「ドン引き」とは?
はじめに、「ドン引き」の言葉の意味についてチェックしてみましょう。
【どん引き(どんびき)】
《「どん」は強意の接続語》だれかの言動で、その場の雰囲気が急にしらけること
(小学館刊・デジタル大辞泉)
もともとは放送業界用語で、ズームアウトして広範囲を撮る手法のことを「ドン引き」と表現していたのだそう。
そして芸人の間でギャグが全くウケず、すべった状態やお客さんが引いた状態のことを「ドン引き」と言われるようになったとの説があり、後に一般的に使用される機会も増えていったと考えられます。
好きな人に「ドン引き」した経験はある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名(未回答含む)。
まずは、好きな人にドン引きしてしまったことがあるかを、100人の女性にリサーチ。結果は「ある」…29.4%、「ない」…70.6%となり、残念な経験をした人は1/3近くいることがわかりました。
好きな人に「ドン引き」したときのエピソード
まずは、どんなときに好きな人に「ドン引き」してしまったのか、体験談を教えてもらいました。男性のどのような言動や行動で「ドン引き」してしまうのか見ていきましょう。
食べ方が汚い
「イタリアンに行ったが、笑ったときに口から食べ物が飛んできた。また、グラスをいろいろな角度から飲むため、飲み口全体がベトべトになっていて気持ち悪かった。挙げ句の果てには、食べているはずのパスタが頭の上に乗っかっていた」(30代・大阪府)
「ごはんのとき、テーブルに顔を近づけて犬食いしていた」(30代・茨城県)
「お箸をきちんと持てなかったこと」(30代・東京都)
好きな人との食事は一気に距離が縮まったり、楽しい時間。ですが、マナーが求められる場面で、汚い食べ方をされドン引きしてしまった人は多いようです。距離が近いこともあり、口の中をいっぱいにしながら話をされると、食べ物が見えたり、口の周りが汚れたりと見ていて不快な気分になってしまうもの。
また、握り箸など、きちんとした箸の持ち方ができないと、いい歳した大人なのに…とドン引きしてしまうようです。
態度が悪い
「店員に横柄だったこと」(30代・神奈川県)
「マナーが悪かった」(30代・岡山県)
レストランで注文するとき、誰に対してもタメ口で馴れ馴れしかったり、料理名だけを挙げていくような人は、上から目線の偉そうな態度にドン引きしてしまいます。また、ゴミをポイ捨てしたり、初対面の人にきちんと挨拶ができないなどの一般的なマナーがなっていないことも、人としてどうなの? とドン引きしてしまう原因に。
お金の使い方
「細かくてケチだったとき」(30代・愛知県)
「ラブホ代を割り勘された」(30代・佐賀県)
「値段を気にしてたりケチなとき」(30代・神奈川県)
普段はスーツでキリッとかっこ良くても、すごくケチな一面にドン引きしてしまうことも。デート代をやたらと節約されたり、いちいち金額を気にされると残念な気持ちになってしまうものです。金遣いが荒いのも問題ですが、細かすぎると楽しくない! と思ってしまうよう。
不潔
「歯がすごく黄色かった」(30代・徳島県)
「鼻をほじっていた」(30代・千葉県)
「トイレから出て、手を洗わずに料理をしたときにはドン引きした」(30代・鳥取県)
好きな人に近寄れて幸せ♡ と思ってよく見たら不潔でドン引きした、なんていうエピソードも。清潔感のなさは、周囲への配慮が感じられないとも思ってしまいます。
また、しぐさや行動に生理的な気分の悪さを感じてしまうと、一緒にいたくない、と思ってしまう場合も。
相手のことを考えない
「約束していないのに帰り道で待ち伏せされていたとき」(30代・岐阜県)
「誕生日プレゼントがアップルカード(ゲームに課金するやつ?)だった」(30代・東京都)
「デート中終始無言」(30代・岩手県)
相手の都合や、どう思われるかを気にしない行動についてもドン引きしてしまうことが。偶然会うのはうれしいですが、待ち伏せをされていたら、好きな人であっても場合によってはちょっと引いてしまうかもしれません。
また、自分が興味のないものをプレゼントをされたときや、デート中にずっとスマホを見ていて会話がないと、目の前にいる彼の姿にドン引きしてしまうはず。自分のことを大切にしてくれない、と感じてしまいます。
暴力的
「物をなぐって腕が血だらけ」(30代・埼玉県)
「暴言」(30代・栃木県)
「頭を蹴られたとき」(30代・滋賀県)
普段の姿からは想像できない暴力的な一面を見てしまうとドン引きするのは当然です。気に入らないことがあるとすぐにキレるような人からは距離を置くのが正解。暴力を振るわれた場合は、ドン引きどころではないので見切りをつけて逃げましょう。
ありえない行動に「ドン引き」したら深入りする前に見切りをつけて
さまざまなドン引きエピソードをご紹介しました。好きな人だとなおのことショックは大きいもの。さりげなく注意をしたり、直してもらうように話すことができることもありますが、言っても直らないことや、自分的に、また人としてありえないと思うこともあるでしょう。そうした場合は、深入りする前にドン引きする一面を目撃できたとプラスに捉え、自分の素直な気持ちを信じて見切りをつけましょう。
TOP画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock