目次Contents
▼この記事の要点
- 好きな人が欲しいと感じる理由…それは、季節や環境の変化、生活の充実度によって“恋愛したい気持ち”が自然と高まるため。好きな人が欲しくなる瞬間は誰にでも訪れるものだとわかります
- 好きな人ができない原因は、生活リズムや心の状態が恋愛への意識に影響しているから。“好きになれない理由”は人それぞれで、環境と気持ちのバランスが大きく関わることが見えてきました
- 好きな人をつくる方法として挙がった「出会いを増やす」「自分磨き」など、小さな行動は恋のきっかけになりやすく、心に余白ができて恋愛への意識も自然と前向きに。自分のペースを大切にしながら、出会いの可能性を広げていくのがポイント
【女性100人に聞いた】好きな人が欲しいと思ったことがある?

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
女性100人に「『好きな人が欲しい』と思ったことがありますか?」と質問。結果は「ある」…56.2%、「ない」…43.8%となり、半数以上が「好きな人が欲しい」という気持ちを経験していることが分かりました。
「好きな人が欲しい」という感情は、年齢に関係なく、日常生活や心の状態によって自然と湧いてくるものであって、誰にでも起こり得る身近な心理と言えますね。
一方で「ない」と答えた人の中には、長く付き合っている人がいる、常に恋人がいる、なんて羨ましい人も含まれていそうです。
どんなときに好きな人が欲しいと思う?

「好きな人が欲しいと思ったことがある」と回答した人たちに、どんなときに思うのかを具体的に教えてもらいました。「わかるわかる!」と思わずうなずいてしまう人も多いのではないでしょうか。
寂しい
「寂しく感じたとき。土日に何も予定がない日が続いたとき」(30代・神奈川県)
「寂しいとき」(30代・千葉県)
「夜、寂しいときに」(30代・東京都)
「気持ちが寂しくなってきたとき」(20代・石川県)
「つらいことがあったりして心の拠り所が欲しいとき」(30代・愛知県)
「一緒に楽しい時間過ごせる人がいたらなって思うとき」(30代・千葉県)
予定のない退屈な休日や、仕事で疲れた夜など、ふと心がゆるんだ瞬間には「誰かにそばにいてほしい」という思いになりやすいもの。誰かに寄りかかりたいときや励ましてほしいときには、精神的な支えを求めて好きな人が欲しい気持ちが強まる傾向も。
また、特別な理由がなくても、「同じ時間を共有したい」という思いが、好きな人の必要性につながるようです。穏やかな関係を求める気持ちが高まるシーンとも言えます。
身近な人に恋人がいる
「周りカップルだらけのところにいるとき」(30代・東京都)
「友人からの好きな人との嬉しい報告を聞いたとき」(30代・千葉県)
友人や同僚が恋人と幸せそうに過ごしている様子を見聞きすると、“私も好きな人が欲しい”という思いが芽生えるのも当然。結婚報告や記念日のお祝いなど、周りの恋愛ムードが高まるほど気持ちが刺激されがちですからね。
比べる必要はないとわかっていても、親しい人の幸せがきっかけで恋愛への意欲が生まれるのは、ごく自然な心の動きと言えます。
ときめきたい
「ときめきが欲しいとき」(30代・福島県)
日々が淡々と過ぎていくと、「心が動く瞬間が欲しい」と感じることがありますよね。ふと何気なく「最近ときめきを感じていない」と気づいたり、刺激の少なさに物足りなさを覚え、胸がキュンとする魅力的な人に出会いたい気持ちが自然と湧いてくるものです。
恋愛特有のワクワクや高揚感は、日常に彩りを与えてくれます。そんな感覚を求めて「好きな人が欲しい」と思う女性は多いよう。
恋愛ならではの楽しさ
「生活が楽しくなるから」(30代・神奈川県)
好きな人がいることで、日々にちょっとした楽しみが増えるという声は少なくありません。そばにいないときでも、LINEのやり取りや、デートの予定を考える時間など、恋人がいることで毎日が明るくなりますからね。
大切に思う人と笑い合ったり、新しい思い出を残せる恋愛の楽しさを思い出したとき、「また恋をしたい」と思う様子。より素敵な日常を過ごしたいという前向きな理由で、好きな人を求めるケースも多く見られました。
