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【女性100人に聞いた】あなたには異性の友達はいますか?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
20代~30代の女性100人に「あなたには異性の友達はいますか?」と質問したところ、43%の人が「はい」、57%の人が「いいえ」と回答。
異性の友達がいることのメリットは?
充実した人間関係や友人の存在は、人生をより豊かにしてくれるものです。しかし友達といえば、異性に比べ同性のほうが仲良くなりやすいイメージを抱く人も多いでしょう。あえてそこで異性と友達になるメリットとは何なのでしょうか。まずは、実際に異性の友達がいる人の声をご紹介します。
異性ならではの視点でアドバイスがもらえる
「恋人のことを相談しやすい」(20代・茨城県)
「恋愛のことで悩んだときに男性側の意見を聞ける」(20代・東京都)
「男性側の気持ちなどを教えてもらえる」(30代・東京都)
「自分とは違う視点で見てくれる」(30代・茨城県)
「同性の友達からは得られない情報が入ってくる」(20代・東京都)
「異性の悩みがあるとき異性の目線でアドバイスや意見をもらえる」(30代・神奈川県)
恋愛相談をした際に、異性ならではの視点が参考になるとの声が多数ありました。友達であり、しかし異性でもある、特別な立場からの意見は貴重です。他にも仕事のことや家庭のこと、趣味や生き方そのものについてなど… 異性からの意見やアドバイスは新発見にも繋がりそう。異性の友達は人生の良き理解者として、頼もしい存在になりそうです。
同性以上の気楽さがある
「気軽に飲みに行ける」(30代・東京都)
「気軽に相談、遊べるから」(20代・青森県)
「くだらないことが話せる」(30代・埼玉県)
「同性よりフランクに話せること」(30代・神奈川県)
「同性の友達とは違ったいい関係ができる」(30代・東京都)
「女同士のように粘着質な感じがなく、さっぱりしたやり取りができる」(30代・埼玉県)
ときには同性の友達より、異性の友達と関わるほうが気楽だという回答がありました。たとえどれだけ仲が良い相手でも、同性の場合はしがらみやプライドが邪魔をしたり、複雑な思いをさせられたり… 関係に疲弊してしまうこともありますよね。その点、異性の友達とのさっぱりとした友情に居心地の良さを感じている人は少なくないようです。たまたま気が合ったのが異性だったというパターンもあるでしょう。
人間関係が広がる
「輪が広がる」(30代・京都府)
「交流の幅が広がる」(30代・岐阜県)
「交友関係が広がるし恋人探しも出来そう」(30代・茨城県)
異性の友達がもつ人脈や所属するコミュニティには、同性のみとの関わりでは得られない新たな世界が広がっているものです。友達の友達として紹介された人が、人生のキーパーソンになる可能性も。なかには友達としてのみならず、恋人候補としての新しい出会いにも期待できるという声がありました。信頼できる友達からの紹介とあらば安心感もありますし、闇雲に出会いを探すより効果的でしょう。友達ではなく恋人が欲しいという人も、まずは友達を作ることで素敵な人を紹介してもらえるかも…?
頼れる
「独り身にとっては心強い」(30代・山口県)
「自分が苦手なことが得意なことが多い」(30代・大阪府)
性別が異なると、得意不得意にも違いが表れることがあります。お互いの力になれそうな場面で、支え合えることの安心感は特別です。プレゼント選びやお店探し・ファッションのお悩みなど、異性からの意見が助けになるケースは多々ありそう。独り身の場合は特に、気兼ねなく頼れる異性の友達はありがたい存在ですよね。
男女の友情を成立させるポイントは?
