目次Contents
▼この記事の要点
- 20~30代女性のうち、彼氏の女友達に嫉妬したことがある人は約3割。彼女である自分よりも仲がよさそうな姿や、SNSでの絡み・グループ飲みなどに嫉妬した経験者が多数
- 「嫌なことははっきり伝える」「自分も彼の女友達と仲良くなる」「干渉しない」など、対策は人それぞれ。嫉妬している自分を責めたり否定したりせず、受け入れる心構えがあると気持ちがらくになるかも
- 2人きりで会ったら浮気だと捉える人もいれば、「隠さなければ会ってもいい」「連絡をとるだけならOK」という人も。女友達の存在自体を不快に思う人もいるので、カップルはお付き合いの際に、異性の友達との付き合い方や浮気のラインを明確にしておくのが〇
「彼氏の女友達」に嫉妬したことがある?

*アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、「『恋人の女友達』に嫉妬した経験がありますか?」と質問したところ…28.1%が「ある」、71.9%が「ない」と回答しました。
「ある」と回答した女性は、全体の約3割。約3人に1人の女性が、彼氏の女友達に嫉妬した経験をもつ…という結果になりました。
浮気のボーダーラインは人それぞれのようですが、あくまでも彼氏の女〝友達〟である以上、関係を阻むこともできず複雑な気持ちを抱える女性もいるでしょう。
男女間に真の友情が成立するか否かは、長年議論が交わされている永遠のテーマ。彼氏自身や女友達側に下心があるかどうかは、彼女の立場ではわからないこともあります。
女友達の彼氏を好きになってしまう女性もいる以上、その逆パターンを危惧し、嫉妬心をおぼえる女性がいても無理はありません。
【体験談】「彼氏の女友達」に嫉妬したのはこんなとき

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
では実際の体験談をもとに、みなさんがどんなことがきっかけで彼氏の女友達に嫉妬したのかを確認してみましょう。嫉妬心が芽生えやすいタイミングがわかれば、対処方法もみえてくるかもしれません。
■彼と仲のよい場面を目撃して嫉妬
「バイト先が彼と一緒で仲がよく、妹のような存在だと彼が言ったとき」(30代・埼玉県)
「自分には見せない顔で話していたとき」(30代・鹿児島県)
「楽しそうに話している、自分の知らない過去を知っているなど」(20代・東京都)
たとえ彼にそんなつもりがなかったとしても、女友達と仲良くしている瞬間を見てしまったらショックを受けてしまうこともありますよね。
隠されるよりはまだマシかもしれませんが、自分の目で直接見てしまったということもあり、記憶として残りやすく、落ち込んでしまう可能性も。彼女である自分以上に仲がよさそうに見えてしまったら、嫌な気持ちになることもあるでしょう。
■昔からの付き合い・元カノに嫉妬
「私が出会う前の話を披露されたとき」(30代・埼玉県)
「付き合っていた」(30代・埼玉県)
「元々お付き合いしていたのに別れて友達に戻ったため」(20代・新潟県)
昔から付き合いある女友達や元カノに嫉妬してしまうのは、ある意味当然のこと。彼女以上に関係が深く、付き合いの歴史が長いこともありうるからです。
目に見える接触は特になく、あくまでも過去だとわりきれるような状況でも、ふたりにどんな思い出があるかまではわからないもの。「自分が知らない一面を知っているかもしれない」という妄想に悩まされ、不快な心境になることもあるでしょう。
■SNSでの絡みに嫉妬
「彼氏とふたりでご飯に行って、その女友達がインスタグラムのストーリーに投稿していたこと」(20代・東京都)
