目次Contents
▼この記事の要点
- 「色気」とは、〝思わずグッとくるような性的魅力〟であり、〝その人の内面から醸される、チャームポイントのひとつ〟でもある
- 大人の余裕を感じさせる上品な佇まいやスタイルの良さは、男女共通で色気を感じさせるポイントに。胸・お尻といったわかりやすいセクシーさよりも、立ち居振る舞いや香りなどに色気を感じる人が多い
- 色気をまとう人の多くは内面が成熟しており、相手に〝想像の余地〟を与えるミステリアスな一面をもつ。上品で余裕のある所作を意識して、人としての魅力を磨けばあとから色気がついてくる！
色気とは？
まずはじめに「色気」を辞書で引いてみると、さまざまな意味が記載されていることがわかります。
1 色の加減。色の調子。色合い。
2 異性に対する関心や欲求。色情。
3 人をひきつける性的魅力。
4 愛嬌（あいきょう）。愛想。おもしろみ。風情。
5 女性の存在。女っ気。（小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用）
「色気がある」という使い方をする場合は、主に2以降の意味を指すことが多いはず。色っぽい、セクシー、艶っぽい、官能的…などの言葉に言い換えられることもありますね。
以前Oggiが行った「色っぽい女性芸能人ランキング」というアンケートでは、壇蜜さんが一位を獲得していました。〝髪をかきあげる仕草が色っぽい〟という意見もありましたが、色気とは、〝思わずグッとくるような性的魅力〟のことと解釈できるでしょう。
【男性に聞いた】色気がある人の特徴は？
※アンケートは20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数60名（未回答含む）。
自分磨きに熱心な女性のなかには、「色気のあるイイ女になりたい！」と感じている人もいるでしょう。あるいは、「好きな人をドキッとさせたい」「彼氏に色気があると思われたい」と、異性へのアピールのひとつとして色気を求める人もいそうですね。
というわけで、まずは男性へのアンケートを結果もとに「異性から見た色気のある人の特徴」についてまとめてみました。
男性に聞いた、色気がある人の特徴は？
上品な佇まい
「佇まいが美しい方」（30代・愛知県）
「上品な雰囲気を持つ人」（30代・福島県）
「仕草に滲み出てる人」（30代・高知県）
「所作がきれい」（30代・岡山県）
「上品な雰囲気を持つ人」（30代・福島県）
「仕草に滲み出てる人」（30代・高知県）
「所作がきれい」（30代・岡山県）
色気がある人の仕草や佇まいには、内面からの余裕がにじみ出ています。
それはきちんと手入れのされた服や髪・ネイルだったり、あるいは細やかな仕草や姿勢の良さだったり。〝日頃から余裕のある生活をしている〟ことが、立ち居振る舞いから伝わってくるという意味ですね。
上品であることに色気を感じられるのも、その人が余裕をもって生きているように思えるからでしょう。
艶っぽい雰囲気
「セクシーさがある、異性から見て魅力がある人」（30代・滋賀県）
「セクシー」（30代・千葉県）
「雰囲気がエロい」（30代・静岡県）
「セクシー」（30代・千葉県）
「雰囲気がエロい」（30代・静岡県）
〝色気〟という言葉をストレートに受け止めると、やはり〝セクシー〟や〝エロい〟 などのイメージに繋がる部分も。性的な魅力を醸している人は、異性にとってダイレクトな色気を感じさせる存在です。
大人びている
「顔が大人びていてスタイルが良い」（30代・青森県）
「大人の雰囲気のある女性」（30代・愛媛県）
「人としてちゃんとしてる」（30代・東京都）
「大人の雰囲気のある女性」（30代・愛媛県）
「人としてちゃんとしてる」（30代・東京都）
子供のように素直な感情表現をしたり、童心にかえってはしゃいだりする姿を「かわいい」と思う男性もいるようですが…色気という面で見ると、大人びた雰囲気の女性に軍配が上がるようですね。
