目次Contents
▼この記事の要点
- 彼氏を「怖い」と思ったことがある女性は、全体の約3割ほど。怒ったときの感情的な態度や、暴言・暴力が原因に
- 「普段は優しい人だから…」と、彼の怖さを見なかったことにするのはNG。彼氏を「怖い」と感じたときや直接指摘できない場合、別れたり距離をおいたりする人が多い
- DVやモラハラをする彼氏とは、さっさと距離をおいたほうが〇。身の安全を最優先に考え、彼への情や未練を断ち切ろう
【100人に聞いた】「彼氏が怖い」と思ったことがある?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、「恋人に対して『怖い』と感じたことがありますか? 」と質問したところ、33.7%の人が「ある」、66.3%の人が「ない」と回答しました。約3割を超える女性が、自分の彼氏を「怖い」と感じた経験を持つようですね。
本来であれば、心を寄せる彼氏に対して「怖い」と感じることは稀なはず。喧嘩で言い合いになったとしても、苛立ちや怒りを通り越して「怖い」とまで思うには、よほどの理由がありそうです。
【性格編】「彼氏が怖い」と思ったのはどんなとき?

「彼氏が怖い」と感じたきっかけや理由は人それぞれのようですが…根幹にある原因は、彼の気質や性格ということも多いでしょう。
まずは「彼氏が怖いと思ったのはどんなとき?」とアンケートした結果、寄せられた回答を確認してみましょう。
人が変わったように豹変するとき
「急にキレだすところ」(30代・大阪府)
「不機嫌なとき、急に黙る or 口数が減るのでどうしたのかと思う。理由を聞いても『別に』とか言って話してくれない」(30代・神奈川県)
「焦っているときの態度」(20代・神奈川県)
普段は優しくて温和なのに、不機嫌になると突然ガラリと態度が変わるような、モラハラ予備軍の男性もいます。
恋人同士として交際が始まると、付き合う前には見えなかった相手の本性や、意外な一面が見えてくることが多いですよね。もしそれが悪い意味での意外性だった場合には、付き合いをいったん考え直したほうがいい場合も。
自分の中に生まれた違和感や不安に気づかないフリをしていると、後々大きな問題に繋がる可能性があります。「彼、もしかして怖いタイプなのかな…?」と感じる出来事が起きた際は、冷静に、彼の“人となり”を客観視してみましょう。
自己中心的なとき
「自分の思いどおりにしようとしてくるから」(30代・大阪府)
「自分の考え方が絶対正しい!」「人から見下されたくない、優位に立っていたい」という性格の男性はときに、威圧的な態度で周囲の人を怯えさせようとします。
しかも、本当に彼の意見が正しいかどうかはケースバイケース。中には自分に自信が持てず、威圧的な態度で無理やりごり押ししているだけの男性もいるでしょう。
自分の思いどおりにならないだけで感情的になる人は、性別問わず、幼く未熟な印象を与えがち。ただの遊び相手ならともかく、恋人として相応しいとはいいがたい場合も…。
束縛が激しいとき
「束縛されたとき」(30代・青森県)
「気持ちが重いと思ったから」(30代・愛知県)
彼氏から束縛をポジティブに捉え、深く愛されている証として、うれしく思う女性もいるかもしれません。ですが、度を超えた束縛は相手の行動を制限し、かけがえのない人生のチャンスを奪うことさえあります。
エスカレートすると、会社や友人との関わりを辞めるように指示してきたり、LINEの返事が遅れるだけで怒ったり…。また、髪型・メイク・服装を指定するなど、すべて自分の思いどおりにしようと働きかけてくる人もいるでしょう。
束縛癖のある人は、自分に自信が持てず精神的な弱さを抱えていることも多いようです。場合によってはきちんと話し合い、お互いがより豊かな人生を送るために、対処法をともに考えるのもひとつの手。
価値観が違いすぎたとき
「我慢しすぎるところ」(20代・和歌山県)
価値観の違いがきっかけで別れるカップルは非常に多く、「別れの理由ランキング」においても、別れる原因の一位となっています。
価値観という言葉を辞書で引くと、
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断(小学館『デジタル大辞泉』より一部引用)
と書いてあります。自分にとって何がいちばん重要か、どう生きていきたいか、考え方の基準となるものが〝価値観〟であると解釈できますね。
つまり本来価値観は、人それぞれ異なっていて当然のものなのです。彼氏や夫、親や友人、どんな相手とも価値観が完全一致することなどそうないですし、それが普通だと、ほとんどの人は大人になるにつれて学んでいくでしょう。
しかし、あまりにも非常識であったり、倫理観に欠けた考え方をしている人に出会ったとき、「なにこの人、怖い」と〝ドン引き状態〟になり恐怖を感じることがあります。価値観は違って当然のものですが、その違いが人としての在り方を疑うようなレベルになると、一緒にいるのは難しいかもしれませんね。
たとえば、だらしない金銭感覚や浮気・不倫ついての考え方など、この先の人生をともにする上で不安要素になり得る部分については、価値観の擦りあわせが必要です。
【行動編】「彼氏が怖い」と思ったのはどんなとき?

