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LOVE

2023.12.09

恋愛と結婚の違いって? 9つの論点で読み解く「幸せな結婚」に不可欠なこと

「恋愛と結婚は違うもの」その違いはいったい何なのでしょうか? 恋愛と結婚の違いや恋愛から結婚に進むときに気をつけたいことを見ていきましょう。

恋愛と結婚の違いってなに?

「恋愛と結婚は違うもの」と聞いたことはありませんか?

まだ結婚をしたことがない人でも、結婚をした友人の話を聞いているうちに、漠然と「恋愛とはまったく異なるものなのだな」と感じたことがある人もいるかもしれません。

実際のところ、恋愛と結婚には異なる点がたくさんあります。

結婚式
(c)Adobe Stock

恋愛と結婚の違い6選

恋愛と結婚の違いは非常に顕著なものも少なくなく、心構えのないままに結婚へと進んでしまうと、人生において大きな影響を及ぼすこともあります。代表的な恋愛と結婚の違いを6つ見ていきましょう。

♦︎恋愛では見た目重視、結婚では内面重視

恋愛の初期段階では、相手の容姿や外見だけを条件に、恋心を抱く人も多いでしょう。しかし、晴れて両思いになって交際が始まり、お付き合いが深まった先で結婚に進む段階では、見た目よりも相手の内面的な特質や価値観がより重要になってきます。

結婚は長期的かつ生活の基盤となる関係を築くものなので、相手の見た目よりも、お互いの内面的なつながりが持続的な幸福をもたらす要素となるのです。

♦︎恋愛では刺激が楽しい、結婚では安定が安心

恋愛をしているときには、今までにない新しい体験や刺激が「楽しい」と感じる場面も多い一方で、結婚においては日常生活を安定して送れることが、日々の幸福を感じるポイントへと変わります。

相手との信頼関係を築いていくことが、毎日の生活に安心感をもたらすため、刺激的な瞬間よりも安定した日常が大切になってくるのです。

♦︎恋愛はふたりだけの世界、結婚は両家も関わる

恋愛をしているだけなら、いつもふたりだけの世界で楽しんでいれば、第三者が介入するような複雑な問題は起きません。しかし結婚となると、自分達だけでなく、お互いの家族や親族とのつながりも大きな役割を果たします。

結婚はふたりで新たな家庭を築くと同時に、両家との関係も育んでいく必要があり、夫婦生活への両家からの影響も避けられない関係です。

♦︎恋愛はいつでもやめられる、結婚はやめるのが大変

恋愛関係は「もう無理」「気持ちが冷めた」と思えば、比較的簡単に終了させることができますが、結婚は法的な手続きだけでなく、恋愛を終わらせるときとは比較にならないほどの複雑な感情も伴います。

結婚を解消するにあたっては、しばしば大きな労力と心の苦痛を伴い、恋愛を終えるのとは比較にならないほどのエネルギーを消耗するのです。

♦︎恋愛はいいところを見せる、結婚はダメなところを支え合う

恋愛をしているときには、お互いの良い面が際立って見えがちです。また、相手に好かれたい一心で、本来の自分を隠しながら「いいところ」だけを見せようと努力し続ける人もいるでしょう。

一方、結婚生活では相手のダメな部分も受け入れ、補い合って支え合う意識が求められます。結婚をすれば、夫婦は共に成長し、困難を乗り越えていく必要があるのです。

真のパートナーシップを築く過程でもあり、綺麗事では済まない局面にも多くぶつかっていくので、ありのままの自分を見せ合う必要があります。

♦︎恋愛と結婚では責任の重みも変わる

恋愛関係だけなら、しばしば自己中心的な愛情だけでも、関係は成立します。一方で結婚生活となると、相手への気遣いや誠意がより重要になり、相手とのコミュニケーションにおける責任も増します。

また、夫婦としての社会的な責任や、子どもが生まれた場合には親としての責任が生じるなど、恋愛と比べると社会の一員として責任を求められるシチュエーションが格段に多くなってきます。

手を繋ぐ男女
(c)Adobe Stock

恋愛から結婚に進むときに気をつけたいこと3つ

恋愛から結婚に進むタイミングでは、相手のことを好きなあまりに感情が先走り、高揚感と期待に包まれるもの。ですが、長期的な幸福を追求するためには慎重な検討が必要です。

♦︎一緒にいて安心感がある相手なのか

結婚は、日常生活を共に過ごす時間が恋愛時代よりも増えます。

したがって結婚相手には、一緒にいて安心感を感じられる相手を選ぶ心がけが非常に重要です。

恋愛をしているときには感情のたかぶりによる幸福感が強調されやすいのですが、結婚をすれば日々の生活が待っています。相手とのコミュニケーションや意思疎通がスムーズで、過剰なストレスを感じることなく過ごせる相手なのかどうかを考える必要があるでしょう。

また安心感を育むために、お互いに尊重し合い、信頼関係を築ける要素があるのか否かも検討すべき点です。

♦︎将来的に安定した家庭生活が築けそうか

結婚は長期的な関係を築いていく必要があるので、将来にわたって安定した家庭生活を構築することが目的です。

そのため、パートナーとは経済的な安定や家庭運営についての考え方を共有できるかどうかが大切です。互いのキャリアの方向性、財政計画、子供の教育に関する価値観など、将来のビジョンについて幅広いテーマで話し合いをして、相手の考えを理解しながら合意を図っていくことが必要でしょう。

結婚を考えたときに、まずは将来の計画をお互いが共有し、安定した家庭を築く準備を始めることは、幸せな結婚を目指すにあたって重要なステップです。

♦︎相手の実家や親族で生理的に合わない人はいないか

結婚は、ふたりだけの問題ではなく、相手の実家や親族とも深い関わりを持っていく展開は避けられません。

したがって、相手の実家や親族との関係についても、結婚前には十分に考慮すべきです。生理的に合わない人や特定の誰かと大きな対立が予想される場合には、その影響を受けずに結婚生活を維持することは難しいでしょう。

将来的に問題が発生しそうならば、急いで結婚へと進めることなく、まずは目の前にある課題について対策を考えることが必要です。

恋愛と結婚はまったく異なる

恋愛と結婚は、パートナーシップを構築するにあたっても、まったく異なる段階です。他人であるふたりが異なる価値観と課題を抱えているなかで、結婚という制度によって運命共同体になるわけですから、恋愛感情だけではうまくいきません。

恋愛と結婚の違いを理解したうえで、自分たちにとって適切な選択ができるのがベスト。将来の幸福を見越して、慎重に検討をするに越したことはありませんね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき

並木まき

ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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