目次Contents
▼この記事の要点
- 約6割の男性が元カノの写真を削除。終わった恋愛は過去として気持ちを切り替えれば残す必要がないし、ネガティブに感じたくないという声が多数。今の彼女を尊重し、誤解を招かないようにする人も
- 写真を残す派で目立つのは、人生の思い出だからという理由。スマホに放置したままの人もいる中、まだ未練がある人も。彼女に「消して」と言われたら、理由を説明しつつ素直に削除するのが主流
- 女性の約1割が彼氏のスマホで元カノの写真を発見した経験あり。捨てさせるにせよ大切なのは今の関係性。お互いの気持ちを話し合い、過去も含めて受け入れ合える関係を築くきっかけに
【男性100人に聞いた】元カノの写真は消すor残す?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
スマホで写真を撮るのが普通の今。付き合っている彼女の写真や、2人で自撮りなんていうなんて写真も多いですよね。でも、その恋愛が終わったら元カノの写真はどうするのか、男性100人にリサーチしました。
結果は、写真を「残しておく」…41.7%、「消す」…58.3%となり、消す人の方が多かったものの、消さない派と拮抗していることがわかりました。
消すか消さないか悩みながらそのままになっている、なんて男性もいるのかもしれないですね。どんな理由があって元カノの写真を扱うのか聞いてみましょう。
【消す派】元カノの写真を消す理由

元カノの写真は削除すると答えた人たちに、なぜ消すことにしたのかその理由を具体的に聞きました。
気持ちを切り替えるため
「切り替えたいから」(30代・東京都)
「引きずりたくない」(30代・岐阜県)
「未練を残さない。気持ちを切り替えたい」(30代・埼玉県)
「次の恋を目指した方がよい」(30代・埼玉県)
「消したほうがスッキリする」(30代・東京都)
「心の中をきれいにしたい」(20代・北海道)
別れた後、過去の恋愛を引きずることなく、新しいステップへ進むためのけじめとして写真を削除する男性は多いよう。写真が目に入るたびに元カノを思い出してしまうため、「心の中をリセットしたい」「次の出会いに向き合いたい」といった思いがあればこそ。
こうした行動は、自分自身の感情をコントロールし、前向きに新しい人生に向き合う姿勢の表れと言えます。
過去の恋愛だと思っている
「過去は振り返りたくない」(30代・千葉県)
「悪い思い出は消したい」(20代・群馬県)
「リセットしたい」(30代・東京都)
「関わることがないから」(30代・千葉県)
既に終わった関係だと思っているからこそ、写真を手元に置いておく意味を感じない男性もいます。「もう過去の人」「振り返る必要がない」と割り切り、きれいさっぱり処分するタイプです。
特に別れ方がよくなかった場合、嫌な記憶を呼び起こすものは手放したいと感じるものだし、そんな過去にしがみつく理由はないと考えています。こうした潔さは、気持ちの整理がついている証拠とも言えるはず。
写真を残してもろくなことがない
「見たくない」(30代・神奈川県)
「残しておいてもむなしいだけ」(30代・宮城県)
元カノの写真を保管していても、マイナスにしかならないという声も集まりました。見返すたびに複雑な感情が湧いてきたり、むなしさを覚えたりするなら、いっそ削除してしまったほうが健全。
「見たくない」というストレートな意見は、過去の恋愛がよい思い出にはなっていないことを物語っていますよね。わざわざネガティブな感情になるものを残しておく意味はないはず。
写真を残しておく必要性がない
「残しても仕方ない」(30代・神奈川県)
「残す意味がないから」(30代・神奈川県)
「興味がなくなるので」(30代・福島県)
そもそも写真を残しておく理由がないというシンプルな考え方の男性も。別れた相手への執着がなく関心も薄れているため、特に何も考えることなく削除するのでは。「興味がなくなった」という率直な意見からは、感情的なつながりが完全に切れていることがわかります。
写真は思い出を残すためのツールでなので振り返りたい気持ちがなければ、ただのデータに過ぎません。必要性を感じないものは削除するのは合理的な判断と言えますよね。
写真を残しておくと不快感がある
「未練がましい」(30代・埼玉県)
「終わったことを引きずるのはみっともない」(20代・北海道)
過去を引きずることへの抵抗感も伝わってきました。特にプライドが高い人なら、元カノの写真を持ち続けることが自分らしくないと感じるもの。
また、別れたのに元カノの写真を残していること自体に、後ろめたさや気持ち悪さを覚える人もいます。きっぱりと削除して今の恋愛に集中したいという心理の表れでしょう。
知られたくない
「今付き合っている彼女に見られたら嫌」(30代・東京都)
「新しい彼女に対して失礼だから」(30代・千葉県)
今の彼女に元カノの写真を見られることを避けたいという思いから、削除を選ぶ男性も目立ちました。新しい彼女を尊重したいという思いやりの気持ちが削除の動機になるよう。
大切にしている相手を前にして過去の恋愛を引きずっているかのように見られるのを避けたいのは自然な感情ですよね。今の円満な恋愛関係を築くためにも、誤解を招きそうなものは早めに処分しておくのが正解。
