目次Contents
▼この記事の要点
- 恋愛における「別れる」という言葉は、夫婦や恋人関係の解消を意味する。その後二度と会わなかったり、関わりがなくなったりすることがあるため、別れの決断に悩む人も多い
- 女性の場合は一緒にいても楽しい気持ちになれず、会うことが面倒だと思ったとき、別れを決断する傾向に。相手の浮気・暴力や価値観の違いもまた、別れたい気持ちを決定的なものにする模様
- 別れるかどうか迷ったときには、「この先の将来も一緒にいたいと思うか」「一緒にいて居心地がいいかどうか」などを軸に判断するのが〇。迷う理由や原因と向き合い、心から望む未来のために勇気ある一歩を!
「別れる」の意味は?
「別れる」という言葉自体にはさまざまなニュアンスが含まれます。まずは、辞書で「別れる」という言葉を確認してみましょう。
1 一緒にいたものが離れ離れになる。互いに離れて去る。
2 夫婦・恋人などが、それまでの関係を解消する。
3 死別する。
小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用
恋愛において「別れる」というと、〝2〟の「夫婦・恋人などが、それまでの関係を解消する」意味合いになるでしょう。別れた相手と友達関係になる人も存在するとはいえ、その後二度と会わず、連絡をとることもないという人も多いようです。
【女性100人に聞いた】別れの前兆はどんなものだった?

恋人同士として愛し合った大切なパートナーとの別れを視野に入れるからには、それなりの原因や理由があることがほとんどでしょう。
ここでは、別れの予兆として感じられた出来事や状態についてまとめました。
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
会う頻度が下がる
「会うのが面倒くさくなったとき」(30代・福岡県)
「会う回数が減ったとき」(20代・神奈川県)
「会う回数やメッセージのやりとりが少なくなってくる」(30代・神奈川県)
「会う頻度が減る」(30代・東京都)
「会わなくなる」(30代・東京都)
「会わなくなる。合わなくなる」(30代・福岡県)
「彼氏に会いたくない」と思ったことがある女性は多く、全体の約6割にのぼります。しかし多くの場合は、〝会いたくないモード〟から抜け出して、ふたたび彼氏との時間を楽しめるようになるもの。そうならず憂鬱な気持ちが続くようならば、愛情が冷めているサインかも。
会話が減る
「話したくなくなる」(30代・徳島県)
「話をしない」(30代・北海道)
「話を聞いてくれない、適当に返事をされる」(30代・東京都)
「話を聞いてない」(30代・新潟県)
「どーでもいい話をしなくなる」(30代・北海道)
「会話が減る」(30代・福岡県)
「会話が減る」(30代・東京都)
「会話が少なくなる」(30代・長野県)
「会話がなくなる。連絡をとりあわなくなる。会いたいと思わなくなる。ふとした瞬間とかに思い出すことがなくなる」(30代・愛知県)
「会話もなく空気のような状態」(30代・東京都)
「会話中に視線が合わない」(30代・埼玉県)
「返事がそっけない、会話で否定が増える」(30代・千葉県)
「お互い話す機会が減るしデートしなくなる」(30代・大阪府)
付き合う前や付き合いたての頃は、話が尽きず常に笑いあっていたカップルもいるでしょう。そんな雰囲気がなくなり、「話していてもつまらないな」「話すことがない…」と思うようになると、別れの前兆だと感じる人が多いようです。
態度が冷たくなる
「そっけない」(20代・福島県)
「そっけない」(20代・千葉県)
「冷たい」(20代・福岡県)
「冷たい」(30代・広島県)
「冷たくなる」(20代・埼玉県)
「冷たくなる」(30代・熊本県)
「そっけない、大切にされていないと感じる態度」(30代・岡山県)
「態度がよそよそしい」(30代・茨城県)
「態度が素っ気なくなる、LINEの返信が遅くなる、他の異性の陰が見える」(20代・埼玉県)
「態度が冷たい」(30代・東京都)
