目次Contents
▼この記事の要点
- 20~30代女性のうち、好きな人がいない経験のある人は約半数。とはいえ、好きな人がいない状態を「悪いことだとは思わない」女性が圧倒的に多く、全体の9割を占めている
- 悪いことではないといえど、好きな人がいるからこその楽しみや、恋愛ならではの経験もまた、かけがえのない大切なもの。自分の人生を輝かせるための要素として、好きな人をつくるのもアリ
- 家でただ待っているだけで出会いは訪れない! 積極的に出かけたり、人との関わりを増やしたりするだけでなく、相手の長所を見るクセをつけると〇。視野を広くもって生きることで、身近な恋のチャンスにも目を向けられるようになるかも
【アンケート】好きな人がいない経験がある人の割合は?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
20~30代女性100人に、「好きな人がいない、できないと思った経験がありますか?」と質問したところ…45%が「ある」、55%が「ない」と回答しました。
誰かを自然に好きになり、つねに恋をしているような人もいるいっぽうで、なかなか好きな人ができず恋愛から遠ざかっている人もいます。両者の割合は、およそ半々といえそうです。
【アンケート】好きな人がいないのは悪いこと?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
次に、「好きな人がいないことは良くないことだと思いますか?」と質問したところ…10%が「思う」、90%が「思わない」と回答しました。
9割にものぼる女性が「思わない」と回答する結果になった以上、好きな人がいないからといって、何も悪いことはないといえそうです。恋愛以外にも人生を充実させる要素は多々あります。仕事や趣味に打ち込んだり、友達と過ごしたり、一人の時間を心ゆくまで謳歌するのもいいでしょう。
とはいえ…好きな人がいるからこその幸せや喜び、恋愛をすることで得られる人生経験もまた、かけがえのないものといえるはず。約1割の女性が、好きな人がいな状態をマイナスに捉えている点にも注目です。
好きな人がいないのが良くない理由とは

少数派ではありますが、「好きな人がいないと良くない」と感じている人の声を聞いてみました。なぜそう思うのか、好きな人がいるとどんないいことがあるのか、赤裸々な本音をご紹介します。
味気ない人生になるから
「人生がつまらないし、女性ホルモンがおとろえてしまいそうだから」(30代・愛知県)
「ときめきがない人生は味気ないので」(20代・東京都)
好きな人がいるということは、恋をして、人生に恋愛という要素が加わるということ。刺激を受けたり、おひとりさまでいては難しい経験をしたりすることが、人生を更に輝かせてくれるかもしれません。
さらに…恋をすると女性ホルモンの分泌が活発になるというメリットも。「オキシトシン」や「セロトニン」は、恋愛ホルモンともいわれており、幸せな気持ちをより膨らませてくれる可能性が。
恋をする楽しさがないとつまらないから
「楽しくなさそう」(30代・長崎県)
「楽しくなさそう」(30代・新潟県)
好きな人がいる楽しさや喜びを知る人にとって、恋愛のない人生は味気ないもののように感じられます。誰にもときめきを感じない日々には、楽しくないイメージを抱いているとのこと。
とはいえ…たとえ相手が異性でなくとも、趣味や自分の好きなものごとにたいして、恋愛感情にも似たときめきや喜びを感じている女性は多いでしょう。好きな人ができることは、恋愛以外をないがしろにすることではなく、人生に特別な楽しさをプラスするようなイメージなのかもしれません。
自分に自信がもてなくなるから
「綺麗になれないから」(30代・大阪府)
誰かに恋をして自分を磨いたり、「あの人に釣り合うような素敵な女性になろう」と目標をもったりすることで、より魅力的な人間になるきっかけを得られることがあります。その反面、誰の目も気にせず適当な生活をした結果、身だしなみが疎かになったり、自分に甘くなったりする人もいるでしょう。
恋愛経験が少ないと、自分に自信を持てなくなると考えている人もいるほどです。好きな人がいるということは、人生にハリをもたせ、目標意識を高くもつことに繋がるのかもしれません。
寂しいから
たとえば友人が彼氏と楽しそうに過ごしていたり、恋バナに花を咲かせたりしているとき、「自分には何もない」ような寂しさを感じることもありそうです。
とくにクリスマスやバレンタインのシーズンなど、街中が恋人を祝福しているような季節のときは、人肌恋しさを感じる人も多いよう。彼氏ではなかったとしても、〝せめて好きな人がいたほうが寂しくない〟と感じてもおかしくはありません。
人を好きになるためにできることは?