気持ちを共有したい
「思い出などを共有したいと思ったとき」(20代・福島県)
嬉しかった出来事や心に沁みる瞬間を「誰かと共有したい」と思ったとき、好きな人の存在が欲しくなるという人も。一緒に素敵な体験を積み重ねられる相手がいると、ありふれた日々が豊かに感じられます。
「楽しいことや落ち込んだ気持ちに共感してほしい」という理由から、恋人の必要性を感じる女性もいるようです。
失恋後
「失恋したときや周りに素敵な恋をしている人がいるとき」(30代・神奈川県)
失恋後は心の空白を埋めたい気持ちや、人の優しさに触れたい思いが強まる時期。周囲の恋愛が幸せそうに見えると、自分も前に進みたいという感情が自然と込み上げてくることがあります。
タイミング的には、新しい恋を積極愛的に探すというより「誰かと温かい関係を築きたい」というゆるやかな願望が「好きな人が欲しい」という気持ちにつながるようです。心が回復していく過程で芽生える、前向きなサインとも言えるのでは。
イベントシーズン
「クリスマスとか年末年始とか」(30代・群馬県)
クリスマスや年末、バレンタインなど特別なイベントが近づくと、「誰かと一緒に楽しみたい」という思いが強まるのは“あるある”ですよね。
周囲が恋人と過ごす様子を目にする機会が増えることで、恋愛へのモチベーションが高まる女性も多いよう。イベントは気持ちが動きやすいタイミングでもあり、好きな人を求める理由として自然な流れと言えるでしょう。
寒い季節
「人肌恋しいとき」(30代・東京都)
気温が下がる季節は、人恋しさを強く感じる女性が多い模様。きらびやかなイルミネーションなどが気持ちに影響し、“誰かと寄り添って楽しみたい”という思いが高まることも。
寒い冬は恋人と身を寄せ合いながら過ごすというイメージもあり、「好きな人が欲しい」と感じるきっかけになりやすいのも納得ですね。また、気候などから感傷的になりやすい季節であることも関係しているのかもしれません。
周囲の結婚
「周りが結婚していたり仕事などが充実しているのに、自分がそうではなかったとき」(30代・沖縄県)
仲のいい友人や同僚など身近な人の結婚が、自分の人生に目を向けるきっかけになる女性は少なくありません。将来を共にする相手が欲しいというポジティブな気持ちから、恋愛への意識が高まるという声も。
ただ、周囲と比べることよりも「自分も好きな人と幸せになりたい」という気持ちが、恋愛への原動力になることが多いでしょう。人生の節目を感じたときに湧き上がる、自然な心の動きです。
好きな人ができない原因は?

「好きな人が欲しい」といつも言ってる、なんて人も意外と多いですよね。続いて、好きな人ができない原因についてもリアルな声を聞きました。
良い出会いがない
「そもそも出会いが少ない」(30代・愛知県)
「出会いがない。自分が恋したいばかりで周りが見えておらず、人のいいところが見えていない」(20代・和歌山県)
「出会いがないし、出会おうとしていない」(30代・愛知県)
「出会いの多い場に行くというような行動を取っていないから」(20代・東京都)
アンケートでは、「出会いが少ない」という声が最も多く挙がりました。仕事や生活パターンが安定すると人との交流も決まった形になり、新しい人と関わる機会が自然と減ってしまうという年代特有の背景も読み取れます。
また、「相手の良いところが見えにくい」というコメントもあり、恋愛対象として人を捉えるまでのハードルが高くなっている様子がうかがえます。自分の環境や価値観が影響して、好きな人ができにくくなるようですね。
恋愛に興味がない
「恋に興味がない」(30代・東京都)
「恋愛する気がない」(20代・三重県)
「今の生活を優先したい」といった思いが強ければ、恋愛が意識の中心に入りにくいでしょう。今の生活や自分の時間を大切にしたいと思うなら、それで十分です。恋愛は人生の一部にすぎないので、必ずしも誰もが必要とするわけではありません。恋愛に目を向けたくなったときだけ動けばいいのです。
ひとりで充実している
「自分の時間を取られるのが嫌で、人と関わろうとしないから」(20代・福島県)
「他に大事な趣味や仕事、ペットがいる」(20代・神奈川県)
