目次Contents
▼この記事の要点
- すでに「運命の人が出会ったことがある」という女性は、全体の約3割ほど。残り約7割の女性は、運命の人との出会いを経験していない
- 「運命の人」とは必ずしも結ばれるとは限らない。結末はどうあれ、〝人生に大きな影響を与え、自分の生き方や考え方を大きく変えた特別な存在〟を意味することが多い
- 優しく性格がよく、波長が合い、初対面とは思えない特別な異性が現れたら「運命の人」の可能性が。あるいは出会った瞬間に、直感的に相手が「運命の人」だとわかる場合も多々ある
ライター:ミナ・サントリーニ、監修:並木まき
【女性100人に聞いた】運命の人と出会ったことがある?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
全国の20~30代女性100人に、「『運命の人』だと思う人と出会ったことがありますか?」と質問。すると、29.2%の人が「ある」、70.8%の人が「ない」と回答しました。
運命の人と出会った経験のある女性は、全体の約3割。残りの約7割の女性は、いまだ運命の人との出会いを経験していないようです。
「運命の人」が誰なのかどうかは、最初から直感的にわかるという人もいれば、後から振り返って「あの人が運命の人だったかもしれない」と感じる人もいる様子。必ずしもポジティブな存在であるとは限らず、自己成長のためのネガティブな経験に関係した、〝運命を変えるきっかけになってくれた人〟を意味する場合も。
並木まき
あとから振り返って「あの人が運命の人だったかも…」となるのも、恋愛における歴史では比較的よくあるお話です。しかも「運命の人」と必ず結ばれるとは限らないですし、運命の相手はひとりだけとも限りません。
そう! 実は「運命の人」って思っている以上に身近な存在とも言えるのです♡
【出会ったことがある人】運命の人の特徴は?

運命の人との出会いに気がつけるように、見極めるポイントや出会いのサインをチェックしておきましょう。ここでは、実際に運命の人に出会った経験を持つ女性の意見をご紹介します。
一緒にいて居心地がいい
「一緒にいて居心地が良くて 父親と同じ地方の出身だったとき」(30代・東京都)
「いちばんは趣味が一緒で、ビビビと感じる事が多々あったから」(30代・熊本県)
「自然体でいられる」(30代・東京都)
ほかのどの男性とも違う、特別な居心地のよさを感じられる相手は「運命の人」の可能性が。深く説明しなくても気持ちをわかってくれたり、お互いの間にたくさんの共通点があったりと、初対面でも打ち解けられる要素が多いのもポイント。
直感でそう感じる
「特徴とかはない。直感でそう思った。」(30代・福岡県)
「出会った時に電撃が走ったような感覚になった」(20代・山口県)
いわゆる〝第六感〟が働いて、まるで天啓のように「この人が運命の人だ!」と直感できるケースもあるようです。訳もなくそう感じられるなんて、まさしく〝運命的〟な何かがあるように思えますね。
もしも自分だけでなく相手もそう感じているとしたら、告白・お付き合い・そして結婚…と、とんとん拍子に関係が進展していきそう。
偶然が重なりあう
「何度も会う」(20代・宮城県)
「誕生日が同じだった」(20代・神奈川県)
不思議なほど多くの偶然が重なるのも、運命の人との間でありがちな現象のひとつ。偶然に同じ場所で何度も出会ったり、意外な共通の知り合いがいたり…。まったく別々の生き方をしてきたのに、過去に同じような経験をしていることもあります。
こうした偶然が繰り返されると、単なる偶然以上の意味を感じてしまうもの。共通項が多い相手とは、人としての相性が抜群であるケースも多いでしょう。
底抜けに優しい
「優しい、面白い」(30代・広島県)
思わず「どうしてそんなに優しくしてくれるの?」と聞きたくなってしまうような、特別扱いや底抜けに優しい態度は、女性が運命を感じてしまうほどに大切なこと。たとえ奥手で恋愛経験が少ない人でも、優しい男性相手なら恋ができそう、と感じられるかも。
「理想の彼氏ランキング」においても、性格のよさや優しさは上位を占める重要項目。「運命の人」として恋愛をするからには、特別な優しさは絶対に外せないポイントですね。
初対面な気がしない
「初めて会った時に初対面の感じがしなかった。 自分が考えていること思っていることを相手も同じように考え思っていることが多い」(20代・埼玉県)
生活のさまざまな場面でシンクロすることが多い人には、運命的な何かを感じがちです。考え方や感情、行動パターンなどが自然と一致すると、ふたりの心の距離も縮まりやすいでしょう。
シンクロニシティは、ふたりに似ている部分があることを示しているサインである可能性も。お互いへの理解が深まるにつれて、双方が運命的な縁を感じるケースも珍しくありません。
並木まき
もし直感的に「運命の人だ!」と感じるときには、その直感は正しいはずです。
【出会ったことがない人】理想の運命の人の特徴は?