いくら恋愛が義務ではないといえど、好きな人がいることや、恋愛をしていることのメリットに目を向けてみても、悪いことはないでしょう。人生に恋愛という新たな刺激が加わることで、世界が一気に拓けたような気持ちになる女性は少なくありません。
ここではまず、人を好きになるためにできることについてまとめています。
◆人の長所に目を向ける
「いいところを見つける」(20代・大阪府)
「いいところを見つける」(30代・神奈川県)
「いいところを見る」(30代・大阪府)
「相手のいいところを見ること」(30代・兵庫県)
「相手のいいところを探す」(20代・埼玉県)
「相手のいいところを見つける」(30代・岡山県)
「人のいいところをたくさん見つけるように心がける」(30代・愛知県)
「人のいいところを見つける」(30代・三重県)
「人のいいところを見つけること」(30代・福島県)
「人の良いところを見るようにする」(30代・滋賀県)
「相手の良い面を見つける」(30代・北海道)
「相手のいいところを探す」(30代・兵庫県)
「どんな人のことも恋愛対象に見ること」(30代・埼玉県)
人には、長所があれば短所もあるもの。完璧な人間などどこにもいないことを忘れずに、相手の長所や魅力に目を向けられる人になれば、そのぶん誰かを好きになりやすいはずです。
「性格はいいけど、顔がちょっと…」「彼のことが気になるけど、年収が低いし将来性がなさそう」など、〝けど〟や〝でも〟で相手を一方的にジャッジしているようでは、恋のチャンスも生まれにくくなってしまいます。
「顔はタイプじゃなくても、性格がとてもいいからまたデートしてみようかな」「今はあまり稼げていないとはいえ、将来のビジョンや仕事のためのスキルアップをしっかりしている可能性も。今度、そのあたりの話を聞いてみよう」と、いったんはポジティブに受け止めるクセをつけると、意外な相手と幸せな恋に落ちる未来が拓けそう…?
◆自分を好きになる
「まずは自分自身を磨いて、自分を好きになること」(30代・千葉県)
「まず自分を好きになること」(30代・千葉県)
「自分を好きになる」(20代・埼玉県)
「自分を好きになること」(30代・岡山県)
「自分を好きになることと、人にも自分にも素直で謙虚であること」(30代・神奈川県)
「自分を好きになること」(30代・兵庫県)
「自分自身を好きになる努力」(30代・滋賀県)
「自分に自信を持つ」(20代・北海道)
誰かを好きになりたいときは、自分を好きになるところから始めるのも◎! 自分に自信がもてず、自己肯定感が低いまま生活していると、「こんな私を誰も好きになるわけがない」とネガティブ思考に陥ってしまいます。
あるいは誰かに好きになってもらえても、「こんな私のことを好きなんて、おかしい人なんじゃ…」「何か裏があるのかも」と、素直に気持ちを受けとれなくなる可能性が。
少しずつでも〝理想の姿〟に近づいていくことができれば、自分を好きになれる要素が増えていくでしょう。嫌いな自分のままではなく、自分が大切に思える自分自身で、誰かを好きになる準備をしてみましょう。
◆自分を磨く
「可愛くなること」(30代・新潟県)
「外見」(30代・神奈川県)
「人間性を磨くこと」(30代・茨城県)
「自分自身を磨くこと」(30代・香川県)
「自分磨き」(30代・福島県)
「自分磨き」(30代・大阪府)
「自分磨き」(20代・埼玉県)
「自分磨き」(30代・新潟県)
「自分磨きや自分時間を充実させる」(30代・神奈川県)
「自分を魅力的な人間に見せる」(20代・神奈川県)
「笑顔になる」(30代・大阪府)
自分磨きが無駄になることはありません! 内面も外面もしっかり磨いて、自分の人生を充実させる気持ちでいれば、他人のいいところに目を向ける心の余裕も出てくるでしょう。
