやすいという人は、こちらの記事でアンガーマネジメントの方法をチェック。
誠実に、納得いくまで話す
「誠実に話し合う」(30代・茨城県)
「誠実に話をする」(30代・東京都)
「面と向き合って話し合う」(30代・広島県)
「話し合う」(30代・東京都)
「長く話し合っても3時間までにする」(20代・長野県)
納得いくまで存分に、かつ誠実に話をするのも別れ話における大事なポイント。別れたあとで、ふたりの思い出が苦い記憶にならないためにも必要なことです。ただ。ダラダラと不毛なやりとりをしないよう、話し合いは長くても3時間までにしたほうがいいという声も。
また、LINEや電話での別れ話の場合、顔を合わせない分どうしても不誠実だと感じてしまう人はいます。誠実に話し合う姿勢を見せようとするならば、直接会って別れ話をすることが肝心なのかもしれません。
事前に少しずつ距離をとり、別れをにおわせる
「フェードアウト」(30代・東京都)
「だんだんと距離を置く」(30代・三重県)
「徐々に疎遠にしていく」(30代・岐阜県)
「連絡をとらないようにし、あらかじめ相手の熱を冷まさせておく」(30代・静岡県)
「だんだんと別れの雰囲気を醸し出す。 話を切り出したあとは、連絡先を消すこと」(30代・東京都)
「徐々に連絡の頻度を減らす」(30代・北海道)
事前に別れの雰囲気を醸しておくことが大事だという意見は、別れ話のシチュエーションについての項でも挙がっていましたね。突然の別れ話で相手を驚かせるのではなく、ふたりの関係が終わりつつあることをにおわせておき、落ち着いて別れ話ができるよう下準備をしておくといいでしょう。
別れると決めたらハッキリ伝える
「なぁなぁで放置しない」(30代・栃木県)
「自分の時間を大事にしたいから別れてという」(20代・東京都)
「とにかくハッキリ言う。 曖昧な反応はしない」(30代・大阪府)
「もう好きではないとハッキリと言う」(30代・福島県)
「興味がなくなったことを伝える」(30代・大阪府)
別れを決断したとはいえ、相手にまだ情や好意が残っているというケースは少なくありません。だからといって、「本当はまだ好きなんだけど…」「心から別れたいわけじゃないんだけど…」と曖昧な物言いをしていると、お互いに踏ん切りがつかなくなってしまいます。
心から別れたいと思うからには、そこには原因や理由が必ずあるはずです。下手に相手に未練を残すと、スムーズに別れられず自分が苦労してしまうかも。それを踏まえて、嘘でもハッキリと別れたいという意思を示すことが大事です。
相手を思いやった伝え方をする
「今後の希望を潰さない」(30代・兵庫県)
「考えを伝えるにしても角が立たないようにする。それでもハッキリと無理だという意志を伝える」(30代・新潟県)
「優しく断る」(30代・広島県)
「傷つけないように言う」(20代・千葉県)
「『あなたは何も悪くない。自分が未熟なせい』という理由にする」(20代・埼玉県)
「こっちが悪いていで話す」(20代・茨城県)
どのような性格の人と付き合っているのかによって、適切な対応や言い方は変わります。ですが、相手への思いやりや人としての優しさは、別れ話の際も忘れないようにしましょう。
中には別れの理由や原因を相手のせいにせず、〝あくまでも自分の未熟さのせい〟という理由にする人も。相手ではなく自分を責めるような言い方ではありますが、その分、喧嘩や言い争いにはなりにくい方法です。
わざと嫌われるように振る舞う
「嫌われる行動を率先して行う」(30代・神奈川県)
「冷たく」(30代・福岡県)
「最後まで冷たくする」(30代・千葉県)
「『好きな人がいる』と言って別れるか文句を言って別れる」(30代・京都府)
「嘘をついてでも別れる」(30代・東京都)
