目次Contents
▼この記事の要点
- 嫉妬された経験のある男性は、全体のわずか1割ほど。しかし嫉妬深い自覚のある女性は全体の約4割もおり、女性がじょうずに嫉妬を隠していることがうかがえる
- 半数近くの男性が嫉妬を「うれしい」と感じているいっぽうで、約3割の男性は「重い」と否定的。他の女性と話していると怒りをあらわにしたり、不機嫌になったりなど、感情的に嫉妬をぶつけがちな女性は注意
- 〝かわいいヤキモチ〟と〝重たくて面倒な嫉妬〟は表裏一体。嫉妬心を感じたときには、まずは気持ちを落ちつけて。「あなたを誰よりも大切に想っている」と伝えるために、愛情表現を増やしてみよう
【男性100人に聞いた】彼女から嫉妬されたことがある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数118名(未回答含む)。
20~30代の男性100人に、「恋人や親しい女性から『嫉妬されているな』と思ったことがありますか?」とアンケート。すると、11.9%の人が「ある」、88.1%の人が「ない」と回答しました
あからさまに嫉妬された経験をもつ男性は、全体の約1割と少数派。しかしそのいっぽうで、別のアンケートでは、嫉妬しやすい自覚をもつ女性が全体の約4割もいるという結果もでています。
おそらくこれは、なるべく嫉妬を隠して、普段どおりに接する努力をしている女性が多いということでしょう。男性が気がついていないだけで、実は嫉妬心を抱いている女性はもっとたくさんいるのかも?
嫉妬している彼女がしがちな行動とは?

嫉妬が伝わるアクションや発言には、どのようなものがあるのでしょう。
男性100人に実際の体験談を聞いてみたところ、「ヤキモチやきでかわいいな」と思われそうなライトなものから、「ちょっと怖いかも…」と引かれそうなヘビーなものまで、さまざまな回答が集まりました。
攻撃的な態度や表情
「自分の彼女に嫌がらせしてきた女がいた」(30代・茨城県)
「談笑していた相手を睨みつけていた」(30代・埼玉県)
怒りをあらわにした攻撃的な態度をとられると、男性も嫉妬されていることがすぐにわかるよう。男性自身だけでなく、嫉妬の原因をつくった女性に嫌がらせのようなことをする人もいるようです。
攻撃性を感じさせるほどの態度になると、かわいいヤキモチを通り越して、性格が悪いような印象を抱く男性もいます。同性間でも、男性が絡むと人が変わるような女性は、敬遠されがちなので気をつけましょう。
不機嫌になる
「女性友達の話をするとあまりいい雰囲気にはならないから」(30代・埼玉県)
直接的な言葉や態度がなくとも、遠回しに怒りを察さざるをえないパターン。女性の「なんで嫉妬するような行動をとるの?」という気持ちが膨らむと、やがて怒りに変わり、男性本人に向けられるのでしょう。
特に…付き合っている女性の前で、他の女性との親密さがうかがえる話題を出したり、褒めちぎったりするのは△。嫉妬をとおりこして、彼女としてのプライドが傷つけられるような気持ちになる女性もいるはずです。
甘えんぼうになる
「無駄にくっついてくる」(30代・福岡県)
怒りや悲しみといったネガティブな感情をぶつけるのではなく、甘えるというかたちで、寂しさを埋めようとするタイプの嫉妬も。こちらは、男性からみてもかわいいヤキモチに分類されるのではないでしょうか。
「寂しい気持ちを紛らわせてほしい」という願望が生まれるのも、相手を想う愛情があるからこそ。体をくっつけたり、少しだけわがままを言ってみたり、相手が恐怖や嫌悪感をおぼえないような嫉妬の仕方は〇。
泣きだす
ちょっとしたお土産程度ならともかく、特別な贈り物をしようとする行為は、彼女にとって大きなショックを与えかねません。その結果、嫉妬が悲しみになり泣いてしまう人もいるかもしれません。
泣かれる側の男性がその姿をかわいいと思うか、重いと感じて引いてしまうか、それとも「深い意味があるわけじゃないのに」といらだちをおぼえるかは、彼の性格や考え方しだいでしょう。
ただし…感情的な態度をとられると面倒くさいと感じる人は、男女問わず多いもの。嫉妬心をおぼえた際には、一度落ちついてクールダウンし、感情的にならないよう意識したほうがケンカにもなりにくいはず。
【男性100人に聞いた】彼女から嫉妬されたらうれしい? 重い?