時間を守る・約束を破らない・人によって態度を変えないなどの誠実な内面も好感度大。内側から醸される〝人としての魅力〟は、色気の源だといえるでしょう。
美人・スタイルがいい
「見た目がいい」（30代・愛媛県）
「美人」（30代・茨城県）
「脚がきれい」（30代・宮城県）
「体格がイイ人」（30代・石川県）
「スタイルがよい」（30代・北海道）
「美人」（30代・茨城県）
「脚がきれい」（30代・宮城県）
「体格がイイ人」（30代・石川県）
「スタイルがよい」（30代・北海道）
色気とは、〝思わずグッとくるような性的魅力〟とのこと。当然ながら、美しい顔立ちや抜群のスタイルなど、女性の整った容姿に色気を感じる人もいるようです。
特に脚は、今以上に性的なパーツとして認識されていた時代や国があるほどに、官能的なイメージと結びつきやすい部位。すらりとした美脚に、男性も色気を感じずにはいられないのかもしれません。
スタイルがいい人のなかには、太らないように食事に気を使ったり、自発的に運動するなど、なんらかの努力や自己管理をしている人もいるでしょう。そういった美意識の高さや自分を律する意思の強さも含めて、色気があるという見方もできます。
自分らしさがある
「作ってない人」（30代・埼玉県）
「心に余裕があり自分の価値を信じる人」（30代・大阪府）
「心に余裕があり自分の価値を信じる人」（30代・大阪府）
「色気がある」と聞くと、わざと異性を翻弄するような仕草をしたり、性的な魅力をアピールしたりすることをイメージする人もいるでしょうか。それとは対照的に、〝異性に媚びることなく、自分らしさを貫く強さをもった人〟に色気を感じるという声がありました。
自然体で人とコミュニケーションがとれる人は、自分に嘘をつかず、人と比べることもなく、ありのままの自身を堂々とさらけ出すことができます。その飾らない魅力が、異性から見ても魅力的に映るのかもしれません。
【女性に聞いた】色気がある人の特徴は？
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数60名（未回答含む）。
続いて、女性目線での意見もご紹介。色気という言葉は男性に対しても使われることがありますが、〝セクシーな女性〟というニュアンスにとらわれない、性別を度外視した意見が多数集まりました。
所作がきれい
「所作がきれい」（30代・北海道）
「日常の所作がきれいな人」（30代・東京都）
「所作が美しい」（30代・京都府）
「大人っぽく立ち振る舞いが美しい人」（20代・愛知県）
「日常の所作がきれいな人」（30代・東京都）
「所作が美しい」（30代・京都府）
「大人っぽく立ち振る舞いが美しい人」（20代・愛知県）
男性からの意見でも同じ回答がありましたが、落ちついていて余裕のある、大人びた振る舞いに色気を感じる人は多いようです。
何気ない日常の中に垣間見える仕草や、行動のひとつひとつに余裕があると、それだけでも上品な印象に。色気がありながらも決して下品にならない、大人の包容力のようなものが伝わってくるのかも。
ミステリアスな印象
「ミステリアスで落ち着いている人」（30代・千葉県）
「何を考えているかわからない、読めない人」（30代・北海道）
「優しい雰囲気の中に若干（いい意味で）怪しいところがある」（30代・千葉県）
「ミステリアスな人」（20代・山梨県）
「余白がある人」（20代・青森県）
「何を考えているかわからない、読めない人」（30代・北海道）
「優しい雰囲気の中に若干（いい意味で）怪しいところがある」（30代・千葉県）
「ミステリアスな人」（20代・山梨県）
「余白がある人」（20代・青森県）
ミステリアスな雰囲気の人は、男女問わず色っぽい印象に。余白という言葉も出てきていますが、相手に想像の余地を残す印象的な態度が、色気を感じさせているようです。
とはいえ自己開示をしすぎず、むやみやたらと人に構わず、群れずにたおやかな所作を意識するだけでは、「ちょっと何を考えているかわからない人」扱いされてしまうかも。色気を感じさせるプラスワン要素としては、自分を魅力的にみせるファッションやメイクなどの、目で見てわかるような部分がポイントでしょうか。