では、異性の友達を作るためにはどうしたらよいのでしょうか。大切なのは、男女間で友情が成立しそうなタイプを見極めること。恋心よりも友情を育む相手としてぴったりな、友達になりやすい異性の特徴をおさえましょう。
誰にでも平等に接する人
「ジェンダーに隔たりの無い人」(20代・宮城県)
「広い視野を持った柔軟な思考の持ち主」(30代・東京都)
「分け隔てなく接することができる」(30代・愛知県)
「誰とでも話せる人」(20代・青森県)
「性欲を切り離して相手に敬意を持って接する」(30代・京都府)
「交友関係が広く、男女共に友達がたくさんいる」(30代・栃木県)
男だから、女だからと性別によって態度を変えることなく、誰にでも平等に接する人とは友達になりやすいようです。ジェンダーフリーの風潮が高まりつつある今の時代にこそ、同性に限定しない友人関係を広げていくことは大切なのかもしれません。性別に対してフラットな考え方を持つ異性ならば、友達として分け隔てなく接してくれそう。
サバサバしている人
「ざっくばらん」(30代・石川県)
「裏表がない、さばさばしてる」(20代・大阪府)
「サバサバしている人」(30代・広島県)
「話しやすい」(20代・福岡県)
サバサバとした性格の人は、性別を問わず付き合いやすい傾向にあるようです。性格がサバサバしている=裏表がないともいえますので、信頼のおける友達として付き合いやすそうですね。とはいえ… ただの「自称サバサバ系」人間には要注意! 信頼できると思い仲良くなったものの、突然オオカミになることもあるかもしれません。
距離感がちょうどいい人
「距離感を保つのが上手い人」(30代・兵庫県)
「必要以上にプライベートに立ち入らない」(30代・和歌山県)
「倫理観がある。雰囲気に流されない」(30代・東京都)
パーソナルスペースに踏み込んできたり、下心があるように思える言動があったり…。距離感を間違えているような異性とは、友達になる以前の問題です。しかしだからこそ、倫理観を大切に接してくれる異性との時間は心地良く、自然に友情が生まれやすいとのことでした。お互いが節度を持ってほどよい距離感を意識すれば、異性であっても素敵な友達になれそうです!
気が合う人
「気が合う、趣味が合う」(30代・茨城県)
「気を使わなくていい関係」(30代・東京都)
「気兼ねなく相談し合える」(30代・新潟県)
趣味や性格が合い自然に仲良くなれるような、友達としての相性が良い相手という回答。嗜好や価値観が似ていると話も弾みやすいですし、ともに過ごす時間が純粋に楽しいものとなりますよね。異性としての意識よりも先に「この人との会話は楽しいな」「お互い気を使わずにいられるな」と感じられるかが大事です。そのような場合、きっと相手もあなたに親しみやすさをおぼえてくれていることでしょう。
特定のコミュニティ内の知り合い
「サークルや仕事の中で距離を保った友達関係。同じ趣味を持っている」(20代・岡山県)
「共通の趣味や話題がある」(30代・千葉県)
楽しみを共有できる仲間として、同じコミュニティに属するメンバーとは友情が発生しやすいようです。共通の話題で盛り上がる時間は、性別を忘れ大切な仲間でいられるひととき。一緒にイベントへ出かけたり、連絡を取り情報を共有したり、何かと友情が深まるきっかけも多いはず。無心で喜びをわかち合えるグループメンバーとなら、友達として長く付き合えるかも…?
恋人やパートナーがいる人
「お互いに恋人がいる」(30代・大阪府)
「既婚者」(30代・千葉県)
「付き合っている人がいる」(30代・愛知県)
はじめから相手に恋人がいる場合、恋愛対象に見ることはないという意見です。既婚者の場合も同様で、この人とは友達以上にならないという前提条件が生まれます。恋愛という選択肢が除外された状態で関わると、異性でも友達として割りきりやすいですよね。相手側も友達の立場に徹しやすいので、異性でも安心して友達でいられそう。道ならぬ恋へと足を踏み外すことがないように、パートナーの有無は事前に知っておきたいところ。
恋愛感情を抱きようがない人
「人としては好きだが相手のことを性的な対象として見ない人」(30代・神奈川県)
「お互いが恋愛感情を持たない」(20代・富山県)
「ときめかない」(30代・香川県)
「男として絶対に見れない」(30代・福岡県)
「恋愛対象外」(20代・千葉県)
「お互いに下心がない」(20代・東京都)
「相手にモテようと思わないこと」(20代・群馬県)
ちょっと辛口な意見が多いですが、自分のタイプ外の人が友達になりやすいとの声も。異性として魅力的な存在であればあるほどに、場合によっては友達ではなく恋人候補になりかねません。しかしどう考えても恋心が生まれえない相手なら、最初から友達として接することができます。逆にこちらのことも恋愛対象にしない人とは、お互い異性の友達として相性はばっちりです。彼氏としてはナシだけど、友達としては大アリ! という人として好きという状態がベストかも?
