目次Contents
「自信を持つ」とは？
はじめに、「自信」の言葉の意味についてチェックしてみましょう。
自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと（小学館刊・デジタル大辞泉）
つまり、自信を持つということは「自分は○○ができる」「自分なら××を成功させられる」などと自分に言い聞かせて、ポジティブな「思い込み」のようなものができること。
【女性100人に聞いた】自分に自信を持つことができている？
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名（未回答含む）。
20～30代の女性100人に自分に自信を持つことができている？ と質問したところ、はい… 14%、いいえ… 86% との結果になりました。
今回のアンケートで「はい」と答えた人は全体の1割強。割合的にはとても少ないように感じます。
「なかなか自分に自信が持てない」「自信が持てるようになる方法があれば知りたい」という意見も多く寄せられていました。
【100人に聞いた】自信が持てない理由とは？
「自分に自信がない」と感じる女性は、なぜ自分に自信が持てなくなってしまったのでしょうか？ 自信が持てない理由について、具体的に内容を確認していきましょう。
【1】外見にコンプレックスがある
他の人からはそこまで気にされなくても、自分の顔や体のパーツに自信が持てず、容姿にコンプレックスがある＝自信が持てないと感じる女性も多いようです。
完璧な姿を手に入れることは難しいとわかっていても、「もっと○○になりたい」と美への欲望が消えないのが実際のところ。
「スタイルに自信がない」（30代・鹿児島県）
「容姿や体型にコンプレックスがあるから」（20代・奈良県）
「マスク外している姿をあまり見られたくないから。おそらく肌荒れが原因」（20代・東京都）
「歳を重ね見た目的に以前より劣った気がするから」（30代・埼玉県）
「見た目が整ってもいないし、器量もそんなよくもないし、いいところがないから」（30代・秋田県）
【2】自己肯定感が低い
自己肯定感が低いと常に自分を否定的に見てしまうので、自信を手に入れることは難しいですよね。
自分の短所や失敗ばかりに目を向けずに、長所を見つけて認めてあげられるようになると少しは変化があるかもしれません。
「自己肯定感が低い。褒められて育っていないから」（30代・兵庫県）
「自己理想が高いからです」（30代・岩手県）
「自分の自慢できるところもないし特技もないので」（30代・千葉県）
「自分に何の魅力もないと思っているので」（30代・京都府）
「趣味がなく、取り柄がない」（30代・東京都）
【3】人と比べてしまう
「人と比較する」という行為は、学校や会社などで人と関わっていく以上必ず生まれる心理です。
最近ではSNSの普及により、リアルタイムでいろんな人の投稿が見られるようになり、他の人の幸せを祝福するよりも心満たされない気持ちや羨ましさに不安を抱えてしまう人も多い様子。
「メイクも上手くないし、シンプルが好きだから、キラキラした人に比べると根暗にみえる」（30代・千葉県）
「スタイルも平均より太ってるし、顔も平均より下だから」（30代・熊本県）
「自分よりも能力の高い人がごまんといるから」（30代・大阪府）
「周りと比べて落ち込むことがよくあるから」（30代・東京都）
「周りにもっと魅力的な人がいるから」（30代・愛知県）
【4】ネガティブ思考
ネガティブ思考の人は、「チャレンジしても失敗するかもしれない」「自分には無理だ」とどんな出来事もマイナスに考えてしまうため、自信がつきにくい傾向が。
また、ネガティブは伝染しやすいようで、一緒にいると周りもネガティブに引き込まれてしまう、ネガティブループに陥りやすいとも言われています。
「マイナス思考でネガティブだから」（20代・大阪府）
「無気力」（20代・東京都）
「社会的に認められてない気がする」（20代・福岡県）
「報われないと卑屈になりがち」（30代・埼玉県）
【5】自信があることが良いことだと思えない
目に見えた評価や成績があれば自信を持っても格好がつきますが、根拠のない自信で過剰に評価してしまうと、自分の成長を止めてしまいます。
また、自信過剰は周りとの関係性を混乱させてしまうので、人間関係を円滑にさせるためにも「自信を表に出したくない」と感じる女性が多いのかもしれませんね。
「自信があるとナルシストっぽくていやだから」（20代・岩手県）
「自信過剰に見える」（30代・島根県）
「できてないのに自信過剰な人が恥ずかしいから」（20代・神奈川県）
【6】イメージ通りに物事が進まない
何かに取り組みたい気持ちがあっても上手く計画が立てられなかったり、計画通りに進まないことが原因で自信が持てなくなってしまうケースも。
目標をなかなか達成できずに中途半端に終わってしまうので、成功体験が得られず、自信がつかないのかもしれません。
「仕事や家事や育児をうまくこなせない」（30代・愛知県）
「育児にいっぱいいっぱいで、自分のことを今は後回しにしているから」（30代・神奈川県）
「最近子育てでいっぱいいっぱいなので」（30代・神奈川県）
「思った通りに進まないから」（20代・和歌山県）
自信を持つことができている人の特徴は？
続いては「自分に自信を持つことができている人の特徴」について紹介します。自分や身の回りの人に当てはまる特徴がないか、チェックしながら見ていきましょう。
【1】自分の軸がある
自信を持つことができている人は自尊心が高いことも特徴。自分の軸や考え方が確立しており、それを周囲の人に伝えることが得意な人が多いです。