「デート中に連絡がきたり、SNSでのコメント欄を見て」(30代・山口県)
彼氏のSNSを知っていることのメリットは、書かれている内容で相手の考え方や価値観がわかること。カップルでフォローし合っている人は少なくないかもしれませんね。
しかしそのいっぽうで、彼氏が人気者だったり、女友達と多くの絡みがあったりすると、嫉妬や喧嘩のタネになりがちというデメリットも。一緒にいるときに別の女の子のSNSをチェックしているようなことがあれば、喧嘩になったとしても無理はなさそうです。
■周りの女性がかわいくて嫉妬
「容姿が美しく自分よりも素敵に見えたとき」(30代・北海道)
彼氏の女友達が何かアプローチしてくるわけでもなく、好意がないと知っていても、周りに素敵な女性がいると自分と比較して嫉妬してしまう対象に。
変な対抗意識を燃やしたり、落ち込んだりなどパターンは人それぞれですが、自分にとってマイナスになっていることは確かです。うまく自分磨きのきっかけとして利用したり、モチベーションを維持する理由にできたりすればいいのですが…。
■ふたりで会っていることに嫉妬
「一緒にご飯を食べにいくのはそもそもやめてほしい」(30代・福岡県)
浮気のボーダーラインとして、〝ふたりきりで会ったらアウト〟だと考える女性は多いようです。
彼氏としては「お泊りしているわけでもないし、ちゃんと終電で帰ってきてるからいいじゃん」など言い分があるとしても、「彼女がいるのに、わざわざ異性とふたりで出かけるってどうなの!?」とモヤモヤするのが女心。ただの嫉妬に終わらず、浮気の疑いや別れ話に発展する可能性もあるパターンです。
■ボディタッチが多いことに嫉妬
好意があるのかはわかりませんが、やたらとボディタッチをして男性の気を惹こうとしている女性も一定数いるでしょう。〝脈ありサイン〟の一種ともとらえられやすいボディタッチ。すでにパートナーがいる人にたいして、ベタベタと触れるような女性は彼女でなくとも嫌がられそう。
「自分がこの男性と親密な関係だ」ということをアピールしてくる略奪ガールなこともあるので、そんな場合は要注意です!
■なんとなく不快な気分
「なんか嫌」(30代・大阪府)
彼氏の女友達の存在自体を不快に思い、〝なんとなく嫌〟だと感じている人もいます。異性間での友情は成立しないと考えている人もいる以上、ただ女友達がいるだけでも嫌だと思う人もいるでしょう。
実際、友人関係から恋人になった経験者は約半数を超えており、そう珍しいことではないよう。どこまで警戒するかは、彼女の性格や価値観によるところかも。
■仲良しグループの集まりに嫉妬
「男女複数でも飲み会などがあると不安になったりいいなと思った」(30代・東京都)
自分がメンバーに含まれていない、彼氏の仲良しグループに女性がいるというパターンも。彼女のあずかり知らぬところで、どのように盛りあがっているのかを想像すると、女友達への嫉妬心がわくようです。
自分と付き合うよりもずっと前からの仲良しグループだった場合にはなおさら、なかなか小言を言うこともできませんよね。
■プレゼントのチョイスに嫉妬
これは少々、彼氏側にデリカシーがないようにも思えるケースですが…彼女よりも、女友達のほうが格上の扱いをされているのを目にしたとき、嫉妬心がわいたという回答もありました。
なにかとプレゼントをあげる機会が多く、距離感が近いからこそ彼女には手頃なものをあげたのか…それとも、女友達をとても大切にしているからこそいい物をあげたのか、彼の価値観が気になるところ。場合によっては、喧嘩や別れの原因にもなりかねないでしょう。
「彼氏の女友達」に嫉妬しないためにできることは?