続いて、まだ運命の人には出会ったことがないという人へも「運命の人の特徴」についてアンケート。まだ見ぬ運命の人に対して、女性はどのようなイメージを抱いているものなのでしょうか?
波長が合う
「距離感があって、お互いの一人でいられる時間を尊重しあえること」(20代・神奈川県)
「波長が合う」(30代・千葉県)
波長が合うということは、それだけ一緒にいて居心地がいいということ。ただの〝気になる異性〟や〝好きな人〟とは異なり、「運命の人」とは、お互いの生き方や空気感がマッチしやすそうですよね。
会った瞬間にピンとくる
「初めて会った瞬間に『この人だ』と感じる人」(20代・兵庫県)
「直感的に良いと思えた人」(20代・山梨県)
一目見た瞬間に、「この人だ!」と直感できると考える人もいるようです。実際、運命の人と出会ったことがあるという女性達からも、この人がそうだと直感でわかったという回答がありましたよね。
そもそも〝運命〟という概念自体が、人の意思を超越して働きかける力であり、形のないスピリチュアルな感覚に近い意味合いを持っています。だとしたら、運命の人に気がつくその瞬間も、直感や胸騒ぎといった〝目には見えない何らかの力〟が働いてもおかしくはありません。
性格が良い
「優しくて、すべて受け止めてくれる人」(30代・東京都)
「大人っぽい余裕がある人」(20代・埼玉県)
「強くて優しくてたくましくて生命力がある人」(30代・山形県)
底意地が悪い運命の人など、誰だってイヤですよね。そんな人と運命の恋におちて、生涯を共にするなんて未来は考えにくいはず。
まだ運命の人に出会っていない女性にとっては、まだ見ぬ運命の彼という存在が、理想の異性像そのものになっている場合も。「こんな人に出会えたら嬉しいな」という気持ちが、いつしか運命の人抱く理想のイメージを作り上げていることもありそうです。
とはいえ、すでに運命の人に出会っている女性のなかには「運命の人はとにかく優しい」と回答した人もいます。優しくおだやかで、包容力があり、「この人以上なんているわけがない」と思えるほどの魅力的な異性が現れたら、ある意味それは運命の人だといえるでしょう。
並木まき
【出会ったことがある人に聞いた】運命の人とのその後は?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
「運命の人」だと感じた相手が、本当にそうだったのかどうか…「運命の人」に出会ったことがあるという女性に、お相手とのその後について聞いてみました。
「『運命の人』だと思った人とのその後を教えてください」というアンケート結果は、以下のとおりです。
・友達になった…4.5%
・付き合った…31.1%
・結婚した…33.3%
・何もない…28.9%
・その他…2.2%
運命の人恋人同士になったり、結婚した人はあわせて6割以上にものぼります。どのような結末を迎えたにせよ、恋愛関係になっている以上は、運命の人だという見定めは正しかったと言えそうです。
運命とは自分の手で引き寄せ、作り出すことができるものだという考え方もあります。つまり「運命の人」とは「白馬の王子様のように突然出会う奇跡の存在ではなく、懸命に生きているうちに、自らの行動や考え方が引き寄せた大切な人のこと」とも解釈できそうです。
一方で、「何もない」と回答した人が約3割ほどいる点にも注目。まだお互いにアプローチ中で、恋が進展している真っ最中という可能性もありますが、「運命の人だと思ったけれど、そうではなかった」というパターンも少なくはないようです。