〝嘘も方便〟なんて言葉がありますが、それは別れ話に際してもいえること。たとえ事実ではなかったとしても、相手にきっぱりと諦めてもらうための理由を用意するという手もあります。
まだ相手が自分のことを好きな雰囲気があれば、「ほかに好きな人ができた」「完全に冷めてしまった」と、嘘でも伝えておいたほうが諦めてもらいやすくなるはず。「浮気をした」など、不利になる嘘までつく必要はないので、あくまでも気持ちだけの話にとどめると〇です。
第三者を介入させる
「第三者を入れる」(20代・埼玉県)
冷静に話せる自信がない人や、相手との話し合いに大きな問題があるという人は、第三者に介入してもらうという手もあります。
たとえば彼が暴力的だったり、精神的に支配しようとする場合には、ふたりきりの話し合いでは埒が明かない可能性も。客観的、かつ冷静に間に入ってくれる人がいれば、その分落ち着いて別れ話がしやすくなるでしょう。
できればその際は、ふたりの共通の知り合いで、信頼できる人を選んでください。お互いが「この人なら納得だ」と思える人でなければ、かえって話がこじれてしまう恐れがあるので注意。
別れたあとは連絡を断ち、きっぱりと離れる
「未練を持たないようにするため、彼を思い出すものはすべて処分する」(30代・石川県)
別れたにも関わらず、これまでと同じように連絡をとっていては意味がありません。まだ未練が残っていた場合にはズルズルと関係が続いてしまい、気がつけば都合のよい間柄になっていた…なんてことも。
細かい話し合いをしなくていいように、ふだんからお金のやりとりをしないことを徹底しているという人もいました。別れ話がつつがなく終わったならば、その後はきっぱりと連絡を断ちましょう。
お互いの幸せについて考え、感謝を忘れない
「相手の気持ちになって考える」(30代・茨城県)
「相手が引きずらないように、お互い気持ちよく次のステップに進めるようにする」(30代・東京都)
「相手への思いやりと感謝の気持ちを伝えること。また、別れる前から別れるオーラを出しておくこと」(30代・愛知県)
「感謝を伝え、さよならをする」(30代・愛知県)
別れたその後も、ふたりの人生はずっと続いていきます。別れはつらく悲しいことですが、ただマイナスに捉えるのではなく、お互いが少しでもプラスに受け止められるような話し合いをすることが大事です。
それに、相手と円満に別れることによって、次に出会う素敵な人とのご縁が引き寄せられるかもしれません。
時が経ち思い出したとき、「いい恋愛だったな」と思える別れ話となるよう心がけてみては。
少しでも円満に別れるために…複雑な状況での別れ話Q&A

いざ別れを視野に入れたとしても、ふたりの関係性や状況によってはテンプレどおりにいかないこともあるでしょう。ここでは、そんな疑問に対する回答をまとめています。
A.ふたりで話し合って解決できそうなことが原因ならば、あえて「このままだと別れたくなってしまう」旨を伝えるのもアリ
本記事を読んでいる人の中には、まだ彼との別れを決断しきれていない人もいるでしょう。〝本当は別れたくないし、そのためにできることがあるなら何かしたい〟と考えているかもしれませんね。そんなときは、いきなり別れ話を切り出すその前に、問題点や自分の気持ちについて、ふたりで話し合ってみるのもひとつの手段です。
落ち着いて問題解決のために動いてくれる相手ならば、よきパートナーとして、その後もさまざまな困難を一緒に乗り越えられる可能性があります。もしもそれでうまくいかなかったとしても、「やれるだけのことはやった」と自負できるように動いたほうが、のちの未練や後悔につながりにくいでしょう。
まずはこちらの記事を参考に、別れ話を決意する前にできることをチェックしてみて。すべきことがありそうならば、ベストを尽くす気持ちで向き合ってみると〇。
▼まだ好きな気持ちが残っていてつらいときの、切り替え方についてはこちら!
