恋と愛の違いとは?
「恋」と「愛」を比較することもあるかと思いますが、実際のところ、結果に納得しているかと言われたら難しいところ。ここでは「恋と愛の違い」について、アンケート結果をもとにみなさんの意見をチェックしていきましょう。
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
末永く思えることが愛
「恋には終わりがあるかもしれない。愛は終わりがなく永遠に続く」「愛は双方が努力して、今後も続いていく」といった認識の人が多いようです。結婚をするときに「永遠を誓う」という言葉が出るのは、変わることのない愛情を確認するためと言われれば納得ですね。
「恋は一時のもの。愛は永遠?」(30代・岐阜県)
「恋は付き合う程度。愛はもう、結婚しちゃう」(30代・大阪府)
「恋は期間限定。愛は一生」(30代・神奈川県)
「恋は一瞬。愛は永遠」(30代・長野県)
「恋は衝動的なもので、愛は持続的なものだと思います」(30代・徳島県)
「恋は一緒にいて楽しい、愛はずっと一緒にいたい」(20代・静岡県)
「一生気持ちが続くか、時期が来れば終わるか」(20代・愛知県)
安心感
ドキドキやときめきはその場の一時的な盛り上がりに使われることもありますが、安心感は恋愛感情以外での愛しさを含むことも特長のひとつ。
「ドキドキか安心か」(30代・神奈川県)
「安心感があるかないか」(20代・福岡県)
「恋は一緒にいて楽しい。愛は一緒にいて落ち着く」(20代・大阪府)
「愛は恋愛以外にも当てはまる。愛と言うのは恋人だけでなく、親子間でも、友だち同士でも使える言葉」(30代・愛知県)
「感情のレベルの違い。愛であればパートナーだけでなく、家族や友人に対しても発達するもの」(20代・沖縄県)
一方的か双方向か
恋は特定の人に強く惹かれ、切ないまでに深く思いを寄せることという認識の人も。一方的に向ける感情であり、ふたりで気持ちをひとつに合わせた瞬間に愛が生まれると感じるようです。
「恋は一方通行でぶつけるもの、愛は双方向で寄り添うもの」(20代・群馬県)
「恋は勝手にする、愛は相手の認識がある」(30代・埼玉県)
「恋は一方的なもの、好きな相手への恋愛。愛は見返りを求めない、家族など一生もの」(30代・愛知県)
「恋は片想い、愛は両思い」(30代・三重県)
「一方的に理想を押しつけるか、相手の全てを受容するかの違い」(30代・愛知県)
相手のどんなところも受け入れられるかどうか
交際開始直後は気持ちが盛り上がっているので、相手に対して盲目になりがち。ですが、時間が経つにつれて相手のいろんな一面を知るようになるでしょう。「嫌なところが見えてもそれを理解して受け入れることができたら愛」と回答する女性もチラホラいるようです。
「一方的に理想を押しつけるか、相手のすべてを受容するかの違い」(30代・愛知県)
「恋は嫌なところ見たら幻滅していく、愛はそれすら愛おしくて愛を深めていく」(30代・青森県)
「恋は相手をただ好きでいること。愛は相手の短所も含めてすべて受け入れること」(30代・愛知県)
「相手の悪いところも含めて許せるかどうか」(20代・福島県)
「欠点もその人の一部だと思えるかどうか」(30代・神奈川県)
見返りがないのが愛
一般的には、自分が育てた子供やペットに「私に〇〇して欲しい」と望むことは少ないですよね。相手に見返りを求めず、自分の中の愛情を精一杯注げることが本当の愛なのかもしれません。
「恋は互いに与え合うもの。愛は無償で与えるもの」(30代・埼玉県)
「恋は見返りを求める。愛は見返りを求めない」(30代・兵庫県)
「何かあった時、相手のために動けるかが愛だと思います」(20代・群馬県)
「見返りがないのが愛。恋は視野が狭くなるもの、愛は何事も話し合える関係性」(20代・東京都)
【女性100人に聞いた】恋から愛へと変わった経験はある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に恋から愛へと変わった経験はある? と質問したところ、ある… 27%/ない… 73%との結果となりました。
今回のアンケートでは、全体の7割程の女性が「ない」と回答し、恋から愛へと変わった経験がないという人が多数を占めていることがわかりました。
具体的には「実感していないだけで、どこかのタイミングで変わっているのかも」「そこまで深く考えた経験がない」など、気持ちの変化のタイミングに気づいていないという人も多いのかもしれません。
【恋と愛の違い】恋から愛へと変わったきっかけは?
