目次Contents
▼この記事の要点
- 20~30代女性の約半数には、彼氏への気持ちがわからなくなった経験がある
- すぐに別れを決断する女性がいるいっぽうで、まずは様子を見たり、距離をおいたりする女性も少なくない。自分の気持ちを紙に書きだすなど、本心を見つめるための時間をとる人も
- マンネリや倦怠期はどのようなカップルにも訪れうるもの。なぜ気持ちがわからなくなってしまったのか、原因やきっかけを見極めつつ、悔いのない選択をするために話し合いを持ちかけるのも手
【女性100人に聞いた】彼氏への気持ちがわからなくなった経験がある?

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数124名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、「恋人に対する気持ちがわからなくなった経験がありますか?」と質問したところ…52.5%が「ある」、47.4%が「ない」と回答しました。
割合としては約半々ですが、「恋人にたいする気持ちがわからなくなった」という人のほうがやや多いという結果に。なかには、スキンシップを気持ち悪いと感じたことがきっかけで、「もしかしてもう恋心がないのかも」と気がついた人もいるようです。
本来であれば心から愛し合い、好きな気持ちを抱き続けながら付き合いたいはずの恋人同士。気持ちがわからなくなってしまうと、今後の関係を不安に思う人は多いでしょう。
【体験談】彼氏への気持ちがわからないときどうする?

大好きで付き合ったはずの彼氏でも、告白されて流されるように付き合った彼氏でも「私、この人のことが本当に好きなのかな」と疑問に思うことはありえます。
実際に彼氏への気持ちがわからなくなった女性が、その後どのような行動に出たのか、体験談をまとめました。
別れる
「付き合っていくのが無理そうならすぐに別れる」(30代・愛媛県)
「別れた」(30代・福岡県)
「わからなくなるタイミングでなぜか振られる」(30代・兵庫県)
「悲しかったが、結局相手から『別れよう』と言われた」(20代・埼玉県)
自分の気持ちがわからなくなったときには、相手も同じ状態に陥っていることがあります。
別れを告げられたり、あるいは自分から別れ話をして受け入れてもらったりなど、気持ちに自信がもてなくなったタイミングで自然と別れた人が多いようです。気持ちがわからなくなるその陰で、別れの予兆を感じとっている人も少なくはありません。
距離をおく
「会わない」(30代・東京都)
「距離をおいた。もしくはいいところを考え直してみた」(30代・埼玉県)
「距離を置く」(30代・福岡県)
冷却期間の重要性を感じている女性は多く、気持ちが冷めたりわからなくなったりしたときには、思いきって長期的に離れることがあるようです。
当たり前のように会っている状態と、会いたくても会えない状態では、お互いの心のあり方も変化していきます。距離をおくことで自分の気持ちを冷静に見つめたり、相手への気持ちを再確認したりできたりするかもしれません。
様子を見ながら付き合い続ける
「しばらく様子を見る」(20代・滋賀県)
「とりあえず付き合い続けていつも通りに過ごし、自分の心境に変化があるかを確かめました」(30代・宮城県)
彼氏への気持ちがわからないからと言って、即刻別れを決断できる人はそう多くないようです。まずは様子を見るためにも、関係性を変えることなく付き合い続ける選択肢もアリでしょう。
ふだんどおりに連絡をとり、今までのようにデートをし続ける中で、徐々に自分の気持ちが明確になっていく可能性も。「時間は薬」とも言われますが、時の流れが解決してくれる部分もありそうです。
話し合いをする
面と向かって「あなたへの気持ちがわからなくなった」と話し合う人もいるようです。少々勇気のいる選択肢ではありますが、本心を隠したまま付き合ったり自分ひとりで頭を抱えたりするよりも、建設的といえそうです。
彼氏自身も、彼女がそのように感じていることを知るきっかけを得られるので、問題点を改善する方法が見つかることも。より良いお付き合いを続けるため、あるいは別れの決断をするために、腹を割って話すことには意味があるでしょう。
何もしない
「何もしない」(20代・埼玉県)
気持ちが「わからない」以上は、自分のとるべき行動や、彼との向き合い方にも確信がもてないかもしれません。そんなときはあえて何もしないでいたほうが、失敗をせずに済む可能性も。
のちに「あのときさっさと別れておけばよかった」「もう少し話しておけばよかった」と後悔するリスクもありますが、案外何もしないままでいたほうが、自然と気持ちが再燃するパターンもあるはず。
ただの倦怠期かもしれませんので、その時々の状況や雰囲気で、動くべきかどうかを考えるのも◎。
彼氏への気持ちがわからない! 見直す方法とは?