さらにはそんなあなたの魅力に惹かれ、好きになってくれる人が現れるかも。理想の自分に近づくための努力や結果は、きっとプラスにはたらくはず。
◆物事や人に興味をもつ
「いろんなものに興味をもつ」(30代・東京都)
「興味をもつ」(30代・北海道)
「興味をもつこと」(30代・兵庫県)
「人に興味をもつ。良いところを探す」(30代・千葉県)
「相手に興味をもつ」(20代・埼玉県)
「心を広く視野を広げる」(30代・神奈川県)
「自分が相手に何かをして喜ばれる経験を多くもつこと。それを嬉しいと思うこと」(30代・長野県)
外交的に、積極的に、さまざまな物事や人に興味を持つことで、誰かを好きになるきっかけを増やせます。出会いが増えればそこからさらに人脈が広がり、恋愛対象になる人とのご縁が舞い込むこともあるでしょう。
否定的なイメージをもっているものにたいしても、「そういうのもアリなのかも」と、否定せずまずは受け止めてみる思考も大事です。無理をしてまで頑張る必要はないにしろ、自分の中のNG項目を少しでも減らすことができれば、異性にたいする間口も広がっていきそうです。
◆出会いを増やす
「出会いを増やす」(20代・福岡県)
「出会いがあるようなところに積極的に行く」(30代・栃木県)
「色々な人に出会う」(30代・東京都)
「他人との接点を増やすこと」(30代・東京都)
「他人に興味を持つ」(30代・岡山県)
「人とたくさん関わる」(20代・茨城県)
平日はひたすら職場と自宅の往復生活、休日は一人時間を満喫しているだけ…という日々の繰り返しでは、出会えるものも出会えません。まずは友人や同僚、家族、知人など、さまざまな人との関わりを増やし、誰かとコミュニケーションをとる機会をどんどんつくっていきましょう。
◆相手のことをよく知る
「相手をよく知る」(20代・千葉県)
「相手のことをよく知る」(30代・神奈川県)
「コミュニケーションをとる」(30代・兵庫県)
「その人とよく話してみる」(20代・富山県)
よく知らない人のことを好きになるパターンもありますが、多くの場合は、相手との交流のなかで魅力に気がついたり、ドキッとさせられたりすることで恋心が芽生えます。
もとはただの友人だった相手と恋人になったカップルも多いもの。これは、相手のことをお互いがよく理解しているだけでなく、深い信頼関係が築かれているからこそでしょう。その人を知ろうとする努力をしたり、知りたいという気持ちを態度に表したりすると、心の距離が一気に縮まりそう。
◆恋愛テーマの作品に触れる
「恋愛小説を読む。人のいいところを見る。いろいろな人に会う」(30代・東京都)
映画やドラマ、小説、漫画、アニメ、音楽など、恋愛をテーマに扱った作品に触れることで、自分の中の恋愛モチベーションを上げるのもひとつの手です。サブスクで配信されていたり、SNSで盛りあがったりしているような、恋愛リアリティーショーを視聴してみるのも〇。
誰かが恋をしている姿や、ひたむきに誰かを追いかけ感情を揺さぶられている姿を目にすることで、自分の中の〝恋する気持ち〟が目覚めるかもしれません。
◆自己分析をする
「特にする必要はないと思うが、まず自分の心に余裕をもつことは大切だと思う」(20代・岩手県)
まずは、自分が好きになる人の理想像を洗い出すことが、人を好きになるための第一歩ということも。
ただし…イケメンがいい、高収入がいい、それ以外はお断りなど型通りのことにこだわっていると、なかなか条件に合う人は現れないかも。自分と付き合ったときのことをイメージして、より気持ちが満たされそう、生活が潤いそうといった人を考え直すのもポイントのひとつ。
好きな人と出会うためにできることは?