「態度が冷たくなる」(20代・愛知県)
「そっけない態度になったり、冷たく感じること」(20代・大阪府)
「相手の素っ気なさを感じる」(30代・福岡県)
自分というより、相手側の態度がそっけなくなることで、「もう好きじゃないのかな」「振られるのかも」と、別れの予感を覚える人もいます。こちらがいくら相手を好きなままだとしても、向こうにそのつもりがないのであれば、別れざるをえないことも多いでしょう。
連絡が減る
「ラインの返事が遅くなったり既読無視されたりする」(30代・埼玉県)
「連絡がこなくなる」(30代・広島県)
「連絡が減る、返信が遅くなる」(30代・茨城県)
「連絡がとれなくなる」(30代・東京都)
「連絡が少ない」(30代・沖縄県)
「連絡の回数が減る」(30代・東京都)
「連絡の回数が減る」(30代・千葉県)
「連絡の頻度が減る」(20代・千葉県)
「連絡をとらなくなる」(30代・福岡県)
「連絡をとらなくなったとき」(30代・東京都)
カップルのうち約半数は、毎日LINEをしているというデータがあります。連絡の頻度がどんどん下がり、気づけば電話もしなくなり、お互いが何をしているのかわからないようになってくると、別れの気配を感じずにはいられないもの。先はそう長くないような気持ちにさせられます。
一緒にいて居心地が悪くなる
「一緒にいてつまらない」(20代・東京都)
「安心感やときめきがなくなる」(30代・三重県)
「一緒にいてもピンとこない」(30代・石川県)
「一緒にいても楽しくない。許容範囲が狭くなる」(20代・福島県)
「空気感」(30代・東京都)
「笑顔が少なくなった」(30代・千葉県)
本来なら、一緒にいるだけで幸せを感じられてもおかしくないはずの間柄。にもかかわらず、居心地の悪さを感じるようになると、お互いに気持ちが冷めているような感覚に。
喧嘩のあとなど一時的なものならともかく、会うたびに嫌な思いをしている場合、遅かれ早かれ別れる可能性がありそうです。
相手に興味がなくなる
「お互いもしくはどちらかが、相手に興味がなくなっていると顕著に態度に出る」(30代・神奈川県)
「関心がなくなる。会話が少なくなる。連絡が遅くなる」(20代・東京都)
「相手への興味がなくなる。触れられるのが億劫になる。一人の時間が欲しくなる」(30代・北海道)
「気持ちが冷める」(30代・愛媛県)
あんなに大好きだった相手のことがどうでもよくなったとき、「もう好きじゃないのかも」と、気持ちが冷めたことを自覚する人は多いでしょう。そのままの状態で恋人関係をずっと続けても、つらいだけ。別れのときが近づいているサインです。
面倒くさくなる
「相手によく思われたいと思わなくなる」(30代・神奈川県)
「私に対する態度や扱いが雑になってくる。目を見て話すことが少なくなる。LINEの返事が遅い」(30代・石川県)
「次の予定が決まらない」(30代・埼玉県)
相手のために何かしたり、デートのために時間を空けて準備するのが面倒くさくなったり。大切にしたいはずの相手に面倒くささを覚えるようになったら、それは別れの前兆といえそうです。
考え方がすれ違う
「考え方が合わなくなったとき」(30代・東京都)
「思いのずれ」(30代・宮城県)
「価値観の違い。我慢の限界」(30代・岡山県)
価値観の違いは、「別れの理由ランキング」でも第一位に。少しの違いならば魅力に思えたり、自分にはない考え方から刺激を受けたりするものですが、「人としてありえない」「あまりにも生き方が違いすぎる」などの決定的な違いとなると、別れの理由になる場合も多いようです。
喧嘩が増える
「喧嘩が増えた」(30代・愛知県)
「喧嘩の頻度が多くなる」(30代・大阪府)
愛し合っているうちは「これくらいなら許せる」と妥協できた部分や、「そんなところも可愛い」と魅力を感じていた部分に、イライラするようになったら要注意。愛情が冷めて相手の欠点が許せなくなっている場合、別れの前兆ととらえられます。
【女性100人に聞いた】別れるか迷っているときの判断軸は?

頭では「別れたほうがいいんだろうな…」とわかってはいても、気持ちがついていかず、すぐに別れを決断できないこともあるでしょう。長く付き合っていた相手であればなおのことです。そんなときの判断軸について、女性100人の意見をまとめました。
◆将来を想像できるか
「これから先も一緒にいたいと思うか」(30代・東京都)
「これ以上一緒にいても未来が見えないと思ったとき」(30代・熊本県)
「この人に時間を使いたいかどうか」(30代・東京都)
「恋人と将来のことを考えられるかどうか。少しでも迷いがあるなら別れる」(30代・神奈川県)
「この先ずっといて楽しく感じられるか」(30代・東京都)
「この先の未来、一緒にいることを想像できるか」(30代・神奈川県)
「もう一緒にいられないと思うかどうか」(30代・広島県)
「この先も一緒にいたいかどうか」(30代・福岡県)
「これからの日々を楽しく過ごせないと感じたら」(20代・福島県)
「将来が想像できるかどうか」(30代・埼玉県)
「将来この人といていいのか」(20代・埼玉県)
「将来を考えたとき」(20代・秋田県)
「将来を想像できるか」(30代・東京都)
「相手が真剣に結婚を考えているか、考えていないか」(30代・東京都)
「将来を想像できるかどうか」(20代・埼玉県)
「将来一緒にいるかどうか」(30代・広島県)
「将来見通せないとき」(30代・東京都)
「結婚するメリットがないと思ったら」(20代・愛知県)
「将来性があるか」(20代・東京都)
「将来性があるかどうか」(30代・北海道)
「一緒にいて幸せになれるヴィジョンが浮かぶか」(20代・長野県)
「今後このままで自分が幸せかどうか」(30代・福島県)
「今後の人生を考えたうえで相手の存在が必須かどうかを考える」(30代・三重県)
「これからも大切にしてくれるかどうか。 一緒にいて幸せだと心から思えるかどうか」(30代・石川県)
極論、カップルの行く末は二択です。別れるか、それともずっと一緒にいるか。結婚するにしないにせよ、「この人と一生一緒にいて幸せだと思えるか」を自分に問いかけることは大事でしょう。
結婚願望がある場合には、相手の将来性や人間性を見極めて、〝生涯のパートナーにふさわしいかどうか〟を見極めるのもポイント。仕事や収入だけでなく、夫婦として、家族として、寄り添い支え合うことのできる人かどうかをしっかり考えてみて。
◆居心地がいいと思えるか
「一緒にいて嫌だったら」(30代・北海道)
「一緒にいて素の自分でいられない」(30代・沖縄県)
「楽しくない、一緒にいても孤独」(30代・千葉県)
「一緒にいて疲れるようになった」(30代・千葉県)
「一緒にいる自分のことが好きかどうか」(30代・東京都)
「一緒にいる自分のことを好きかどうか」(20代・福岡県)
「一緒に過ごしたくないと思う基準で判断します」(30代・広島県)
「会ったりしたときに、自分が落ち込んだり辛くなったりするか」(30代・茨城県)
「一緒にいるときの態度、雰囲気」(30代・栃木県)
「返事が適当になったとき」(20代・宮城県)
付き合う人に求める条件や基準として、男女ともに居心地の良さを重視している人が多いようです。そのため、一緒にいても居心地が悪いと感じられたとき、別れを視野に入れる人もまた多い様子。
せっかく恋人同士として過ごすのなら、ともにいる時間を楽しみ、幸せな気持ちを共有できる相手のほうが付き合いやすいはず。会う時間が重くのしかかるような相手とは、早めに別れたほうがいいのかも。
◆別れることのメリットを考える
「プラスなことがないとき」(20代・福島県)
「別れることで自分にメリットがあるか、関係が回復できる見込みがあるか」(20代・埼玉県)
