年上の女性に惹かれる男性の心理
まずは、年上の女性に惹かれる男性の心理面から見ていきましょう。
♦︎安心感と包容力を求めている
年上女性のもつ落ち着いた雰囲気や経験値には、自然と安心感を覚える男性も多いもの。
若い女性にはない人生経験からくる包容力や判断力に惹かれて、気づけば好きになっていた… というパターンは比較的多く見聞きします。
ただし、恋愛感情を抱いたあとには「自分が守られるよりも、守りたい！」と、ナイト的な精神が芽生えることも少なくありません。
♦︎自立した女性に刺激を受ける
年上の女性は男性から見て経済的にも精神的にも自立しているように映りやすく、男性にとっては尊敬や憧れの対象になります。
一緒にいて「自分も成長したい！」と思える存在は、恋愛対象としての魅力も増すのです。
♦︎単純に甘えたい・頼りたい
男性が年上に惹かれるときには、単純に「年上女性に甘えたい」という心理も、少なからず影響します。
頼れる大人の女性の前では普段の自分をさらけ出せる安心感があると感じると、男性は心理的にリラックスでき、恋愛感情にも発展しやすいのです。
彼氏が年下・彼女が年上のカップル特有の注意点
年上女性との恋愛には落ち着いた関係や大人ならではの安定感がある一方で、年齢差ならではの課題も存在します。
彼氏が年下・彼女が年上のカップル特有の注意点を、筆者が見聞きした事例のうち女性たちが体験したエピソードを交えて解説します。
♦︎注意点1：ライフステージや価値観のズレが生じやすい
カップルは年齢が離れるほど、仕事・家庭・将来設計に対する考え方が違う場合があります。
たとえば「今は仕事を優先したい男性」と「そろそろ落ち着きたい女性」では、すれ違いが起きやすいもの。
恋愛を始める前に「どんな関係を望んでいるのか」をお互いに確認しておくほうが良いかもしれません。
Aさんの体験談
「当時は私が32歳、彼が26歳でした。
付き合い始めは年齢なんて関係ないと思っていたのですが、付き合って半年ほど経った頃、私が“将来のことを考えたい”と言った途端に、彼との温度差を感じました。
彼はまだ結婚を意識していなかったようで、急によそよそしくなってそのままお別れ。最初にちゃんと話し合っていれば、もう少し違う結果になっていたかもしれません」（東京都在住）
♦︎注意点2：年齢差を意識しすぎると不自然な関係になりやすい
「彼は年下だから」「相手に合わせなきゃ」と気を使いすぎると、自然に心の距離が広がってしまいます。
また、彼が無理をして背伸びしている姿ばかり見せられても困惑しがちでしょう。
恋愛では、自分らしくいられる相手に魅力を感じるもの。年齢を意識するのではなく、人としてどう向き合うかを重視して。
Bさんの体験談
「3歳年下の彼氏の前では、いつも“年上っぽく見せなきゃ”と思って、私が奢ったり無理してリードしたりしていました。でも彼から“無理してるのが伝わる”と言われてしまって…。
その後は自然体で接するようにしたら、自然な関係でいられるようになりました。年齢を意識しすぎると、自分の良さが伝わらなくなると実感しました」（千葉県在住）
♦︎注意点3：周囲の目に振り回されやすい
男性が「年上の女性と付き合っている」と話すと、年齢差があるほど驚かれたり冷やかされたりすることもあります。
しかし周囲の反応に気を取られすぎると、関係が不安定になりがちに。
2人が心地よい関係を築けているならば、外野の意見は気にしない強さも必要です。
Cさんの体験談
「職場恋愛で6歳下の彼氏と付き合い始めました。でも、職場の人に知られてから、彼が同僚から“母親みたいじゃん”と茶化されるようになって…。そのたびに気まずくなり、彼と会うのが重く感じた時期もありました。
でも彼が“僕はあなたと一緒にいられたらそれでいい”と言ってくれて、迷いが吹っ切れました。
周りの声よりも、目の前の相手を信じることが一番大事ですね」（東京都在住）
年下の男性から好かれる女性になるには？
年齢を重ねるほど「しっかりしている」「頼れる」と言われる機会は増えますが、その一方で“恋愛対象として見られにくくなる”と感じる女性は少なくないもの。
実は年下の男性が惹かれる年上女性には、いくつかの共通点があります。年下男性から自然と好かれる3つのポイントを解説します。
♦︎ポイント1：完璧すぎず、隙を見せる
年上女性の魅力のひとつは、大人としての落ち着きや余裕です。
しかしあまりにも隙がなく完璧だと、男性は「自分なんて相手にされない」と感じてしまいます。
ちょっとしたミスを笑い飛ばしたり「実は方向音痴で…」などの可愛げが見えたりするだけでも、一気に親近感が生まれます。
計算された“隙”よりも自然体で時折り見える“隙”が好印象ですから、しっかりしているのに少し抜けているギャップで、年下男性の心を掴んでみて！
♦︎ポイント2：教えるよりも一緒に楽しむ姿勢を
年上の女性が男性に対してやりがちなNG行動に、“つい母親のように教えたくなる”があります。
しかしアドバイスや正論を重ねると、年下男性は「頼れる上司」だとは思っても「恋愛対象」には見えづらくなるもの。
恋愛で大切なのは、“導く”よりも“寄り添う”ことですから「私もまだ勉強中なんだけど〜」「一緒にやってみよう！」など同じ目線で接する言葉のほうが心の距離を縮めます。
♦︎ポイント3：若見えよりもやわらかな「空気感」が大切
年下男性に好かれたい気持ちが強まると、つい若見え路線に走ってしまいがち。しかし「若く見える外見」よりも「話しかけやすい空気感」のほうが、年下男性から好かれやすい要素です。
笑顔で相槌を打ったり相手の話を途中で遮らずに熱心に聞いたりと、やわらかな態度を心がけてみて。
年齢を重ねたからこそ出せる、大人の余裕にもつながります。
年齢よりも「心の成熟度」が恋を左右する
年上の女性を好きになる男性は、決して特殊な存在ではありません。
恋愛で大切なのは歳の差や相手の年齢ではなく、心の成熟度と相性。年上の女性が“無理に若く見せよう”とする必要はまったくありませんし、どちらが年上かに関係なく、自然体で一緒に人生を丁寧に歩める相手と出会えたらベストですよね♡
TOP画像／(c)Adobe Stock
並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。