続いて、彼氏の行動で「怖い」と思ったのはどんなとき?と聞いてみました。結果を見ていきましょう。
怒ったとき
「普段一緒にいるときはジェントルマンな振る舞いをするが、自分の思いどおりにならないと物にあたる。自分は地元では高い位置にいると思っている」(30代・群馬県)
「喧嘩のとき」(30代・千葉県)
「言い争いになって怒ったとき」(30代・群馬県)
怒ったときの態度や行動に、その人の本性が現れることもあります。雑になったり、物や人に当たるタイプとは、将来を考えにくいという人もいるでしょう。
普段の性格が穏やかで優しいほどに、ギャップがより恐ろしく感じられるはず。正当な理由で怒っていたとしても、大声で怒鳴ったり暴言を吐いたり、ものに当たったりする人は、怖いだけでなくかっこ悪く見えますよね。
暴力的なとき
「怒って物を投げたとき」(30代・大阪府)
「過去に他人を怪我させたことがある」(30代・東京都)
感情的な振る舞いで、周囲の人を傷つける彼氏は困りますね。自分で感情をコントロールすることができない上に、他人に危害を加えるとなると、状況によっては彼が犯罪者になってしまうおそれも。
「普段は優しい人だから…」とかばいたくなるかもしれませんが、暴力は暴力です。他人はもちろん、あなたにも暴力を振るうDV彼氏からは何とか距離をおき、身の安全を第一に考えて。
一般的に「優しい人」は、暴言を吐くこともなければ暴力を振るうこともありません。そんな彼氏からは急いで離れるが吉! ただ、離れる際は、別れ話の方法や場所に細心の注意を払いましょう。
モラハラをされたとき
「モラハラを受けていた」(30代・青森県)
モラハラとは「モラルハラスメント」の略で、
暴力は振るわず、言葉や態度で嫌がらせをし、いじめること。精神的暴力。精神的虐待。モラハラ。(小学館『デジタル大辞泉』より一部引用)
上記のようなことを指します。
本来なら、恋人に思いやりを持つのは当たり前なことのはず。しかし中には、自分の気持ちや都合を優先し、彼女を虐げるような態度をとる男性もいます。
自分以外のことに興味がないのか、付き合えたことで「手に入った」と満足してしまっているのか、さまざまな理由が考えられますが…いずれにせよ、大切にしてくれない彼氏と付き合っていても、幸せな未来が訪れるとは考えにくいですね。
性欲を向けてくるとき
「性的な目を感じたとき」(20代・滋賀県)
恋人同士とはいえ、無理やりな性行為はNGです。愛情表現でもあるはずの行為で、一方的な欲をぶつけて嫌がられてしまっては元も子もないはず。ましてや彼女に「怖い」と思われたら、男性だって本意ではありませんよね。
しかし、セックスレスによってストレスを感じたり、別れの道を選んだりする人がいることも事実です。タイミングやテンションが合わず、お互いに体の相性が悪いと感じられたときには、話し合いが必要な場合も。どちらかが我慢をしすぎないよう建設的に話し合える彼氏なら、「怖い」状態からは脱せるかも?
【会話編】「彼氏が怖い」と思ったのはどんなとき?