「自分がこの先幸せになれるのかを考える。相手のことではなくまず自分のことを考える」(30代・兵庫県)
「メリットがあるかどうか」(30代・沖縄県)
「マイナスばっかりか」(20代・千葉県)
「嫌なことが度重なり、それに対する配慮が欠けていることとよかったことを秤にかけて、嫌なことが多ければ別れる」(30代・宮城県)
恋人と別れるかどうか悩んだときに、メリットとデメリットを天秤にかけ、悔いのない選択をすることは大事です。どのような道を選ぶにせよ、何らかのデメリットはあることを念頭に置きましょう。その上で、「それでもやっぱり別れたい!」と強く感じるかどうか、自分の心に問いかけてみて。
◆価値観が合うか
「価値観が一致するか。一緒にいて楽しいか」(30代・長野県)
「価値観の違い」(30代・岡山県)
お互いに許せないと感じるポイントが一致していたり、結婚に対する考え方が同じだったりすると、たとえ喧嘩やトラブルがあったとしても関係を修復しやすいもの。反対にそれらの価値観が合わないと、遅かれ早かれ別れのときがくる可能性は高まるでしょう。
価値観の不一致は、カップルの別れの原因として最たるもの。価値観が合わずに苦しい思いをすることが多いのならば、別れを視野に入れるのも正解のひとつです。
◆大切にしてもらえているか
「『わ、まじで冷める』『ないわ』みたいな言動と行動で、本当に無理に感じるか」(30代・北海道)
「自分を大切にしてくれなくなったとき」(20代・福岡県)
「自分がつらいかどうか」(20代・千葉県)
「自分が大切にされなくなったなと思ったら」(30代・兵庫県)
交際期間が長くなったり、自分より相手の気持ちが大きい状態で付き合うと、恋人に対して雑な扱いをする人も出てきます。
ちょっとしたイジリや冗談だったとしても、本人が不快感をおぼえているのなら、それは大切にしてもらっているとはいいがたい状態です。人として誠実に、パートナーを大切にできないような人とは、この先の関係も長続きしないはず。別れを選択する勇気も大事でしょう。
◆会いたいと思えるか
「距離をとってみて会いたいと思うか確かる」(30代・石川県)
「会いたいと思わなくなったら」(30代・愛知県)
「恋人に時間を割くことにためらいを覚えたとき」(20代・東京都)
付き合っている間は、連絡をとったりデートをしたり、恋人に時間やお金を割く場面も多いもの。しかしそれを億劫に感じたり、〝面倒くさいな〟と思うようならば、気持ちが冷めているサインです。
泣いても笑っても、人生はたったの一度きり。時間は有限。恋人との時間を勿体なく感じるほど気持ちが冷めているのなら、別れを選んだほうがお互いのためになるかもしれません。
◆好きな気持ちはあるか
「相手が自分といて楽しそうか」(30代・福岡県)
「相手が自分を思う気持ちがあるか」(30代・大阪府)
「自分の気持ち」(30代・愛知県)
「相手の気持ちがわからないとき」(30代・千葉県)
「自分のことを好きそうかどうか」(30代・広島県)
「お互いに好意がないとき」(30代・三重県)
「相手に何かしてあげたいと思わなくなっていたら、別れる判断をする」(30代・神奈川県)
付き合っていくうちに好きな気持ちが薄れ、いつしか「もう好きじゃないかもしれない」と感じるようになったとき…すぐに別れるか、それとも「また好きになれるかもしれない」と期待して付き合い続けるかは、人によって考えが分かれる部分のようです。
相手のことを本当に好きなときは、力になってあげたい・何かしてあげたいという思いやりの気持ちが無尽蔵に湧き、愛されるよりも愛することへの意欲が高まる人も多いです。反対に、相手のために動こうとする気持ちがまったくわかないときは情すらもなくなり、気持ちが完全に冷めたと解釈することもできそうです。
