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「浮気のボーダーライン」には個人差がある
恋愛関係において、信頼と誠実さは不可欠。しかし「浮気のボーダーライン」は個人差があるので、一方が「浮気ではない」と思っても、もう一方が「浮気をしている」と感じてしまう行動もあります。
カップル間に波風を巻き起こす可能性のある「浮気のボーダーライン」をふたりの共通認識にしておかなければ、無用な喧嘩や不信感を招きます。
カップル間に波風が立ちやすい「浮気のボーダーライン」5選
肉体関係があれば明確な「浮気」ですが、それ以外にも問題になりやすい「浮気のボーダーライン」に焦点を当てながら、5選ご紹介します。
♦︎恋人に内緒で異性とふたりきりで会う
恋人以外の異性との関係が進展して、ふたりきりで会う機会が増えたときには、浮気認定につながりがちです。特に、恋人に内緒で特定の異性と会い続けている場合には、信頼関係の崩壊までも招く可能性があります。
この時点ですでにカップル間でオープンで透明性のあるコミュニケーションが取れていない証でもあるので、深刻な問題に発展しやすいでしょう。
♦︎異性と手をつなぐ
恋人以外の異性との肉体的な接触が増えると、浮気の疑いが高まります。手をつなぐ行為は、直接的に浮気を示す行動ではないものの、親密な関係を示すものであり、カップルの信頼を揺るがせる行動となりえます。
恋人との共通の友人や知人がこのようなシーンを目撃すれば、恋人に対して「浮気をしているかもしれない」と伝えられてしまう可能性も高いでしょう。
♦︎プライベートで毎日のように連絡を取り合う
異性との連絡頻度が高まること自体はそれほど問題ではないと捉える人もいますが、それが仕事とは関係なくプライベートな人間関係であれば、話は別というケースが少なくありません。
特に恋人に秘密で特定の異性と頻繁に連絡を取り合っている場合には、やましいことが隠されていると感じやすいでしょう。
♦︎周囲に冗談でも「彼女」「彼氏」と紹介しあう
冗談であっても、恋人以外の異性との関係を周囲に「彼女」「彼氏」として紹介する行為は、恋人に対する尊重を欠く行為。仮に親しい異性の友人や、幼なじみなど特別な関係にある異性だったとしても、恋人から見れば許せるものではありません。
恋人ではない人を「恋人」と紹介した事実を知れば、恋人が相手にとっての自分の存在価値を疑い始めるきっかけにもなるでしょう。
♦︎キスをする、肉体関係をもつ
これはもう、誰が見ても明確な「浮気」であり最も重要なボーダーラインでしょう。
恋人以外の異性とのキスや肉体関係は、明確な浮気行為となりますし、結婚をしている関係なら法律的な問題も生じる可能性が極めて高い行為です。
恋人との信頼関係は完全に崩れ、関係が修復できないほどの深刻な問題となる可能性が高いでしょう。
浮気のボーダーラインを超えた彼への対処法3選
愛する彼が浮気のボーダーラインを越えてしまったと知れば、心は傷つき、未来への不安が広がりますよね。一方、ふたりの関係を修復していくためには、困難な状況でも冷静な対処が求められます。
浮気のボーダーラインを越えた彼への対処法3つをご紹介します。
♦︎話し合いをしてルールを決める
問題に直面したときには、冷静かつオープンにコミュニケーションをとることが最優先。
自分の感情を彼に対して素直に表現し、なぜ彼の行動が問題なのかを理解させることが大切です。そのうえで、今後のルールを明確にして、「2度としない」と約束をすることも必要です。
お互いが納得できる合意を形成できれば、関係修復への第一歩を歩み出せます。
♦︎もう1回だけチャンスを与える
人間誰しも、ときには過ちを許すもの。だからこそ、彼にもう一度チャンスを与えることも選択肢のひとつです。
彼が本気で行動を改善し、過ちを繰り返さない意思を示してきたのであれば、彼にチャンスを与えるのも◎。彼が与えられたチャンスを真剣に受け止めてくれるならば、関係を再構築できるだけでなく、問題が発生する前よりも強固な信頼関係を築ける可能性も広がります。
♦︎話し合っても分かり合えないなら別れる
悲しいことではありますが、彼と話し合いをしても、まったく平行線で歩み寄りが見られないのであれば、別れも視野に入れるべきです。
どんなに彼のことが好きでも、一度は冷静になり、彼との未来を見つめ直す必要があります。話し合いを重ねても問題が解決せず、信頼が回復できないと思うなら、自分を大切にすることを優先しましょう。
未来の幸せを追求するためには、ときには難しい決断を下すことも重要です。
浮気のボーダーラインを超えた彼にしてはいけないこと3つ
愛する彼が浮気のボーダーラインを越えてしまったときには、怒りや悲しみで感情が揺れ動きます。けれども冷静さを欠くような行動や、事態を悪化させる行動は避けるべき。
浮気のボーダーラインを超えた彼に対して、やってはいけない3つの行動について解説します。
♦︎同じことをやり返す
彼が自分を裏切ったことへの感情が高ぶるなかで、彼に同じ行為をして、やり返そうとしたくなるかもしれません。
しかし、仕返しは問題を解決する手段ではありません。むしろふたりの関係をより複雑にし、信頼を取り戻すことが難しくなるだけでなく、彼から見ると「お互い様」と自分の行動を正当化する理由にもなってしまいます。
冷静な判断を持ち、感情のままに行動しないよう心がけましょう。
♦︎周囲の人やSNSに彼の悪口や文句を言いふらす
怒りや悲しみから、衝動的に周囲の人やSNS上で彼に対する悪口や文句を言いふらしたくなるかもしれませんが、これも避けるべき行動です。
感情を吐き出すことは大切ですが、公然と相手を非難することで、ふたりの関係修復が難しくなるばかりか、自分自身も傷つけてしまう可能性があります。
まずは感情を整理したうえで、彼と冷静に話し合う準備を整えましょう。
♦︎見て見ぬふりをして許し続ける
彼が浮気のボーダーラインを越える行為を続けているのに、見て見ぬふりをして許し続けることは、避けたほうが賢明。
これでは、自分自身を守ることができずストレスや不安がどんどん溜まっていくばかりか、ふたりの問題を無視してしまうことで、状況がどんどん悪化していくリスクも高まります。
「嫌だ」と感じている感情を彼に正直に伝えなければ、彼は同じ行為を繰り返し続ける可能性も高く、問題の解決になりません。
浮気のボーダーラインは事前にカップルで話し合っておくのが◎
浮気のボーダーラインには個人差があるので、交際初期の段階で、カップルでしっかり話し合っておくことが大切です。
相手が「嫌だ」と感じるボーダーラインを理解できれば、相手を悲しませるようなことをしないで済むので、無用な喧嘩やトラブルも避けやすくなるでしょう。
TOP画像/(c)Adobe Stock
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。