目次Contents
▼この記事の要点
・嫉妬しやすい自覚のある女性は全体の約3割。恋人や友人、仕事の同僚などが対象になる
・恋人がほかの異性と話していたり、知人や友人が自分よりも幸せそうだと嫉妬するケースが多い
・自分の気持ちに素直になり、嫉妬心を受け入れることから始めると〇。人と自分を比べる必要はなし!
【100人に聞いた】あなたは嫉妬しやすい?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
女性100人に「あなたは恋人や友人、仕事の同僚などに嫉妬しやすいと思いますか?」と質問したところ、35.8%の人が「はい」、64.2%の人が「いいえ」と回答しました。嫉妬しやすい自覚のある女性は、全体の約4割という結果に。
嫉妬を辞書で引いてみると、以下のようなことが書かれています。
1. 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
2. 自分の愛する者の愛情が、ほかの人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気(りんき)。
(小学館『デジタル大辞泉』より一部引用)
「妬む(ねたむ)」という言葉自体が、他人の幸せや長所をうらやみ憎むという意味です。
恋愛に限らず幅広く使われている言葉で、嫉妬の理由は十人十色。しかし多くの場合、嫉妬の対象は「恋愛・仕事・友人」のいずれかに向かうようです。恋人へのヤキモチだけでなく、自分より恵まれている友人や知人に対して、「悔しい」「うらやましい」と思う気持ちが嫉妬になることも。
両者はまったく違う状況ではありますが、〝自分以外の誰かを妬ましく思う感情〟があるという点は一致しています。たとえば恋人の浮気相手に嫉妬したり、お金持ちや容姿の優れた人に嫉妬したり…というケースが当てはまるでしょう。
嫉妬するだけでなく、される側になり困った経験を持つ人もいるかもしれませんね。嫉妬してしまう人の心理については、こちらの記事でもまとめています。
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嫉妬してしまったときのエピソードをご紹介

嫉妬した経験を持つ女性たちに、実際の体験談やエピソードを聞いてみました。やはり恋愛感情が元になる嫉妬もあれば、友人や知人をうらやむ気持ちが嫉妬になることもあるようです。
ほかの人と仲が良さそうな姿に…
「恋人と同僚の仲が良すぎて」(20代・広島県)
「異性と話しているのを見るだけでも嫉妬する」(30代・大阪府)
「恋人が一日中ネット友達の相談を受けながら一緒にゲームしていたとき。私にはそんなに時間使ってくれないよね? という気持ちになった」(30代・愛知県)
「ほかの人と仲良く話していたら、自分より楽しいのかもと勘ぐってしまう」(20代・兵庫県)
「若い頃は親しい友達がほかの友達と仲良くしているのを見て嫉妬してしまうことや、才能に嫉妬してしまうことがあった」(30代・長野県)
友人でも恋人でも、〝自分以外の人と仲が良さそうにしている姿〟に嫉妬してしまう人が多数。「もしかしてあの人と話しているほうが楽しいのかな」「私のことよりも好きなのかな」と不安が膨らみ、イヤな気持ちになってしまうようですね。
ちょっとしたきっかけでも嫉妬するということは、それだけ相手を気にしているということでもあります。「嫉妬するほど相手のことを想えるって素敵」との回答もありましたので、強い嫉妬心は愛情の裏返しであり、相手への思い入れの深さに比例しているのかも。
嫉妬が怒りや憎しみに変わらぬよう、自身の感情コントロールや、相手との距離感を考えることが大事ですね。
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ただの付き合いだとわかっていても…
「飲み会などに出かけたときに」(20代・静岡県)
「恋人が仕事の人と親しく話していると、わかっていてもモヤモヤしてしまう」(30代・大阪府)