彼氏への気持ちがわからなくなってしまったら、どのような行動をとる人が多いのでしょうか? 彼との関係を見直すためにはどうすべきか、女性100人の意見をみていきましょう。
距離をおく
「いったん、距離をおきたい」(30代・千葉県)
「少し離れる」(30代・埼玉県)
「冷静になるまで距離をおく。自分の人生の最優先事項が何か考える」(30代・愛知県)
「一旦距離をおいて、考え直す」(20代・東京都)
「一人になる」(30代・長野県)
彼氏への気持ちがわからないときは、彼と一緒にいることをストレスに感じたり、この先の関係を不安に思っていたりすることも多いはず。ならばまずは距離をおいて、ふたりの関係を冷静に見つめ直し、自分の気持ちを確かめるための時間を確保するのもひとつの手です。
ずっと一緒にいるだけではわからないような部分が見えてきたり、彼にたいする忖度や情のない状態で、自身の本心をクリアにできるかも。冷却期間をおいたその後「やっぱりまだ別れたくないな」という結論にいたったとしても、彼も同じ気持ちならば再び寄り添い合えるでしょう。
話し合いをする
「不満に思っていることを相手に素直に伝えること」(30代・大阪府)
「都度相手の気持ちを素直に確認」(20代・大阪府)
「1人で悶々と思考を巡らせるよりも、相手と向き合ったほうがいいと思います。感情的にぶつかれという話ではなく、1人だとよくないほうの想像ばかり捗ってしまうことも多いので」(30代・北海道)
「よく相手と話す」(20代・東京都)
「自分の気持ちを素直に伝えることをしました。相手のその後の言動を見るようになりました」(30代・広島県)
わけもなく気持ちがわからなくなったならともかく、そうでない場合、彼への気持ちがわからなくなるきっかけや理由がある人もいますよね。「彼のこういうところをどうかと思う」「あのときの喧嘩がきっかけで、このまま付き合っていていいのか不安になった」など、明確な契機があった場合は、彼と話し合いをするのも◎です。
ポイントは、感情的にならず落ちついて話をすること。こちらが冷静に話しているにもかかわらず、彼が感情的になったり、理不尽な態度をとったりするようであれば「あ、もう別れたほうがいいな」と自分の気持ちがはっきりするかも。
反対に、ふたりで建設的な話し合いができるようであれば、より絆が深まったりお互いの信頼関係が強まったりするかもしれません。
自分の気持ちを掘りさげる
「相手と過ごす時間で楽しいと思うか思わないか、会いたいと思うから思わないか、自分の気持ちを確認することです」(30代・宮城県)
「自分の時間を作ってじっくり考える」(20代・石川県)
「自分の時間を大切にすること」(30代・東京都)
「1人の人間として尊敬できるか考える」(30代・兵庫県)
「関係を見直す」(30代・大阪府)
「この人とこのまま付き合い続けた未来を想像する」(30代・福岡県)
彼のことをどう思っているのか、自分自身の気持ちを掘り下げることが大事だという意見も。
一緒にいる時間、自分が心から楽しい・幸せだと感じられているかどうかは重要なポイントです。会えない時間が続いたときに、顔が見たくなるかどうか… なども判断基準に。自分だけでなく、相手に気持ちを整理してもらう時間を設けてもいいでしょう。
書き出してみるのも効果的?
