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【100人に聞いた】彼氏が重いと感じたことがある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
女性100人に「彼氏の気持ちが重いと感じたことがありますか?」と質問したところ、24%の人が「ある」、63.6%の人が「ない」と回答。およそ2割の女性は、自分の彼氏を「重い」と感じたことがあるようです。
「その他」と回答した人が12.4%もいるのは気になりますが、いずれにせよ「重い彼氏」はそうでない彼氏に比べると、ちょっと珍しい存在なのかもしれません。6割ていどの女性は、みな「重い彼氏」と関わったことがないという結果になりました。
彼氏を重いと感じるということは、それだけ深く愛されているということでは?と思う人もいるでしょう。実際、相手に「重い」と思わせるほどの発言や行動は、愛情や恋心なくしてはできないものに思えます。少なくとも、不誠実で浮気癖のある、いわゆる「軽い彼氏」よりは一途に想ってくれそうですよね。
しかし…ただ愛が深いだけなら「重い」というネガティブな印象にはつながりにくいはず。まずは実際に彼氏を「重い」と感じた人が、どのような場面でそう思ったのかをみていきたいと思います。
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彼氏が重いと感じたのはどんなとき?

連絡の頻度が高いとき
「メールを強要してきたとき」(30代・東京都)
「常に連絡とりたがる」(20代・愛知県)
「毎日メールしてきて、返信が遅いと追いメールをしてきたとき」(30代・愛知県)
「毎日LINEが来るとき」(20代・長野県)
「連絡しないと怒る」(30代・栃木県)
「連絡頻度が高すぎる」(30代・千葉県)
大好きな彼女とたくさん連絡をとりたい、と思う気持ちは何らおかしいものではありません。ですが寂しさや不安から、常に彼女と連絡をとっていないと落ち着かないような男性は「重い」との声が。仕事や友達と遊んでいる間のちょっとの時間、連絡を返せなかっただけで機嫌を損ねてしまうと疲れますよね。状況にもよるとはいえ、心配な気持ちを怒りに変えてぶつけてくるような彼氏は、重いといわざるをえません。
束縛されたとき
「束縛が強いとき」(30代・千葉県)
「束縛が激しい」(30代・埼玉県)
「束縛されたとき」(30代・滋賀県)
会えない間も彼女の行動を監視しようとしたり、制限させたりするような彼氏を「重い」と感じる人もいます。「あの人とは会わないで」「ほかの人と連絡をとらないで」など交友関係を制限されたり…あるいは勝手に門限を決められたり、連絡のペースを指定されたり。とても愛情表現の一種とは思えないレベルになると、ストレスを感じてしまう人は多いでしょう。重い彼氏は、彼女にも自由があるという視野が欠けているのかも。
彼女の都合を考えてくれないとき
「インターンシップ中、重労働で違う環境にいて疲れてるのに、電話してくる」(30代・東京都)
「仕事の時間以外ほぼ電話」(30代・岡山県)
「しつこい」(30代・福岡県)
「写真をめっちゃ撮られる」(20代・神奈川県)
彼女に「重い」と思われる男性の多くは、自分の都合や気持ちが優先になっていることが多いようです。相手の忙しさや気持ちに関係なく、自分がそうしたいからという理由で一方的に愛情を押し付けてしまっているのかも?逆の立場なら自分がどう思うか…というのを想像して、相手のペースに合わせる心の余裕をもってほしいところです。
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嫉妬されたとき
「やきもちが多い」(30代・兵庫県)
「嫉妬がすごい」(20代・広島県)
「元彼も今の彼も職場で出会ったが、仕事で元彼と一緒になっているのを彼に見られて彼が嫉妬したとき」(30代・岐阜県)
自分以外の男性を一方的にライバル視し、過剰に嫉妬心をむける男性は「重い」でしょう。彼女にとってはまったく恋愛対象ではないような、ただの友人や知人にたいしても嫉妬されると困りますね。元恋人にたいしての嫉妬というのは、気持ちがわからないでもないですが…仕事中など割り切るべき場面はあるはず。ほどよい嫉妬であれば恋愛のスパイスになりえるとはいえ、大きすぎる嫉妬は喧嘩のもとです。
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自分の温度差を感じたとき
「自分の気持ちが冷めかけているのに、相手はそのままの熱量のとき」(30代・兵庫県)
「色々な場面で温度差があった」(30代・大阪府)
彼氏側の愛情のほうが大きくなってしまった結果、彼女側がそれを「重い」と感じてしまったパターンも。束縛や嫉妬、過度な連絡をされたわけでないのに、「重い彼氏」になってしまうケースです。
悲しいことではありますが、たとえ恋人同士であったとしても、想いの大きさや愛情の深さには大きな差ができることがあります。本来なら嬉しく思えるはずの「大好きだよ」「愛してる」という彼からの言葉も、気持ちが乗らないときはプレッシャーに感じられるもの。別れのときが近づいているサインかも…。
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考えすぎなとき
「心配症になったとき」(20代・福岡県)
「考え過ぎなところ」(20代・東京都)
なにかとネガティブな方向へ想像力をはたらかせすぎると、心配性な彼氏として「重い」と思われてしまいます。連絡を取れない時間に、「彼女が浮気をしているのでは」「それとも事故に巻き込まれているのでは」「急に気持ちが冷めて連絡を無視しているのでは」などと考え、想像力を張り巡らせ常に心配をしているようだとお互い疲れますよね。
「そんなことないから大丈夫だよ」と彼女が声を掛けたときに、素直に受け入れて安心してくれればよいのですが…。
重い彼氏の特徴とは?