「好きな人がいない」という状況を抜け出すためには、どんなことを心がけていったらいいのでしょう?
行動範囲を広げる
「いろいろな場所に行く」(30代・千葉県)
「いろいろな人に会う。外に出かける。いろいろやってみる、参加する、興味を持つ」(30代・東京都)
「いろんなところに顔を出す」(30代・茨城県)
「いろんな異性と関わる」(30代・三重県)
「いろんな場に出かける」(30代・長崎県)
「いろんな場に赴く」(30代・北海道)
「いろんな場所に顔を出す」(30代・岡山県)
「いろんな場所に行ってみる」(30代・京都府)
「いろんな場所に出かける」(30代・大阪府)
「いろんな人に会う」(30代・兵庫県)
「たくさん出歩く」(20代・埼玉県)
「外に出ること」(30代・千葉県)
「交流の場を増やす」(20代・神奈川県)
「たくさんの人と会う」(20代・茨城県)
「普段からいろんな人と接する」(30代・茨城県)
「たくさんの人と交流する」(30代・兵庫県)
「とにかく人と知り合う」(30代・青森県)
「出会いの機会をつくる」(30代・東京都)
「出会いの場に行く」(20代・千葉県)
「出会いの場に積極的に行く」(20代・徳島県)
「人と会う機会を増やす」(30代・長野県)
「人と関わる」(30代・岡山県)
「人と関わる」(30代・北海道)
「出会いの場に赴く」(20代・大阪府)
「出会い系に登録したり活動の幅を広げる」(30代・埼玉県)
好きな人がいないからと諦めるのではなく、人が集まるところに顔を出したり、友人にさまざまな人を紹介してもらったりするのも手。人前に出る機会が増え、身だしなみに気を遣うことも増えれば、自分を磨きにもつながります。おのずと、向こうから出会いがやってくることも増えるでしょう。
学生時代に比べると出会いが減ることも多い社会人は、アプリを利用したり、飲み会やバーに顔を出したりなど、能動的に動くことでチャンスを掴んでいるようです。
積極性をもつ
「積極的な行動」(20代・北海道)
「積極的な行動力」(30代・徳島県)
「積極的に会話をする」(30代・神奈川県)
「積極的に外に出る」(20代・埼玉県)
「積極的に出会いを求めて行動する」(20代・富山県)
「毎日しっかり生きる」(20代・愛知県)
「内にこもらない」(30代・埼玉県)
「積極的に人と関わろうとすること」(30代・東京都)
「集まりに積極的に参加する」(30代・福島県)
つねに受け身のまま自分の殻に閉じこもっていては、出会いのチャンスを引き寄せるのも至難の業。意欲的に毎日を暮らし、自分の人生を豊かにしようとする積極性があれば、異性と関わる機会も自然に増えていくでしょう。結果的に、好きになれる人と出会える可能性も高まりそう。
自分磨きをする
「自分を磨く」(30代・東京都)
「自分自身の人生を充実させる」(30代・神奈川県)
「自分磨き」(30代・兵庫県)
「自分磨き」(30代・大阪府)
「自分磨き」(30代・愛知県)
「自分磨き」(20代・神奈川県)
自分の魅力を高める努力は、人生を豊かにするための努力にも繋がります。
「人にどう思われようと関係ない」「見た目で判断する人なんてお断り」と思っている人でも、より魅力的な自分になることで、他の誰でもない自分の強みが増える点に目を向けてみましょう。異性に媚びるためではなく、自分がより高みへのぼるための努力が、結果的にいい出会いを連れてきてくれたら万々歳ではないでしょうか?