昔からの付き合いがある人
「昔からの知り合い」(30代・神奈川県)
「幼なじみ」(30代・福島県)
「乳飲児の頃から仲良くしている気の合う同士」(30代・山梨県)
幼馴染や学生時代の友達など、知り合ってから付き合いが長い身近な相手。あるいは、物心がつく前からお互いを意識せず遊んできた友達など… 自分が恋を覚えるよりもずっと前から知り合いとは、異性の友達になれるとの回答です。いまさら恋愛対象としては意識できないと思えるくらい、旧知の仲であればあるほど適性がありそう。
恋愛を全てだと思っていない人
「恋愛が全てと思っていない」(30代・長野県)
異性とみればすぐに恋愛対象にカウントしてしまったり、常に恋人がいないと不安になったり…。恋愛依存症の気がある人は友達の対象になりにくいでしょう。たとえこちらが友達になりたいと思っていても、相手が恋愛対象として見てくることもありえます。その点、恋愛以外にもさまざまなことに興味を向ける人とはいい友達になれそうですよね。異性の友達に刺激を受けて、人生をよりいっそう充実させられるかも。
異性の友達がいることのデメリットは?
ここまで異性の友達がいることのメリットをご紹介してきましたが、今度は反対にデメリットについてもみていきましょう。どのような物事にも、良い面があればそうでない面もあります。本来であれば大切にしたい友人関係が、相手が異性であるという理由で悩みの種になることも…。
そこで今回は「彼氏の女友達とトラブルがあった人」のエピソードをご紹介します。自分の異性の友達ではなく、パートナーの異性の友達に苦労させられたというエピソードですね。異性の友達がいるデメリットのひとつとして、頭に入れておきましょう。
女友達がマウント取りで…
「彼は地元友達との絆が深く、頻繁に地元の集まりに出かけます。一度だけ彼の地元友達たちと食事に行こうと誘われ、私も行ってみたら彼の女友達がマウントを取ってきて…。
『小さい頃はよく一緒にお泊まりしたんだよ』
『学生の時のあだ名とか知らないでしょ?』
『女のタイプ変わったのかな? 私が知ってるのはね…』
親切なのかわざとなのか“あんたより彼のこと知っている・理解している”というアピール攻撃がすごくて、どんな表情でどう返事していいかわからず苦痛でした」
目の前でイチャつく
「彼とのデート中『○○君じゃん! 彼女とデート?』と話しかけてきた女性がいました。彼曰く前職の同期だったようで、当時はよく飲みに行く友人のような存在だったようです。
その女があろうことか私とのデート中に『新しい職場どう? すっごい凝ってるじゃん!』と私の目の前で彼の肩を揉み出したんです! 私との挨拶も早々に目の前でイチャつく2人。
そもそも私は男女の友情って成立しないと思っているので、絶対あの同期女は彼に下心があるようにしか感じられません」
勝手に別れさせようと…
「彼に『この前、友達から今の彼女と別れた方がいいんじゃない? って言われたんだよな』と突然報告され…。びっくりした私が問いただすとどうやらそれを言ったのは彼の仕事場の女友達。
私は面識はありませんでしたが、彼は友人として私との関係を相談したことがあったようです。その時に女友達に言われたのが“別れた方がいい”というアドバイス。
そりゃ私も彼氏の愚痴を友達に相談することはありますが、別れのアドバイスをするなんて! もしかしてその女友達は彼を狙ってるのかも」
女友達がいるのはいいとしても、近すぎる距離感やマウントは不愉快な気持ちになりますよね。彼も彼女を心配させないように、線引きをしっかりしてほしいところです。
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最後に
異性の友達は、同性からは得られないような気づきや経験を与えてくれます。性別の壁を越えた特別な友達ということで、かけがえのない財産にもなるでしょう。
しかし相手が異性である以上はもちろん、気をつけること・意識すべきこともあります。恋人やパートナーがいる場合、相手に心配をかけないことは大前提。異性の友達を優先した結果、大切な存在を傷つけてしまう… なんてことにならないようにしたいものです。
もしも新たに異性の友達を作るのであれば、しっかりとパートナーにも紹介し、安心させてあげられると良いですね。相手の性質を見極めながら友達としての関係性を深めましょう。せっかくの縁ですから、お互いに不安を与えることのない友人関係を目指したいものです。
アンケート結果からは、人として誠実で魅力的であり、互いを尊重できるような人とは性別関係なく友情を育みやすい… という結果も読み取れました。こちらが「異性の友達がいてよかった」と思えたときに、相手もそう思ってくれる関係が理想ですね。
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