目次Contents
▼この記事の要点
- 20~30代女性のうち、「自分・あるいは周囲に好きじゃない人と結婚した人がいる」と回答したのは約1割。「恋愛感情より経済面を重視した」「早く既婚者になりたかった」「子どもができた」など、結婚を決めた理由はさまざま。
- 好きじゃない人と結婚した人のうち、約4割は幸せそうな結婚生活を送っているという回答に。「異性としてのときめきはなくても、人として尊敬できる」「一緒にいて安心感があり、きちんと話し合いができる」といった意見がありました。結婚相手を選ぶ際に、恋愛感情以外の要素を重視するケースもあるようです。
- 一方で、約6割は幸せそうではないという結果に。好きじゃない人と結婚した場合、後悔や夫婦関係の不満につながるケースもあり、結婚相手に求めるものや重視するポイントは慎重に考える必要がありそう。
好きじゃない人と結婚した人の割合は?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
「ときめきよりも、一緒にいて安心できる人が一番」「結婚は2番目に好きな人としたほうがいい」などと言われることもありますが、実際に心から好きになれなかった人と結婚する女性はどれくらいいるのでしょうか。
まずは全国の20~30代の女性100人に「好きじゃない人と結婚した人はいますか?」とアンケート。結果は「はい」が12%、「いいえ」が88%となり、好きじゃない人と結婚した人は少数派であることがわかりました。
約9割が「いいえ」と回答している一方で、好きじゃない人と結婚したケースも一定数あります。結婚後の生活がどうなったのか、次のアンケート結果から見ていきましょう。
好きじゃない人と結婚した結果は…?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
みなさんの周りにいる、好きじゃない人と結婚した人が、結婚後どのような生活を送っているのかについてもアンケートを実施しました。結果は以下の通りです。
【好きじゃない人と結婚した結果どうなった?】
・幸せそう…43.8%
・幸せではなさそう…56.3%
「幸せそう」と回答した人は43.8%で、約4割。一方、「幸せではなさそう」は56.3%となり、約6割を占めました。好きじゃない人と結婚したケースでも、幸せそうに暮らしている人が一定数いることがわかります。
好きじゃない人と結婚した理由とは

お見合いが主流だった時代に比べ、恋愛を経て結婚する人が増えた現在。それでも、恋愛感情とは別の理由から「好きじゃない人」と結婚するケースがあります。ここでは、アンケートに寄せられた回答から、その理由を見ていきましょう。
好きではないが結婚に適した相手だった
「恋愛感情以外の面、たとえば経済面など。もしくは自分は愛してないけど相手から愛されてる」(20代・長野県)
「誰よりも愛してくれる」(30代・大阪府)
「価値観が合うため」(30代・千葉県)
タイプではなくても、一緒にいて安心できる、子ども好きなど、結婚生活を考えたときの相性を理由に入籍を決めたとの回答が寄せられました。
また、相手から大切にされていることや価値観の一致を重視する声も。
経済的な理由があった
「お金や生活の安定のため」(30代・東京都)
「経済力に魅力を感じた」(30代・神奈川県)
「相手の収入に惹かれた」(20代・福岡県)
結婚後は生活費をはじめ住宅購入の費用、子どもを望む場合は育児、教育など、さまざまな場面でお金が必要になります。そのため、経済的な安定や相手の収入を結婚相手選びの基準にする人もいるようです。
お金に対する価値観の違いが、別れの原因になることもあります。金銭感覚が合うことや、相手の経済力を重視するという声が挙がっていました。
子どもができた
「子どもができたから」(30代・神奈川県)
いわゆる「授かり婚」という形で、妊娠をきっかけに好きじゃない人と結婚する場合も。今回のアンケートでも、子どもができたことを結婚の理由に挙げる回答がありました。
年齢や世間体が気になった
「親や親戚からのプレッシャー」(20代・北海道)
「世間体や親からの催促」(20代・大阪府)
「結婚に焦った」(20代・兵庫県)
両親や親戚からのプレッシャーや年齢への焦りなど、周囲の影響を結婚の理由に挙げる回答も。自身の気持ちとは別に、そういった要素が結婚を意識するきっかけになることもあるようです。
正直なところ、妥協した
「寂しさ」(30代・千葉県)
「好きな人を別の人に取られたから妥協」(20代・愛知県)
結婚相手への理想や条件をすべて満たすことを求めるのではなく、自分の中で譲れる部分を考えたうえで、結婚を決めるケースも。
ちなみに、過去にOggiが調査した「結婚の決め手ランキング」によれば、第1位は「居心地の良さ」とのこと。恋愛感情以外に、相手と一緒にいるときの居心地を重視する人もいることがわかります。
自分のステータスを重視した
「ステータスのため」(20代・岐阜県)
「結婚して安定したい」(30代・東京都)
「既婚者であるというステータス」を得るために、好きじゃない人と結婚するケースもあります。
SNSで友人の結婚生活を目にしたり、結婚式に参列したりする中で、結婚を意識するようになったという人も。また、相手への恋愛感情よりも、「結婚して安定したい」といった理由から入籍を決める回答が寄せられました。
【体験談】好きじゃない人と結婚して感じたこととは?

*アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名(未回答含む)。
続いて、「実際に好きじゃない人と結婚して感じたこと」について、寄せられた回答をご紹介します。
恋愛感情よりも結婚生活に満足している
「ちょうどいい」(30代・千葉県)
恋愛感情はなくても、結婚生活そのものには満足しているという回答がありました。また、子どもができたことで、より「夫への恋愛感情の有無はどうでもいい」と感じるようになったという声も。
後悔しているという回答者も
「嫌なことが増えた」(30代・愛知県)
一方で、好きじゃない人との結婚を後悔しているという回答もありました。結婚後の生活をともにする中で、ストレスや未練を感じるケースもあるようです。
結婚に後悔している人の中には、離婚のための行動に労力を使う気力すらなくなる人もいます。 結婚後に後悔しないためにも、結婚前に相手への気持ちや結婚生活について考えておくことが重要といえそうです。
好きじゃない人と結婚するメリット4選

好きじゃない人との結婚には、恋愛感情が強くないからこそのメリットもあります。ここでは、アンケートや結婚生活に関する意見をもとに、考えられるメリットを4つ紹介します。
恋愛に冷静でいられる
恋愛に夢中になると、相手との距離が近くなりすぎたり、感情を振り回されたりすることがあります。反対に、好きじゃない人との結婚なら恋愛感情に左右されにくく、一定の距離感を保ちやすいという面が。
自分をよく見せようと無理をしたり、相手の気持ちを気にして不安になったりすることも少なく、落ち着いた関係を築きやすいケースもありそう。
愛されていることで自信が持てる
長続きしている夫婦関係の中には、相手から大切にされていることへの安心感が、良好な関係につながっているケースも。最初は「そこまで好きじゃない」と思って結婚した相手でも、日々大切にされる中で、相手への信頼が深まることもあるようです。
一方で、お互いに相手への愛情が薄い場合は、夫婦関係がうまくいかなくなる場合もあります。
最初から期待せずにいられる
何もかも理想どおりの相手には、期待することも多くなりがちです。結婚後に相手の意外な一面を知り、「思っていた人と違った」と感じることもあるでしょう。
一方、好きじゃない人との結婚では、相手に対する期待値が高くないため、結婚後のギャップを感じにくい場合があります。相手に過度な期待をせず、お互いに自然体で過ごせることが、居心地のよい関係につながるようです。
子育てでのギャップが少ない
ふたりきりの時間を過ごす新婚生活から、子どもが生まれることで生活スタイルが大きく変わることがあります。どれだけ好きな人と結婚したとしても、育児に対する姿勢や教育方針の違いなどが原因で、「この結婚は失敗だった」と感じる人もいます。
好きじゃない人との結婚では、もともとの恋愛感情が強くないため、結婚前後の愛情の変化を大きく感じにくいケースもあるようです。
好きじゃない人と結婚するデメリット4選

相手への気持ちにかかわらず、最初から結婚生活の失敗を考えて結婚する人は多くありません。ここでは、好きじゃない人と結婚した場合に考えられるデメリットを4つ紹介します。
不倫や離婚のリスクが上がる?
好きじゃない人との結婚では、恋愛感情やときめきがなく、満たされないと感じることがあります。その結果、別の人に惹かれたり、夫婦関係に不満を抱いたりする可能性が…。
また、結婚相手を異性として見られない場合、スキンシップに抵抗を感じたり、セックスレスにつながったりするケースもあります。
好きな人と結婚できた人を妬んでしまう?