実際に彼氏を「重い」と感じた人たちからのリアルなエピソードには、彼の行動や発言、考えかたにさまざまな共通点がありました。重い彼氏の特徴とは、どのようなものなのでしょう。
行動を束縛する
「束縛」(30代・青森県)
「束縛が強い」(30代・広島県)
「束縛が激しい、嫉妬心が強い」(30代・埼玉県)
「束縛が激しい人」(20代・栃木県)
相手の都合を考えずに自分の気持ちを押し付け、行動を制限するような束縛行為は「重い」彼氏の特徴です。束縛される側のストレスを度外視しているような場合、それはかわいいヤキモチでは済まされない、「重い」というネガティブな印象に繋がります。
束縛の多くは嫉妬や不安の感情とセットになっているようですが…彼女が束縛されていたいタイプでない限りは、お互いのプライバシーや自由を大切にしたいところです。
常に連絡をとりたがる
「メールがしつこい」(30代・新潟県)
「常にLINEの返信を要求する」(20代・京都府)
「連絡がまめすぎる」(30代・大阪府)
「毎分連絡してくる、どこにいるのか写真を撮って送れと言われる」(30代・東京都)
「重い」彼氏は連絡の頻度が高く、相手とつねに繋がっていたがる傾向にあります。なにか重要な連絡があるならまだしも、中身のない連絡を延々とやりとりするのがつらい人もいるでしょう。
居場所の写真を送らせるというのはもはや、相手をまるで信頼していないようにさえ感じさせる行為です。これは男女を逆に置きかえても同じですが、連絡に依存していると、精神的に自立していない印象を与えてしまうことも。お互いに良好な関係を築くために、返信が遅いと怒る・病むなどの反応や、追送での返事の催促は控えたほうが◎。
相手の全てを把握したがる
「いちいち予定や電話の内容などを確認して、行動を縛ってくる人」(20代・神奈川県)
「行動を見られる」(30代・長崎県)
「彼女の携帯をチェックしたり、GPSをつける男」(30代・大阪府)
少し出かけるだけでも、「どこへ行くの?」「誰と一緒なの?」「何時に帰ってくるの?」と聞いてくるなど、すべての情報を知っておかないと不安なのも「重い」彼氏の特徴のひとつ。自分の目の届かないところで、相手の気持ちが他へいってしまうことをおそれているかのような行動です。「重い彼氏」とは裏を返せば、「なかなか自分に自信を持てない彼氏」と紙一重なのかも…?
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執着心が強く嫉妬深い
「しつこい人」(20代・埼玉県)
「嫉妬が凄い」(20代・広島県)
「嫉妬深い、情緒不安定」(20代・東京都)
「ネチネチしててしつこい」(20代・栃木県)
もとは純粋な愛情や一途な想いだったはずのものも、嫉妬や執着心に変わった途端「重い」と感じられる原因に。彼女への執着心や、その結果うまれる嫉妬心によって、愛し合うはずのふたりが一気に険悪になることもあるでしょう。彼氏側が、もっと相手を信じる心の強さを持てればよいのですが…。
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精神的に不安定・モラルがない
「モラハラ気質な人」(30代・千葉県)
「嫌味がすごい。いじけかたが面倒臭い。無理強いしてくる」(30代・和歌山県)
「メンヘラ男」(30代・愛知県)
モラハラとはモラルハラスメントの略で、言葉や態度で相手に嫌がらせをすること。大好きなはずの彼女にそのような態度をとるなど、彼氏としてあるまじきことですよね。嫉妬や不安からモラハラをするような彼氏は、もはや「重い」というより「未熟」といわざるをえないでしょう。
いっぽうでメンヘラとは、メンタルヘルス…つまりは心の健康状態がよくない人のことをさすネットスラングです。精神的な脆さや不安定さが原因で、彼女にたいして重くなってしまう男性もいるようですね。このような場合は適切な治療を受けるためにも、なるべく冷静な対話を心掛けていきましょう。本人も苦しんでいる場合があるので、相互理解が必要になりそうです。
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彼氏が重い状態から抜け出すための対処法とは?