「女性の多い飲み会だと少し心配になる」(30代・北海道)
「一緒に最寄りまで帰ってきたとき」(20代・東京都)
「笑って話していると気になってしまう」(30代・千葉県)
浮気の定義は人によって異なりますが、「ふたりで会ったら浮気」だと考えている人も少なくありません。飲み会や商談などで異性と親しげにしていたら、それが仕事のつきあいだと頭ではわかっていても、まるで浮気のように感じられて嫉妬してしまうのでしょう。
(本当に浮気・不倫をされているケースは除きますが)相手からすると「なにも悪いことをしていないにもかかわらず責められた」ような気持ちになってしまうかも…。あるいは、まだ付き合っていないのに嫉妬心をむき出しにした場合も、面倒な人だと忌避される恐れがあります。
嫉妬が原因で関係がこじれることは、きっとお互いに望んでいないはず。カップルならば話し合いを、付き合っていないのならばお互いの関係性を踏まえて、距離を置いたりアプローチの方法を見直す必要があるかも…。
ちなみに、異性間での友情は成立しないと考えている人も多い様子。実際、友人関係から恋愛に発展するパターンもままあるそうなので…それぞれが視野を広く持ち、パートナーの価値観を理解する姿勢を持つことが大事ですね。
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好きな人が誰にでも優しくしている姿に…
「好きな人が誰とでも分け隔てなく接しているとき」(30代・東京都)
「誰にでも優しくしてるところをみると、自分だけじゃないのかと嫉妬してしまった」(20代・静岡県)
自分だけに向けられた特別な態度だと思っていたのに、誰にでも優しい人なだけだった…というのは結構ショックですよね。恋愛感情を抱いた相手だと特に、「脈ありの可能性が一気に覆された」ともいえるのでつらいでしょう。
優しくされている他人に嫉妬してしまうだけでなく、好きな人にも裏切られたという気持ちになりがちなこの状況。これまでどれだけ客観的に、自分たちの関係性を把握していたかが物をいう部分もありそうです。
相手が優しいからといって両想いだと過信せず、冷静に脈ありサインを見極めましょう。
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自分よりも幸せそうな人の姿に…
「幸せそうだったとき」(30代・長野県)
「自分よりお金持ちの人に嫉妬する」(30代・京都府)
「友人だけずるいと思った」(20代・宮城県)
「契約が先に決まった同僚をうらやましく思った」(30代・東京都)
「彼氏できたアピールや結婚しましたアピール。 嫉妬を超えてウザいと思っちゃう」(20代・埼玉県)
自分より恵まれているように見える人への、妬みややっかみを抑えられないという人もいます。自身の状況と比較して、「どうしてあの人だけあんなに幸せそうなんだろう」と不公平さを感じ、やりきれない気持ちになるのかもしれません。
特にSNSが普及して以降は、承認欲求や自己顕示欲を満たすための投稿など、他人の恵まれた一面を目にする機会が増えましたよね。素敵な彼氏ができた友人や、高価な指輪の写真とともに結婚報告をしている知人などを目にしたとき、本当は心から「おめでとう」を言いたいのにできないという人もいるはずです。
とはいえ、嫉妬自体は決しておかしなことではありません。「隣の芝は青い」ともいわれるように、他人の持ち物は何だってよく見えるものですから。でも、幸せそうに見えるあの人だって、意外と人目につかない場所では彼と大喧嘩していたり落ち込んでいたりするかもしれませんよ。
…そんな背景を知ったところで、しんどいものはしんどいですよね。どうしてもつらいときには相手とそっと距離を置いたり、SNSから離れることをおすすめします。
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才能のある人に…