「あ、私この人が好きかもしれない…」そう思ったときにはもう恋が始まっています。では恋から愛に変わっていく瞬間には、どんな気持ちや前兆が隠れているのか、アンケート結果の体験談を参考に確認してみましょう。
特別な存在と実感した
特別な存在とは、誰も代わりになれない唯一無二の存在を表します。価値観や生活リズムなどの波長が合うと、好き以上に「大切にしたい」と言う気持ちが強くなり、特別な存在に発展しやすくなるのかも。
「この人とどんなことがあっても一緒に乗り越えていきたいと思ったとき」(30代・東京都)
「この人の為なら命もかけれると思う」(30代・沖縄県)
「相手を自分の人生に欠かせない存在だと認識した時、相手の嫌なところも含め愛しいと感じ始めたとき」(30代・神奈川県)
「日常を過ごしていて、自分が楽しい美味しいと思ったことをひとりじゃなくて一緒に体験したいと思った」(20代・群馬県)
「この人を守ってあげたいと思ったら愛だと思います」(30代・北海道)
結婚してから
「結婚したことを機に恋から愛へと変わった」と感じる女性の意見がとても多いように感じました。恋人気分が抜けて、家族という新しい関係性が生まれたことで考え方にも少しずつ変化が見られるのかもしれませんね。
「結婚して5年が過ぎた頃から」(30代・大阪府)
「結婚してから愛だと感じた」(30代・宮城県)
「結婚して子供ができたとき」(30代・山形県)
「家族になれる、素を見せれると思った」(20代・千葉県)
安心感があった
相手に対する信頼度が高いと安心感も比例します。もしも、恋から愛へとふたりの関係をステップアップさせたい場合は、自然体で過ごせるような安心感を見つけていくことがベスト。
「ドキドキ感が減り、安心感、信頼、相手を支えたい気持ちが強くなった」(30代・兵庫県)
「家族に対する気持ちと似たものを感じたとき」(20代・群馬県)
「一緒にいて安心するようになった」(20代・大阪府)
「一緒に暮らせると思ったとき」(30代・青森県)
「信頼度が上がったとき」(20代・福岡県)
「ときめきではなく安心感になった」(30代・岐阜県)
見返りがない
ときには自分本位に感情をぶつけてしまう恋愛もあったはず。ですが、Oggi世代の女性となると昔よりも精神が安定したり経験が増えるので、損得なしに相手を愛したいと感じることも多くなるようです。
「きっかけという出来事は特にないが、自分が年齢を重ねていく過程で自然に。相手に見返りを求めなくなった」(30代・長野県)
「相手にこうしてほしいと望むことが少なくなった」(30代・埼玉県)
視点が変わった
最初はそこまで深い愛情を持っていなかったとしても、一緒に長い時間を過ごすことで、相手に対する見方も変わってくるでしょう。例えば「カッコいい、一緒にいたい」という気持から、「あの人ちゃんと食べているかな、元気かな」という気持ちになったときなどがわかりやすい心境の変化です。
「相手を見る目が変わった」(30代・愛知県)
「相手の健康を気遣うようになったり、好きなものばかりでなく、食事に気をつかうようになったとき」(30代・鹿児島県)
最後に
「恋」と「愛」の違いや認識は人によってそれぞれ。このテーマは具体的に「これが正しい」という正解もないので、お互いが心から幸せだと感じる相手になれるよう、日々意識してみることが大切な心掛けなのではないでしょうか。誰かを好きになったときは自分が抱いている感情を理解して、これからのアプローチ方法を決めていくととてもスムーズ。そして今ある恋心を大切に育てて、「安心感で溢れる存在」と感じてもらえるような自分を目指しましょう。恋から愛情に変わる瞬間を体験してみると、人間力も高まり、さらに素敵な大人の女性になれるはずです。
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