日々が充実していて、「ひとりの時間が楽しい」「自分の生活が満たされている」という声も目立ちました。プライベートの充実度が高いと、恋愛に向けるエネルギーは弱くなり、無理に好きな人を求めなくても満足できる状態が続くでしょう。
また、今の生活リズムを崩したくないと感じる人も多く、好きな人ができにくい理由として「今の生活の心地良さを堪能したい」という思いが影響していることがうかがえます。
余裕がない
「心の余裕がない」(30代・沖縄県)
「余裕のなさ」(30代・岐阜県)
「恋愛するより他のことに時間を使いたいと思っている」(30代・愛知県)
アンケートに答えてくれたOggi世代の女性は、仕事に張り合いが出る時期。「仕事や生活で手一杯」、「心に余裕がない」という回答も多く見受けられたのは納得です。忙しさやストレスが続くと、恋愛に気持ちを向ける心の余白が生まれにくくなるよう。
「恋愛モードにはならない時期」というのは女性のリアルな状態とも言え、生活環境や精神状態が恋愛に対する意識に影響を与えていることがわかります。
理想が高い
「理想が高すぎるから」(20代・長野県)
「好きな人に求めるものが高かったり多い」(30代・愛知県)
恋人や好きな人に求める「理想が高い」、「条件が多い」という声も挙がりました。価値観や経験を重ねることによって、“自分が心地よく過ごすための基準”が明確になり、その結果“好きになれる相手が限られる”状態になりやすいと言えそう。
また、過去の恋愛体験が次の理想を形づくるケースもあるため、恋愛の入り口が狭まりやすい傾向も読み取れます。
自信がない
「自分に自信がない」(30代・千葉県)
自分自身の問題と言える「自己肯定感が低い」、「自分に自信がないから」という回答もありました。恋愛に踏み出すためには、相手と向き合う力だけでなく、自分の感情を受け止める心の強さも必要。そのため、自信の揺らぎは恋愛のスタートラインに少なからず影響するようです。
自分への不安や迷いが、素直に好きだと思えるプラスの感情を認識しにくくしてしまう背景となる様子がうかがえました。
好きな人を作るためにできることは?

前述の内容で、好きな人ができにくい背景について理解できた人もいるかもしれません。ここからは、「実際に好きな人を作るためにできること」についてリサーチした内容をご紹介します。次に動くためのヒントとして参考にしてみてください。
人との出会いを増やす
「いろんな場所や人と関わる」(30代・愛媛県)
「好きなコミュニティを探す」(20代・兵庫県)
「出会いの場に行く」(30代・群馬県)
「出会いの場や誘いに対してのフットワークを軽くすること」(30代・千葉県)
「合コンや街コンに行くことだと思う」(30代・大阪府)
「いろいろな集まりに顔を出す」(30代・神奈川県)
好きな人候補を見つけることが第一なので、「まずは多くの人との出会いが必要」という声が最も多く寄せられました。日常が職場と自宅の往復で単調になりがちな環境では、恋に発展するきっかけは生まれにくいはず。
友人の集まりに積極的に参加したり、趣味や興味のあるコミュニティに顔を出してみるなど“緩やかな行動範囲の拡大”が効果的です。無理をせず、自分が心地よいと感じられる場を増やすことで、自然と新しいつながりが生まれやすくなります。
マッチングアプリ
「マッチングアプリに登録する」(20代・宮城県)
現代の出会いの手段として一般的になりつつある「マッチングアプリを使った」という声も挙がりました。自分のペースで気軽に活動できる点や、最初から趣味・価値観がマッチした相手を絞り込めて、好きな人を見つける近道になりやすいのがメリットです。
しっかりとした出会いにつなげるには、プロフィールを丁寧に整える、相手の情報をしっかり確認するなど“安心してスタートする準備”がカギとなるでしょう。マッチングアプリは恋愛の入り口を広げるひとつの選択肢になっているので、上手に取り入れたいところ。
自分磨き
「可愛くなる努力をする」(20代・三重県)
「自分磨きをする」(30代・愛知県)
好きな人に出会うために「自分磨きをする」という声は多数ありましたが、恋愛のためだけでなく、自分の気持ちを整える効果があることもうかがえます。外見だけでなく内面も磨く意識で努力すれば、自己肯定感が育ち、気持ちも前向きになりますからね。