【残しておく派】元カノの写真を消さない理由

アンケートでは4割と決して少なくない数字として表れたのが「元カノの写真を消さない」派。消すという行動を取らない、その理由を教えてもらいました。
思い出として写真を残す
「自分も写っているので思い出として」(30代・兵庫県)
「生きてる思い出」(30代・神奈川県)
「思い出のひとつとして残しておく」(20代・神奈川県)
「たまに見たいから」(30代・東京都)
「汚点ではないから」(30代・長野県)
人生の一部として、元カノとの時間も大切な思い出と捉えている男性は多いよう。「自分も写っている」「汚点ではない」という声からは、その時間が無駄だったわけではないと過去を否定せず受け入れている様子がうかがえます。
写真は人生のアルバムの1ページを飾る存在でもありますよね。未練とは別の次元で、自分の歴史を保存しているという感覚なのかもしれません。こうした考え方は、過去も含めて自分自身を肯定している証と言えます。
写真があっても気にしない
「他の人が見るわけではないのでわざわざ消さない」(20代・東京都)
「消すのを忘れている」(30代・東京都)
そもそも元カノの写真の存在自体を意識していない、削除する想いに至らないというタイプも。「普段見ないから放置している」「わざわざ消さない」といった、ニュートラルなスタンス。
写真を残していても未練があるわけではなく、単純に「消す」という行動の優先順位が低いだけ。容量がある限りデータとして保存されているので、結果として消していない状態にあるということです。
元カノへの気持ちがある
「次の人まで忘れられないと思う」(20代・静岡県)
「寂しい」(30代・鳥取県)
「忘れたくない存在」(30代・静岡県)
別れてもなお、元カノへの想いを完全には手放せていない男性の本音も見えてきました。「好きな気持ちは変わらない」「忘れたくない」という切ない声は、未練があることや寂しさの表れ。
次の恋愛へと気持ちを切り替えることができず、写真を眺めることで心を慰めているのかもしれません。感情の整理がついていない状態で無理に削除しても、かえって想いが強くなることもあります。そのため、写真を消すことができなくなってしまうのでしょう。
写真の処分が面倒くさい
「消す作業が面倒くさい」(30代・東京都)
「消すのに無駄な時間がかかる」(30代・宮崎県)
削除するという行動自体が面倒で、後回しにしているケースもあります。元カノ以外の写真もたくさんある中で、わざわざ遡って探すのは「時間がかかる」「手間がかかる」といった理由で、写真はそのまま放置状態に。
特に思い入れがあるわけでも、見返したいわけでもなく、ただ単に整理する気力が湧かないのです。こうした場合、写真を残している理由は感情的なものではなく、ただそこにあるだけということがわかりますね。
【残しておく派】彼女に「消して」と言われたら?

写真を残したい理由を伝える
「消したくないと伝える。それでも消してと言われたら消す」(30代・神奈川県)
「消したくないので相手を説得する」(30代・静岡県)
まずは冷静に、なぜ写真を保管しているのか説明しようとする男性は多いよう。「人生の思い出として大切にしている」「未練はない」といった自分の気持ちを正直に伝え、理解を求める意識が強いと言えます。
ただし、それでも彼女が不快に感じるなら削除するという柔軟な姿勢をもち合わせている場合も。話し合いをすることを重視していて、相手の気持ちに寄り添いながら自分の考えも丁寧に説明することは真摯な対応といえます。
写真を処分する
「こだわりはないので消す」(20代・東京都)
「消します」(20代・神奈川県)
彼女から希望があれば、特にこだわりなく削除すると答えた男性も少なくありません。「言われたら消す」というシンプルな回答からは、たまたま消していなかったなど写真への執着が薄く、今の彼女との関係のほうがずっと大切だという価値観の表れ。
また、削除することで相手を安心させたいなら、それはごくシンプルな配慮でしょう。恋愛においては、些細なことで信頼関係が揺らぐこともあるため、相手の不安を取り除くのは賢明な選択と言えますね。
知られないように保管
「彼女が見ない場所に移動する」(30代・埼玉県)
削除はせず、彼女の目に触れない場所へデータを移動させるという折衷案を選ぶ男性もいます。「パソコンに移す」「別のフォルダに保管する」といった方法で、表面上は削除したように見せるのです。
ただ、この方法は正直さに欠けるため、後々トラブルになる可能性も。彼女との信頼関係を考えれば、隠すよりもきちんと話し合うほうが健全ですよね。
【女性100人に聞いた】元カノの写真を見つけたことがある?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
彼氏のスマホなどから元カノの写真を見つけたことがあるかどうか、100名の女性にリサーチしました。結果は、「ある」…12.4%、「ない」…87.6%となりました。なかなかスマホをのぞくことはないので見つける人はあまりいないよう。また彼がすでに削除している可能性も高いですよね。
【女性に聞いた】元カノの写真を見つけたときの行動は?