運命の恋を成就させ恋人同士や夫婦になったとしても、その後の人生で別れのときが訪れる可能性はあるでしょう。あるいはふたりの間に何も起こらないまま離れた相手と、いつか未来で再会し、数年の時を経て結ばれる、なんてこともあるかもしれませんね。
並木まき
これって運命の人に出会う前兆? 出会いを引き寄せるQ&A

運命の人と出会う前には、前兆となるサインが出ていることも。運命の人が男性でも女性でも、出会いが訪れる前には、何か特別な変化が起こるかもしれません。
自分の変化に敏感に気づけたなら、特別な相手との出会いを逃さずにキャッチしやすくなるでしょう。ここではQ&A形式で、大切なサインについて解説していきます。
Q.「運命の人」だと信じていた彼に浮気され、別れることになりました。今でも信じられません。この先新しい「運命の人」が現れるとは思えませんし、彼以上の人などいないような気がします
A.「運命の人」は一人とは限りません。そして「運命の人」との恋の結末は、必ずハッピーエンドになるわけでもないようです。まずは失恋の傷を癒やしつつ、あなたが彼と出会った運命を、自らの手で幸福へと導けるよう行動していきましょう
「運命の人」との恋の結末は人それぞれ。別れてしまった今でも、あなたが彼を「運命の人」だと思っていることからもそれがわかりますね。大切なのは、相手との恋愛によって得た学びや経験を、この先の人生や次の「運命の人」に活かしていくことではないでしょうか。
相手が特別な存在であっても、「結婚できない=運命の人ではない」と短絡的に考えるのは△。「運命の人」と結婚し添い遂げる人もいれば、たとえ結ばれなくとも、お互いにかけがえのない存在だと感じて人生を高め合っていくといったパターンもあります。
この考え方でいくと、「運命の人が生涯にひとりとは限らない」ことにも気がつくのではないでしょうか。これから先出会う誰かが、あなたにとっての新しい「運命の人」である可能性は十分にあります。場合によっては、浮気をした元彼を超えるほどの、特別な出会いを引き寄せられることもあるかもしれません。
とはいえ…失恋直後は誰だって、新しい出会いに前向きにはなれないもの。「時間は薬」といいますし、まずは焦らずに、好きなことをして心と体を休めましょう。
Q.人並みに恋愛経験はあるものの、なかなか結婚へはたどり着けず、彼氏と別れるたびに「またか…」とガッカリするようになりました。新しい出会いを探しにいこうと思っても、「どうせまた別れるんだろうな」と腰が重くなることも。一体いつになったら、運命の人は現れるのでしょうか
A.結婚相手が運命の人とイコールになるとは限りません。焦らず自分のペースで、まずは出会いや恋を楽しむ気持ちを取り戻してみて。これまでに出会いと失恋を繰り返してきたという、あなたの経験や行動が、「運命の人」に出会う布石という可能性も
大人になると出会いを探すのも一苦労、重い腰を上げるだけでも精一杯…という人もいますよね。仮に両想いになったところで、しばらく付き合ったあとに別れたり、気がついたらマンネリ気味になっていたりして、ガッカリしてしまう気持ちはよくわかります。
しかし、これまでの恋愛であなたが「彼が運命の人だったかもしれないな」と思える人と出会えていないのなら、これから先いくらでも、出会いのきっかけをつかむチャンスはあるはず。
まずは運命の人との〝出会いの予兆〟をチェックして、恋愛へのモチベーションを高めつつ、日々の生活に刺激を呼び込んでみましょう。
♦︎耐えがたいほどの失恋をする
運命の人と出会う前には、深い傷になるような耐えがたい失恋を経験することがあります。これは一見すると不幸な出来事に思えるのですが、実際には古い関係を手放し、新しい出会いや関係性を受け入れる準備の過程であることも。