嫉妬心を抱く背景には、過去の体験やもとからの性格が影響していることもありまず。場合によっては、嫉妬しないようにすればするほど、相手のことを考えモヤモヤしてしまう…という悪循環に陥ってしまうことも。
しかし、〝嫉妬しにくい自分〟になれるよう、努力することはできるはず。どんなことをするべきなのか、ポイントをチェックしてみましょう。
自信をもつ
「あくまでも、彼女は自分であるということを強く芯にもつこと」(30代・愛知県)
「人と比べない」(30代・岩手県)
「自分が一番の存在だと思うようにする」(20代・埼玉県)
「自分は彼女だからと自覚と自信をもつ」(30代・和歌山県)
1番大切なのは、自分が彼女だという自信をもつこと。彼氏に他の女性と仲のよい一面があったとしても、彼女として選ばれたのは自分なので、そこは胸を張って堂々としていましょう。
万が一彼を狙っている女性がいるとしたら、なおさら気弱な態度を見せるのは×。「簡単に別れそう」と思われてしまうので、彼女としての余裕を強くもってふるまうほうが〇。
魅力的な女性になる
「自身が魅力的な女性になる」(20代・愛媛県)
「女友達の上を行く魅力的な女性になる」(30代・神奈川県)
「自分に磨きをかけて欠点をなくす努力をする」(30代・北海道)
嫉妬の原因は、女友達と自分の女性としての魅力を比べているから…というパターンもあります。「○○なところは負けている」など、ネガティブな面で競争をするのは意味がありません。
誰かと競うことはせず、自分自身が満足できるような素敵な女性になれるように、自分磨きに力を入れてみるのもおすすめ! 美しくなる彼女を見て、彼氏もまた惚れ直してくれるかも♡
情報を入れない
「女友達といるところを見ないようにする」(20代・福岡県)
「携帯を見たら終わりだと思っている。彼氏を信じるしかない」(30代・徳島県)
「その場を見ないようにする」(30代・神奈川県)
必要以上の情報を外部から取り入れると、「知らなければよかった…」と思わされるような事態になる確率も上がります。
特に今までの恋愛遍歴や女友達との思い出など、聞いたら自分のテンションが下がってしまう内容もあるでしょう。彼を隅々まで知り、すべての情報を頭に入れることが正しいとはかぎりません。「知らぬが仏」という言葉もあるように、ほどほどが1番なのです。
自分の時間を有意義に使う
「自分も男女隔てなく友達をつくる。自分の時間を有意義に過ごすため、自分に投資したり時間を使うようにする」(20代・神奈川県)
「自分も男友達をつくる」(20代・東京都)
付き合っていると言っても、四六時中一緒にベタベタしているカップルだけが仲のよいカップルとは限りません。
それぞれ友達がいたり、別の趣味をもっている場合もあるでしょう。個人として楽しむ時間を大切にするマインドが重要。彼女側も、彼氏に依存しないように視野を広げてさまざまなことにチャレンジするとよいかも!
彼の女友達と仲良くなる
「仲良くなれるなら仲良くする」(30代・京都府)
「その女友達との関係を把握しておくこと」(30代・群馬県)
「しっかり女友達のことを知っておく」(30代・愛知県)
彼氏に仲のよい女友達がいる場合は、タイミングを見計らって直接会ってみるのもひとつの手。相手の性格や人柄を知ることで、安心できる部分も増えたり、事前に予防策を張ったりできるかもしれません。
一度仲良くなってしまえば、勝手に勘違いして疑うような事態は防げるはず。少なくとも、〝彼女として紹介されている間柄〟であることに、安心感をおぼえられるのでは。
嫌なことははっきり伝える
「友人付き合いだと割り切る気持ちも大切だが、彼氏側も疑われたり嫉妬されるような行動は控えるべきだと伝える」(30代・静岡県)
「これ以上ひどくなるなら、女友達の話は禁止に」(20代・奈良県)