元カノ写真を見つけてしまったとき、とっさにどんな行動を取ればいいか動揺してしまう人は多いはず。そこでみんなの体験談を教えてもらいました。
気にしない
「誰だこの女? と思ったが、特にアクションは起こしていない。私も好きだった人の写真持ってるし」(20代・北海道)
「自分の胸の内に留めた」(30代・千葉県)
彼の過去は終わったとものと考え、特に問題視しないという声が。「見なかったことにする」「自分も思い出の写真を持っているから理解できる」といった意見は、大人の対応と言えます。誰にでも過去があり、それを完全に消し去ることは不可能だと理解できるのは心の余裕があるからかも。
今の関係が良好であれば、過去の写真程度で動揺することはなく冷静でいられるのでしょう。また、わざわざ問題にして空気を悪くするより、自分の胸の内に留めておくほうが賢明だと考える女性もいます。
捨てさせる
元カノの思い出を物理的に処分してもらうことで、安心感を得たいという女性の気持ちも理解できます。「いらないでしょ?」と軽い口調で促すことで、相手に圧力をかけすぎず、でもしっかり要望を伝える。こうしたコミュニケーションは、自分の不安を解消しつつ、相手との関係もよいものにしようとするバランス感覚の表れです。
写真が残っていることで嫉妬や不安を感じるなら、正直に気持ちを伝えることも必要。相手がすんなり削除してくれれば、お互いにとって前向きな選択になるでしょう。
消さない理由を聞く
まずは彼の気持ちを確認したいという、慎重なアプローチを試みる女性も。消さない理由をストレートに質問することで、相手の本音を引き出そうとするのです。理由次第では納得できるかもしれないし、逆に気づかなかった問題が見えてくるかもしれません。
感情的にならず、対話を通じて状況を把握しようとする姿勢は、成熟した関係性の築き方といえます。相手の答えを聞いた上で、次のアクションを考える。コミュニケーションを大切にする女性ならではの対応です。
誰なのか聞く
写真の人物について確認し、過去の人だとわかれば特に気にしないという、おおらかに対応する女性もいます。彼の過去を受け入れつつ、現在の関係に自信をもっているからこそできる反応。「誰?」と尋ねること自体は彼に対してもつ自然な関心であり、それで関係がギクシャクするなら、そもそも信頼関係が十分ではないのかもしれません。
過去は変えられないという現実を受け入れ、今の時間を大切にする。そんな前向きな姿勢が、良好な関係を支えているのでしょう。
彼の心持ちや姿勢を知ることでふたりのつながりを深めて
元カノの写真を消すか残すかは、人それぞれの価値観や過去の恋愛への向き合い方によって異なることがわかりましたよね。気持ちを切り替えるために削除する人もいれば、人生のひとつの思い出として大切に保管する人もいて、どちらが正解ということはありません。でも大切なのは、今のふたり関係性のはず。
もし彼の元カノの写真を見つけて不安になったら、感情的にならずまずは落ちついて、それから話し合ってみることをおすすめします。なぜ写真を残しているのか、その理由を知ることで今、彼自身が抱いている気持ちや過去への向き合い方が見えてくるはずです。
一方で覚えておきたいのは、元カノの写真の存在自体が関係の深さを決めるわけではないということ。過去は誰にでもあり、その思い出を完全に消し去ることは不可能です。むしろ、過去も含めてお互いを受け入れられる関係性のほうが、長続きしやすいと言えるでしょう。
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