失恋は成長の機会でもあります。つまり過去の傷が癒えると同時に、新しい視点で恋愛に向き合いやすくなり、運命の人との出会いがスムーズになっていく可能性も高いのです。
♦︎生活スタイルに予期しなかった変化が生じる
突然生活スタイルに大きな変化が起こるのも、新たな出会いの前兆である場合が少なくありません。予想していなかった引っ越しや人間関係の変化など、これまでの日常とは違う流れが生じる生活は新たな出会いへと繋がっていきます。
たとえ自分では望んでいない変化であっても、新しい環境に適応せざるを得ない状態になってしまうことで、自分自身も変化をしていきます。予期しない変化であるほど、これまでの出会いとは異なる運命の人と出会う準備である可能性も決して低くないでしょう。
♦︎仕事に大きな変化が生まれる
仕事での役割や環境が変わることも、運命の人との出会いを示唆している可能性が大。新しいプロジェクトに取り組んだり転職したりといった変化は、新たな人間関係が築かれる前段階です。
仕事における変化が生じると人生のほかの側面にも大きな影響を与えがちなことから、これまでとは異なるタイプとの運命の出会いも引き寄せやすくなるでしょう。
♦︎理由もなくワクワクする
特にこれという理由がないのに不思議とワクワクする感覚を覚えた場合、何か特別なことが起こる予感を潜在的にキャッチしているからかもしれません。
理屈では説明できれないけれどなぜか前向きな気持ちになれるのは、自分自身にポジティブなエネルギーが増えている証なのでしょう。
明るい気持ちになっているときには、いいご縁にも恵まれるもの。運命の出会いに対する心の準備が整っているサインとも言えます。
♦︎自分磨きへの関心が高まる
自分自身をより良くしていきたい欲求が高まるのも、運命の人と出会う前兆である可能性が。新しいスキルを学んだり健康に気を使ったり、外見を整えたりといった自分磨きによって自己成長が促され、これまでよりも出会いの幅が広がっていくでしょう。
成長していく自分に対して自信が生まれると、必然的に周囲から見て魅力も高まりやすくなります。その結果、今までにはないジャンルの相手との出会いにも恵まれやすくなるのです。
並木まき
「運命の人」とハッピーエンドを迎えられるとは限らない
「運命の人」と聞くと、ドラマティックな出会いからのハッピーエンドを想像する人が多いかもしれませんね。
しかし現実には運命の人は異性とも限りませんし、必ず幸せな結末を迎えるというわけでもないようです。〝たった一人の運命の人だと思っていた相手に失恋したら、その後もっと運命を感じる人が現れた〟なんてこともよくあるでしょう。
だからこそ「一体いつになったら運命の人と出会えるの?」と焦ったり、「運命の人のはずなのに、どうして理想通りにいかないの?」と悩みすぎたりするのはよくありません。運命は、自らの手で引き寄せることができるものです。
自分の成長過程において、出会うべくして出会う人はおのずと「運命の人」になるのです。望む未来を引き寄せるためにも、相手を見極め、自分を磨き、幸福な運命をつかみとる準備をしておきましょう!
運命の人と幸せな恋愛をし、永遠の愛を誓うことができたらとても素敵ですが…運命の人は、ある日突然迎えに来てくれる王子様ではなく、自分の人生や価値観に大きな影響を与える存在であることも。まだ見ぬ運命の人に高い理想を抱きすぎて、本質を見失わないようにご注意を。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