※アンケート20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数118名(未回答含む)。
続いて男性100人に、「嫉妬されたとき、どう思いましたか?」という質問もしてみました。「うれしい」と感じた人がもっとも多く、47.4%を占めています。「重い」「その他」と感じた人は、同率の26.3%という結果に。
嫉妬に対して肯定的な男性は意外に多く、「重い」と感じる人よりもたくさんいるようです。しかし、「その他」と回答している人が、嫉妬に対してどのような印象を抱いているのかは未知数。一概に、嫉妬は男性を喜ばせるものだとはいいがたいでしょう。
〝かわいいヤキモチ〟と〝重くて面倒な嫉妬〟の違いって何? 男心にぐっとくる嫉妬のQ&A

嫉妬されると「うれしい」と感じる男性が多いのならそれを活かさない手はありません。かわいらしいヤキモチで、彼との絆をもっと深められるよう動きましょう。とはいえ…一歩間違えれば、嫉妬深くて面倒な女性認定されかねないのが難しいところ。
ここではそんな、かわいいヤキモチと重くて面倒な嫉妬の違いについて、Q&A形式でまとめました。せっかくなら、気になる人や彼氏に〝かわいい〟と思われるようなヤキモチのテクニックを身につけましょう!
A.理解ある彼女として仮面をかぶり続けると、大人の対応ができるいっぽうで、本心を押し殺すストレスを抱えることにも繋がります。いずれ爆発するまえに、かわいいと思われるような形で嫉妬を小出しにしたり、何かの折にライトに話したりするのもひとつの手です
男女間に友情が成立するか否かについては、長年議論されてきた永遠のテーマともいえるでしょう。いくらただの友達といわれても、友達から恋愛関係に発展したというカップルは多いですし、心配ごとが尽きない気持ちはわかります。
彼があなたの不安に気がついているかどうかはわかりませんが、少なくとも、あなたがストレスを感じているのは確かでしょう。理解ある彼女として譲歩し続けるのも美徳といえど、それで辛くなってしまい、彼との関係に不安をおぼえていては本末転倒。
かわいらしくヤキモチを伝えるためのテクニックを駆使して、喧嘩にならないように不安を小出しするのが◎です!
◆嫉妬しているとはあえて伝えずに、甘えてみる
甘えること自体が苦手…という人もいるかもしれませんが、彼女という特別な立場を活かして、ほかの女友達とはひと味違う甘え方を意識してみましょう。有象無象の異性にはできない、彼女ポジションだからこそのお願いごとや、スキンシップをとってみては。
お互いに愛情表現をしあって心が満たされれば、異性の友人のことが気にならなくなるかも?
◆嫉妬させられたら、嫉妬し返すつもりで他のものに夢中になる
彼氏に嫉妬させられるようなことが起きた際は、彼に直接怒りや不安をぶつけるのではなく、何か夢中になれるものを他に探すという手も。嫉妬心がやわらぐだけでなく、自分以外のものに対して一生懸命なあなたに、彼が焦りや不安を感じ、行動をあらためてくれる可能性が。
ただしその際は、〝推し活〟をしたり、趣味にまい進したりなど、浮気を疑われないようなものごとに夢中になるのがいいでしょう。意図的に暇な時間をなくしていくことで、考え事をする隙もなくなり、嫉妬どころではない楽しい毎日を送れるかも?
