「嫉妬深い」とは?
はじめに、「嫉妬」の言葉の意味についてチェックしてみましょう。
自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち(小学館刊・デジタル大辞泉)
つまり「嫉妬深い」人は、常に上記のような嫉妬の感情に支配されている状態であり、自分への自信のなさや相手を羨ましく思う気持ちが劣等感に繋がり沸き起こる「ネガティブな感情」を持っているといえるでしょう。
「嫉妬深い男」の割合は?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人にあなたのまわりに「嫉妬深い男」は居る? と質問したところ、はい… 20%、いいえ… 80%との結果となりました。
「はい」と回答したのは全体の2割。割合的には少ないので実際に関わる場面もそこまでないと思いますが、いつどこで出会うのかわからないので、特徴や対処方法を知っておくと役に立つかもしれません。
「嫉妬深い男」の特徴とは?
「嫉妬」は誰でも感じることのある感情のひとつです。ですが、その感情がエスカレートすると、相手は少しずつ嫌悪感を抱き、関わりを避けたいと感じることも。ここでは「嫉妬深い男」の特徴を解明していきたいと思います。
【1】異性との関わりにうるさい
「嫉妬深い男」は、好きな女性の周りにいる異性を敵視する傾向があります。学生時代からの友人や職場の男性も含め、異性との絡みすべてを嫌がるのです。
スマホを触るだけで「誰?」としつこく聞いてきたり、LINEの返事が遅いと「何してた?」と言ってきたり、他の男の人を褒めると不機嫌になることもよくあること。
「メールが来るだけで男性と疑う」(30代・愛知県)
「男の話をするも拗ねる」(20代・山形県)
「会社での男の人のことを話すとすねる」(30代・静岡県)
「他の男と話すだけで遠くから見られ、睨まれる」(30代・東京都)
【2】ネガティブ
過去のトラウマや自己肯定感の低さがマイナスな感情に結び付き、不安を感じやすい性格であることも特徴。
「浮気をされている」「愛されていない」と怯えることも多く、被害妄想の悪循環を繰り返してしまうのです。
「自分に自信がない」(20代・北海道)
「女々しい」(30代・宮城県)
「人と自分を常に比べて悲観的な考えをしている。成長をしようとしない」(30代・兵庫県)
「消極的な考え方ばかりする」(20代・大阪府)
【3】プライドが高い
幼少期から失敗の経験が少なく育ってきているため、常に「自分が正しい」と思い込んでいるのかもしれません。
大人になってからも自分の要求が通らないと気が済まず、意見を曲げない=プライドが高いとなってしまうのです。
「俺様気質」(20代・埼玉県)
「今まで恋愛で失敗したことがない」(30代・青森県)
「自分が1番だとおもっている」(30代・広島県)
【4】人をすぐに妬む
日常生活が上手くいかずストレスが溜まっていると気持ちに余裕がなくなるので、人の幸せが憎く感じたり、批判的な態度が出てしまう可能性が考えられます。
SNSを見て他人と幸せと自分の幸せを比較したり、ひねくれた投稿や攻撃的な発言をしてしまうのは相手が羨ましいから。
「すぐに妬む」(30代・大阪府)
「私自身で所有している車が彼所有の車よりも高いと、やたらネガティブな情報ばかり言ってくる」(30代・長崎県)
「自分が上手くいっていない時に、自分より上手くいっている人に八つ当たりする人」(30代・岐阜県)
「人の悪口ばかり」(30代・沖縄県)
【5】感情のコントロールが苦手
感情のコントロールが苦手な人は、無意識のうちに感情を表に出してしまっていることが多いのです。
気分の起伏が激しいので、ついカッとなって八つ当たりしたり理不尽なことを言うこともあるので要注意!
「顔に出ている」(20代・長野県)
「すぐにキレてしまう」(30代・福岡県)
「感情を隠し切れない」(20代・神奈川県)
「嫉妬深い男」と関わらない方法
少しのヤキモチなら可愛いと思えますが、嫉妬深いという段階まできてしまうと何かとめんどくさいことが多いような気がします。ここでは、「嫉妬深い男」と関わらない方法をピックアップ。
【1】距離を置く
彼氏でもないのに束縛をしてきたり、普段から予定を知りたがってくるようになるとイエローカードに近い状態かも。
少しでも距離感に違和感を感じたら、接点を持たないように関係性を見直しましょう。
段階を踏まずに距離感が近いということは、仲が良い人=自分の大切な存在と関係性を勘違いしている場合もあるので、適度な距離感を保つことが1番大切。
「LINEが頻繁に来る人とは距離を置く」(20代・東京都)
「連絡を取らないようにする」(20代・北海道)
「嫉妬深いと感じた時点で、少しずつ距離を置くようにする」(30代・兵庫県)
「浅い関わりの時に気づいたら、距離を取る」(20代・新潟県)
【2】コミュニケーションは必要最低限にする
なるべく関わらないように心掛けても、同じ学校や職場など関わりを避けられない場合も存在します。そんなときは、挨拶や必要な会話のみで終わらせることをおすすめします。
プライベートな会話やふたりきりでの会話は避け、複数人で会話するなども回避方法のひとつ。
とにかく恋愛対象として見られないような立ち回りを心掛けて。
「最低限の付き合いにする」(30代・熊本県)
「浅く付き合っていく。誘わりはやんわり断る」(30代・愛知県)
「余計なことは言わない」(20代・神奈川県)
「事務的な会話で完結させる」(30代・沖縄県)
【3】言うべきことは言う
不快だと感じるならば、エスカレートする前にはっきり苦手意識がある旨を伝えた方がよいでしょう。
ただし、嫉妬深い人は間違った解釈をしてネガティブモードに入ってしまう場合もあるのが厄介なところ。言い方や言葉選びには注意しながら、今のモヤモヤした気持ちを晴らすべく、自分の気持ちを素直に伝えてみましょう。
「嫌なときははっきり言う」(30代・香川県)
「めんどくさい人は好きじゃない、ということを話しておく」(30代・愛知県)
「嫌なことはNOと言う。家族、親友などの第三者の意見も聞く」(30代・東京都)
「苦手だから控えて欲しいという」(20代・新潟県)
【4】相手の機嫌を察知する
嫉妬をしてしまうのは不安な気持ちが募っているから。相手が何に対してどんな不安があるのかを確認して、機嫌をとりながら避けていくのもひとつの方法。
相手が嫉妬しそうな地雷を踏まないように程よい距離感で、なるべく関わらないようにするのが大人の付き合い方。
「相手の行動をよくみること・話すこと」(30代・奈良県)
「その人が何に嫉妬するのかを把握して、嫉妬しそうな話題は避ける」(30代・千葉県)
「心配させないようにする」(30代・東京都)
「こちらが下手に出て、相手を持ち上げて良い機嫌にさせる」(30代・長崎県)
最後に
嫉妬深くなってしまうのは、相手を大切に思うからこそでもあります。少し面倒な一面も見えますが、一概に悪い行為ではないと感じます。
その嫉妬深さと上手く付き合っていけるような感性を持っているのならば、交際を続けるのもアリですね。
ただし、嫉妬深くて悩んでいるようであれば、結婚してからモラハラ行為やDVに悩まされる危険も考えられるので、別れることも選択肢のひとつ。
一緒にいることで心から安心することができて、幸せを感じられる恋愛ができますよう応援しています。
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