人に誠実に接する
「身の周りの人を豊かな目で見ることだと思う」(20代・岩手県)
「恋愛対象を幅広くみる」(30代・東京都)
一見恋愛対象外に見える相手でも、ないがしろにしたり、見下したりするのは×!どのような人にも思いやりをもって誠実に接することが、あなたの人としての評判や信頼に繋がるでしょう。いつかいい人に出会えたとき、これまで積み上げてきたイメージがものをいうはずです。
視野を広げる
「好きな人に出会えないことを大袈裟に考えない」(20代・宮城県)
「先入観を持たないこと」(30代・神奈川県)
視野が狭くなると、固定観念にとらわれ、マイルールのなかだけで生きてしまう可能性があります。人を見る目が厳しくなったり、好きな人がいない人生に悲観しすぎたりするかもしれません。
本来、生き方や考え方は人それぞれ異なって当然のものです。だからこそ、自分と価値観の異なる人を否定せず認めたり、先入観に縛られることなく、長い目で人を見る器の大きさが大事になるはず。自分自身のことも、「今は好きな人もいないけれど、それはそれで」と、余裕をもって受け入れる視野の広さがポイントです。
合コンをする
「街コンなどに参加する」(30代・香川県)
合コンや婚活パーティなど、明確に男女の出会いを目的としている会への参加も〇。お互いに恋愛対象を探していることがはっきりわかるぶん、ためらわずにアプローチできたり、コミュニケーションをとりやすかったりするでしょう。
マッチングアプリを始める
「アプリ」(30代・北海道)
「アプリ」(30代・神奈川県)
マッチングアプリで出会いを探す人の約7割は、実際にアプリを通じて交際に発展しているのだそうです。アプリの利用は、いまやスタンダードな出会い方のひとつともいえるでしょう。
結婚を前提とした相手探しができるアプリも多々あり、お互いが本気で好きになれる人を探していることも多々。令和の世においてはマッチングアプリもまた、誠実で真剣な恋愛のきっかけになりうるツールのひとつです。
飲み会をする
「飲み会など出会いが多いような場所に行く」(30代・栃木県)
人脈を広げるためには、所属するコミュニティの数を増やすのも効果的。自分の人生に関わる人が増えれば増えるほどに、恋愛対象となる異性との出会いもどんどん増えていくでしょう。
なかでも飲み会のように、アルコールが入ったり、夜の時間帯に開催されたりする集まりの場は、恋愛のきっかけをつかむチャンスになりやすいもの。バーでの出会いに肯定的な女性も多いようで、全体の約6割が「バーで出会うのもアリ」と回答したデータもあります。
好きな人がいないのは問題? メリットとデメリットは? Q&A

「好きな人がいないのは悪いことではない」と考えている人が多数派といえど、〝一生のうち一度も好きな人ができず、誰とも恋愛をしない人生〟を、全肯定できるかどうかというとまた話は変わるでしょう。たまたま好きな人がいない時期があることと、好きな人をつくることに否定的に生きることと、そのまま孤独に生涯を終えることとでは、意味合いがだいぶ違います。
本記事にたどりついた人のなかには、「この先誰とも恋愛をしないまま、一生好きな人ができなかったらどうしよう」「出会いのためにこんなに頑張っているのに、全然いい人がいなくて困っている」など、好きな人がいない状態を、〝悪い〟というよりは〝不安〟に感じている人もいるはずです。
ここではQ&A形式で、好きな人がいないと本当に問題なのかどうか、メリット・デメリットをあわせて解説。さらには、いい人と出会い幸せな恋愛をするためのコツについてお話しします。
- Q.一年前に彼氏と別れて以来、好きな人ができず悩んでいます。男友達もそれなりにいますし、異性とまったく関わりがないわけでもないのですが、恋愛感情がなかなかわきません。しばらくはこのままでもいいかな…と思っているのですが、先日30歳を迎えたことで、周りにも「彼氏つくりなよ」と言われるようになりました。結婚願望はあるようなないような、正直自分でもわからないのですが…まずは落ちついて考えたいので、好きな人がいないことのメリデメを知りたいです