自分の言動に自信を持っているため、意思表示も明快で魅力的に見えますね。人に流されずに、自分が正しいと思ったことを貫けるのは、自尊心が高い人の長所と言えるのでは？
【2】上昇志向が強い
自分の言動や才能に自信がある人は、上昇志向が強い傾向にあります。こうした上昇志向は、特にビジネスシーンや競争社会においては評価ポイントになることも。
しかし、強い上昇志向は、プライベートでの友人関係においては時に裏目に出てしまうことも。「一緒にいると疲れる…」なんて思われてしまうこともあるようです。
【3】失敗をしたとしても、気持ちの切り替えが早い
自尊心が高いと、たとえ失敗をしたとしても、劣等感を覚えたり、自己嫌悪に陥ったりしません。
落ち込むことはあっても気持ちを切り替えて、どうして失敗したのかを多角的に捉えて、改善する方法や対策を考えます。失敗を成長に繋げられることが多いでしょう。
▼あわせて読みたい
自信を持つための方法とは？
「自信を持っている人」の心理や特徴がわかったところで、自信にあふれた毎日を送るにはどんな心掛けが必要なのか？ を考えていきましょう。大切な7つのポイントをピックアップしてみました。
【1】自分磨きをする
「ダイエットに成功した」「資格の取得ができた」など自分磨きの結果が明確に表れると、自然と自分の自信へと繋がります。
また、モチベーションもUPして「もっと自分磨きを頑張ろう」と向上心も高まります。
「ダイエット、自分を見つめなおして受け入れる」（20代・神奈川県）
「自分のなりたい自分になるような努力する」（30代・群馬県）
「美意識をあげています」（30代・愛媛県）
「美容とダイエットとできる範囲の体力づくりと料理」（30代・北海道）
「内面と外見と磨く」（30代・鹿児島県）
「自分磨きを自己満足するまでやる」（20代・千葉県）
【2】自分らしさを大事にする
自信がなくなってしまう理由のひとつは、自分を信じることができていないから。
何があっても自分の味方になれるのは自分だけ。すぐに「自分はダメな人間だ」などと否定したりせず、ありのままの自分を正しく把握して受容することが自信を持つためのコツではないのでしょうか。
「自己肯定感を高めるマインドを持つ」（30代・東京都）
「自分が自分を好きになること」（30代・千葉県）
「自分で自分のことを受け入れることが大事だと思います」（20代・岩手県）
「自分を愛すること」（30代・広島県）
「自分を許すこと」（30代・埼玉県）
【3】周りと比較しない
『隣の芝生は青く見える』という言葉があるように、他人の成功体験は自分の成功体験よりも羨ましく感じてしまうもの。
周りの目を気にしすぎず、無駄な比較をしないことを意識してみましょう。人それぞれ得意なこと・苦手なこともあるので、自分の良い所を伸ばしていけるようになると大きな進歩でしょう。
「人と比べないこと。今ある幸せに気付くこと」（30代・山口県）
「周りと比べない」（30代・千葉県）
「人に負けていても卑屈にならないこと」（30代・大阪府）
「無理せず自分の好きなことをする」（20代・大阪府）
【4】勉強する
普段からアンテナを高く立ててさまざまな情報を入手したり、本や新聞を読んで勉強をしておくと、人に教えられる知識の情報量が増えます。
その知識やスキルなどが人と人を繋いでくれる橋となり、交友関係も大きく広がります。周りから信頼されることで自己肯定感も上がり、自信もつくのです。
「あるゆる知識を吸収する。外見をきれいにする」（30代・長野県）
「教養、素養」（30代・東京都）
「見聞を広めて、自分なりの考えや意見を持つ事だと思います」（20代・山口県）
「能力、スキルを身につける」（20代・神奈川県）
【5】経験を積む
大きな目標をひとつクリアするよりも、小さな目標をたくさんクリアして、成功体験を積み上げていくことが重要。
成功したときや失敗したときに、なぜそのような結果になったのかを考えて、次に活かしていくとことができるとさらに◎！
「いろんな経験をする」（30代・東京都）
「何かで成功体験をすること」（30代・愛知県）
「小さなことでも成功に対して自信を持つ」（20代・神奈川県）
「成功体験を繰り返す」（30代・大阪府）
【6】人に褒められる
人から褒められると、「自分を認めてもらっている」という感情が芽生え、前向きな気持ちになれます。そして「また褒めてもらえるように頑張ろう」と努力をするので、さらに成長することができます。
「褒めて伸ばす」という教育方針はそれと同様で、褒めることで相手に自信をつけて、成長させていく方法なのです。
「可愛いと毎日言われる」（30代・香川県）
「周りから褒められる」（30代・神奈川県）
「沢山褒めてもらう」（30代・東京都）
「同性からも異性からも自分に対して可愛いと言ってくれるのが多いと自分に自信も持てそう」（30代・熊本県）
【7】環境を変える
自分が活躍できそうな環境に身を置いたり、お互いを尊敬して刺激し合える仲間を作るなど、今の環境をガラッと変えてみると効果的。
自分にとってマイナスになりそうな人とは距離を置いて、人間関係の断捨離をしてみるとスッキリして、新たな気持ちで生活できそうです。
「環境を変える」（20代・沖縄県）
「親から離れる。自分を肯定してくれる人と一緒にいる」（30代・鹿児島県）
▼あわせて読みたい
最後に
楽しい人生を過ごすためには、「自信を持つ」ことが大切だということがわかりましたね。
その場ですぐに意識や考え方を変えることはできたとしても、継続してコツコツ続けていくことは少し難しいかもしれません。
いろいろな方法を試しながら、自分に合った「自信を持ち方」を見つけて、ゆっくりと自信をつけていきましょう。自信がつくようになれば、行動も変わり、出会う人や経験、人生そのものが良い方向に変わっていくはずです。
TOP画像／(c)Shutterstock.com