「自分はほかの人がしているように気軽に笑顔で話したり、関わったりできないのに、あの人はそれができてうらやましいな、ずるいなと思ったことがあります」(30代・石川県)
「高校時代の部活で、周りの友達が自分よりも圧倒的に技術や才能を持っていて、尊敬と同時に嫉妬と悔しさを覚えた」(20代・福島県)
「恋人は、過去の恋愛についての話を聞くと嫉妬する。 仕事の同僚は、売上や指名が負けたときに」(30代・東京都)
「自分よりも出来がよかったとき」(30代・埼玉県)
自分より輝いて見える人に嫉妬する人は少なくないようです。うらやましいと思うと同時に、歯がゆさや悔しさ、自分に対する情けなさに苦しめられてしまうこともあるでしょう。
ですが、嫉妬心も悪いことばかりではありません。「あの人には負けたくない」「自分もあんなふうになりたい」という向上心が湧いて、自己成長へ繋がるきっかけが生まれることも。嫉妬心をそのまま妬みとして燻ぶらせるのではなく、自分の人生を充実させるチャンスに変えられれば◎ですね。
褒められている姿に…
「自分よりも褒められたりしているとき」(30代・千葉県)
「上司に褒められているのを見たとき」(30代・神奈川県)
誰かが自分よりも褒められている姿を目の当たりにすると、つい嫉妬してしまう人もいる様子。仕事で高い評価を得たり、努力の結果なんらかの成果を出した人に対して、「すごいなぁ」と思う気持ちがあったとしても…それを素直に褒めたたえるには、心境が複雑なこともあるでしょう。
こういった場合は嫉妬の裏に、「自分だって褒められたい」「私のことを見てほしい」という承認欲求が隠れていることもあるようです。そのまま欲求をこじらせてしまわないように、感情をうまくコントロールするのも大事なポイント。
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嫉妬しすぎて失敗してしまったエピソードをご紹介

嫉妬心がつい行きすぎて、失敗してしまったエピソードについてもご紹介します。身に覚えのある人は、嫉妬のせいでつらい思いをしないためにも、失敗談から学びましょう。
感情的になってしまった
「焦って空回りする」(30代・千葉県)
「泣いてしまった」(20代・静岡県)
「情緒不安定になった」(30代・福井県)
「高校生のときに感情的に怒りすぎてメールの返信を長期間せず、相手に理由を聞かれて話すと呆れられたことがあります」(30代・石川県)
嫉妬心から冷静でいられず、相手の前で感情的になってしまったという回答が。嫉妬を向けられたほうに覚えがなかった場合は「どうしてそんなことで?」と混乱させてしまうほか、呆れられることも。嫉妬自体が問題な訳ではないのですが、相手への伝え方や対応の仕方を誤った場合、トラブルになりやすいといえそう。
特に恋人への嫉妬については、さみしさが募り「自分も嫉妬されたい」という気持ちがでてくる人もいるかと思います。しかし、わざとそっけない態度をとったり、ほかの異性と仲良くしたりするのはNGです。相手との関係が余計にこじれて、さらにつらい思いをしてしまうかも。
自己嫌悪に陥った
「自分が嫌いになった」(30代・長野県)
「自分の中で苦しくなって一時的に距離を置いた」(30代・長野県)
嫉妬を醜い感情だと考えている人は特に、〝嫉妬している自分自身〟を嫌いになってしまうものです。本当はそんな感情を抱きたくないにも関わらず、嫉妬心にとらわれている状態はつらいですよね。
そんな感情に苦しむくらいなら、嫉妬の対象と自ら距離を置くという選択をしてみるのはいかがでしょうか。関わる機会を減らして相手のことを見たり考えたりしなければ、そのうち嫉妬心も薄れていきます。できればSNSからも少し離れて、自分の時間を大切に過ごすのが吉です。
嫉妬の相手と不仲になった
「少し仲が良くないときがあった」(20代・群馬県)
「一方的に相手を嫌いになって距離をとった」(30代・愛知県)
「嫉妬で恋人とよく喧嘩をした」(30代・東京都)
嫉妬する人だけでなく、嫉妬の感情を向けられる人も複雑な気持ちになることがあります。その結果、ギクシャクして関係が悪化してしまうことも。