「紙にいまどう思っているのか書いて、整理する」(20代・埼玉県)
「今の自分の気持ちをノートに書く」(20代・東京都)
自分の思っていることや感じていること、相手に伝えたいことなどを、紙に書きだしてみるという方法も。頭の中でごちゃごちゃと考えるよりも思考がクリアになり、自分の本心を視覚化できるかもしれません。
実際に書き出してみた結果「私、思ったより彼にたいしてうんざりしているみたい」と別れの方向に舵をきることができたり「やっぱり彼のこと、まだ好きなんだろうな」と実感し関係を再構築していく選択ができたりなど、今後の動き方を決めるうえで役立ちます。
何もしない
特別なことは何もせず、自分の本心を大切に行動する… という人も。ただ様子見をするよりも、とにかく素直な気持ちに従うという意識をもてれば、どのような方向へむかっても悔いなく動くことができそうです。
相手の良いところや思い出を振り返る
「相手の良いところ、嫌なところを整理してみる」(30代・埼玉県)
「過去の写真を見る」(30代・広島県)
「今までの楽しかったことと嫌だったことの比率を考えてみる」(30代・東京都)
「出会った頃を思い出す」(30代・茨城県)
恋人同士として付き合っているからには、彼女だからこそ知っている彼の魅力や好きだと思う一面、楽しかった思い出などがあるでしょう。それらをひとつひとつ思い返して、自分の気持ちをふたたび盛りあがらせるという手もあります。
自分や彼氏の気持ちがわからなくなったとき… 別れるべき? 判断基準と見極め方Q&A

彼氏への気持ちがわからなくなってしまったときは、しばらく様子を見る人もいれば、距離をおいたり、自分の気持ちを冷静に見つめ直す時間をとったりする人もいるようです。今回のアンケート結果では、潔く別れの決断をするという回答も多く見受けられました。
とはいえ… すぐには別れる勇気が出なかったり、気持ちがわからない以上、別れて後悔しないかどうか不安になったりする人もいるでしょう。そんなときにはまず、別れるべきかどうかの判断基準を自分の中で明確にし、後悔のない選択をすることが大切です。
A. たとえ付き合いたてのカップルであったとしても、彼氏にドキドキしなくなる可能性はじゅうぶんありえます。以前Oggiが実施したアンケートでは、相手が身近な存在になりすぎたり、嫌なところが目につき始めたりすると、ときめきが失われるという回答が多く寄せられました。まずはなぜときめかなくなったのか原因を掘り下げ、その原因は解決すべきものなのかどうか・深刻な問題なのかどうかを見極めましょう
顔を見るだけで照れてしまったり、一緒にいられるだけで幸せを感じたり… そんな、恋する喜びやときめきを永遠に感じ続けられるカップルというのは、どんなに仲良しであっても案外少ないもの。一般的には、交際三ヶ月を過ぎたあたりからは、倦怠期を実感し始めるカップルが増えるようです。
とはいえ… 浮気や暴力などの決定的な問題がないかぎり、倦怠期に陥ったからといって即刻別れるべきとは言い難いでしょう。新鮮さを取り戻すための努力として、ふたりで新鮮味のあるデートをしてみたり、初心にかえって話し合ったりなど、できることは多々あるはずです。
もしも「彼への気持ちを取り戻すための努力すら面倒くさい」「彼とはどうせ結婚しないし、そろそろ別れておいたほうがいい気がする」と感じているようであれば、軌道修正よりも、別れの道を視野に入れるのもひとつの手。別れて後悔しないかどうかを見極めるための、大事なポイントをいくつかお伝えしておきます。
◆いつから気持ちがわからなくなったのか、きっかけを思い返してみよう
特定の喧嘩や彼の言動などがきっかけで「私、この人のこと本当に好きなのかな」と悩む人もいれば、交際期間が長くなり、将来のことを考えざるをえなくなったことにより、気持ちがわからなくなった人もいます。後者の場合は、結婚や未来を意識しているからこその不安といえますが、前者の場合には、この先も続く問題の火種になる可能性が。
