【目次】
・【彼氏がいる人、片思い中の人向け】恋愛中に嫉妬しない方法6選
・同性の友達に嫉妬しない方法3選
・おわりに
【彼氏がいる人、片思い中の人向け】恋愛中に嫉妬しない方法6選
1:嫉妬の感情を受け入れる
心理学の「カリギュラ効果」をご存知でしょうか。人は「~~するな」と禁止されればされるほど、余計にそのことに関心が向いてしまい、逆効果になりがちです。
たとえば、ダイエット中に、「カロリーの高いスイーツは食べちゃダメ!」と自分を抑圧すると、かえって食欲が暴走しやすいといえます。
嫉妬の感情を抑えたいときも、まさしく同じ。「嫉妬しちゃいけない」と思うと、ますます彼のことが頭から離れなくなり、「もしかしてまだ元カノに未練があるのでは?」「ひょっとして女友達と浮気しているかも」などと妄想がふくらむ一方です。
そうしたジェラシーに歯止めをかける第一歩は、まずは自分の感情を受け入れること。彼の日頃の行動に対して、モヤモヤを感じたら、「そんなことを考えるのはよくない」と無理に自分の感情を抑え込むよりも、「自分は今、嫉妬しているんだな」と素直に認めちゃいましょう。
ただ心の中で思うだけでなく、彼のどんな行動に対して自分はどのように感じたのか、紙に書き出してみるのも効果的。まずは自分の弱さを受け入れるだけでも、次から次へと沸いてくるネガティブな感情に歯止めをかけることができますよ。
2:嫉妬のデメリット、メリットを考える
自分の感情を受け入れることができたら、次に嫉妬のデメリット、メリットを分析しましょう。
ます、嫉妬のデメリット。これは簡単ですよね。たとえば、彼氏の行動を監視したり、「昨日はどこで誰と何をしていたの?」と問い詰めたりなど、過剰に束縛する。また、片思い中であれば、「どうせ私よりも他の女性のほうが魅力的なんでしょ!」という不安から、ついそっけなく接したり、ぎくしゃくした態度をとってしまったり…。いずれにせよ、2人の関係によい影響はもたらさないことは明らかですよね。
逆に、嫉妬のメリットはというと、実に難しい。あなたがいくら「私以外の女性と親しくしないで!」ともがき苦しんだところで、彼の行動が変わるわけがありません。
つまり、嫉妬するのは百害あって一利なし! モヤモヤする暇があるなら、のちほどお伝えする生産的な行動にシフトするほうが、よほど幸せへの近道なのです。
3:思い込みを捨てる
嫉妬深い人の特徴のひとつに、妄想力が豊かすぎるという点が挙げられます。
たとえば、彼がSNSで女友達とマニアックな趣味の話題で盛り上がっているのを見て、「私といるより、その女友達といるほうが楽しいのでは?」なんて妄想しちゃう。そんなふうに、一度、ジェラシーに火が点くと、彼やその女友達のSNSの過去の投稿まで遡ってチェックするなどして、「やっぱりこの2人怪しい!」とますます疑惑を深めていく…。
でも、ちょっと待ってください。いくら不安材料を集めて「こうじゃないか」と妄想をふくまらせたところで、彼の本当の気持ちは誰にもわからないのです。
この時点ではっきりしている事実はただひとつ。あなたが、彼と女友達との関係に嫉妬している。ただ、それだけです。
彼の自分への愛情が不安になったとき、ただ妄想をふくらませるだけでは、何も問題は解決しません。もちろん、好きな人が自分以外の異性と親しげにしているのを見て、心がざわつくのはごく自然な感情ではありますが、「悩んでも解決策が見つからないことは悩んでも仕方がない」という一点は、ぜひ肝に銘じておきましょう。
4:相手を幸せにすることに集中する
いくら嫉妬したところで、彼の行動は変わらないし、また彼の本当の気持ちもわからない。では、このモヤモヤした感情を一体どうやって処理すればいい!?
ひとつの解決策は、相手をコントロールしようとするのではなく、自分を変えることです。
嫉妬の感情は、自分を他者と比較することで生まれます。さきほどのSNSの例でいえば、「もしかすると自分よりも女友達のほうが、彼から愛情や関心が向けられているかもしれない」という比較です。
ただ、そこで「私と女友達とどっちが大事!?」などと一人相撲するのは不毛の極み。それよりも、「自分が彼を幸せにするには何ができるか?」を考えるほうが、よほど生産的です。
たとえば、彼と女友達とのやりとりが楽しそうに見えたのであれば、自分も彼とその話題で盛り上がれるように、勉強すればいいのではないでしょうか。「ねえねえ、○○について教えて!」と彼を頼れば、きっと腕まくりする勢いでレクチャーしてくれるはず!