◆感じた不安をもとに、カップル間でのルールをつくる
相手の行動を極端に制限したり、束縛したりすることに抵抗感があるのはわかります。ならば嫉妬を感じなくて済むように、あらかじめ最低限のルールをつくっておけばいいのです。
たとえば…「異性がいる飲み会に行くときは、必ず事前に知らせるようにする」「女性とふたりきりでオールはしない」など、〝彼女を不安にさせないための配慮〟だけでも徹底してもらうようにしましょう。
感情的にならず冷静に、「実は不安だった」気持ちとセットで伝える必要があるので、少々緊張するかもしれませんね。ですが長続きしているカップルの多くは、嫌だと感じたことは早い段階でしっかり伝えているのだそう。
時間が経てば経つほどに言いにくくなるでしょうから、なるべく早めに、深く話すきっかけをつくってみると〇。
Q.彼が他の女性と絡むたびに不安で、つい束縛してしまいました。重いと思われたようで、ついに先日「別れよう」と言われてしまい…。私自身も束縛癖を直したいと思っているものの、放っておくと浮気されてしまいそうで不安なんです
A.嫉妬の多くは、自分に対する自信のなさからくる不安が原因。堂々と自信をもって生きていけるように、自分を磨いたり、おおらかに構えられる心の余裕をもったりすることで、束縛癖をやわらげられるかもしれません
パートナー以外の異性との向き合い方や、束縛をするか否かなども含め、あらゆる価値観の違いは別れの原因になりえます。
彼が実際に浮気をした過去をもつのならともかく、そうでない場合には、浮気を疑われ続ける彼も辛い思いをしているはず。不安を抱えているあなた自身も、束縛をすることで嫌われたり、さらに束縛癖がエスカレートしたりすることに怯えているのでは。束縛は、する側もされる側も不安を膨らませることに繋がるのです。
嫉妬や不安の感情自体は、悪いものではありません。ですがその感情を理由に、相手の人生を縛るような行動をとってしまうと×。彼の存在に依存してしまっている可能性もありますので、まずは自分自身の人生を充実させるべく、内面・外面問わず、自分磨きに力を入れてみるといいでしょう。
そもそも…世界にはたくさんの女性が存在しています。たとえ女友達との交流を絶たせたところで、仕事をしていれば異性と関わる機会もあるでしょうし、何かのはずみで会話をすることだってありえます。いくら束縛したところで、それらを全回避することは難しいはず。ならば、自分の考え方を変えたほうが健全ではないでしょうか?
〝自分の目の届かない場所で異性と親し気に話す彼〟を勝手に想像して不安になるのではなく、目の前にいる彼があなたに対してとる態度や、口にする言葉、愛情表現に自信をもつことが大事です。
すぐに気持ちを切り替えることは難しいかもしれませんが、彼に、自分を変えようとしていることを伝えて謝罪し、別れを考えなおしてもらえるか聞いてみましょう。
かわいらしく想いを伝えて愛情を深めるきっかけに
嫉妬という言葉を辞書で引くと、
1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 。(小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用)
とでてきます。好きな人への独占欲や、恵まれているように見える他者を憎む気持ちが、黒い感情を生みだしてしまうのです。
ですが…それを、感情のままにネガティブなかたちであらわにせず、かわいらしい形で示せれば、愛情を深めるきっかけに変えるチャンスだってつくれるはず。「私はこんなに彼のことが好きだったんだ」と、自分で思っている以上の深さの愛に気がつき、今まで以上に大切にしたいとも思えるでしょう。
かわいいヤキモチと重たくて面倒な嫉妬は表裏一体。彼にもっとかわいいと思ってもらうためにも、嫉妬の気持ちをうまく消化して、彼へのアピールに活かすと◎。
寂しさや不安をぶつけるのではなく、〝あなたが大好きで大切だ〟という想いを、上手に伝えられるといいですね♡
TOP画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。