中には、恋人や友人に嫉妬されることに愛を感じる、という人もいるかもしれませんが…そうでない場合、過度な嫉妬は喧嘩やすれ違いのもととなるだけ。落ち着いてクールダウンし、感情的な態度をとりすぎないよう気をつけましょう。
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恋人を困らせてしまった
「恋人に、仕事や仕事の飲み会がイヤだと伝えたら困らせてしまった」(20代・茨城県)
かつては〝飲みニケーション〟なんて言葉も使われていたほど、上司や同僚との飲み会は仕事の一環…という職場も多かったですよね。コロナ禍を経てその風潮が薄れつつあるとはいえ、恋人が会社帰りに飲みに行くことをさみしく思ったり、異性のいる場所での飲食を不安に思う人もいるでしょう。
しかし、恋人が嫌がるからといって、飲み会のキャンセルを検討できる人はそう多くないはず。送別会、歓迎会などのイベントならなおさらです。さみしいという気持ちを伝えることは大事ですが、相手の行動を制限したり、強制しないよう束縛には気をつけて。そうなる前に、お互いが気持ちよく付き合うための約束ごとや、妥協点を話し合ってみてください。
たとえば「飲み会に異性がいる場合や、キャバクラやスナックなどのお店を使う場合は必ず報告する」「大事な付き合いだとしても、朝帰りは極力控える」など、飲み会に関するレギュレーションを考えてみてはいかがでしょうか。
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人によって態度を変えてしまった
「嫉妬してる人だけに態度が変わってしまった」(20代・静岡県)
嫉妬心を完璧に隠して、ほかの人と同じように接するのは難しいことです。中には気持ちを抑えることができず、嫉妬の対象とそうでない人とで態度が変わってしまう人もいます。周囲の人に気を使わせたり、仕事に支障が出たりしないよう気をつける必要があるでしょう。
ここからは嫉妬しない方法について説明していきますので、心当たりのある人はぜひ参考にしてみてください。
【彼氏がいる人、片思い中の人向け】恋愛中に嫉妬しない方法6選

1:嫉妬の感情を受け入れる
心理学の「カリギュラ効果」をご存知でしょうか。人は「~~するな」と禁止されればされるほど、余計にそのことへ関心が向いてしまい、逆効果になりがち…というあの現象です。
たとえばダイエット中に、「カロリーの高いスイーツは食べちゃダメ!」と自分を抑圧すると、かえって食欲が暴走しやすいのです。
嫉妬の感情を抑えたいときも、まさしく同じ。「嫉妬しちゃいけない」と思うと、ますます彼のことが頭から離れなくなり、「もしかしてまだ元カノに未練があるのでは?」「ひょっとして女友達と浮気しているかも」などと、あらぬ妄想が膨らむ一方です。
そうしたジェラシーに歯止めをかける第一歩として、まずは自分の感情を受け入れてみて。彼の日頃の行動に対してモヤモヤを感じたら、「そんなことを考えるのはよくない」なんて無理に感情を抑え込むより、「自分は今、嫉妬しているんだな」と素直に認めちゃいましょう。
ただ心の中で思うだけでなく、彼のどんな行動に対して、どのように感じたのかを紙に書き出してみるのも効果的。最初に自分の弱さを受け入れるだけでも、次から次へと沸いてくるネガティブな感情に歯止めをかけることができるはずですよ。
2:嫉妬のデメリットとメリットを考える
自分の感情を受け入れることができたら、次に嫉妬のデメリットとメリットを分析しましょう。
まず、嫉妬のデメリットについて。これは簡単ですよね。恋人の行動を監視したり、「昨日はどこで誰と何をしていたの?」と問い詰めたりなど、過剰な束縛へつながりかねない。また、片思い中なら「どうせ私よりもほかの人のほうが魅力的なんでしょ!」という不安から、ついそっけなく接したり、ギスギスした態度をとってしまう。いずれにせよ、2人の関係によい影響を与えないことは明らかです。