これは片思いの場合でも同じです。たとえば、職場で意中の男性が、自分以外の女性に優しく接しているのを見てモヤモヤした場合、その女性と自分とを比較していたずらに思い煩うのではなく、自分がその男性に喜ばれるためには何ができるかを考えてみましょう。
5:自分の気持ちを素直に伝える
嫉妬の感情の根底には、さびしさがあります。つまり、彼との日頃のコミュニケーションに満足している女性であれば、彼が自分以外の女性と楽しそうにしているのを見ても、あまり動揺することはありません。逆に、「もっと話したいのに…」など物足りなさを抱えているからこそ、彼の他の女性への接し方を見て「何よ、デレデレして!」と嫉妬を覚えてしまうのです。
ジェラシーを感じたとき、ただやみくもに彼の行動や態度を責めるのではなく、その感情の根底にある「本当はもっとこうしてほしい」という自分の欲求不満を見定めましょう。そして、嫉妬の正体に気づいたら、正直に素直に彼に伝えてみてくださいね。
6:恋愛以外の時間を充実させる
もうひとつ、嫉妬深い人の特徴として、人生における恋愛のウェイトが重すぎるという点も挙げられます。つまり、彼に愛されないと自分は幸せになれないという強い思い込みがあるからこそ、100%彼を独占しておかないと落ち着かない。彼が少しでも他の異性に関心を向けると、その分、自分の幸福度が下がってしまうかのような焦燥感があるのです。
この呪縛から逃れるためには、恋愛以外の別の要素で人生を充実させるしかありません。仕事でも趣味でも何でもいいので、彼のことでクヨクヨ悩む暇があるのなら、本気で何かに打ち込んでみましょう。
ちなみに、恋愛に依存するよりも、それ以外に夢中になれることがある人のほうがよほど魅力的。恋愛以外のことに全力投球することは、結果的に、恋愛にもよい影響をもたらすことでしょう。
同性の友達に嫉妬しない方法3選
ここまで恋愛に関するジェラシーを克服する方法をお伝えしてきましたが、嫉妬心は恋愛以外にも、身近な友人に対しても抱いてしまうことがありますよね。たとえば、友達の惚気話や結婚・出産報告を素直に喜べなかったり、仕事での成功にモヤモヤしたりすることはないでしょうか。
そうした同性の友達への嫉妬心をしずめる方法もお伝えしますね。
1:嫉妬するほど素敵な友人がいることに誇りを持つ
嫉妬というのは、次の2つの条件を満たさないと発生しません。1つは、その嫉妬の対象人物が、自分にはない恵まれた点を有していること。もう1つは、その人物が、自分のごく身近な存在であることです。
1つ目はわかりやすいですが、2つ目の点は意外と見落としがちかもしれませんね。たとえば、遠く離れた異国の地で、ある女性がイケメン王族に見初められてプリンセスになったというニュースを耳にしても、「へえよかったね、すごいね」と思うくらいで、嫉妬心はわかないのではないでしょうか。
裏を返せば、同性の友人に嫉妬してしまう、というのは、それほど素晴らしい人物があなたのごく身近で親しい関係にいるということ。これは誇ってもいいことですし、もしかすると、友人のほうも密かにあなたに嫉妬している点があるかもしれません。
友人の仕事やプライベートでの成功にモヤモヤすることがあれば、「それに引き換え私は…」と自己嫌悪するよりも、「そんな彼女と友達である、私ってすごい!」と視点を変えてみてはいかがでしょうか。
2:嫉妬は成長の機会だととらえる
さきほど、自分とは無関係な人物には、嫉妬心は生じない、とお伝えしました。相手が別世界の人間であれば、自分とは比較しようがない、比較しても意味がないという心理が働くのでしょう。
他方、友人に対して嫉妬を感じてしまうのは、単に友人がうらやましいだけでなく、「自分だってこれくらい恵まれていいはずなのに」という自分に対するもどかしさがあるからこそ。
友人は成功して、あなたは成功していないのはなぜなのでしょうか? 友人に嫉妬したときには、その感情を無理に抑え込むのではなく、自分の至らない点を見つめ、成長へとつなげる絶好の機会だととらえるのもひとつの手です。
3:友人から距離をおく
ここまでお伝えしたことは、その人物があなたにとって本当の友人であることを前提としています。友人だと思っていたけれど、実はそうじゃなかったという場合、別の対処法が必要です。
たとえば、その人物と一緒にいたり話したりするほど、「チクショー! 私もがんばらないと」と奮起するのであればいいのですが、「自分ってダメな奴だな」とどんどん自己肯定感が下がる一方の場合、彼女は友人のフリをして、実のところ、あなたをマウンティングのターゲットとして利用しているだけという可能性もあります。
このケースでは、あなたの気持ちのもちようではなく、相手の側に問題があるといえるので、なるべく距離をおくのが得策でしょう。
おわりに
嫉妬という感情は、人間に自然にわき起こるもので、それ自体を完全になくすことは不可能ですし、またその必要もありません。ただ、嫉妬心が強すぎて、彼氏や片思い中の相手、友人との関係に悪影響を及ぼしかねないときは、今回ご紹介した方法をぜひ実践してみてくださいね。