◆次の恋にあてはあるか
「気になる人ができているかどうか」(30代・東京都)
「他にいい人がいるかどうか」(30代・東京都)
浮気とまではいかないまでも、次の恋人候補の目星をつけておいたり、出会いを探そうと動いたりしておくと、別れの決断を迷わずに済むかもしれません。
「彼と別れたら、もう次の恋人はできないかも」「出会いがある保証もないし、別れる勇気がわかない…」と不安になっている人は、別れの決断を急がずに、様子をみながら慎重に行動してみるのも〇。新たに気になる人ができたタイミングがあれば、そのときにどうするかを考えてみましょう。
◆第三者の意見はどうか
「自分では判断しない」(30代・埼玉県)
「直観と周りの意見を聞く」(30代・茨城県)
客観的な視点でものを言ってくれる人の存在は大切ですよね。
別れるべきかどうか、自分一人で考えてはどんどん沼にハマってしまい、正常な判断ができなくなってしまう可能性があります。そんなときは、周囲の客観的立場での意見を聞いてみましょう。
ただし、相談相手はあくまで信用できる人を選んで。「私が幸せになるためにどうするのがベストか」を一番に考えてくれる相手がいいでしょう。
【女性100人に聞いた】実際に恋人と別れた理由とは

「もう別れよう」と踏ん切りがつくような理由や原因には、どのようなものがあるのでしょう。実際に恋人と別れたときのきっかけについて、女性100人の声をまとめました。
一緒にいても楽しくなくなった
「会っていても楽しくないと感じるようになったから」(30代・東京都)
「一緒にいても楽しくなく、友達との約束を優先したくなったとき」(30代・長野県)
「一緒にいても相手がしんどそうで、このままだとお互いによくない未来に進んでいきそうだと感じたから」(30代・岡山県)
「一緒にいて彼に合わせすぎている自分に気が付いて嫌になった」(30代・東京都)
「一緒にいることを無駄だと思った」(20代・東京都)
「相手からの思いやりがなくなったと思ったから」(20代・福島県)
「楽しくなかった」(30代・千葉県)
デートをしても盛り上がらなかったり、話の中で価値観の違いに気づいてしまったり。日々の連絡やデートが楽しみではなくなり、別れを決意した人が多いようです。
一緒にいてもつまらないと感じることが多くなると、「付き合っていても意味がない」という気持ちにさせられますが…そんな気持ちを抱かれる相手側もまた、苦しく不安な気持ちになり、お互いにいいことがありません。それぞれの未来のために、別れを決断する勇気が必要なときもあるでしょう。
好きな気持ちがなくなった
「好きではなかったから」(30代・北海道)
「好きではなくなった」(30代・徳島県)
「単純に好きではなくなったから」(20代・宮城県)
「気持ち悪いと感じたためです」(30代・広島県)
「必要性を感じなかった」(30代・沖縄県)
「憎らしく感じていないほうがよいと感じたとき」(30代・北海道)
「距離が生まれたときにやはり心も離れたから」(30代・福岡県)
好きな気持ちが冷めたことを自覚し、そのまま別れを決意する人も。好きだから付き合う、好きじゃないから別れると単純に考えて決断できれば、悔いも残りにくく、次の恋にも行きやすそうです。
中には「好きじゃない」を通り越して、「気持ち悪い」「憎らしい」とまで感じてしまう人もいます。生理的に受けつけなくなってしまったら、よほどのメリットがないかぎり、恋人関係を維持するのは難しいでしょう。
将来をイメージできなかった