異性の友達との付き合いが原因で喧嘩になる場合は、お互いのなかにある「浮気の基準」が違うこともありえます。ふたりの意識を統一させるためにも、「ふたりで会うのはNG」「知らない女性と合う場合は紹介して」など、事前にされたら嫌なことを話し合っておくのがいいでしょう。
そうすることで相手を束縛せずに、お互い決めたルールに沿って交際ができるので、気持ち的にもらくになるはず。どちらか一方がモヤモヤを抱え込まないように、対等な立場で話し合うことが大事です。
干渉しない
「彼氏を信用する」(30代・神奈川県)
「できるだけ女友達のことは考えない」(20代・大阪府)
「広い心をもつ」(30代・東京都)
友人関係に干渉されたくない・束縛されたくないと考える男性は少なくないもの。相手を想う気持ちや自分の寂しさを打ち消すために、彼への望みが増えていく気持ちもわかりますが、愛の重さが悪影響となる場合もあるのです。
反対に、おのおのの人付き合いやプライベートを大切にして、お互いを尊重できているカップルは長続きする傾向にあります。カップルだからといって、すべてを思いどおりにしようとするのは×。「私のことが本当に好きなら、女友達なんていらないよね?」なんて、一方的に決めつけてしまわないよう注意が必要です。
気にしすぎない
「気にしない。 自分のことを1番好いてくれているという自信をもつ」(30代・大阪府)
「人は人と割り切る」(20代・京都府)
女友達はあくまでも女〝友達〟でしかなく、〝彼女〟とは比べることができない存在だと割りきることも大事です。
あくまでも友達であり恋愛対象ではない女性と、恋愛対象として誰よりも大切にしている彼女。両者の間には、越えようのない壁があるはずですからね。愛されているという自信をもち、いちいち目くじらをたてないほうが吉! 気持ちの切り替えが要です。
彼氏との仲を深める
「恋人と強固な信頼関係を築くこと」(30代・岐阜県)
「自分を愛してもらうこと」(30代・大阪府)
不満ひとつわかないくらいラブラブでいられれば、女友達の存在など歯牙にもかけない状態で、目の前の彼氏をまっすぐに愛することができるかも。お互いの愛情を深めることで嫉妬心が薄れるだけでなく、彼との絆がより強固なものになり、幸せな関係を長続きさせられたら万々歳ですね。
嫉妬を受け入れる
「嫉妬は仕方ない」(30代・東京都)
彼氏の女友達に嫉妬しているからといって、自分を責める必要はありません。「私って器が小さいのかな」「彼女としてダメなのかもしれない」と、罪悪感をおぼえることもないのです。
人間ですから、誰だって不本意に気持ちが揺れ動いたり、黒い感情がわいてきたりすることはあるでしょう。まずはそんな自分を許し、〝私、嫉妬しているんだ〟と受け止めることで、心の中のモヤモヤに負けずにいられるかもしれません。
浮気ではない? 「彼氏と彼氏の女友達」「彼女と彼女の男友達」の許せる距離感とは

「これを恋人が知ったら疑われるかも?」と思いつつも、自分の中では「浮気ではない」という認識で、恋人に秘密をつくる人もいます。心当たりのある人はいま一度、異性の友達との距離感や付き合い方について考えてみましょう。
◆連絡をとるまでならOK
「LINEの友達として存在する」(20代・神奈川県)
「連絡とるくらい」(30代・茨城県)
「連絡は業務連絡までなら許せる。人に興味ない人は四六時中連絡は取らないし、ふたりでも会わないから」(20代・埼玉県)
「連絡は頻繁ではなく、目的がある(必要な)内容であれば許せる」(20代・東京都)
「連絡をとるのはいいと思う。ふたりで会うのは、何か特別な目的があればいいけれど、ただご飯に行くためだったら嫌」(20代・東京都)
たとえばLINEやメールなどで、連絡をとるだけなら許せる…という人は多いようです。しかし実際に会う約束をしたり、電話をしたりしていたらアウトという意見も。絶妙な線引きになるため、カップルの場合は事前に話し合っておいたほうがよさそうですね。