恋人同士がうまくいくためには、「ふたりでコミュニケーションをとる時間を大切にする」のがポイント。
会話はコミュニケーションの大事な手段ということで、最後は、会話中に「彼氏が怖い」と思ったのはどんなとき? という質問に対する回答を紹介していきます。
怒鳴ったとき
「暴言を吐かれたりしたとき」(30代・埼玉県)
「寝言で大声で吠える?ようなことを言っていて、もし怒らせたらこんな風に怒られるのかもしれないと少し怖かった。ちなみに夢の内容は、声が出ないので出そうとしたからだった」(30代・愛知県)
ケンカをすると感情的になり怒鳴る彼氏に、ビクビクしてはいませんか? 人前では落ち着いているのに、ふたりのときは苛立ちをあらわにしたり、舌打ちをしたり…カッとなりやすいタイプの彼氏は「怖い」と思われて当然です。
たとえ彼女が悪かったとしても、怒鳴ったところで何も解決しませんよね。喧嘩の際はお互い感情的になりがちといえ、大きな声を出したり、暴言で相手を委縮させたりするのはNG。彼氏というより、人としての不信感にも繋がります。
言い方がきついとき
相手の考えや発言を全否定し、自分に従わせるような言い方は度を超えると〝モラハラ〟です。
自分の発言によって彼がさらに苛立ち、ヒートアップする様を見ると、何も言えなくなってしまいますよね。それをいいことに、彼女を精神的に苦しめ続けるような人も残念ながらいるようです。
「またこれを言ったらキツく当たられてしまうかも…」とよぎるようになってしまったら、さっさと別れの道を選択するのもひとつの手。対話ができない彼氏とは、この先将来をともにすることも難しいでしょう。対話とは一方的に論破することではなく、お互い対等に、考えや意見を交換することですからね。
「彼氏が怖い」ときの対処法は?

それでは、「彼氏が怖い」と感じたときはどう対処したらいいのでしょうか。すぐにでも別れるべきなのか、それともほかにできることがあるものなのか、女性100人の意見を聞いてみました。
周囲の人に相談する
「周りの信用出来る人達に相談する」(20代・熊本県)
「身近な信頼できる人に相談してみる。本人には直接的なことは言わず、やんわりと感じてることを伝えてみる」(20代・東京都)
「外部の人に相談する」(20代・鹿児島県)
「誰かに相談する」(30代・神奈川県)
「友人や家族に相談する」(20代・山梨県)
「少しでも予兆があったら別れる。 命の危険がありそうなら警察に通報する。 親や親しい人に共有し、遭遇しないようにする」(30代・福岡県)
第三者視点で状況を客観視してもらうことにより、今まで見えてこなかった解決策や、いい対処法が浮かんでくるかも。心から信頼できる人に相談し、アドバイスをもらうのも選択肢のひとつです。
もちろん、DVやモラハラで身体的・精神的につらい思いをしているなど、すぐにでも逃げたほうがいいケースも多いです。〝別れるほどではないけれど、彼の態度や行動を怖いと思うことがある〟くらいのときは、周囲の人からの声が今後のヒントになるかもしれません。
向き合う
「話し合い、カウンセリング」(20代・東京都)
「話し合って解決しないことであれば別れる」(30代・千葉県)
「生い立ちを聞く」(30代・東京都)
「コミュニケーションをとる」(30代・大阪府)
「怖い」という気持ちを乗り越えてでも今後の変化に期待をし、彼のことをもっと知ろうとする人もいるようです。
彼女としての深い愛情と誠実さが伝わってきますが、くれぐれも自分の身を守ることは忘れずに。相手はあなたが「怖い」とまで感じた人ですし、問題の解決には時間がかかる可能性もあります。「やれるだけのことはやった」と思えるタイミングを、自分の中で見極める必要があるでしょう。
謝る
「謝る」(20代・神奈川県)
「謝る」(30代・千葉県)
彼に謝ることで状況を回避する…という声も。この場合はあくまでも一時的な対処法にすぎないので、謝ったその後、彼とどう向き合うのか考えなければいけません。自分は何も悪くないのに謝ってしまうと、彼がさらに調子に乗るリスクがありますので、〝身の危険を感じたときにいったんやり過ごす方法〟として使いましょう。
刺激しないようにする
「とりあえず、否定しない」(20代・東京都)
「言い返さない」(30代・埼玉県)
「言うとおりにしていた」(30代・群馬県)
「刺激しないように振る舞う」(30代・愛知県)
「さりげなく違う話題に持っていく」(20代・滋賀県)
ちょっとした苛立ち程度ならまだしも、暴力や暴言を吐かれるなら、彼を刺激しないようにそっとしておくことも大事です。特に喧嘩の際は、こちらまで感情的になるとどんどん厄介なことになります。上記と同様、一時的な対処法として〝彼のさらなる怒りを回避するための手段〟といえるでしょう。