逆に、嫉妬のメリットはというと…実に難しい。〝それほどまでに好きなことが伝わる〟といえなくもないですが、相手の心に「負担」として重くのしかかる可能性だってあります。あなたがいくら「私以外の人と親しくしないで!」ともがき苦しみ訴えたところで、彼の行動が変わる可能性は低いでしょう。
つまり、嫉妬することには百害あって一利なし! モヤモヤする時間を丸ごと、後ほどお伝えする生産的な行動へシフトさせたほうが、よほど早く幸せに近づけるのです。
3:思い込みを捨てる
嫉妬深い人の特徴のひとつに、妄想力が豊かすぎるという点が挙げられます。
一例ですが、恋人がSNSで女友達とマニアックな趣味の話題で盛り上がっているのを見て、「私といるより、その女友達といるほうが楽しいのでは?」なんて妄想しちゃう。そんなふうに一度ジェラシーに火が点くと、彼やその女友達のSNSの過去の投稿まで遡ってチェックするなどして、「やっぱりこの2人怪しい!」とますます疑惑を深めていく…。
でも、ちょっと待ってください。いくら不安材料を集めて「こうじゃないか」と妄想しようとも、彼の本当の気持ちは誰にもわからないのです。
この時点ではっきりしている事実はたったひとつ。あなたが、彼と女友達との関係に嫉妬している。ただ、それだけです。
彼の自分への愛情に不安を覚えたとき、ただ悩んだとて何も問題は解決しません。もちろん好きな人が自分以外の異性と親しげにしているのを見て、心がざわつくのはごく自然な感情ですよ。しかし、「悩み抜いても解決策が見つからないことは考えたって仕方がない」という一点は、ぜひ肝に銘じておきましょう。
4:相手を幸せにすることに集中する
いくら嫉妬したところで彼の行動は変わらないし、また彼の本当の気持ちもわからない。では、このモヤモヤした感情を一体どうやって処理すればいいのでしょうか!?
その解決策のひとつは、相手をコントロールしようとするのではなく、自分を変えることです。
嫉妬の感情は、自分を他者と比較することで生まれます。先ほどのSNSの例でいえば、「もしかすると自分より女友達のほうが、彼からの愛情や関心が向けられているかもしれない」という比較です。
しかし、そこで「私と女友達とどっちが大事?」などとひとり相撲するのは不毛の極み。それよりも、「自分が彼を幸せにするには何ができるか?」を考えるほうが、ずっと生産的なのです。
彼と女友達とのやりとりが楽しそうに見えたなら、自分もその話題で彼と盛り上がれるように勉強すればいいのではないでしょうか。「ねえねえ、○○について教えて!」と頼れば、きっと腕まくりする勢いでレクチャーしてくれるはず。
ちなみにこれは、片思いの場合でも同じです。職場で意中の男性が、自分以外の女性に優しく接しているのを見てモヤモヤしたとしましょう。そんなときは、女性と自分とを比較していたずらに苦悩するのではなく、その男性に喜ばれるために何ができるかを考えてみてください。
5:自分の気持ちを素直に伝える
嫉妬の感情の根っこには、さみしさがあるのです。恋人との日頃のコミュニケーションに満足していた場合、相手が自分以外の女性と楽しそうにしているのを見たところで、あまり動揺することはありません。逆に「もっと話したいのに…」など物足りなさを抱えているからこそ、ほかの女性への接し方を見て嫉妬心が芽生えるのです。
ジェラシーを感じたときは、やみくもに彼の行動や態度を責めるのではなく、自分の感情の根底にある「本当はもっとこうしてほしい」という欲求不満を見定めましょう。そして嫉妬の正体に気づいたら、正直に彼に伝えてみてくださいね。
6:恋愛以外の時間を充実させる
もうひとつ、嫉妬深い人の特徴として、人生における恋愛のウェイトが重すぎるという点も挙げられます。つまり「彼に愛されないと自分は幸せになれない」という強い思い込みがあるために、100%相手を独占しておかないと落ち着かない。恋人が少しでもほかの異性に関心を向けると、その分、自分の幸福度が下がってしまうかのような焦燥感があるのです。