自分がいつから、何をきっかけに彼への気持ちがわからなくなったのか思い返すことで、今後の選択を誤らないためのヒントを得られるでしょう。
◆彼の好きなところと、そうでないところを明確にしよう
価値観の違いで別れるカップルはたくさんいます。しかし、完全に価値観が一致する赤の他人など、なかなかいるものではありません。まずは、彼氏とは、価値観が異なる部分があって当然だという認識をもつことが大事です。
そのうえで、彼の好きなところを思い返したり、あるいは直してほしい・受け入れられないと思うところがあるのなら、それを心の中で明確にしてみましょう。さらには彼氏と話し合いの場を設け、直接伝えるという選択肢もあります。何も言わずにそっと離れるより、やれるだけのことをやって、彼が変わることに期待したいという人にはおすすめです。
「三つ子の魂百まで」というように、大人が自分の性格や考え方を変えるのは簡単なことではありません。ですが彼が本気で変わろうとしてくれるのなら、不可能というわけでもないはず。
お互い付き合いたての頃は、今よりも愛情を実感し、相手にときめく瞬間も多かったのではないでしょうか。その頃と今で何が違うのか、まずはお互いの立ち居振る舞いを見直すことで、初心にかえることができるかも。
Q. 彼氏とケンカをし、その後連絡をとらなくなって半月経ちました。自然消滅したのかもしれませんが、完全に嫌いになったわけではないので、このままでいいのかと悩んでいます。自分の彼氏への気持ちがわからないのもそうですが、彼氏側の気持ちもよくわかりません
A. 半月連絡をとっていないとなると、自然消滅したと感じ始める人も出てくるころです。ケンカの原因や連絡をとらなくなった理由にもよりますが、あなたが悩んでいるのと同じように、彼も今後を悩み、自分の気持ちがわからなくなっている可能性があります。完全に嫌いになったわけではないのであれば、きちんと別れ話をするため、あるいは今後の話し合いをするために、勇気を出して自分から連絡をとってみてはいかがでしょう
以前Oggiが実施したアンケート結果によれば、20~30代女性の約2割には喧嘩別れの経験があるのだそうです。原因の第一位は〝他の異性の存在〟だそうですが、とるにたらない小さな問題や、連絡をとれないことがきっかけでそうなったという人も少なくありません。
ただし… 円満とはほど遠い別れ方になるため、のちのち後悔したり、いつまでも相手を忘れられなかったりすることもありえます。なるべくスッキリするためには、嫌でも一度連絡をとり、きちんと話し合いの場を設けたほうが後悔もなくなるのでは。
仮にあなたの連絡に彼が応じず、きちんと別れ話をする意思すら見せてくれないようであれば、それはある意味、彼の気持ちが完全に冷めていることを示唆しています。こちらも気持ちに踏ん切りをつけやすくなり、前に進むきっかけを得られたと考えるのもアリ。
別れ話をすることになった場合はふたたび喧嘩にならないよう、なるべく人目のある場所を選んで話し合うのがおすすめです。
最後に
恋愛においては、〝相手は自分を写す鏡〟と言われることもあります。自分の気持ちがわからずに悩んでいるようなときは、少なからず、彼氏側も同じように悩んでいる可能性があるものです。
たとえ今は気持ちがわからないとしても、もともとは恋人同士として、お互い同意のうえで深い関係を築いた間柄。最後まで誠意をもって向き合えるように、まずは自分の気持ちを見極める時間をとってみてはいかはでしょうか。
彼氏への気持ちがわからなくなったときには、別れをすぐに決断しない場合、落ちついて自分の気持ちを見つめることが大事です。焦って結論を出すよりも、悔いなく次のステップを踏みだせるかもしれません。
TOP画像/(c)Adobe Stock

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



