マッチングアプリで恋人を見つけた人ってどれくらい?
少し前まで、マッチングアプリは、俗に言う“出会い系”のような扱われ方をしていましたが、コロナ禍の影響もあり、メジャーな出会いのツールに。マッチングアプリ大学を運営するネクストレベルが男女202人に、マッチングアプリでの出会いはありかなしかアンケートしたところ、90.1%の男女がマッチングアプリの出会いは「あり」と回答。このことからもマッチングアプリを始めること=ネガティブではなくなってきていますね。
でも気になるのは、カップルになった人はどれくらいいるのか、結婚する確率はどれくらいなのか? というところ。リアル数字を紹介します。
マッチングアプリ利用者の66.8%が恋人を見つけた!
マッチングアプリで出会った人と付き合った人数について調査したところ、「1人〜3人」が63.8%と最も多い結果に。4人〜6人、7人〜9人と答えた人と合わせると、66.8%の男女がカップルになっているようです。
確率が約7割。これって結構高確率ですよね。社会人になると、職場に同性が多かったり、既婚者が多かったりと「自然な出会い」は難しいこともあります。マッチングアプリであれば、出会いに関しては困らなそうです。
マッチングアプリで交際した人のうち13.4%が結婚している
次に、マッチングアプリを通して、結婚した人の割合をアンケート。
結果は、13.4%が結婚。結婚相談所での成婚率は10%前後(※)と言われていますが、マッチングアプリでの婚活は結婚相談所と同レベルと言ってもいいかもしれません。
マッチングアプリは、カップルになること、結婚することを目的とした人が多いため、このような結果になっているのでしょうね。
また、現在も交際中と答えた人は19.8%。5人に1人がマッチングアプリで出会った人と交際を続けているのは、心強いデータですね。
〈※参考〉経済産業省 「少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究 資料編」
マッチングアプリで多くの異性に出会ったほうが成婚につながりやすい傾向
マッチングアプリで出会い、付き合った人のなかでも、「結婚した人」「別れた人」とその後の結果はさまざまでした。では、そんな両者のあいだに何か違いはあるか。マッチングアプリで実際に出会った人の人数を比較してみたところ、異なる点が見えてきました。
結果は、10人以上と出会った人数が「結婚した人」は26%、「別れた人」は12.4%と2倍以上もの差が!
また、「別れた人」の半数以上にあたる63.6%は、1人〜3人の異性にしか会っておらず、ここでも「結婚した人」との差が20ポイント以上。
考えてみると、たくさんの人と出会った方が、自分のライフスタイルや生活が合う人と巡り合える確率は高くなりますよね。マッチングアプリを置き換えてみても、同じように確率が高くなるのは当然なのかもしれませんね。
◆マッチングアプリが「恋人探し・婚活の両方」に使える理由
マッチングアプリが「恋人探し・婚活の両方」に使える理由としては、以下のような声が集まりました。
・「どんな人かしっかり見極めれば、誠実な出会いを期待できる」(愛知県・26歳女性)
・「どう出会うかより出会った後のほうが大切だと思うので、出会いがない人には恋人や結婚相手に出会うきっかけとしてマッチングアプリを使うのはありだと思う」(富山県・32歳女性)
・「自分もマッチングアプリで出会った女性と結婚したし、周りも結婚した人がいるから」(大阪府・26歳男性)
・「マッチングアプリで出会ったカップルの結婚が珍しくなくなった」(東京都・35歳男性)
マッチングアプリに限らず、職場で出会っても、合コンなどで出会っても、その人がどんな人なのか見極めることは大切。出会いの幅を広げるツールとして利用し、その後どうするかは自分次第なので、恋人や結婚相手を見つけるキッカケ作りとしては、とても効率が良い手段だと考えている人が多いようです。
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バッターボックスに立たないとホームランが打てないように、何事も臆せずトライしてみること。私は向いてないなと思う前に、まずは1人会ってみると何かが変わるかもしれません。利用者が多くなっている、マッチングアプリ。有効に使っていきたいですね。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計202名
実施日:2022年4月28日~2022年5月12日
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:株式会社ネクストレベル
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