あくまでもオンライン上で完結し、対面することのない間柄であれば浮気だとは思わない…ということでしょう。連絡の内容にもよりますので、やはり価値観を擦り合わせることが大事です。
◆ふたりで会うだけならOK
「ふたりで会う。相談したりしてもいい」(30代・千葉県)
「ふたりで会う(目的による)。ふたりで飲みに行くくらいなら友達としてありかなと思う」(30代・大阪府)
ふたりで会ったら浮気だと考える女性も多いなか、友達として飲みに行くくらいならOK…というタイプの女性もいるようです。よほど彼氏を信頼していたり、自身も男友達を友人として完全に割りきっていたりなど、自分以外とふたりきりで会うことを許せるほどの深い関係値にあるのかもしれません。
◆グループで会うならOK
「大人数で会うのはOK。LINEは意味のある連絡ならOK(しょうもない会話はNG)」(30代・大阪府)
「周りに人がいる中で雑談などをするのはよいですが、自分に無断でふたりきりで会うことは浮気になると感じるので許せません」(30代・宮城県)
「ふたりで会うのと、連絡をとることすら嫌なので、それだったら私も含めて一緒にお話する程度ならいけます」(20代・滋賀県)
ふたりで会ったらアウト派の人も、他の人もあわせた複数人でならOKになることが。あるいは、彼女である自分自身も交えてならOKという声もありました。〝彼女として紹介されている〟ほうが安心できるだけでなく、相手をけん制することにもつながるでしょう。
やはり、ふたりきりで異性と会うことを浮気だと捉える女性は多いよう。異性でも同性でも、女友達とは別の第三者に介入していてもらうことで、恋愛ムードをかき消すことができる…ということでしょうか。
◆秘密にしなければOK
「言ってくれれば会ってもいい」(30代・石川県)
「ふたりで会うことを報告していればOK、理由はもし何かあっても納得できるため」(30代・岡山県)
たとえ浮気をしていようがしていまいが、パートナーに隠れて会ったり、連絡をコソコソとっていたりするようなら、不誠実であることは否めません。隠すということはやましい部分があるということ…と解釈し、秘密にされなければOKという人もいました。
隠したいやましさや下心がないのであれば、堂々と彼女に報告し、「女友達のひとりと食事に行くけれど、何時から何時まで、お店はここで、話す内容はこんな感じ」と、赤裸々に話すくらいのほうがある意味安心…といえるかも?「彼女を不安にさせたくない」なんて言い訳をして、嘘をついたり隠したりして会うほうがNGでしょう。
◆仕事の関わりならOK
「仕事に関することなら大丈夫」(20代・東京都)
職場にまったく異性がおらず、関わることもほとんどない…なんて人はそういないでしょう。社会人として働いていれば、彼女以外の女性ともコミュニケーションをとらざるをえないものです。
ときには仕事の関係上、比較的密に連絡をとりあったり、飲み会や接待などで退勤後も関わったりするかもしれません。それをいちいち咎めていては、彼の仕事にも支障がでてしまいそう。あくまでも業務の一環ととらえ、仕事関係はOKとしている女性は少なくないようです。
◆どんなことでも許せない
「男女の場合は控えるべき」(30代・長野県)
「どれも嫌だ」(30代・神奈川県)
彼氏に関わる女性はすべて受け入れられない、なるべく控えるべき! という〝彼には女性と関わらないでいてほしい派〟の声もありました。
「仕事なんだから仕方ない」「彼氏にも友達付き合いがある」と冷静に割りきっている人でも、本心ではこう思っている場合があるのかもしれませんね。それくらい彼氏のことが大好きで、他の女性に絶対にとられたくないと強く感じているのでしょうけれど…彼の仕事やプライベートに支障がないよう、過度な束縛には気をつけて!