好きな服が素敵に着られるように体を整える、生活習慣を整える、趣味に時間を使うなど“自分を大切に扱う習慣”がポイントです。自信が芽生えると、人との関わり方も自然と柔らかくなり、恋愛への意識が前に動き始めます。
行動する
「自分から出会いを求めて積極的に行動する」(30代・愛知県)
「とにかく動く! でなきゃなにも始まらない」(30代・東京都)
まずは「とにかく動く」、「自分から声をかける」という能動的な姿勢を心がけるのも大事。相手に興味を示したり、少し勇気を出すことで関係が進むケースもあります。
この人かな? と少しでも感じる相手に出会えたら、挨拶や会話を増やす・良いところを言葉にするなど、小さなアクションを続けること。いきなり大きな一歩を踏み出す必要はなく、日常の中に“恋の入り口”を作る意識が、恋愛を自然と動かしていきます。
自信を持つ
「自分に自信を持つ」(20代・埼玉県)
人との出会いに向けて「自己肯定感を上げたい」という声も寄せられました。自信が揺らいでいると、人と関わる場面で遠慮が生まれ、恋愛に踏み出しにくくなる傾向があります。
改善したいなら、自分の得意なことに目を向け、その中で小さな成功体験を積んだりと心地よい時間を増やすなど“自分を肯定する行動”がカギに。内側が満たされると、恋愛にも自然体で向き合えるようになります。
人への興味関心
「相手の良いところに目を向ける」(30代・東京都)
恋愛は相手への関心や好奇心から始まるものですよね。相手を観察したり、良いところを見つけようとする姿勢があると、恋心も生まれやすいのです。
好きな人を見つけるなら「相手の話を丁寧に聞く」「小さな変化に目を向ける」など、人を知ろうとする意識を持つことから始めてみて。興味を向けるほど、その人の魅力が見えやすくなり、恋愛につながるきっかけが増えていきます。
外に出る
「外出する」(30代・徳島県)
家や職場だけの往復では、出会いのきっかけが限られてしまいがち。良い出会いを見つけるためには、まず外に出ることが大切です。気負うことなく、散歩やカフェなど軽い外出でも十分ですよ。
もし相手が見つからなくても、新しい景色や空気に触れるだけで気分が変わり、視野も広がるのがこの方法のいいところ。自然体で過ごせる環境が増えるほど新しい人との接点も生まれやすく、素敵な恋愛の入り口に立てるはず。
無理をしない
「無理につくる必要ないと思う。自信を持つことは大事。自分の人生についてくるので、 男女ともなく好かれることは必要」(20代・和歌山県)
好きな人が欲しいと思うとつい焦ってしまうこともありますが、「無理に好きな人を作ろうしなくていい」という声も見られました。また、焦りが強いときほど“選び間違え”が起きやすいという注意喚起も。
まずは自分のペースで人と向き合うことを大切にする。恋愛を義務的なものにせず、自分の生活や気持ちを整えたほうが、結果的に自然で良い出会いに繋がっていくはずです。
好きな人を探す前に、いちど自分と向き合ってみて
「好きな人が欲しい」と感じる瞬間は、寂しさや環境の変化など…何らかのきっかけによって、誰にでもふと訪れるものです。今回寄せられた皆さんの声からも、好きな人ができない理由は「出会いが少ない」「恋愛に気持ちが向かない」「ひとりの時間が心地よい」など、人それぞれの生活や心の状態が深く関わっていることがわかりました。
恋愛に対する気持ちは、意志だけで動かせるものではありません。心の余白や生活のリズムによって自然に変化していくものです。だからこそ、焦らなくて大丈夫。
好きな人を作りたいと思ったとき、まず大切なのは自分自身を整えること。心が満ち足りてくると、人への興味や出会いに対して前向きな気持ちが生まれやすくなります。
また、新しい場所に出かけてみたり、誰かの良いところに目を向けるといった、ちょっとした行動が“恋の入口”になることも。恋愛は、無理に始めるものではなく、自然と気持ちが動く瞬間から始まるのです。
心が優しく揺れ動いたとき、その先に目を向ければ、素敵な出会いが待っているはずですよ。
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