逃げる
「逃げた」(30代・東京都)
「逃げる」(30代・兵庫県)
「逃げる」(20代・群馬県)
「逃げる」(30代・大阪府)
「連絡をブロック」(30代・神奈川県)
「ひたすら大きな声を出して、抵抗する。その場から逃げれるように恋人の車には乗らず自身の車を運転して、最悪恋人を置き去りにする覚悟に徹する」(30代・奈良県)
こちらもその場しのぎの選択肢ではありますが、身の危険を感じたときにはまず、その場から逃げて彼から物理的に離れるべきです。
怪我をするほど暴力的な振る舞いをされた場合は、警察や病院などに行き、公的な記録を残しておくことも肝心ですね。彼氏といえど逃げるが勝ち。逃げなければならないほどのことが起こった以上、いったん未来のことは考えず、真っ先に身の安全を守りましょう。
怖いと正直に伝える
「怖いと感じたことを素直に伝える」(30代・新潟県)
「怖いと伝える」(20代・愛知県)
「ちょっと冗談っぽく『怖いよ』と言って、その場の空気を変えられるように努力する」(30代・神奈川県)
彼との信頼関係が強固なら、あえて直接伝え、指摘する手もあります。
「そんな不機嫌な態度とるの、正直怖いよ」「いくら怒ってたとしても怖いよ。やりすぎ」と、彼氏に正面から指摘できる人は案外彼女しかいないのかも。悪いところやダメなところをお互いに指摘し合い、より人として成長していくための糧にできれば、恋人としては理想的ではないでしょうか。
ただし、ストレートに「怖い」と伝えることでさらに激昂するような彼氏の場合、この方法はNGです。あくまでも、日頃から対等な関係を築いているふたりなら、という手段。そんな関係であれば、彼の過ちを許したり、改善に力を貸す…という未来にも期待できるはず。
距離をおく
「しばらく放っておく、もしくは無理やり理由を聞き出す」(30代・神奈川県)
「声かけるのをひかえる」(20代・和歌山県)
「少し落ち着くまで離れる」(30代・滋賀県)
「距離を取る危害が自身に及ばないよう、暫くの間は避けて落ち着いたら、もとに戻る」(30代・神奈川県)
「距離をおく」(20代・兵庫県)
「距離をおく」(30代・東京都)
「距離をおく」(20代・大阪府)
彼氏を「怖い」と感じたら、いったん距離をおいたほうがいいという人も。感情的な態度が一時的なものだとわかっていれば、「そのうち頭が冷えるだろう」と考え、冷却期間を設けることも大事ですよね。
別れる
「別れた」(30代・愛知県)
「離れる」(30代・神奈川県)
「離れる」(30代・東京都)
「別れたほうがいい」(30代・福岡県)
「別れる」(20代・大阪府)
「別れる」(20代・三重県)
「別れる」(30代・大阪府)
幸せになれると信じて恋人になったふたりでも、彼氏が「怖い」とまで感じさせる存在になったら話は変わります。
「三つ子の魂百まで」ということわざからもわかるように、人はそう簡単には変わりません。特に大人になってからは、性格や考え方をまるきり変えようとしても、うまくいかないことが多いもの。
暴力や暴言・感情的な態度が目に余る彼氏を変えようとするより、別れの道を選び、より素敵な出会いを探したほうが幸せが近づくこともあります。別れる勇気を出して、怖くない、優しく安心できる彼氏との恋愛を掴みにいきましょう。
怖い彼氏とスムーズに別れる方法は?別れ方に悩む人のQ&A

怖い彼氏と別れる方向で気持ちが固まってきた人のために、「今後どのように関係を終わらせていくのか」をQ&A形式でご紹介。怖い彼氏とできるだけ円満に別れる方法をピックアップしてみました。
A.彼の知らないあなたの友人でも、家族でも、第三者を必ず交え、“人目のある場所で”別れ話をしましょう。共通の知り合いにこだわる必要はないので、あなたの身の安全を最優先に考えた選択を
ふたりきりで話をすると、彼の怒りを買い暴力を振るわれるおそれがあります。あなたもそれを踏まえ、誰か同席者はいないものかと考えたのでしょう。本来は共通の知り合いを交えたほうがスムーズに話せるものですが、DV加害者にそこまで配慮する必要はありません。
別れ話に向けてやるべきことは主に3つです。
◆共通の知り合いでなくとも、あなたが心から信頼できる相手を呼ぶ
親兄弟や友人、仲のいい職場の上司など、信頼関係があり、かつあなたを守ってくれるであろう立場の人であれば誰でも大丈夫です。とにかく『ふたりきりにならないこと』を優先して、恥を捨ててでも心当たりのある人に頼んでみてください。DVがあったという事実を警察に共有し、病院で記録してもらうことも忘れずに。
◆別れ話は必ず人目のある場所でする