「いつも自分のことしか考えていなくて、大学にも落ちたのにバイトもしないような人だったので、将来結婚は無理だな、と思い、別れた」(30代・埼玉県)
「この人と結婚はできないと思った」(30代・東京都)
「自分が正社員として就職するときに、相手が正社員でなく非正規雇用だったので、結婚は無いなと思い別れを決めました」(30代・熊本県)
「好きという気持ちより、不安の気持ちが上回ったとき」(30代・愛知県)
「将来が見えなくて」(20代・秋田県)
「将来を考えられなかったから」(30代・福岡県)
「将来一緒にいるイメージが湧かなくなったら」(30代・広島県)
「『結婚を真剣に考えていないなら別れる』と伝えて、別れた。引き止められたが、その後結婚をする気は無さそうだったのでそのまま別れた」(30代・東京都)
「結婚に対する価値観の違いとタイミング」(30代・愛媛県)
もしもあなたが結婚や出産を望んでいるのにもかかわらず、相手にまったくその気がないのであれば、別れる理由としては十分かもしれません。
結婚願望のない人とダラダラ付き合っていてはタイミングを逃し、いざ「やっぱりダメだ! 別れる!」と決断しても、時すでに遅し…。みんな既に結婚していて、独身男性は周りにほとんど残っていない、なんて可能性も。
わずかな可能性に賭けたいのであれば、「私は結婚願望がある。結婚する気のない男とダラダラ付き合いを続けるような真似はしない」と宣言し、期限を決めて彼へ決断を迫ってみるのも手。
それでも結婚はできないという彼なら、可能性はゼロ。さっさと別れてしまいましょう。
浮気をした・された
「浮気された」(30代・広島県)
「浮気されたから。相手は別れたくないとしつこかったが信用出来ないので別れた」(30代・兵庫県)
「他に好きな人ができて別れた」(30代・東京都)
「私の知らないところで隠れて異性とドライブしていた」(20代・埼玉県)
「隠し事をされていた」「嘘をつかれていた」「浮気されていた」など、彼に自分を裏切るような行為をされたとき、多くの女性は別れを考えます。彼氏のことを信用していればいるほど、そのショックから「もう付き合えないかも…」と感じてしまうのです。
たった一度の過ちなら、改善する見込みもゼロではないかもしれません。しかし、根っからの女好きや、刺激を求めるのが好きな遊び人タイプなど、何度も浮気など裏切り行為を繰り返す彼氏の場合、とっとと別れるのが吉。
何度注意しても直らないなら、改善の見込みはかなり少ないでしょう。結婚後に後悔しないためにも、早めの決断を。
お互いに会おうとしなくなった
「相手のために時間をあけるながもったいなくなって、別れました」(30代・東京都)
「相手の時間に合わせるのが面倒に感じるようになり、会う時間を作る気にならなくなったので別れた」(30代・神奈川県)
「会うのが面倒くさくなって、彼氏から『会おうか』と言われても、嬉しくならなかったときに別れを決めました」(30代・福岡県)
「距離をおいても会いたいと思わなかった」(30代・石川県)
マメに連絡をとりあい、会う日時を決めて予定を空けたり、記念日や誕生日のお祝いをしたり。恋人同士として付き合っていると、なにかと手間や時間・お金のかかるイベントも多いもの。好きな気持ちがなければできないようなことを、無理に続けるのはつらいですよね。
たまの連絡や休日のデートすら嬉しくないと思い始めたら、この先また好きな気持ちが蘇る可能性は低そう。すでに距離を置いていて、かなり久しぶりに会う場合でも面倒ならば、そのまま別れてしまうのもひとつの手です。
価値観が違った
「価値観が合わずに別れた」(20代・埼玉県)
「価値観が合わないと思ったから」(20代・福岡県)
「相手がすることにイライラするようになったら、価値観のずれだと判断して別れる」(30代・千葉県)