- Q.私は恋愛が好きです。いつだって恋をしていたいし、できることなら彼氏だってほしいし、結婚もしてみたい。でもいい人が全然いないんです!アプリを使ったり、友達に紹介してもらったり、自分でもいろいろな場所に出かけ、ダイエットや美容にも関心をもち、本当に本当に頑張っているつもりです。でも、全然いい人には出会えません…
A.正直なところ、好きな人がいないことのメリットもデメリットも、人によって価値観の違いが大きい部分です。「独り身だと自由で気楽、好きなことができる」という点をメリットに感じている人もいれば、「そうやって遊んでいるうちに婚期を逃してしまうかも」と、デメリットとして捉えている人もいるのが現状でしょう。人生に何を重視して、何を幸せと感じるかどうかで、ものごとの捉え方は一気に変わるはず。まずは客観的にメリット・デメリットとなりうるものを確認したうえで、自分の本心を見極め、掘りさげていくことが大事ですね
【好きな人がいないことのメリット】
①仕事や趣味に全力投球できる
仕事に生きがいを感じている人は、キャリアを重ねるごとに仕事が生きがいになってきたり、責任感が増したりするものです。〝今は恋愛にうつつを抜かしている場合ではない〟と感じることもあるかもしれません。
また、没頭できるほどの趣味があり、その趣味がひとりで完結するものの場合は、異性と出会う機会が少ないことも。さらには趣味がたくさんあると、出会う時間的余裕すらなくなってしまいます。
しかし…好きな人がいなくても、やりたいことができていて今の生活が充実しているのなら、そう大きな問題はないという見方ができるでしょう。仕事や趣味に全力投球する時間とお金の余裕を作れる点は、好きな人がいないメリットのひとつです。
②一人でもじゅうぶん自立した人生を送れる
精神的、あるいは経済的に自立していれば、やりたいことは何でもひとりでできてしまう状態になります。好きな人がいなくても、恋愛をしなくても、たとえ結婚をしなかったとしても、満たされた人生を送れる可能性がじゅうぶんあるでしょう。
なかには、もともとひとりで過ごす時間が好きな人もいますよね。何事も自分優先で考えていたり、他の人に興味がなかったり…なんていう場合には、むしろ好きな人がいないほうが自由な人生を楽しめるかも。
③恋愛に振り回されずに済む
誰かを本気で好きになると、感情が大きく揺さぶられることもあります。それがよい方向に働けばいいですが、失恋して情緒不安定になる、彼に会えなくて病んでしまう…なんてことも起こりうるもの。
しかし好きな人がいなければ、恋愛に振り回されたり、男ウケを気にするなんていう心配は無用。心の安定につながると考える人もいるかもしれません。
④金銭的に余裕ができる
好きな人や付き合っている人がいれば、デート代やプレゼント代など、それなりにお金がかかってくるもの。そういったお金を、自分のために全て使えることに魅力を感じる人も。また、きっちりと貯蓄をしたいという人とってもメリットといえるのかもしれません。
【好きな人がいないことのデメリット】
①寂しい
好きな人がいないと、恋をしていない自分の生活に寂しさを感じることがあります。
とくにクリスマスなどのイベント時や、カップルが楽しそうに歩いている姿を見たときなどに、孤独感をおぼえる人がいるようです。そんなシーンでは、好きな人がいないことのデメリットを痛感することになりそう。
ドキドキしたりキュンとしたり、特別な感情を抱けるのは恋愛の醍醐味でもあります。ちょっとした幸せな気持ちや愛情を感じることができない点も、好きな人がいないことのデメリットといえるでしょう。
②周りの目を気にしなくなる
好きな人がいると、自然と自分をきれいに見せようと意識しますよね。魅力的な自分でいるため、つねに身だしなみに気を遣うようになるでしょう。しかし…好きな人がいないと、周りの目をあまり気にしなくなり、だらけてしまったり女子力が下がったりする人もいます。