◆なんでも許せる
「相手が昔からの友達なら特に何も言いたくない」(20代・東京都)
こちらは対照的に、彼氏の女友達の存在を気にしていない女性からの声。彼氏からすると、たいへん〝理解ある彼女〟に感じられそうですね。
恋人として付き合うより前から、彼には彼の人生があり、築いてきた信頼関係やコミュニティがあるものです。それらを否定することなく、彼の一部として受け止められる心をもてれば、嫉妬心から解放されるかもしれません。
たとえば…もしも彼と結婚して、式を挙げるかもしれないなんてことになったとき。彼の女友達ごとゲストとして招待し、自分たちの幸せな姿を見てもらえるくらいの器がもてれば、この先の関係も安定したものになるのかも…?
「私の心が狭いだけ?」女友達と遊ぶ彼氏に悩むあなたへ…対処法と心のもち方Q&A

本記事にたどりついた人のなかには、抑えられない嫉妬心や彼へのモヤモヤを募らせて、辛い気持ちになっている人もいるでしょう。「嫉妬してしまう自分が悪いのかな」「心が狭いのかな…」と悩みつつも、それでも嫉妬心を消すことができずに、対処法を考えている人もいるかもしれません。
ですが、例え嫉妬するからといって、あなたの心が狭いと決まったわけではありません。嫉妬心が正当なものかどうかはケースバイケース、彼の行動や態度に原因がある可能性もあるでしょう。
ここではQ&A形式で、女友達に嫉妬してしまう人の原因と対処法を、パターン別にご紹介していきます。
- Q.彼はいわゆる陽キャで、女友達がとても多い人です。毎週のように飲み会をしていて、そこにはよく女性もきているようです。あまり深く探ろうとすると怒られるので、いつも笑顔で送りだしているのですが…〝理解ある彼女〟を演じることに疲れました。お酒も入る場で毎週女と遊んでいるなんて、ふつうはアウトだと思うんですけど…これは私に友達が少ないからそう感じるだけですか?
- Q.彼氏はただの友達だというのですが、どう見ても彼と距離が近い女友達がいます。少なくとも、女側は彼のことを好きであるように見えます。彼女がいるのを知っていてやたら連絡してきたり、ボディタッチをしたり。私はその人が大嫌いで彼氏にも伝えているのですが、ただの友達だからといって縁を切ってくれません…
A.異性の友達にたいする価値観や人付き合いの幅は、人それぞれだといえるでしょう。複雑かもしれませんが、女友達と毎週飲んでいるからといって、必ずしもアウトだとはかぎりません。どちらかといえば問題は別のところにあり、〝彼女であるあなたが気になって聞いたことを彼が怒る〟点が気になります
これまでのアンケート結果をみてきてもわかるように、異性との交流にたいする価値観や、浮気のボーダーラインは、女性のなかでさえ人それぞれ異なっています。そのため、〝彼女がいるのに毎週女友達と飲む〟こと自体がアウトだとは、世間一般的に決めつけることはできないのが現状です。
たとえ毎週飲んでいたとしても、必ず彼女にそれを報告し、終電前に帰り、女友達以上に彼女を大事にしていればOK…ということもありえます。彼女自身も、男友達との付き合いを大切にしているケースもあるでしょう。何がアウトで何がOKかの基準は、カップルごとに異なるものなのです。
しかしだからこそ…あなたが不安を感じ、アウトだと思っている時点で、彼にはあなたの彼氏として向き合う義務があるはず。価値観をすり合わせるためのコミュニケーションの不足が、あなたの嫉妬心の大きな原因であるように感じます。
陽キャだろうが陰キャだろうが、〝不安がっている彼女の質問に答えず、むしろ怒る〟態度に、彼の不誠実さがあることは否めません。あなたがあまりにもしつこく質問しているのならともかく、笑顔で送りだしてくれている彼女にとるべき態度ではないでしょう。
彼がなぜあなたの質問に怒りをおぼえるのか、なぜ話し合おうとしないのか、まずは彼の本心を知る必要があります。感情的にならず、落ちついて「飲み会のことで話がしたい」と伝えたときの、彼の反応が誠実かどうかを見極めてみましょう。場合によっては、別れを視野にいれるべきかもしれません。