「もしかして私の彼氏って重いかも…」と感じた人も、「重い彼氏に疲れてしまった」という人も、どのように現状から脱却すればよいのでしょうか。ここでは、彼氏が重い状態から抜け出すための対処法について、アンケート結果をご紹介していきます。
自分の正直な気持ちを伝える
「きちんと気持ちを伝える」(30代・埼玉県)
「理由を話す」(30代・兵庫県)
「自分に負担になっていると伝えてみて、変わらなかったら別れる」(30代・滋賀県)
「やめてほしいことをはっきり伝える」(20代・大阪府)
「正直に伝える」(30代・愛媛県)
勇気のいることではありますが、自分が感じた正直な気持ちを打ち明ける…という回答が多く寄せられました。それでも聞き入れてもらえなかった場合、なかには別れを考えるという人も。
せっかく恋愛をするのであれば誰しも、お互いにとって心地良く、 満たされる関係でいたいと思うもの。彼氏と自分にとってそれはどのような関係なのかを、しっかり話し合うことも大事です。
距離をおく
「理由をつけて離れる」(20代・愛知県)
「距離を取る」(30代・大阪府)
「連絡の頻度を減らす」(20代・宮城県)
「連絡を無視する」(30代・広島県)
重い彼氏は彼女との距離が近すぎる傾向にあります。連絡の頻度が高かったり、行動をすべて把握したがったりなどはまさにその典型でしょう。対処法として連絡を減らし物理的に距離を置けば、彼も重くなりようがなくなるのかも。
やや荒療治とはいえ、連絡を無視してしまうという人からの回答もありました。もはやそれくらいしないと彼は変わらない…と感じるような重度の場合、いたしかたない部分もありそうです。
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気にせずに過ごす
「あまり気にしないようにする」(30代・千葉県)
「気にしない」(30代・山梨県)
無理に彼を変えようとするのではなく、気にせずに過ごすという回答です。彼氏を「重い」と感じつつも、それを「まあいいか」と受け流し、気にせず一緒にいられる女性もいるようですね。
それぞれ性格もあるとはいえ、この場合はふたりの相性がとても良いということかもしれません。どれだけ重くなっても気にせず付き合ってくれる彼女ならば、彼氏側も本望でしょう。
合わせる
「しぶしぶ付き合う」(30代・愛知県)
「なるべく合わせてみる」(30代・神奈川県)
こちらは、彼氏のスタンスになるべく合わせてあげる…という回答です。どれだけ重い彼氏であったとて、重要なのは当の彼女がそれをどう思うかということです。しぶしぶだったとしても、彼女が彼の「重い」スタンスを否定せず、合わせてあげようと思ってくれるのであれば、二人にとって重さは大きな問題にはならないことも。ですがこの場合は、彼女側が無理をしすぎてしまわないように気をつけましょう。
また、最近ですと漫画やドラマなどの影響で、あえて「重い彼氏」に溺愛されたいと望む女性もいるようです。自分が「重い彼氏」かもしれないと感じてしまった男性は、お互いの相性や相手の好みを踏まえて、状況を見つめ直してみると◎。明るい気持ちになれるような恋愛をすべく、お互いのスタンスを合わせる意識も大切です。
「重い彼氏」≠「愛情深い彼氏」?
「重い彼氏」とひとくちに言っても、不安や寂しさからちょっとしたヤキモチを妬いてしまう…というライトなものから、モラハラに繋がるほどのヘビーなものまで、さまざまな種類があることがわかりました。
ですが、どのような「重い彼氏」にもとある共通点が。それは、自分のことも彼女のことも信じきれていないことです。二人の関係に自信をもてていないがゆえに、不安をおぼえ、相手を疑い、束縛や詮索が過剰になっていくのでしょう。
ようするに重い彼氏とは、自信のなさから不安を膨らませすぎている彼氏のこと…ともいえます。彼女を好きでたまらないからこそ、そのような気持ちがうまれるのだとしたら、一概に重さが悪とは言いきれない部分も。「彼氏が重い」と感じたときにはまず、彼氏を安心させてあげられるような言葉をかけてみてもよいかもしれません。
「重い彼氏」扱いされてしまうのか、それとも「愛情深い優しい彼氏」と思われるのかは、そこに彼女への思いやりや気遣いがあるかどうかによります。彼女の性格や心持ちによっても変わるので、カップルごとに正解があるともいえそうです。彼の行動や発言にたいして、そのとき自分がどう感じたかを大切に判断してください。大好きな人と末永く一緒にいるためにも、お互いにコミュニケーションを取って歩み寄りつつ、良いお付き合いをしていきましょう。