③結婚できない
今はいい相手がいなくても、「いつかは好きな人と結婚したい」と思っている人にとっては、結婚が遠のく可能性がある点はデメリットに。周囲の友人がどんどん結婚していったり、親に急かされたりしたとき、好きな人すらいない状況に大きな不安をおぼえてしまうかもしれません。つい焦ってしまったり、周囲からの期待がプレッシャーになったりするかも。
Q.私は恋愛が好きです。いつだって恋をしていたいし、できることなら彼氏だってほしいし、結婚もしてみたい。でもいい人が全然いないんです!アプリを使ったり、友達に紹介してもらったり、自分でもいろいろな場所に出かけ、ダイエットや美容にも関心をもち、本当に本当に頑張っているつもりです。でも、全然いい人には出会えません…
A.努力してさえいれば、必ずいい人と出会える…というわけでもないのが、恋愛の難しいところですね。こればかりは運も絡んでくるので、焦りは禁物。自分にとっての〝いい人〟とはどのような男性なのか、条件や理想をいちど見直してみてもいいかもしれません。今まで恋愛対象外だと思っていた相手にも目を向けるなど、視野を広くもち、人の長所を重視する意識をもつのもいいでしょう
以前Oggiが、20~30代の男女100人に、「付き合う人に求める基準や条件」についてアンケートを実施したことがあります。
その際は男女ともに、「価値観が合うこと」や、「居心地の良さ」を重視している人がもっとも多い…という結果になりました。外見について回答した人は少数派で、多くの人が、内面を重視して相手を選んでいることがわかったのです。
あなたの場合は、出会いを探すためにたくさんの努力をしていらっしゃいます。自分磨きはとても大切ですし、社交的に、積極性をもって行動をおこしているのはすばらしいこと。努力の結果、たとえ〝いい人〟ではなかったとしても、異性との出会いは多かれ少なかれあったのではないでしょうか?
では、彼らをあなたが〝いい人〟だと思えなかったのはなぜでしょうか。なんとなく価値観が合わなかったり、一緒にいて居心地が悪かったりしたのなら、それは相性が悪かっただけかもしれません。ご縁がなかったと割りきって、引き続き出会いを探すのがいいでしょう。
ただし…顔が好みではない、背が低い、年収が理想よりも下だった、などの〝自分のなかで設定した条件〟が合わなかったというだけなのであれば、出会いを重ねるうちに、あなたの理想が高くなりすぎている可能性があります。
これまで〝いい人〟との出会いを探していたように見えて実は、〝理想通りの、あるいはそれに近い完璧な相手〟を探していたのかもしれません。
もしそうだった場合には、視野を広げ、相手の長所を見るクセをつけたほうが、これからの出会いを実のあるものにしやすいはず。「またいい人がいなかった」「あの人はここがダメ、ここが惜しい」と、ネガティブな視点はいったんおいておき、おおらかに「まだ私も知らない魅力があるかもしれないから、次も会ってみよう」とポジティブにとらえるのが〇。
出会いの場所を変えてみる、というのもひとつの手です。今までアプリやパーティなどを軸に出会いを探していたのであれば、新たな趣味を作って交流を広げたり、結婚相談所などで真剣に相談したりするのもひとつの手。信頼できる友人や知人に、誰かを紹介してもらえるよう動くのもいいでしょう。
最後に
恋愛から離れた生活が、たとえどれだけ充実していたとしても…好きな人がいない状態が続くと、「このままずっとひとりなのかも…」「結婚できなかったらどうしよう」と、不安になる人は少なくないもの。好きな人がいるからこその楽しみや幸せが、人生にとってプラスになれば万々歳。好きになれる人を見つけられるように、自分から積極的に動いてみることが大切なのかもしれません。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