この呪縛から逃れるためには、恋愛以外の要素で人生を充実させるしかありません。仕事でも趣味でも何でもいいので、相手のことでクヨクヨ悩む時間を、本気で何かに打ち込む時間に充ててみましょう。
恋愛に依存する人よりも、それ以外に夢中になれることがある人のほうが魅力的に映ります。趣味や仕事に全力投球することは、結果として恋愛にもよい影響をもたらすことでしょう。
同性の友達に嫉妬しない方法3選

ここまで恋愛に関するジェラシーを克服する方法をお伝えしてきましたが、恋愛以外に、身近な友人に対しても嫉妬心を抱いてしまうことがありますよね。たとえば、友達の惚気話や結婚・出産報告を素直に喜べなかったり、仕事での成功にモヤモヤすることはないでしょうか。
そうした同性の友達への嫉妬心をしずめる方法もお伝えしますね。
1:嫉妬するほど素敵な友人がいることに誇りを持つ
嫉妬というのは、次の2つの条件を満たさないと発生しません。1つは嫉妬の対象となる人物が、自分にはない恵まれた点を有していること。もう1つは、その人物が自分のごく身近な存在であることです。
1つ目はわかりやすいですが、2つ目の点は意外と見落としがちかもしれませんね。極端な話ですが、遠く離れた異国の地で、ある女性がイケメン王子に見初められてプリンセスになったというニュースを耳にしても、「へえよかったね、すごいね」と思うくらいで、嫉妬心まで湧かないのではないでしょうか。
裏を返せば同性の友人への嫉妬は、それほど素晴らしい人物とあなたが、ごく身近で親しい関係にあるということを表します。これはシンプルに言って誇れること。それに、もしかすると…友人も密かにあなたに嫉妬している点があるかもしれませんよ。
友人の仕事やプライベートでの成功にモヤモヤしたならば、「それに引き換え私は…」なんて自己嫌悪する前に、「そんな彼女と友達である、私ってすごい!」との方向に視点を変えてみてはいかがでしょうか。
2:嫉妬は成長の機会だと捉える
先ほど「自分と無関係な人物には嫉妬心が生じにくい」とお伝えしました。相手が別世界の人間だった場合、自分とは比較しようがない、比較しても意味がないといった心理が働くのでしょう。
一方、友人に対して嫉妬を感じてしまうのは、単にうらやましいだけでなく「自分だってこれくらい恵まれていいはずなのに」というもどかしさがあるからこそ。
友人は成功して、あなたが成功していないのはなぜなのでしょうか? 友人に嫉妬した際には感情を無理に抑え込むのでなく、自分の至らない点を見つめ、成長へとつなげる絶好の機会だと捉えるのもひとつの手です。
3:友人から距離を置く
ここまでお伝えしたことは、その人物があなたにとって本当の友人であることを前提としています。友人だと思っていたけれど、実はそうじゃなかった場合は別の対処法が必要です。
その人物と一緒にいたり話したりするほど、「悔しい! 私も頑張らないと!」と奮起するならばいいのですが、「自分ってダメな奴だな」と、どんどん自己肯定感が下がるなら要注意。彼女は友人のフリをして、実のところ、あなたをマウンティングのターゲットとして利用しているだけという可能性もあります。
このケースでは、あなたの気持ちの持ちようではなく相手に問題があるといえるので、なるべく距離を置くのが得策でしょう。
あなたにはあなただけの価値がある
嫉妬という感情は、人間ならば自然に湧き起こるもの。それ自体を完全になくすことは不可能ですし、またその必要もありません。嫉妬してしまう自分のことを、卑下したり責めなくてもよいのです。
ただ、嫉妬心が強すぎて、彼氏や片思い中の相手、友人との関係に悪影響を及ぼしかねないときは、今回ご紹介した方法をぜひ実践してみてくださいね。嫉妬心との上手な付き合い方を学んで、自身の成長やチャンスをつかむきっかけに変えてしまいましょう!
あなたはほかの誰にも代わることのできない、オンリーワンの存在。自分と人とをむやみに比べて、悩んでいてはもったいないですよ。あなたにはあなただけの価値があるということを忘れずに。
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