Q.明確に「付き合おう」と言われたわけではない、曖昧な関係での別れ話はどう伝えるべき?
A.本来ならば、別れ話をすることなく縁を切っても問題ないはずの間柄。もしも悔いが残りそうなら、自分の気持ちを正直に伝える機会をつくってみて
ハッキリと恋人同士になったわけではないけれど、実質それに近い曖昧な関係を終わらせたい…と悩む人はまず、選択肢が主に2つあることを頭に入れておきましょう。
1つ目の選択肢は、「もう会わない」と告げることすらせず、彼をブロックするなりなんなりして関係を断つことです。
正式に付き合っていない以上、本来ならばふたりの間に別れ話は必要ありません。むしろ何も言わずにそっと去ることで、相手の執着心や未練をあおることができるかも。ただし、うまくいかなかった場合に後悔しそうならば、もう一方の選択肢を視野に入れましょう。
もう1つの選択肢は、「曖昧な関係をハッキリさせたい」と相手に正直に伝えること。先を見据えて正式に付き合うのか、それとも付き合わずに別れるのかという、究極の二択を迫るのです。
その返事が「好きだけど今は彼女はいらない」「仕事が忙しいから付き合うのは難しい」などの言い訳だったなら、その時点で、この先も曖昧なままズルズル続いてしまう可能性が高いです。言い訳を別れのチャンスととらえ、いっそ相手から離れるくらいの覚悟を持ってしまいましょう。
どれだけ優しく甘い言葉をくれる相手だとしても、あなたが都合よく利用されているかもしれないことに変わりありません。つらい現実ではありますが、ふたりが別れ話以前の関係であることを踏まえ、自分の心と体を大切に今後を考えていくべきです。
Q.共通の知り合いが多かったり職場が一緒など、別れると気まずいので決断できない…
A.あなたの人生は一度きり。貴重な時間を有意義に使うためにも、円満に別れられる根回しと周囲への配慮を!
同僚や上司公認の職場恋愛、仲のよいグループ内での恋愛、すでに家族にも紹介して懇意に紹介している間柄…など、ふたりの関係が周りの人にも関わっている場合に別れるのは気まずいですよね。「別れました」と伝えなければならない相手が多ければ多いほど、別れ話を億劫に感じてしまいそう。
とはいえ、お互いに人生は一度きり。しかも、時間は有限です。気まずい思いをぐっとこらえて、「勇気を出して別れを切りだすときだ」と腹をくくるほかありません。
もしも将来的に結婚や出産したいと考えているなら、ダラダラと情や惰性で付き合うことで良縁やタイミングを逃す可能性も。たとえ周囲の人に迷惑をかけたり気を使わせたりしたとしても、決断しなければあなたの幸せを遠ざける結果となるかもしれないのです。
気まずさを少しでも和らげるためには、やはり円満に別れることがいちばん。こちらの記事を参考に、円満な別れのためにできることを探してみましょう。
「いい恋愛だった」と思えるような、円満な別れを目指して
別れもまた恋の結末のひとつだと受け入れて、まずは「いい恋愛だった」と思えるような別れ方を目指してみましょう。幾度となく喧嘩していたふたりでも、落ち着いて冷静に別れ話ができれば、それだけで〝終わりよければすべてよし〟だと思える日がくるかもしれません。
もちろん、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいこと。別れ話の前後やしばらくの間は、きっと失恋のショックや疲れで元気が出ないかと思います…しかし、それは誰もが経験する、当たり前のことだと考えてみてはいかがでしょうか。
無理に立ち直ろうとしたり、ヤケになって自分を追い込んだりする必要はないのです。時間は薬といいますし、いつかふと相手のことを思い出したときに、「あのときお付き合いしてよかった」と少しでも感じられたならそれでOK。ひとつの恋愛経験として、大いに得るものがあったといえるはず。
ふたりで過ごした時間が苦い記憶にならないためにも、〝準備と話し合いは冷静に〟を心がけてみてくださいね。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。