ファミレスやカフェなど、人目があり、かつさっと出られるようなお店を選んで話をしましょう。人目につきにくい個室は絶対にNGです。別れ話の場所については、先述のこちらの記事でも詳しくまとめています。
◆家を知られているなら、避難先を確保しておく
せっかく第三者を交えて話をしたとしても、自宅に押しかけられては意味がありません。お金も気力もかかることですが、引っ越し先や避難場所となる仮宿を探しておきましょう。同棲している場合、別れ話の際にすべての手続きが終わるよう事前準備もしておくと〇。
日常的な暴力や暴言はもはやDVですから、あなたはDVの被害者であると考えましょう。つらいことかもしれませんが…この状況になってしまったら誠意を持って別れ話をするより、身を守るためにさっさと関係を解消するほうが先決です。
Q.普段は優しい彼氏なのですが、ゲーム中の暴言がひどいです。画面に向かって対戦相手に「死ね」「くそ」などの汚い言葉ばかり言っており、舌打ちも多くて怖いです。別れを考えているのですが、私に向けられているわけではないので、どう伝えるべきか悩んでいます…
A.誰に向けられた言葉であろうと〝暴言を吐く彼の姿が怖かった〟ことは、じゅうぶん別れの理由になり得ます。激昂した彼があなたに怒りを向けないよう、別れ話のための事前準備はしておきましょう
画面に向かって暴言や舌打ち…まるで、感情的な子供のようで恥ずかしいですよね。面と向かっては言えないけれど、画面越しの他人になら言えるという、いわゆるイキリのような雰囲気も伝わってきます。
たとえ自分に向けられた態度でなくとも、横で見ているだけでイヤな気持ちになる以上、別れの理由としては十分でしょう。ただ、ゲーム中にそんな態度をとる人との別れ話には少々不安がつきまといますね。
ということで、少しでも円満に、トラブルなく別れ話をするためのポイントを下記にまとめました。参考にしてみてください。
◆第三者を交える
ひとつ上の質問でもお伝えしていますが、第三者の存在が効果的な場合もあります。話がまとまらないままお互いが感情的になると、まともに別れ話ができないかもしれません。そんなときは、第三者を交えて話し合いをすることで、ブレずに話を進められる可能性が。
◆気持ちははっきり伝える
相手を傷つけないことも大切ですが、やんわり遠回しに別れを伝えるのは逆効果。うまい言葉に丸め込まれて、なかなか関係を切れずにダラダラとした関係を続けてしまうかも。
別れを決意したのならば、自分の口からはっきりと別れたい旨を伝えましょう。「ゲーム中の姿、どうかと思う」という別れの理由を明確に伝えたほうが、「直すから別れないで」と自分を変えたり「そんな思いをさせてごめん」と謝罪の姿勢を見せるかどうか見極める手段にもなります。
◆自然消滅を狙う
まずは少しずつ一緒にいる時間を減らして、別れが近いことをあらかじめ匂わせておく方法も! 満を持して別れを告げれば、突然話を切り出すよりスムーズに別れることができるでしょう。
ただし、自然消滅狙いが失敗した場合は、相手が未練を抱えたまま「付きまとい行為」をしてくるおそれもあります。対処の難易度も高いので、どうか行動は慎重に。
◆こちらも嫌われるように仕向ける
いつまでも好きでいられると別れに踏み込めないことも多いので、あえて嫌われて愛想を尽かされるような女性を演じるのもアリ。
別れた後に相手が未練タラタラで連絡してくることもなく、スッパリ別れることができそうです。
◆物理的に離れる
話し合っても別れてくれない場合は、会う機会を減らし連絡の頻度を下げ、なるべく関わらないようにしてみましょう。職場を変えたり、引っ越しして物理的に離れるなど、自分を守るために新しい環境に身を置くのもひとつの手です。
心からの幸せに「恐怖」は必要ない
彼氏が怖いと感じる原因には、モラハラなどでメンタル面を追い込んでいく「精神的な暴力」、物理的に女性を抑え込む「身体的・性的な暴力」、金銭面や生活面での自由を奪う「経済的な暴力」などが挙げられます。
いずれも許される行為ではありませんし、たとえどれだけ「愛している」と言われたとしても、それとこれとは話が別。もしも「この先彼氏は変わってくれる」という期待を持っているのならば、非常に難しい可能性があること覚悟するか、正直なところ早めにあきらめたほうが賢明かも。
彼氏との思い出や優しさに囚われている可能性もあるので、なるべく第三者に相談して客観的なアドバイスをもらいましょう。そして、その生活から自分の力で新たな一歩を踏み出そうとする勇気が大切です。
人は皆、幸せになれる権利を持っています。自分が心から「幸せだな」と感じる瞬間を大事に、身になる恋愛をしてくださいね。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。