余裕がある
「雰囲気が大人の人」（30代・福島県）
「余裕がある。清潔感がある」（30代・神奈川県）
「落ち着いていた無口な人」（20代・大阪府）
「落ち着いている。穏やか。前髪が少し長め。おしゃれ」（30代・群馬県）
「余裕がある。清潔感がある」（30代・神奈川県）
「落ち着いていた無口な人」（20代・大阪府）
「落ち着いている。穏やか。前髪が少し長め。おしゃれ」（30代・群馬県）
大人の余裕に満ち溢れた人は、女性から見ても色気がある印象に。包容力はもちろんのこと、〝きっと私よりもいろいろな経験をしていて、たくさんのことを知っているのだろう〟と感じさせるのかも。
特に、「無駄なことをベラベラ喋らない」ことは重要です。おしゃべり上手でコミュニケーション力が高い人も、それはそれで魅力的なものですが、男女両方の回答を鑑みると、どちらかといえば無口で物静かな人のほうが色気を感じさせる傾向にあるようですね。
スタイルが良い
「スタイルが良く釘付けになる」（30代・栃木県）
「背が高い。太りすぎてなく。痩せすぎでもない」（30代・新潟県）
「背が高い。太りすぎてなく。痩せすぎでもない」（30代・新潟県）
色気のある人は、スタイルがいい傾向にあります。生まれもった体質や体格もあるとはいえ、ぼよんと膨らんだビール腹や、不健康に思えるほどの痩せすぎた体は、色気とは違った印象を抱かせるようです。
しっかりした人や余裕のある人、ミステリアスな雰囲気の人を〝色気がある〟とする回答が多いことからもわかりますが…その人の私生活や考え方・価値観を想像するときに、色気の有無が決まる場合があります。
その点スタイルがいい人からは、自己管理能力の高さや美意識の高さがうかがえることも多いはず。内面の魅力が外見に現れていると考えれば、色気というポジティブな解釈をされるのも納得でしょう。
いい匂いがする
「いい匂いがする」（20代・大阪府）
「香りのよい人です」（30代・千葉県）
「香りのよい人です」（30代・千葉県）
清潔感のあるせっけんの香りや、甘く華やかなフローラル系の香りなど、いい匂いがする人は男女問わず好印象です。香りを通じて相手に魅力を感じたとき、それを〝色気がある〟と捉える人は少なくないでしょう。
「色香」という言葉がありますが、これは
1 色と香り。
2 女のあでやかな顔と姿。女の色気。（小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用）
という意味です。色気と香りは密接な関係にあり、切っても切り離せないものなのかもしれません。
ちょうどいい「色気」ってどんな感じ？ 下品にならないためのQ＆A
これまで男女の意見を多数見てきましたが、色気とは〝思わずグッとくるような性的魅力〟でありながらも、その人の内面から醸される「チャームポイントのひとつ」であるように感じます。
ここではQ＆A形式で、色気のある人になるためのポイントをご紹介。下品で汚らしい印象にならず、かといってセクシーにもなりすぎない、上品で絶妙な「色気の醸し方」についてまとめてみました！
色気のある人になるにはどうしたらいい？ Q＆A
- Q.私は人と話すことが大好きで、なんでもオープンに打ち明けてしまうタイプです。ですが最近できた好きな人のタイプは、色気のある女性なのだそう。私のような〝男友達ノリ〟のサバサバタイプでは、色っぽいと思ってもらえないかもしれません。色気のある人になるために、今からでもできることはありますか？
- Q.色気のある女友達に憧れています。彼女は美人でスタイルがいいだけでなく、いつもきれいな服を着ていて、デパコスやブランドバッグも使っているのに、イヤミをまったく感じさせない素敵な人です。しかし、そんな友達と一緒にいることで、自分がとてもみすぼらしい女に感じられてしまってつらくなることも…。色気を醸すにはやはり、お金かかるものですよね？