Q.彼氏はただの友達だというのですが、どう見ても彼と距離が近い女友達がいます。少なくとも、女側は彼のことを好きであるように見えます。彼女がいるのを知っていてやたら連絡してきたり、ボディタッチをしたり。私はその人が大嫌いで彼氏にも伝えているのですが、ただの友達だからといって縁を切ってくれません…
A.彼女であるあなたからみて距離が近く連絡もあるということは、それなりに親しい間柄であることは確かでしょう。彼氏とその女友達の職場や学校が同じだったり、共通の友人が多かったりする場合は、縁を切ろうにも切れない可能性があります。このような場合は、女友達ごと懐柔できるように動いたほうが得策です
彼氏のことを好きそうに見える女友達がベタベタしてきたら、彼女としては不快でたまりませんよね。その女性を大嫌いだと思う気持ち、よくわかりますよ。
縁を切ってほしいと考えるのも無理のないことですが、そう簡単に断ち切れるような関係性ではない場合、無理に切らせることであなたの評価が下がる可能性も否めません。共通の友人・知人が多い異性といきなり絶縁した場合、お互いが本当になんの下心もない相手だったとき、「彼女に言われて…」という理由を話されることにはリスクがありそうです。
となれば、「〇〇ちゃんって本当に仲がいいよね!」「よかったら今度、私と三人で遊ばない?」と、彼に聞いてみてはどうでしょう。大嫌いな彼女と仲良くするのは癪かもしれませんが、大好きな彼氏からの評価が下がったり、あなたがモヤモヤを抱えたりするよりはマシかもしれません。本当にただの友達であれば、断る理由もないはずです。
もしも彼がそれを断るようであれば、彼は女友達に好意を抱かれていることを知って関わっていたり、やましい気持ちがあったりする可能性があります。そうなれば、「ただの友達」という言い訳は通用しないはず。あなたが正当に、彼女ともう関わらないでほしいと改めて伝える機会をつくれるでしょう。
三人で実際に遊んで、ご飯でも行くことになるようなら、あなたと彼がとても仲良しであることを女友達に見せつけてもいいと思います。女友達にも意地悪などはせず、優しく誠意をもって接しましょう。本来であれば、仲良しカップルとそれを祝福する友人…という構図がつくられるべき状況ですからね。彼の友達であるその女性は、彼の幸せそうな姿を喜ぶべき立場です。
自分のなかの嫉妬心と闘うためには、客観的な状況判断力と、したたかに戦略性をもって相手と向き合う力が必要になることがあります。少々骨が折れる気持ちになったとしても、この壁を乗り越えることができたら、あなたはもうひと回り大きく成長できるかもしれません。
その嫉妬心、あなたの心が狭いせいとはかぎりません!
男女の友情は成立するのか、しないのか…その価値観がカップル間で違っていると、温度差や意見の違いがでてきてしまいます。
彼氏に仲のよい異性がいることを、不安に思ってしまう気持ちは自然なものです。誰だって、自分のパートナーに言い寄る異性がいたら、不信感を抱くものでしょう。
しかし、確信もないような疑いをかけたり、ネガティブな思考に陥ったりすると逆効果。気持ちを切り替え、内面も外見もより一層美しくパワーアップできるように自分なりに努力をしてみたり、「怪しい…」と相手を疑う行動を少しずつ控えて、よい部分に目を向けてあげられるようになると、一歩前進ですね。
不安でも辛くても、彼が自分にしてくれる日頃の愛情表現を見ていれば、女友達にたいしてどう感じているのかは、おのずと分かってきませんか? 彼氏の友人関係を無理矢理制限してストレスを与えぬよう、心から信用してあげることも大事です。反対に、浮気や下心の疑いがあるときは冷静に、彼と話し合う機会をつくってみましょう。
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