「価値観が合わなかった」(20代・東京都)
「価値観の違い」(30代・岡山県)
〝価値観の違い〟と一口に言っても、許せるものと許せないものがありますよね。後者の場合、「それってどうなの?」という不満や不安が、相手への信頼を失わせることも。この先もずっとは一緒にいられないなとはっきり感じたとき、別れの決断をする女性が多いようです。
連絡の頻度が下がった
「『忙しい』と言ってなかなか会えないのは仕方ないが、連絡(返信)すらなかった」(30代・神奈川県)
「連絡をとらなくなって自然消滅」(30代・福岡県)
お互いに連絡を返さず、未読スルーや既読スルーの状態で時間が経つと、気持ちが冷めたことが可視化されるような気持ちになります。
カップルのうち約7割は、長くとも3日以上返信を空けることがないそうです。半数近くは毎日LINEをしているとのことですし、何日も連絡が返ってこなくなったときに、「あ、もう終わりだな」と察する人もいるでしょう。
コミュニケーションをとりにくかった
「遊びに行く前日に連絡をいれたら、『明日(転勤で)引っ越すんだよね』と急に言われ、ホウレンソウ出来ない人とはもう会話できないなと思った」(30代・兵庫県)
「USJデートで終始怒鳴られたこと、行きたい場所が分からずに困っているのにどうやって行くのか怒り出す、一緒にマップを見て考えていくように提案すると『俺はそういうの苦手だから』と丸投げする様子を見て、この人と一緒に歩むのは無理、しんどいと感じ別れを決意した」(30代・愛知県)
自分が病気になったときに心配してもらえなかったり、夕飯を作ってあげたのに「ありがとう」の一言もなかったり。「私、彼から大事にされてる?」と疑問に思うことが増えると、次第に気持ちが冷めて別れを考える女性も多くいます。
どんなに好きでも、あなたを怒鳴ったり暴力を振るうなど、いわゆるモラハラ・DVに及ぶ恋人とは別れるべき。ちなみに、ほとんどのDV加害者は暴力を振るったあと極端に優しくなったり、泣いて懇願してきたりします。しかし、残念ながらその気質が改善されることはほとんどありません。こちらの努力次第でなんとかなる問題ではないため、こういった相手とは真剣に縁を切る準備をするべきです。
結婚したり子供ができたら改善するかも…? と期待する女性も多いようですが、DVについては結婚後も改善は見込めないでしょう。相手がDV気質であるとわかっているのなら、強い意志で別れることをおすすめします。
ほかにいい人ができた
ほかに気になる男性ができてしまった場合も、彼氏との別れを考えるよう。
気になる男性が現れると「彼氏は好きだけど、もしかしたらこっちの彼のほうが相性いいかも」「大事にしてくれるかも」など二人を天秤にかけ、より自分が幸せになれそうな人を選ぼうとしがち。
しかし、今の彼氏との付き合いが長いと、情が湧いてなかなか決断できないという人が多いです。
別れたいのに別れられない? 別れる勇気を持つためのQ&A

頭では「本当は別れたほうがいいんだろうな」と感じていても、心がついていかずに決断できなかったり、まだ情が残っていてなかなか別れ話を切りだせなかったり…。本記事にたどりついた人のなかには〝別れたいのに別れられない〟と悩んでいる人もいるのでは。
ここではそんな人たちに向け、別れを勇気を持つためのマインドや考え方について、Q&A形式でご紹介します。
A.少々骨の折れる作業かもしれませんが、悔いのない選択をするためには、自分の本心を見極めることが大事です。そのためには、別れに対して感じている不安や、その原因を可視化していきましょう。また、愛情と依存を同一視してしまわないようにも気をつけて!