A.コミュ力が高く社交的な性格だからといって、色気がないとは限りません。ギャップを狙って、ときにはおしとやかに振る舞うことで、二面性が魅力的にうつるかも？ むしろ、自称〝サバサバ女子〟であることのほうが危険要素！まずは自分を客観視して、脱・自称サバサバを目指しましょう
男性から見た「色気がある人の特徴」として、冒頭のアンケート結果では下記のような特徴が挙げられていましたね。
・佇まいが美しい
・大人の余裕がある
・人としてちゃんとしている
・雰囲気がエロい
あなたの言うように、これらは〝サバサバした男友達ノリ〟とは少し毛色が違うかもしれません。
しかし…たとえオープンなコミュニケーションをとっていても、所作や姿勢に気を配ったり、ガサツにならない立ち居振る舞いを意識することはできるはず。それらを度外視して、「私はサバサバ系だから」と開き直ってしまうと、色気を感じさせることは難しいでしょう。
まずは好きな人と会話をする際に、下記の4点を意識してみてはいかがでしょう。
・すべてを開示しようとせず、オブラートに包んだ物言いをしたり、言わなくてもいいことを言わないように気をつける
・少しだけゆっくり話す
・身振り手振りが上品になるよう指先のケアをする
・大口を開けて笑わない
わかりやすく色気を感じさせるというよりは「ちょっとした仕草や気づかいによって積み重なる好印象が、やがては女性としての色気に繋がるよう意識する」ということです。
抗いようのない色香と魅力を漂わせる女性は、「魔性の女」と称されることもあります。あわせてこちらの記事をチェックし、参考になる部分をどんどん取り入れていきましょう。
Q.色気のある女友達に憧れています。彼女は美人でスタイルがいいだけでなく、いつもきれいな服を着ていて、デパコスやブランドバッグも使っているのに、イヤミをまったく感じさせない素敵な人です。しかし、そんな友達と一緒にいることで、自分がとてもみすぼらしい女に感じられてしまってつらくなることも…。色気を醸すにはやはり、お金かかるものですよね？
A.色気という概念には、「その人の内面から醸される、チャームポイントのひとつ」という側面もあります。清潔感のある身だしなみは大切ですが、高価なアイテムを持ち、常に新しいファッションを身にまとうということではありません。人への気づかいや思いやり、上品な立ち居振る舞いなどは、お金をかけずとも色気を醸すための手段になり得るでしょう。
ルックスは色気を高める要素のひとつではありますが、それがすべてというわけではありません。
内面から醸される人としての魅力が、色気の有無を左右することもあるでしょう。なかでも立ち居振る舞いや仕草・話し方はとても重要なポイント。色気のある人には、このような特徴があるようです。
◆自分自身を大切にする
◆余裕があり感情が安定している
◆知的さを感じる
◆上品な動作と話し方
◆姿勢の美しさ
〝お金の余裕は心の余裕〟なんて言われることもありますから、経済的な余裕によって、その人が色気を醸す要素を増やしている部分はあるかもしれません。ですが、それ以外の部分については今すぐにでも意識し、実践できるかもしれません。
潤沢な資金がなく、美容やファッションにリソースを割くことができなかったとしても…そのぶん内面を磨き、人としての魅力を高めれば、色気を醸すことにも繋がるはずです。
自分を磨けば、色気はあとからついてくる？
色気のある人を、魅力的だと思う人は少なくありません。しかし、「私って色気がある」「色っぽさなら誰にも負けない」なんて自負している人は、なかなかいないのではないでしょうか。
むしろそのような自認をした時点で、大人の余裕やミステリアスな雰囲気をまとうことから遠ざかってしまいそう。色気のある人になりたいときは、色気を醸そうと努力するのではなく、人として・女性としての魅力を高めることを意識したほうが結果に繋がるかもしれませんね。
TOP画像／(c)Shutterstock.com
ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。