〝隣の芝生は青く見える〟という言葉があるように、自分の結婚生活と他人の生活を比べてしまうことも。SNSなどで、好きな人と結婚した友人の姿を目にして、「自分もそういう結婚がしたかった」と感じることもあるかもしれません。
結婚した時点では納得していても、時間の経過や環境の変化によって、結婚に対する考え方が変わる場合も…。
幸せを感じにくい?
曖昧な気持ちのまま結婚すると、後になって「本当にこれでよかったのか」と未練や後悔を抱く可能性があります。
また、相手に不満があるわけではないのに好きになれないことで、罪悪感を抱いたり、結婚生活に疑問を感じたりすることも。
結婚生活では、恋愛感情だけでなく、価値観や経済面、居心地のよさなどさまざまな要素が関係します。どの要素を重視するかによって、結婚後の満足度も変わりそうです。
「好きな人のための努力」ができなくなる?
「好きな人のためにおいしい料理を作ろう」「可愛い洋服を買ってみよう」といったように、恋愛感情が自分の行動のモチベーションになる人もいます。
そういった場合、好きじゃない相手と結婚することで、相手のために努力したいという気持ちが薄れ、自分磨きや身だしなみへの意欲が下がる可能性もあります。
恋愛とは別に、自分自身が心地よく過ごすための習慣やおしゃれを楽しむことが、結婚後の生活では重要になりそうです。
「好きじゃない人」と結婚するうえで大切なこととは?

好きじゃない人と結婚するうえで大切なことについて、アンケートでは価値観や金銭感覚、相手への尊敬、一緒に生活するイメージなど、さまざまな意見が寄せられました。
価値観や金銭感覚が合うこと
「価値観が一緒であること。好きじゃなくても考え方が一緒であると不満を抱くことが少なくなりそうだから」(20代・東京都)
「価値観の一致、好きじゃないならせめて生き方に対する方向性が合致しないと難しいから」(30代・東京都)
恋人同士として交際している段階から、金銭感覚の一致を重視する人は多いもの。 結婚を考える場合は、日々のお金の使い方だけでなく、貯蓄や資産形成など、お金に対する考え方まで確認する人もいるようです。
今回のアンケートでも、恋愛感情よりも価値観や金銭感覚の一致を重視する回答が寄せられています。
思いやりや尊重し合える関係を築く
「相手の考えを尊重できるかどうかが大切だと思う。 必ず違う考えや価値観があると思うので『そういうこともあるね』『それもそうだよね』と思いやれる心が大切だから」 (30代・新潟県)
「最後には、相手を思いやる情が大切なんじゃないかと思います」 (30代・静岡県)
相手の価値観や考え方を尊重できることを重視する回答もありました。
結婚後は、好きで結婚した相手でも、生活をともにする中で価値観の違いに気づくことがあります。恋愛感情の有無にかかわらず、相手を尊重できることは夫婦関係において重要な要素といえそうです。
経済的に安定している
「お金。お金があればなんとか生きてはいけるから」(20代・神奈川県)
「お金とか、割り切れるならいいと思う。尊敬できる点はなるべく探す」(30代・愛媛県)
経済的な安定を結婚相手に求める回答も寄せられました。
また、「尊敬できる点はなるべく探す」という意見もあり、恋愛感情以外の部分に相手の魅力を見出しているケースもあります。
尊敬できる相手かどうかを見極める
「尊敬できるかどうか。仕事がすごくできたり稼いでいたりしたら、そこまで好きじゃなくても尊敬できると思うし、尊敬できれば一緒に暮らせると思う」 (30代・神奈川県)
「その人との生活をうまくやっていけるかどうか。 倫理観がしっかりしていて、人として大丈夫かどうか」 (20代・福井県)
相手を尊敬できるかどうかも、結婚生活を考えるうえで重視されていました。
やはり、仕事への姿勢や人柄、倫理観など、恋愛感情とは別の部分に魅力を感じているという回答が目立ちます。
一緒に生活するイメージが持てること
「居心地の良さ、面白さ」(30代・青森県)
一緒にいて安心できることや、ありのままの自分でいられることを挙げる回答もありました。
「時間が経つにつれて好きになる」という意見もあり、恋愛感情の強さよりも、居心地のよさや安心感を重視する人もいることがわかります。
許せない部分がないかを冷静に考える
「絶対に受け入れられない点がないか。長く一緒にいるとつらいから」(30代・神奈川県)
「好きでなくても夫婦でいることのできる理由。苦痛が勝ると関係が破綻して耐えられないと思う」 (30代・広島県)
好きじゃない人といっても、「恋愛感情はないけれど人としては好き」「生理的に受け入れられない」など、その程度はさまざまです。
「絶対に受け入れられない点がないか」「話し合いができるか」など、恋愛感情とは別の部分を挙げる回答もありました。
なお、過去のOggiの調査によれば、20~30代夫婦の喧嘩の原因には、以下のようなものが挙げられています。
1.夫が話を聞いていない
2.どちらかの言い方や態度が悪い
3.子育てのことで意見が食い違う
4.育児・家事の分担で揉める
5.ほんの些細なことがきっかけ
6.お金のこと
7.価値観が合わない(引用元:夫婦喧嘩したときの仲直りについて【100人に聞いた】その方法や長く付き合う秘訣とは?)