今あなたの中には、〝浮気を繰り返すような彼氏と付き合うべきではない〟という理性と、〝それでも彼と離れられない〟という情や不安が渦巻いている状態です。後者は最早、愛情というより依存のようなものかもしれません。
まずは自分の不安の原因と向きあい、なぜこんなにも不安なのか、どうして別れたくないと感じているのかを突き詰めましょう。自身の状況や気持ちをしっかり把握しておいたほうが、別れの決断もしやすくなり、後悔にも繋がりにくいはず。
【別れるか迷う理由①】孤独になってしまうかも… という不安
「別れを考えている」とはいえ実際に別れると、これまで過ごしてきた二人の時間を一人で過ごすことになります。
すぐに新しい恋人ができたり、友人と過ごす時間を多くとれたりするなら問題ありませんが…今まで当たり前のように隣にいた存在が急にいなくなると、やはり寂しく孤独を感じるもの。バレンタインやクリスマスなど、カップルで過ごすのが定番なイベントごとはとくに、「自分は孤独だ」と感じやすいかもしれません。
しかし今でさえ、あなたは浮気をされ、傷つけられたことで孤独を感じていた場面も多々あるはず。一緒にいても孤独を感じるくらいの関係ならば、別れてもあまり変わりはないのでは。
【別れるか迷う理由②】今の彼を逃したら一生独身かも… という不安
彼氏と別れようと思っている女性の多くは、それなりの理由を抱えているものです。あなたの場合は浮気という、決定的な理由がありますね。それでもなお、「今の彼と別れたあとに、果たして自分はまた新しい恋を始められるのだろうか」という不安があるのでは。
いわゆる結婚適齢期と呼ばれる年齢であったり、もとは「結婚するなら今の彼だろうな」と思っていたりしたのであれば、別れたい理由があってもなかなか踏みきれずにズルズル…という、不毛な状態が続いてしまうことも。〝あんな彼氏でもいないよりはマシ、改善の可能性もゼロじゃない〟という期待があるからこそ、悩んでいるのかもしれませんね。
しかしここは冷静に、今の彼がその期待に応えうるような人間性かどうかを、あなた自身が見てきた姿をもとに考えてみましょう。
【別れるか迷う理由③】別れを選んだことを後悔するかもしれない… という不安
本当に別れていいのか、後悔してしまうのではないかと、答えの出ない疑問を心の中で繰り返しているのでは。別れてからもし彼に新しい彼女ができたら…、ほかの男性と付き合ってやっぱり彼がいいと感じたら…。そんな思いが頭の中でめぐり、不安に思ってしまう女性は少なくありません。
とはいえ、未来のことなど誰にもわかりません。そして…極論ですが、どんな恋愛だってうまくいく保証はないのです。
ならば、訪れるかどうかもわからない未来への不安より、今あなたが感じている不安や悲しみ、掴めるかもしれない理想の未来について考えましょう。
別れたいのに別れられないときは、単純に好きという気持ちが強いわけではなく、相手の存在や恋愛そのものに依存している場合もあります。
何においても、過剰な依存は百害あって一利なし。「恋は盲目」状態にならないためにも、〝これってただの依存なのかも〟と感じたときには、勇気を出して断ち切る勇気も大事です。
未来を憂いても仕方なし…限りある「今」を大切に!
恋人と別れるべきか悩むとき、多くの人は「この先また好きになるかもしれない」「別れたところで、次にいい人が現れるかもわからない」と、訪れるかどうかもわからない未来への期待や、過去への未練を引きずっていることがあります。
しかしあなたが生きているのは、過去でも未来でもなく〝今〟です。今、あなたが恋人との未来に不安を抱き、別れるべきかもしれないと感じているのであれば、その素直な気持ちに無理やり蓋をする必要はないでしょう。
人生はたった一度だけ。その一度きりの人生を、恋人への情けや、過度な不安で棒に振ることはありません。別れるに足る十分な理由があるのなら、あなたが本当に望む幸せや理想の恋愛のために、勇気を出して一歩を踏み出してみては。どうか、悔いのない選択をしてください。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。