夫婦生活では、恋愛感情の有無にかかわらず、家事や育児、お金、価値観などを巡って意見が食い違うことがあります。今回のアンケートでも、好きじゃない人との結婚について、恋愛感情以外の相性や関係性を重視する回答が多く寄せられました。
好きじゃない人との結婚について、気になる疑問をQ&Aで紹介

結婚する理由や相手に求める条件は人それぞれ。今回のアンケートでも、恋愛感情よりも価値観や安心感、経済面などを重視する意見が寄せられました。
ここでは、好きじゃない人との結婚について、よくある疑問をQ&A形式で紹介します。
A.本記事のアンケートでは、好きじゃない人と結婚したケースのうち、約4割が「幸せそう」と回答しています。恋愛感情が強くなくても、結婚生活に満足しているケースはあるようです。一方で、約6割は「幸せではなさそう」という回答でした。好きじゃない人との結婚が必ずしも不幸につながるわけではありませんが、結婚後の生活や相手との関係性など、さまざまな要素が影響すると考えられます。
Q. 好きじゃない人と結婚すると離婚しやすいですか?
A.好きじゃない人と結婚したことだけを理由に、離婚しやすいとはいえません。ただし、恋愛感情がないことで相手とのスキンシップに抵抗を感じたり、夫婦関係に不満を抱いたりするケースはあります。また、価値観の違いやコミュニケーション不足などが重なると、夫婦関係に大きく影響する可能性も。
Q. 「好き」と「一緒にいて安心できる」はどちらを重視すべきですか?
A.結婚に求めるものや重視するポイントは人それぞれです。過去のOggiの調査でも、結婚相手に求めるものとして、経済的・将来的な安定や価値観の一致などを重視する意見が寄せられています。今回のアンケートでも、恋愛感情だけでなく、価値観や金銭感覚、尊敬できること、居心地のよさなどを挙げる回答がありました。「好き」という気持ちを大切にしたいのか、「一緒にいて安心できること」を大切にしたいのか。自分が結婚生活に何を求めているのかによって、相手選びで重視するポイントも変わってきそうです。
Q. 好きじゃないまま結婚して、あとから好きになることはありますか?
A.時間の経過とともに、相手への好意が生まれることもあります。今回のアンケートでも、「一緒にいて落ち着くなら、時間が経つにつれて好きになるのでは」という回答がありました。自然体でいられることや、信頼・尊敬できることなど、恋愛感情以外の部分から相手への気持ちが変化することもあるようです。
好きじゃない人との結婚、幸せを左右するのは「好き」だけじゃない?
多種多様な結婚の理由やきっかけがあるなか、「好きじゃない人と結婚する=幸せになれない」とは一概にいえません。今回のアンケートでも、恋愛感情がなくても価値観や金銭感覚が合うこと・相手を尊敬できること・一緒にいて安心感があることなどを理由に、結婚生活に満足しているケースがありました。
一方で、好きじゃないことへの後悔や、結婚生活への不満を感じている人もいます。好きな人と結婚した場合でも夫婦間のすれ違いは起こりうるため、恋愛感情の有無だけで結婚生活の幸せが決まるわけではなさそうです。
「好き」という気持ちを重視するのか、安心感や価値観の一致を重視するのか。結婚に何を求めるかは人それぞれ。今回のアンケートでは、恋愛感情以外の部分を重視して結婚相手を選んだという回答も多く寄せられました。
結婚を決める際には、周囲の目や年齢への焦りではなく、自分が結婚生活に求めるものを考えることも大切なのではないでしょうか。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



